<花見小路>…(2020.12.21)

↓夕刻に宿から戸外に一寸出て、<花見小路>を歩いてみた…
21-12-2020 Kyoto in evening (2)
↑「祇園の風情」というようなモノが漂っているかもしれない…

↓方々からの夥しい数になる旅行者が溢れていた時期が少々続いたらしいが、月曜日でもあったので静かだった…
21-12-2020 Kyoto in evening (3)

こんな街並みを、特段に目的らしい目的も無く、一寸だけ歩いてみるというようなことをするのも悪くはない…
posted by Charlie at 02:40Comment(0)京都府

<八坂の塔>を見上げた夜…(2020.12.21)

「宿の直ぐ傍…しかしながら歩いていない?」と好奇心に駆られて<花見小路>という通を少しだけ歩いた…

そうすると建仁寺の境内の一部が「普通の道」のように通り抜け可能となっていて、<八坂通>に抜け出ることが出来た…

その<八坂通>は<東大路>と交差する。

↓交差点を少し過ぎた辺りの眺めだ…
21-12-2020 Kyoto in evening (10)
↑少し見入って写真を撮ってしまった…<八坂の塔>が暗い夜空に浮かび上がっている感だ…

3月にはこの<八坂の塔>が在る<産寧坂>を散策した経過も在った。「期せずして再訪?」とも思ったが…今般は「酷く動き回った日の夕刻に、極々短く…」という意図で歩いたので、敢えてこれ以上は坂を上らなかった…

或いは?「京都…」とでも聞けば思い浮かべるような光景かもしれない…
posted by Charlie at 00:35Comment(0)京都府

夜の建仁寺…(2020.12.21)

宿の傍、<花見小路>という通を何となく進んでみた…「寺の門?」というようなモノが視えたが、他の通行人が門を潜って直進したので、自身も進んでみた…

↓程無く足を停め、こういう様子を見上げてしまった…
21-12-2020 Kyoto in evening (6)
↑何か「京都…日没後…」とでも聞けば思い浮かべるような雰囲気だった…

↓思わず見上げたのは建仁寺の建物だった…
21-12-2020 Kyoto in evening (7)

そのまま進むと<八坂通>に行き当たり、左折して<八坂通>を進めば<東大路>に行き当たる。<東大路>を左折すると八坂神社の辺りに至る…

「寺の境内の一部が、普通の歩行者が進む道路」という状況…実は然程珍しくもないのかもしれないが、自身の「想像の枠内」からは少し外れる状況で些か驚いたのだった…
posted by Charlie at 22:23Comment(0)京都府

<心経宝塔>(しんぎょうほうとう)…:大覚寺 大沢池(2020.12.21)

↓大覚寺の大沢池の辺りで最も目立つ建物である…
21-12-2020 (5th)(visiting 7Daikaku-ji Temple' from Arashiyama) (20)

大覚寺は、正式には「旧嵯峨御所大本山大覚寺」と称し、「嵯峨御所」とも呼ばれる。

大覚寺の前身は、平安時代初期に嵯峨天皇が築いた離宮だった。876(貞観18)年に皇孫である恒寂入道親王を開山として開創したのが大覚寺ということになる。爾来、皇室との関りが深かった経過が在る。

↓この<心経宝塔>は嵯峨天皇の事績に因んで1967(昭和42)年に建てられたものであるという…
21-12-2020 (5th)(visiting 7Daikaku-ji Temple' from Arashiyama) (17)
↑大覚寺には「勅封」という般若心経が奉安されているという。これは弘法大師(空海)の薦めで嵯峨天皇が般若心経を浄書したというモノであるという。「60年に一度」ということで開封するそうだが、この<心経宝塔>は「勅封」から1150年を記念して建てたのだそうだ…

比較的新しい建物ということになるのかもしれないが、それでも「重い歴史」を偲ばせる…
posted by Charlie at 22:09Comment(0)京都府

竹林の“音”…:大覚寺 大沢池(2020.12.21)

大阪の大正に近い<京セラドーム大阪>―所謂「大阪ドーム」…―の傍に在る宿から、宝塚市内に出て、そこから大阪を経て好天の京都に至った…

嵐山からバスで向かう名刹、大覚寺には「有名で広大な庭」ということになる大沢池(おおさわのいけ)が在る。好天に誘われてこちらに入場して散策した…

↓竹林が設えられている一隅が在る…
21-12-2020 (5th)(visiting 7Daikaku-ji Temple' from Arashiyama) (24)

↓ここの竹林はマダケ(真竹 Phyllostachys bambusoides)であるという。かのエジソンが白熱電球を造った際に「日本の竹」をフィラメントに用いたとされるが、それがこのマダケなのだそうだ…
21-12-2020 (5th)(visiting 7Daikaku-ji Temple' from Arashiyama) (29)

北海道に住んでいれば、「竹林の眺め」というようなモノは「少し非日常…」ということになってしまうと思う。そういう訳でこのマダケの竹林に身を置いて空気感を満喫していた…と、何やら“囁き声”にしては「騒々しい?」という感の不思議な音が聞こえた…

↓見上げると、背が高い竹が大きく揺れていた…そして複数の竹の枝や葉のような部分が擦れ合うような感になり、不思議な音を発していたのだ…
21-12-2020 (5th)(visiting 7Daikaku-ji Temple' from Arashiyama) (26)

↓非常に不思議な音がしたので、暫し竹林に身を置いて「風待ち」ということをして音を愉しんだ…
21-12-2020 (5th)(visiting 7Daikaku-ji Temple' from Arashiyama) (28)

竹林で、時折吹き抜ける風に竹が揺さぶられて不思議な音を発するというようなこと…想像したことも無かった…

何か「意外!?」に出くわした…こういうのが愉しい!
posted by Charlie at 21:47Comment(0)京都府

西へ…東へ…:運行日誌(2020.12.21)

一般的には、旅の途次に在る場合であれば「夕食を愉しんでいる…」というような時間帯に相当すると思うが、既に宿の居室で寛いでしまっていた。「もう出ない…」と、宿の室内着に着替えてしまったという状況だ…

前日から「体力を使った後?」という感ながら「気力充実!」という感でもあった。高野山(=金剛峯寺)を訪ね、千歳橋を歩き、何か「以前から何となく関心が在って、なかなか寄れなかった場所を一気に…」という達成感が在る。“達成感”という程のことでもないのかもしれないが…

「遅すぎる昼食と早過ぎる夕食を兼ねて…」という前日午後の動きの後、「かなり早目?」という時間帯に寝入って、深く眠った。そして日付も変わった…

今日は、前日のように「未だ暗い早朝から…」ということこそしないが、朝の「街が動き始めている…」という感の時間帯には既に行動を開始した。宿を出て、些か馴染んだドーム前駅から出発である…

前日のように「宿と高野山を往復」という時間を要する移動を大胆にしたのでもない。が、「細かい移動」を積み重ねることとなった…

↓手近なモノを容れているバッグに手帳とペンが在って、一寸メモしておいた内容を写す…

ドーム前→尼崎(阪神)
尼崎→今津(阪神)
今津→西宮北口(阪急)
西宮北口→宝塚(阪急)
宝塚→清荒神(阪急)
清荒神→中山観音(阪急)
中山観音→大阪梅田(阪急)
大阪梅田→桂(阪急)
桂→嵐山(阪急)
嵐山公園→大覚寺(京都市バス)
大覚寺→松尾大社前(京都市バス)
松尾大社→桂(阪急)
桂→京都河原町(阪急)

↑京都でバスに乗車した場面では所謂「交通系IC」を利用―自身ではJR西日本系の<ICOCA>で、「阪神が発売したモノ」というのを何時も愛用している…―した。それ以外の列車は<阪急阪神1dayパス>という代物を利用した。

<阪急阪神1dayパス>は、阪神電車の駅で駅員さんに申し出ると売ってくれるカードである。阪急電車の駅でも求められるが…<阪急阪神1dayパス>は、商品名どおりに「阪急と阪神の全路線の列車を朝から夜まで丸一日利用可能」という“1日乗車券”だ…

大阪神戸間で集落を結んで軌道を敷設し、列車の運行を始めた阪神に対して、阪急は「最速で両都市を結ぶには最短距離!」と既存集落に拘泥せずに「直線」に近い軌道を敷設して列車の運行を始めている。そういう経過なので、両社の列車は南側に阪神、北側に阪急と並行していて、双方の会社の列車に乗車可能な利点は「やや薄い?」というようにも見える…が、今津・西宮北口間で両社の列車は連絡可能だ。他に、他会社路線を一部で利用すれば、両社の列車を結んでドンドン動き回ることも出来る。そして阪急は大阪・神戸間の他に大阪・宝塚間、大阪・京都間の路線も在るので、広域で動き回ることを可能にするのがこの<阪急阪神1dayパス>だ。

実は、関西に滞在する機会が生じた場面で、この<阪急阪神1dayパス>は何度も利用している。そこで今日は、阪神電車の駅に近い辺りに滞在していたことも在って、この<阪急阪神1dayパス>を利用することとしたのだ…

夏季にも関西方面に入った経過が在った。あの時は、酷く汗をかきながら歩き廻った。そして「やや暑さがキツいことは否定出来ない…故に無理はしない…」と、「訪ねてみようか?」と思い立った場所に出なかったというのも色々と在った。

今般?確かに酷く温かいのでもない…「当地として、この時季として、一寸寒い…」という状態であるとは思う。しかし、「積雪が無い…」という―フェリー下船後の仙台や塩釜、標高が高い高野山では在ったが…あれは今般のこれまでの中では例外的…―のは有難く、酷く温かいのでもないのと同時に、自身の感覚で「寒過ぎる!?」ということでもない。そこで「精力的に!」ということにもなる。

上記の経路?関西の名所に明るい方は、既にお気付きかもしれない…宝塚市内にある名刹、清荒神清澄寺と中山寺を訪ね、大阪梅田駅に出てランチを摂り、そこから京都に向かい、バス停や駅の何も採用されている大覚寺と松尾大社を訪ねてみたのだ…

そして京都の祇園に宿を求めた。一度、今年の3月にも滞在した場所で一寸気に入っていたが、空きが在ったのだ…明後日の朝まで居る…

この宿に落ち着き、多少空腹を覚えたので辺りを本当に「極々短く…」という具合に歩き廻って、極軽い夕食を摂って「何時でも御休み頂いて…」ということにしてしまったのだ…

さて、何を如何するか?「色々と考える」というのが、また愉しい…

日曜日の早朝…:阪神電車 ドーム前駅(2020.12.20)

高野山を訪ねてみようと、暗い早朝から動き始めた…

滞在していた宿の最寄駅から、高野山へ向かうには、大阪難波駅へ向かうのが好い…大阪難波駅への列車到着時に「南海線は御乗換えです」という案内放送も在るのだが、南海なんば駅から列車を乗り継ぐと高野山へ向かうことが叶う…

↓「日曜日の早朝」である…駅の灯りだけが暗い街に目立つような感だった…
20-12-2020 Osaka area (1)

↓吸い込まれるような感さえ抱く、少し長い感じのエスカレータだ…
20-12-2020 Osaka area (3)

↓ゆったりと地下へ下る…
20-12-2020 Osaka area (4)

↓エスカレータを乗り継いで、阪神電車の改札口が在るフロアへ下り続ける…
20-12-2020 Osaka area (5)

↓改札口だ…大都市圏では「よく在る感じ」な改札口である…
20-12-2020 Osaka area (6)

↓列車が発着するホームへ下りる…
20-12-2020 Osaka area (7)

↓ここもエスカレータが長い…
20-12-2020 Osaka area (8)

↓何となく「地底の大宮殿」というような想像をしてしまう…
20-12-2020 Osaka area (10)

↓ここもエスカレータを乗り継いで進む…
20-12-2020 Osaka area (11)

↓漸く軌道も現れた…
20-12-2020 Osaka area (12)

↓ホームに案内表示が在る…
20-12-2020 Osaka area (13)

↓やがて列車が現れた…
20-12-2020 Osaka area (16)

阪神なんば線の、大阪難波駅と結ばれる軌道が地下になっている部分は比較的新しい。故に「より深い地下」に建設したのだと見受けられる。そこで、こんなに何度もエスカレータを乗り継いでホームに至るようになっているのであろう…

こういうような地下駅の様子…何となく好きだ…このドーム前駅に関しては、極々短い時日ながらも「自身の最寄駅」として利用した関係で愛着も沸いている…
posted by Charlie at 06:57Comment(0)大阪府

金剛峯寺 本坊…(2020.12.20)

「ループ」のような構造が採り入れられているような軌道を進む列車は標高535mの極楽橋駅に至り、そこでケーブルカーに乗換えて急峻な山を標高867mまで上がると高野山駅だ。ケーブルカーが上る途中、辺りが雪に覆われている様子になった…

↓そして高野山駅からバスに乗って至った場所がここだ…金剛峯寺の本坊である…
20-12-2020 Visiting 'Koya-san' vol01 (22)
↑方々の通路で除雪作業も行われていた。流石に標高900mの山上である…

「金剛峯寺」という名称は、弘法大師が『金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経(こんごうぶろうかくいっさいゆがゆぎきょう)』という御経より命名したと伝わるそうだ。

上の画、「本坊」の辺りを“金剛峯寺”と通称しているように見受けられた。が、画の左側に掲げられた「総本山金剛峯寺」という公式名で呼ぶ場合には、「一山境内地」と称し、高野山の至る所が寺の境内地であり、高野山全体が寺というように考えられるのだそうだ。

↓貫禄が在る正門だ…現存する建物では最古で、1593(文禄2)年に再建されたモノが現在に伝わっているという…
20-12-2020 Visiting 'Koya-san' vol01 (23)

↓実に好い趣だ…
20-12-2020 Visiting 'Koya-san' vol01 (24)

↓貫禄が在る建物だが、屋根の上に桶が載っている…「天水桶」(てんすいおけ)と称する防火用水であるという…
20-12-2020 Visiting 'Koya-san' vol01 (25)

↓今般は「雪が在る様子」を視られて好かった…
20-12-2020 Visiting 'Koya-san' vol01 (26)

もっと朝早くに辿り着いてゆっくりする予定が、列車運行の事情で変更を余儀なくされ、何となく「慌ただしい訪問」になった感だった。が、これもまた「何れ、ゆっくり腰を落ち着けて来なさい…」という“導き”であったのかもしれない。

今般は「音に聞こえた」というような金剛峯寺と「初めての面会」という様子だったと思う…そして、それが叶って善かったとも思う…

<千歳橋>からの眺望…(2020.12.20)

<千歳橋>は、なかなかに「高い」場所になる…
20-12-2020 Osaka area (47)
↑<大浪通>を歩いて<千歳橋>に近付いた時、何度も足を停めて見上げてしまった。

画の階段の上に視えるのが橋へ通じる車輛用の道路の「取付部」で、北側に相当する。この北側取付部が334.2mであるという。橋そのものが365mで、渡った先に南側取付部が在るのだが、それは245mである。三者を合計した944.2mが<千歳橋>の「全長」である。

<千歳橋>は「延長が長い展望台」という感じでもある。眺められる景色が非常に好い…
20-12-2020 Osaka area (62)

↓風は微弱だったので、眺望をとにかく愉しむことが出来たが…強風であれば足が竦むかもしれないという程度に高い場所だ…
20-12-2020 Osaka area (69)
↑行き交う船に載せられる各種貨物を収める倉庫と見受けられる建物が手前に色々と在って、大正区の街並みが視え、奥には大阪の南側の繁華街に在る背が高い建物が見えている。かの<あべのハルカス>は目立つ…

↓「橋の形」が酷く面白いので
20-12-2020 Osaka area (64)

↓こういう「眺望」も好いので、望遠系のレンズで色々と撮るのも好いのかもしれない…
20-12-2020 Osaka area (72)

大正駅周辺から徒歩で40分かそれ以上を要した場所だった。路線バスなら15分弱だったと思う…「非常に好い場所」が一つ加わった…
posted by Charlie at 02:46Comment(0)大阪府

<千歳橋>…(2020.12.20)

↓巨大な「鋼鉄の龍」というような存在感だと思った…
20-12-2020 Osaka area (50)

↓長いスロープで上り下りするようになっている車輛用の道路と、脇の階段やスロープで上り下りするようになっている歩行者や自転車が通る部分とが組み合わさった橋梁である…
20-12-2020 Osaka area (46)

↓この橋…「歩いて渡ることも出来る」と聞き及んでいたので、歩いてみたかったのだ…
20-12-2020 Osaka area (56)

↓「海の上」ではあるが、丘陵や小さな山に設えられた坂道か何かのような感じもした…
20-12-2020 Osaka area (58)

この<千歳橋>は、<大浪橋>の在る東西に延びる通が西側―その先は海…―に行き当たったところで南側に延び、<千歳橋>を経て東へ延び、南北に延びる通に交わる。結果的に南北の<大正通>と東西の<大浪通>を核に「大きな環のような道路網」が地区内に形成された。車輛の流れが向上したようだ…

↓こうして見上げると本当に巨大だ…
20-12-2020 Osaka area (61)
↑延長は365mにもなるそうだ。2車線の車道と片側の歩道という橋梁である。

↓2003(平成15)年に竣工したそうだ…
20-12-2020 Osaka area (65)

こういうモノを眺めるべく歩き廻る…実に愉しい!!が…何となく眺めた地図をうろ覚えで、「とにかく!」と歩き、渡った先では「徒歩の復路は、他の動きとも相俟って、ややキツい?」と適当にバス停を見付けて、宿の傍まで路線バスで引揚げた…
posted by Charlie at 20:37Comment(0)大阪府

山へ…海へ…:運行日誌(2020.12.20)

大正駅に近い辺り、阪神なんば線のドーム前駅は更に近いという宿での滞在は今晩までである。明朝に離れるのだが…「何時でも御休み頂いて構いません…」の態勢に、早めな時間帯から入ってしまった…とりあえず寛いでいる…

前日は酷く深く眠って、気付くと日付が改まっていたという感で迎えた日である。

「訳が判らない程度に“深く”?」という程度に眠ったような気もする。深夜に起き出し、以降は身体を休めるか、起き出すかを繰り返していた。或いは「出先の宿ではよく在る…」というような具合かも知れない…

昨日、根来寺や朝護孫子寺を訪ねた後に思った…山に開いたというような名刹を訪ねてみるというようなことは「えい!やっ!」と勢いを加えて「この機会だ!行ってしまえ!」と動いてみなければ、多分相当長期に亘って訪問機会等は設けることが叶わないであろう…

根来寺は大阪府最南部と和歌山県北東部との間の山に在る…朝護孫子寺は急峻な信貴山を上るように開いた道に踏み入るような場所に在る…そういうことなら?かの高野山の金剛峯寺というのも、標高900m近い山の上に「宗教都市」という感で開かれて、営々と営みが続く場所で、「地図上で街と金剛峯寺を直線で結ぶ距離」の何倍もの「山に築かれた回り道」を進んで訪ねるということになり、意外に訪ね悪いかもしれない。

昨日の午後、信貴山から宿へ引揚げる途中、思い付いて南海のなんば駅に立寄った。なんば・高野山を往復する乗車券と、高野山でのバスの1日乗車券とがセットになったモノが在ると聞き及んでいたので、それを求めたのだった…

「高野山を訪ねる」となれば、事前に慎重に計画を練って、1泊か2泊かの時間を取って出掛けるべきなのかもしれないが…「片道2時間前後?根来や信貴山を想えば、列車の本数は多い感じ…楽に日帰りも可能であろう…」と、無計画に「とにかく訪ねたいのだ!」と出掛けることにした…

「とにかくも早く現場に着いて…後は何とでも…」と早朝の暗い時間帯、早速に阪神なんば線で大阪難波駅に出て、南海のなんば駅から6時に出る列車に乗込んだ。“急行”は途中の堺東駅に直ぐに着いたが…少し先の百舌鳥八幡駅で「人身事故…」とのことで、列車は堺東・なんば間の折り返し運転というようなことになってしまった…

「或いはなんば駅へ引揚げて、明日にでも改めて?」と思わないでもなかったが、駅員さんによれば「“人身事故”は、通例では1時間から1時間半で運転が再開になって、暫くはダイヤが乱れるものの、やがて復旧」ということらしい。ゆったり座っている場所も見当たらないので、改札を一寸出て、駅周辺で過ごすこととした。駅前にネットカフェが在った。南海電車の運行情報を随時視て、ゆったりと過ごしていた。午前8時を少し過ぎた頃に「電車が止まっています」から「電車の運行が乱れています」に切り替わったので、ネットカフェを出て駅に向かい、「事故で列車が停まってしまったので外で待っていた」と切符を駅員さんに見せながら申し出た。そして無事に列車に乗った…

なんば・堺東間から、列車が停まった区間や、その先の高野山へ向かうという人が「溜ってしまっていた」という感じで、高野山へ向かう列車は少し混み合った…

大阪府を斜めに南下するような感じで和歌山県内の橋本駅に着くと、高野山を上る区間になる。その区間の最後はケーブルカーに乗換えるようになっている。ケーブルカーが山を上り始めて少しすると、辺りに「白」が目立った。雪が些か降ったようだった。

積雪は少し在ったが、天候が好転していて、雪は融ける過程に在った。屋根の上で凍り固まったような雪の塊、実質的に氷塊が派手な音を立てて、軒から歩道に落ちる様子も見受けられ、通行人が「危なかった…」とか「怖い…」と驚く様子も見受けられた。

実際には「大規模な寺院或いは寺院群が形成された場所に町が起こって…」ということなのかもしれないが、何か「街そのものが寺になってしまっている…」というように感じないでもないような独特の様子が見受けられた…

高野山訪問関係のことは、追って色々と纏めてみたい…

昼食には遅過ぎる午後3時前に宿に引揚げ、実は昼から営業している、馴染みになった「沖縄酒場」を訪ねて「遅過ぎなランチ兼早過ぎなディナー」を愉しんだ。そしてその足で大正区内を散策だ…

徒歩ではやや遠目な、<千歳橋>という巨大な、そして歩行者も歩くことが出来るという橋梁を眺めて渡ってみるなどした。そこから、路線バスを利用して宿の傍に引揚げた訳だ…

こんな具合の「全くの随意…」という過ごし方は好い…かなりの距離を歩き廻ってしまった感なのだが…とりあえずは寛いで回復を図る…

「通天閣本通 OSAKA SHINSEKAI」…(2020.12.19)

↓「大阪に在る…」とより強く意識するような眺めである…
19-12-2020 Osaka in evening vol02 (9)
↑夜空に輝く<通天閣>…「鉄骨の塔に灯りを仕込んでいる」という代物であるとは思うが、何か「輝く街の存在感」が点っているというように思える場合も多い…

<通天閣>の辺りは、或る種のテーマパークのような<新世界>という場所だった経過が在って、「新世界」という呼称は、この界隈の通称というようになっている。

この新世界の界隈の感じが「大阪らしい」のか否かについて、自身では余り判らない。「多分に創られたイメージ?」であるような気もする。しかしそれでも、この画のような具合に<通天閣>を見上げて「またこの大阪に御邪魔しました…」と、輝く塔に御挨拶してみたくなる…

夕食を愉しんだ後、「一寸…」と近くに足を運んで見上げてしまったのだった…

マンホールの蓋…:大阪市浪速区(2020.12.19)

↓何となく足元を視て、カメラを向けた…
19-12-2020 Osaka in evening vol01 (30)
↑大阪で「街のシンボル」というような感でもある「大阪城天守閣」のイラストがマンホールの蓋に採用されている…こういうモノ…意外に好きだ。何かのキャラクターを採用するような感じよりも、名所等のイラストを採用しているような例がより好きである…

これを見掛けた場所は、これもまた「街のシンボル」というような感である<通天閣>の近くだった。或いは「マンホールの蓋に<通天閣>」というのも「面白い?」と勝手に思っていたが…

最近の“事情”の故も在って、<通天閣>を擁する<新世界>と呼び習わされる辺りは少し静かな感じではあった…
posted by Charlie at 02:23Comment(0)大阪府

夜…:大正駅(2020.12.19)

宿に連泊しているような場合、動き回ってから宿の最寄り駅等に至ると「戻った」ではなく「還って来た」というように感じている場合が在る。

↓夜、と言って遅い訳でもないが…大正駅に至り、こういう様子を眼にした時、「戻った」ではなく「還って来た」というように感じていた…
19-12-2020 Osaka in evening vol01 (32)
↑夕食後に列車を利用して新今宮駅まで向かい、辺りをほんの少し歩いて、また列車で引揚げた。左の列車は後尾側で、最後尾に乗車していて、下車後に何となく眺めていた。右側は<関空/紀州路快速>と呼び習わされている列車だ。前半4輛が関西空港と大阪とを往来し、後半4輛が和歌山と大阪とを往来する。両者は途中の日根野駅で切り離し、または連結を行う。

大正駅は大阪環状線の駅だ。大阪環状線は、環状線をグルグルと列車が廻っているというだけではない。関西空港、和歌山、奈良というような辺りと大阪とを結ぶ列車も通っている…

本当に「何となく…」という感であるが、この大正駅の使い勝手に「馴染んだ?」というように感じる。そして他所にこうした「馴染んだ?」という駅が増えるのは、何となく嬉しい…

加えて、「一寸出る…」という場面で何となく駅へ行って列車を利用するという「“最寄り駅”を意識する」というような感覚も好い…
posted by Charlie at 02:09Comment(0)大阪府

<おほなみばし>(大浪橋)…(2020.12.19)

拙宅に在っても、出先に在っても、「早めに眼を開けた…起き出してしまった…」という場面では“極々短い散策”と称して、カメラを提げてその辺を歩き廻ることを好む…

滞在中の宿は「大阪市西区」という住所だが、大正駅に近い。自身のような、「他地域から訪れている、些か不慣れな者」は「大正区の一部?」と思い違いをするような位置関係だと思う…

“大正区”というのは昭和に入ってから成立した行政区である。川や運河に囲まれた「半ば島…」という地形で、利便性向上のために橋梁を整備していた。<大正橋>が完成し、何か「地区の象徴」というように目立っていた。そこで行政区が成立しようとする時に「“大正橋区”は如何か?」ということになったが、「3文字の区名か??」という話しになって“大正区”になったそうだ。

そういう場所なので、辺りを歩けば「橋が在る光景」というのに出くわす。そしてそれらがなかなかに好い感じかもしれない…

↓こういう貫禄が在る橋に出くわした…
19-12-2020 Osaka area (8)
↑早朝の暗い時間帯でも、JRの軌道も渡っている木津川に架かる武骨な鉄橋はやや目立つ。橋の脇には歩道も在って、出られるようになっていたので出てみれば<おほなみばし>という銘が在った…

<おほなみばし>は感じでは「大浪橋」と書く。この漢字は「おおなみばし」と読む。<おほなみばし>は“旧仮名遣い”だ…

この橋は1937(昭和12)年に開通しているモノであるという。なるほど“旧仮名遣い”も在った時期である…

大正区と隣の浪速区とを結ぶ大浪通という道路を整備する中で登場した橋で、両区の頭文字を採って<大浪橋>と命名された訳だ…

↓休日である土曜日の早朝、未だ暗い時間帯で交通量は少なく、車輛往来が途切れる場面も見受けられたが、大正区と浪速区とを結ぶ、市内の道路としては“幹線”という感なので橋も幅が広く視える…
19-12-2020 Osaka area (9)

この橋の幅員は21.7mだそうだ。竣工当初は19.4mであったものに、後年に歩道部分を増設して21.7mになったのだという。橋の長さは81.5mだ。

↓設計が手掛けられた頃に問題になったのは、「橋は要るが、橋桁が船舶航行を妨げても困る…」ということだったそうだ…81.5mもの橋だが、船が行き交う部分に橋桁は無い…
19-12-2020 Osaka area (10)

↓現在では近くの大きな建物の陰にもなってしまっているが、登場した頃には相当に目立ったことであろう…
19-12-2020 Osaka area (11)

こういうモノを眺めるのが酷く好きだ!
posted by Charlie at 21:24Comment(0)大阪府

動き回った…:運行日誌(2020.12.19)

“連泊”ということにした宿で寛いでいる…

前夜は「寝付けない夜…」を過ごし、眠ったり起きたりを繰り返している中で早朝を迎えたような感である…

稚内・名寄・旭川・滝川・岩見沢・札幌・苫小牧と列車を乗り継ぎ、苫小牧・仙台を海路で移動し、中野栄・本塩釜・仙台と鹽竈神社を訪ねてみて、仙台・東京・新大阪を新幹線の列車を乗り継いで一気に駆け、新大阪・大阪・大正と移動して現在に至っている。「大正の辺りに宿を求めてみた」という“理由”である「沖縄酒場」にも寄って“沖縄そば”も頂いた…

傍目には「だから??」というようなことなのかもしれないが、何か「達成感!!」というようなモノで非常に昂っているのかもしれない。そのうち、身体を動かして、休息が必要ということになれば、ぐっすりと長目に眠ることにもなるであろうと、「無理に眠る?」ということもしない…

そういう訳で…朝から木津川の橋を眺める「極々短い散策」を愉しみ、精力的に動いた…

和歌山方面への列車で和泉砂川という泉南市内の駅へ向かい、ローカルな感じで運行本数も少ないバスで、和歌山県岩出市の根来寺を訪ねた…

根来寺の後は和泉砂川駅に引揚げて列車に乗り、天王寺に出て奈良行に乗換えて王子に向かった。王子でも概ね1時間に1本という運行のバスで信貴山朝護孫子寺を往復した…

信貴山朝護孫子寺の後は王子・JR難波間の列車を利用し、そこから南海の駅に道草した後、阪神なんば線の列車でドーム前駅、宿の最寄り駅に辿り着いた…

宿で一息の後は<TUGBOAT_TAISHO>で食事を愉しみ、そのまま新今宮駅に出て通天閣を眺めて来た…

何やら…「酷い移動距離…」という感じだが…随意に過ごして構わない状態で何処か他所の地域に在ると、「動きたくて仕方がない…」という症状に陥ってしまうのだ…

仔細は何れゆったりと…根来寺や朝護孫子寺というような場所は、思い立ってもなかなか行けない…少し思い切ってみた…何れも「少し深く分け入った…」というような場所だ…

そんな場所に至ることが叶う時間を設けられた…非常に好いことだ…が、流石にかなり動いたので、前夜の眠りの按配に鑑みて「何時でも御休み頂いて結構です…」の態勢にしている訳だ…

美深駅にて…(2020.12.17)

↓概ね順調に南下を続けた列車は美深駅に停車した…列車の終着となる名寄駅の少し北側だ…
17-12-2020 Train trip vol01 (26)
↑「縦書き・平仮名」の駅名標は方々で見受けられるが、JR北海道のモノは下側にビール会社の広告が入っていて、少し独特だ…

「単線区間」では時々発生するが…反対方向を走っている列車が多少遅れ、列車がやや長く駅で停車し、行違う列車を待つ場合が在る…

↓美深駅でそれが発生し、約8分間停車の見込みということになったので、少々外気に当たってみた…
17-12-2020 Train trip vol01 (23)
↑列車の走行時に粒子が細かい雪を跳ね上げるので、列車の後尾に雪が貼り付いてしまう現象が発生している…北海道以外の地域で見掛けた記憶は無い…

↓停車中に、貼り付いていた雪が多少は剥がれる…
17-12-2020 Train trip vol01 (25)

↓走っていたのはキハ54の501号車だった…車両側面に「宗谷線」というボードが掲出されている…
17-12-2020 Train trip vol01 (27)

↓運転士さんが陣取る運転台になる正面側は、雪が貼り付き悪く、正面の視界は確保されている。遠くに行き違いの、少し遅れてやって来た列車が視えて来た…
17-12-2020 Train trip vol01 (29)

↓名寄以北の普通列車は専らキハ54だが、行き違いの列車もそうだった…
17-12-2020 Train trip vol01 (30)

↓行き違いの列車が通り過ぎた…
17-12-2020 Train trip vol01 (31)

程無く、扉も閉まって列車は名寄駅を目指してまた進み始めた…「冬の北海道で鉄路を往く」という情感が溢れるような景色だ…

<Smoking Area>:雪の早朝に…(2020.12.17)

↓雪が断続していた中、何となく通り掛かった…
17-12-2020 Train trip vol01 (6)

↓こういう具合に、稚内駅の脇に在る…
17-12-2020 Train trip vol01 (4)

意外な頻度で辺りを通るが、早朝の列車に乗る日には、何となく独特な見え方をするかもしれない…何時も「こんな様子」を眺めてから、長い道程の移動が始まるのだ…

一杯の泡盛…一杯の<ソーキそば>…:<きじむなーの森>:<TUGBOAT_TAISHO>(2020.12.18)

大正駅に近い辺りに宿を求めてみたのは、再訪してみたい店に近いからである…

稚内から列車を乗り継いで苫小牧へ…苫小牧からフェリーで仙台へ…仙台から列車を乗り継いで大阪へ…長い道程だった…

↓宿に入った後、再訪してみたい店に無事に至り、「安着祝い」と称して一杯だけ…
18-12-2020 evening, Osaka (17)
↑泡盛の<菊の露>をロックで…所謂“琉球ガラス”のロックグラスが好く、“お通し”も酒に合った…

↓夜はこういう具合に視える場所には在る…
18-12-2020 evening, Osaka (22)

↓<TUGBOAT_TAISHO>の中へ…
18-12-2020 evening, Osaka (15)

↓こんな階段を上がる…
18-12-2020 evening, Osaka (20)

は2階の奥だ…
18-12-2020 evening, Osaka (16)

↓美味い「沖縄そば」を…これは<ソーキそば>という。<ソーキ>という豚肉の煮込みが大胆に入っている…
18-12-2020 evening, Osaka (19)
↑昆布が使われているのも面白い…確か…薩摩が琉球から漢方薬の材料を仕入れて北陸地方に売り、北陸地方で仕入れた昆布を琉球へ…北陸地方の昆布は蝦夷地から入っている…そんな歴史も在った筈だ…

嚙めない豚肉の骨の部分以外は、麺もスープも具材も確り完食…時にはこんな「沖縄そば」も好い!嬉しいことに、店主氏も私を覚えていてくれた。また寄りたい…
posted by Charlie at 03:31Comment(0)大阪府

本参道…:鹽竈神社(2020.12.18)

仙台港のフェリーターミナル前から仙台駅へ向かうバスに乗車すると、程無く仙石線の中野栄駅に着くので、そこで下車する…中野栄駅で列車に乗って本塩釜駅へ向かった…

本塩釜駅から10分も歩けば、鹽竈神社(しおがまじんじゃ)の本参道に至る…雪が降り積もった後であったようで、それも“北海道的”に観れば「積雪期としては中途半端に高い気温」という中であったようで、半ば凍ったようなベタベタの雪が足元に貼り付いているような「好くない状態」に陥っている中だった…

↓辿り着いた…
18-12-2020 Shiogama, Miyagi pref (3)

↓鹽竈神社は「陸奥国一宮」という、なかなかに由緒が在る神社だ…
18-12-2020 Shiogama, Miyagi pref (2)

↓文字どおりに「見上げるような…」という感の石段が設えられている…
18-12-2020 Shiogama, Miyagi pref (5)

↓足元の状態が好くない中、多少は慎重になったが、それでも存外にキツい感は否定し悪かった…
18-12-2020 Shiogama, Miyagi pref (8)

↓見上げていた門の全容が視える辺りまで至ると、「御蔭様で辿り着きました…」と、来られたことに感謝してみたいような気分になった…
18-12-2020 Shiogama, Miyagi pref (9)

こういうように、興味を覚えた場所へ歩いて、漫然と訪ねてみるようなことをするのが酷く愉しい…
posted by Charlie at 00:43Comment(0)宮城県

フェリー<きたかみ>…:苫小牧港(2020.12.17)

苫小牧港でフェリーに乗船し、仙台港を目指すこととした…

↓フェリーターミナルに着き、手続きを済ませて乗船を待つ間、ターミナルのデッキに出て船を眺めた…
17-12-2020 trip on ferry 'Kitakami' from Tomakomai (15)
↑大きい…

<きたかみ>は2019年に就航した船で、主に苫小牧・仙台航路で運用されている。全長192.5m、幅27m、総トン数13,694トンだという…

↓次々と車輛が積み込まれていた…
17-12-2020 trip on ferry 'Kitakami' from Tomakomai (17)
↑名古屋港を母港としている。船を運用している会社は苫小牧・仙台・名古屋の3港を結ぶ航路を運航している…

10,880馬力のエンジンを2基搭載し、最大速24ノットという性能であるという。通常は概ね20ノット程度で航行しているのだという。

↓屋根に覆われた、画の手前の通路を通って乗船することになる…
17-12-2020 trip on ferry 'Kitakami' from Tomakomai (20)

苫小牧・仙台間は概ね300海里、約560㎞であるという。20ノットは時速40㎞程度なので、15時間の航海ということになる。(国境を越える稚内・コルサコフ間の概ね3倍もの長さだ…)

「15時間の航海」だが、快適な船室で休む一夜ということになり、船内は大浴場も設けられ、食事も愉しむことが出来、なかなかに好い旅だ…

323系電車…:大正駅(2020.12.18)

「仙台市内 - 大阪市内」という乗車券を仙台駅で求め、新幹線の列車を乗り継いで一気に夕刻の新大阪に至った…

宿を求めた大阪環状線の大正駅を目指すべく、在来線の列車を乗り継いだ…

↓大正駅に辿り着いた…
18-12-2020 evening, Osaka (7)
↑少し混み合っている感も否めなかった車内…とりあえず抱えるように荷物を車内に持ち込んだので、ホームに出て態勢を整えながら停まっていた列車を眺めた。JR西日本のエリアでは比較的多く見掛ける女性の車掌が乗務していた…

↓2016年に初めて登場したという、新しい323系電車が活躍していた…
18-12-2020 evening, Osaka (8)

こういう様子を何となく視るのも愉しい感じだ…
posted by Charlie at 00:39Comment(0)大阪府

<はやぶさ>…:仙台駅(2020.12.18)

↓仙台駅の新幹線ホームに列車が現れた…
18-12-2020 Train trip (14)

↓次第に減速する…
18-12-2020 Train trip (15)

↓E5系の特徴的な先頭車の姿が視えた…
18-12-2020 Train trip (16)

↓全車輛が「指定席」である旨、繰り返し案内放送が車内に流れていた…
18-12-2020 Train trip (17)

盛岡で秋田から来る<こまち>を連結し、計17輛を連ねて走る列車だ…仙台を出ると大宮、上野、東京の順で停車する。要は、仙台以南は首都圏のみの停車になってしまう…
posted by Charlie at 21:24Comment(0)宮城県

長い道程…:運行日誌(2020.12.18)

「小さ目で安価…」という部屋の宿が存外に好きなのだが…そういうタイプの場所に在る…随分と長い距離を移動したことになる…

フェリー船内で日付が変わったことを知った。夜に出航し、朝に到着する船なので当然のことであろうが…眠気に抗わずに早めに休み、気付けば日付が変わっていたという状況だったのだ。

全長192.5m、幅27m、総トン数13,694トンというフェリー<きたかみ>に乗船した。2019年1月に就航したそうで、マダマダ新しい感じの船だ。10,880馬力のエンジンを2基搭載し、最大速24ノットという性能であるという。通常は概ね20ノット程度で航行しているのだという。

フェリー<きたかみ>は名古屋港を母港としているようではあるが、専ら苫小牧・仙台間の「夜行」の航路で運用されているようだ。苫小牧・仙台間は概ね300海里、約560㎞であるという。20ノットは時速40㎞程度なので、15時間の航海ということになる。(国境を越える稚内・コルサコフ間の概ね3倍もの長さだ…)

苫小牧駅から250円の路線バス、約15分程度でフェリーターミナルに着けば巨大な船体が視えた。ターミナルで手続をして、乗船開始を待つ。午後7時出航の船に、午後5時半から乗船出来るようになっている。

乗船すれば、大浴場―250円のハンドタオルを求めて使った…―を利用し、夕食―バイキング方式のモノで、食券を求めて船内レストランを利用する…―を愉しむ。そうしていた間に出航だ。苫小牧駅のコンビニで求めたウイスキーを一寸呑み、暗い苫小牧港を船が存外なスピードで離れる様を眺めていた。そうやって出航する様子を視て、後は<エコノミーシングル>と名付けられた船室で休み、時折は適当に船内を歩き廻って過ごすという訳だ。

昨年、横浜駅・出雲市駅間で<サンライズ出雲>という夜行列車の個室寝台に乗車した。フェリー<きたかみ>の<エコノミーシングル>は、あの夜行列車の個室寝台のような設えだと思うが、アレよりもゆったりしている。安価な、細長い「寝るだけ…」という部屋の宿泊施設が、そのまま海上を移動しているかのようだ。勿論、船内には様々な場所が在る訳で、他がどういう具合かは経験していないが…

海の状況が普通に平穏なのだと思うが、列車に乗っているのと大差が無い感じで然程「揺れ」も気にならない。

そして朝の時間帯を迎えた…

苫小牧から仙台へ南下している場合、右側が奥州の山河で西に相当し、左側が大洋で東に相当する。午前6時を少し過ぎた辺りで東の大洋の側が明るくなって来た。低空にやや雲が多目であったが、雲の隙間に朝陽が上ったのは午前6時45分をやや過ぎた辺りだった…

その朝の様子は、甲板に出る、中に入るを繰り返しながら眺めていた。大洋が明るくなり、奥州の山河から夜が拭われる…そんな様子が好かったが、流石に洋上の風は冷たく、身体に些か刺さる感は否定し得なかった…

仙台には定刻の10時よりも些か早い程度で順調に到着した。仙台周辺は若干の雪に見舞われた経過が在ったと見受けられた…

その後、仙台駅へ向かうバスに乗車し、途中の中野栄駅で下りた。そこからは本塩釜駅へ列車で移動した。鹽竈神社(しおがまじんじゃ)を訪ねてみたかったのだ。

鹽竈神社は、長くやや急な石段の本参道から入って、東参道側から出て来るという形で訪ねてみた。「陸奥国一之宮」という由緒を誇る社である。なかなかに貫禄が在った…

好天な中で鹽竈神社を訪ねて満足し、仙台駅へ移動した。仙台駅では「ここから如何する?」と考えた…

その結果、「とりあえず大阪へ…」と思い立ち、大阪で滞在する宿をネットで予約し、新幹線の列車を2本乗り継いで新大阪駅へ出るということを思い付き、仙台駅の窓口で切符を求めてしまった…

2本の列車は何れも「速達性重視」という停車駅が少な目の列車である。何か「飛んでいるような…」という気はしたが、それでも軌道上を走行している訳である…

<はやぶさ>と<のぞみ>という、JR東日本とJR東海とが各々「看板」のようにしている列車で仙台・東京・新大阪を一気に駆け、新大阪駅から大阪駅に出て、大阪環状線で大正駅に向かい、宿に入ったのだ…

大正駅の辺り…以前に「沖縄酒場」という場所で食事を愉しんだ。再訪したいと強く希望していたが、無事に再訪が叶って“沖縄そば”を確り頂いた…

結局…「空路」を利用せず、鉄道と海路とで稚内から大阪に到達してしまった…妙なことを仕出かしたものだ…

海へ…:運行日誌(2020.12.17)

苫小牧駅の極近く、商業施設内のカフェで一息入れている…

「早めに出よう…」ということが念頭に在ったにせよ、「早過ぎ…」という時間帯に眼を開けて起き出してしまった。<Qグレード認証 コロンビア>を淹れて、居室で悠然と過ごした…芳香と味わいとが非常に好い感じだ。

戸外の様子を伺う…氷点下5℃程度の冷えた感じが継続中だった。雪が断続し、少しばかり積もっている。一部の道路で除雪作業もやっている様子が伺えた…

こういう「ありきたりな冬の早朝」という状況ではあるが、この状況から「如何なる?」という感で、自身でも自身の行動を精確に予想し悪い…

例によって、前日に用意しておいた<青春18きっぷ>を手に、早朝5時台に稚内駅からキハ54の一輛運行による普通列車に乗込んだ…

実は、一昨日や昨日は「雪の影響」で列車運行の様子が乱れてしまっていたということが伝えられていた。それが気に掛っていたが、然程の影響も無く、稚内・名寄間を進んだ。

名寄では<青春18きっぷ>ではなく、敢えて乗車券と特急券とを別に求めて旭川へ移動した。列車の本数が少ない…そうでもしないと、名寄と旭川とで長い待ち時間が連発して、ドンドン進んでは行けないのだ…

旭川では直ぐに滝川へ向かう普通列車が待機していて、それで滝川に着けば岩見沢に直ぐ向かえる…

岩見沢に着いてみた。異様に雪が多いような感であった。列車運行の乱れが生じてしまう場合の「アレな…」という話しになる、岩見沢辺りに雪が多い現象が発生してしまっていた…

岩見沢と言えば…「札幌方面を経ずに苫小牧へ南下」という路線の起点になっていて、少し待てばその「苫小牧行」に乗車出来る筈なのだが…「大雪の影響」というようなことで、運休になってしまっていた…

そういう訳で…岩見沢から札幌に出て、札幌から千歳線の列車に乗り、「札幌方面を経ずに苫小牧へ南下」というようにした場合よりも小一時間多く要した形で苫小牧に至った。

苫小牧方面…岩見沢方面で視た積雪が「嘘!?」のようだ…全然、積雪が視えない感じだ…雪の量や天候の感じが移ろう様を眺めながら、稚内から苫小牧まで列車を乗り継いで移動した…

これから?バスに乗る…苫小牧港へ向かう。海に出るのだ…フェリーに乗る。

ということで、ここまでの動きを綴ってみたのだった…