雨交じりであるような気がした他方、雨交じりなようにも感じられた早朝、辺りを一回り…文字どおりに「極々短い散策」に出てみた。
↓天候の故に「夜の残滓」が一層色濃く感じられる中、建物の通に面した辺りから漏れる灯りがひどく目立ち、街灯も眩しいような気がした。ここは宿泊施設の建物で、1階部分は大概は何時でも灯りが点いている…
↑不意に眩しいと思った街灯の辺りに在る看板を眼に留めた。「中央5条通」と大きく縦書き、下側に小さく「Chuo 5-jo dori」とアルファベットだ…
歩きながら2つのことを思った…
殆ど毎日のように歩く場所だが…「中央5条通」という呼称が通に与えられているということを気に留めたことが無かった。或いは「完全に忘れている…」という感だった…「あそこの道…」としか認識していなかったのだ。記憶しておこう…
更に…「Chuo 5-jo dori」が「不思議?」と思った。「チューオーゴジョードーリ」と日本語話者は判るかもしれないが、アルファベット表記を頼みにして、看板を見て目印にしながら辺りを歩く人は「Chuo 5-jo dori」をどのように読むのか?殊に「5-jo」だ…迂闊に「チューオー ファイヴ」とでも言えば、もう少し南の側に「中央5丁目」という住所も在るので、「中央5条通」と特定困難かもしれない…しかし、この場所に関しては「中央5条通」という、多分知名度が低い呼称を持ち出すよりも「あのホテルの入口の辺り」と言う方が判り易いと思うが…
そういうことを考えながら、湿っていた暗い早朝の街を少しだけ歩いて拙宅へ引揚げた…