<TEACHER'S HIGHLAND CREAM>(ティーチャーズ ハイランドクリーム)…(2020.10.19)

極々近所に在る「拙宅の食糧庫」と戯れに呼びたい感の店で、過日思い付いてウィスキーを求めてみたという経過が在った。「時には…」と思い付いて、頂いてみたモノが思った以上に好かった…

↓そういうことが在ったので、また極々近所の店でウィスキーを求めてしまった…
19-10-2020 my one.. (5)

過日の“アイリッシュ”に対し、これは“スコッチ”だ。
19-10-2020 my one.. (1)

<ティーチャーズ>(TEACHER'S)はウィリアム・ティーチャーという人物が起こした会社だ。姓のティーチャー(TEACHER)に「'S」で所有を示すという、英語の店や会社等の名前によく在る型だ。<ティーチャーズ>というのは「ティーチャーさんの店」という程の意味だ…

「ティーチャーさんの店」と敢えて訳出したが、1823年に起こした会社の下で1830年代に入ってウィリアム・ティーチャーがグラスゴーで始めた商いは、現在で言うとバーのような店だったという。ウィスキーをブレンドし、それを店で愉しく呑んで頂くということだった。正しく「ティーチャーさんの店」という感じだったのだと想像する…そしてそのウィスキーをボトルに入れて「お持ち帰り」という営業も行っていたのだという。

その「ティーチャーさんの店」はグラスゴーで何店舗も出店し、「お持ち帰り」のボトルの売り上げも好調だった。そして1860年に至り、遂に酒造の免許を取得して自分達でのウィスキー造りに着手した。そして現在にも受け継がれる<ハイランドクリーム>という銘のブレンドウィスキーが登場した訳だ…

1860年?日本史で言えば「幕末の激動期」ということになるだろう。1860年は<咸臨丸>が太平洋を渡ってサンフランシスコに辿り着いた年で、幕府の大老が暗殺されるという<桜田門外の変>も発生している。序でながら…ロシアの歴史では、極東のウラジオストクの港と街が開かれたのが1860年とされている…

↓永い伝統を受け継ぐグラスゴーで愛されたウィスキーということだが…実に「ウィスキーらしい」というような感の芳香に魅せられる。そして最初に口にした時の当たりの好さを経て、スモーキーな味わいが奥の方に拡がってくるような按配…「美味い!」と思った。
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↓このラベル…記憶に留めたい…「美味い!」と思ったのだが、極々近所の店に並んでいた各種ウィスキーの中では「然程高価ではない…」という感だったのだ…
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↓相対的に高価でもない他方で「美味い!」という、永い伝統を誇るスコッチのブレンドウィスキー…好いモノと出会った…
19-10-2020 my one.. (4)

好いモノと出会うことは歓迎すべきなのだが…直ぐにボトルが空いてしまうのは少々困るかもしれない…

雲がやや多い…:稚内港北防波堤ドーム(2020.10.20)

早朝には、単純に未だ真っ暗なのか、雲が多いのか判然としない時間帯というモノが在るような気がする。その「判然としない」を通り越したような頃が、恒例の「極々短い散策」に出てみる頃合いのような気がする…

↓雲が多い朝だ…
20-10-2020 morning (2)

↓他方で、複雑に組み合わさって浮かぶ雲の「広めな隙間」が明るく、何となく面白い景観を創り出しているように思った…
20-10-2020 morning (3)

↓上空で雲は意外に強い勢いで流れているようだ…
20-10-2020 morning (5)

↓「極々短い…」という表現に違わず、海岸に佇んだのは短めな時間だが、光の様子は随分と変わった…
20-10-2020 morning (11)

10℃を切っていて、風が冷たい…何やら「冬の予兆」というような空気感が溢れるような感になって来た…