
芋を主要な材料として造る蒸留酒の「イムゲー(芋酒)」という代物は、沖縄県内で盛んに自家製造されていたが、酒類製造に関する規制が厳格化されて行く中で廃れてしまった経過が在る。廃れてしまったのは大正時代の前半頃とされているようだが、それの「復活!」に沖縄県内の酒造会社が挑んだ。
既に石垣島の会社によるモノと宮古島の会社によるモノを頂いた経過が在る。もう一つ、久米島の会社によるモノも頂いてみる機会を設けることが叶った。
↓こういう具合に、ボトルを開栓して、愛用している大阪錫器のタンブラーに注ぐ時というのが、「初めて頂く銘酒」を口にする前の「心弾む瞬間」である…

久米島の「イムゲー(芋酒)」…米麹と甘藷(沖縄県の紅芋)で醪を造り、更に黒糖を加えて発酵を進め、それを蒸留して出来上がる…久米島のモノは材料の甘藷(沖縄県の紅芋)に由来する「仄かに甘い芳香」が「より強い」というように感じた。これは色々な種類の、芋を使った本格焼酎とも少々異なる。何とも名状し悪いものだ。
そんな香りと共に、スッキリと飲み易い「イムゲー(芋酒)」をゆったりと頂いた…自身では「専らストレート」で頂く。「何も加えない、何も引かない」という程度で非常に美味い!!それにしても…「呑み過ぎに注意…」と苦笑いをせざるを得ない。
↓とりあえずこのラベルを記憶しておきたい…

現在、この「イムゲー(芋酒)」は3つの会社で限定的に製造されているということだが…非常に美味いので、もっと流行って、もっと色々と出回るようになれば愉しいと思う。
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久米島の久米仙 IMUGE(イムゲー)25度 720ml [久米島の久米仙 くめせん / 4合瓶 四合瓶 / いむげー] |
