「緩急の“緩”」という意図が無いでもなかったのだが…「それなりに…」という程度には精力的に過ごしたということになるのかもしれない。
実際、何となく眠い…こういう場合は「何時でも御休み頂いて…」と寛ぐに限る…
眠る…起きる…また眠る…また起きる…という中で午前6時前になり、悠然と支度をした朝だった…
前日、東寺を訪ねようと近鉄の駅に寄った際に視付けた。「前日までに購入」ということになっている、「3日間(近鉄)全線フリー」の切符だ。近鉄の場合、特急列車は別料金の特急指定席券を求めなければならないが、それさえ求めれば乗車可能であるという乗車券だ。
この「3日間(近鉄)全線フリー」は3千円だ…例えば、大阪難波・近鉄名古屋間は運賃が2410円だという。この区間なら、実際には特急券を追加すると思うが…とりあえず名古屋にでも出る意図が、或いは名古屋を経て更に進む意図が湧いたのであれば「名古屋へ向かう場面で使う」ということにしておけば、この券は非常に有効だ!
この<近鉄 3日間全線フリー>の切符を求めて、もう少し近鉄の列車が動いているようなエリアに身を置くことにしたのだ。
↓この<近鉄 3日間全線フリー>を手に、以下の動きだ…
祇園四条→丹波橋(京阪)
丹波橋→大和西大寺(近鉄)
大和西大寺→近鉄奈良(近鉄)
近鉄奈良→大和西大寺(近鉄)
大和西大寺→筒井(近鉄)
筒井駅→法隆寺前(バス)
法隆寺前→筒井駅(バス)
筒井→大和西大寺(近鉄)
菖蒲池→大和西大寺(近鉄)
大和西大寺→近鉄奈良(近鉄)
結局のところ…京都から奈良へ居所を遷し、奈良で少しだけ動き回った…
当初は京都で滞在した宿の最寄駅の一つで移動を開始し、直ぐに<近鉄 3日間全線フリー>を手に丹波橋から動き始めた訳だ…
大和郡山市の筒井駅でバスを利用し、訪ねたのは「凄く名が通っているが…行っていない?」と思い出した法隆寺を訪ねてみたのだ。往路のバスは少し停留所付近で待っていた…復路のバスは、「そのまま来た道のバスでも、他に近鉄の駅に近い辺りに行けるバスでも…」と思いながらバスが発着する辺りに近付けば、いきなりバスが現れて、筒井駅を通るバスだと判って飛び乗ったのだ…
大和西大寺で食事を摂った後、近鉄奈良駅の方向、新大宮駅までの範囲で一寸歩こうと思ったのだったが…何時の間にか煩雑な道を間違えて、逆方向の菖蒲池駅に至ってしまった…そこから列車を乗り継いで奈良である…
奈良では興福寺を少しゆっくり拝観する等し、宿でゆったりし、夕刻にまた散策してから夕食を愉しんだ…そして「何時でも御休み頂いて…」である…
今般、奈良では「関西の別邸」と勝手に呼んでいるJR奈良駅の傍に在る宿ではなく、そこに出会う以前から何度か利用している近鉄奈良駅に極近い宿に滞在することにした…
結局?何となく気に入っている奈良に身を置いて動き回るようなことをしてみたかったのだろう…
詳しいことは後日色々と綴りたい…
丸型ポスト…:祇園・花見小路(2020.12.22)
↓建仁寺を訪ねてみた際に花見小路を歩き、これを眼に留めた…

↑古くからの建物が連なる“歴史的景観”というような場所に、こういう古くからの形である郵便ポストは酷く似合う。台座も含めて「年季が入っている?」というように見える。かなり古くから、ここに設置されて使用されているように見受けられた…
「火廼要慎」とポストの脇の建物に掲出されている。「やや見慣れない?」という感の字だ。
「火廼要慎」は「ひのようじん」と読むそうだ。「火の用心」に他ならないが、「火廼ち慎重を要する」という意味で「火廼要慎」となったそうだ。
京都の愛宕山の山上に鎮座し、防火、鎮火の神でもある雷神が祀られている愛宕神社ではこの「火廼要慎」という御札を授与しているという。京都の、「火を扱う仕事」に他ならない飲食店で、この「火廼要慎」の御札は広く普及しているという。それを踏まえてここにも掲出されているのであろう。
そういう伝統を踏まえたモノの脇で、丸型ポストそのものに「i」という「インフォメーション」のマークが着いた、京都市と日本郵便とによる「御報せ」が貼り付けられている。様々な問い合わせに関して「スマートフォンでQRコードを読み込んで各種案内をご利用下さい」という具合になっている。国内外の旅行者が多く通るような場所の「イマドキ」らしい感じだ…
これを視て「新旧織り交ざって、永く営みが続いている京都“らしい”…」と思っていた。

↑古くからの建物が連なる“歴史的景観”というような場所に、こういう古くからの形である郵便ポストは酷く似合う。台座も含めて「年季が入っている?」というように見える。かなり古くから、ここに設置されて使用されているように見受けられた…
「火廼要慎」とポストの脇の建物に掲出されている。「やや見慣れない?」という感の字だ。
「火廼要慎」は「ひのようじん」と読むそうだ。「火の用心」に他ならないが、「火廼ち慎重を要する」という意味で「火廼要慎」となったそうだ。
京都の愛宕山の山上に鎮座し、防火、鎮火の神でもある雷神が祀られている愛宕神社ではこの「火廼要慎」という御札を授与しているという。京都の、「火を扱う仕事」に他ならない飲食店で、この「火廼要慎」の御札は広く普及しているという。それを踏まえてここにも掲出されているのであろう。
そういう伝統を踏まえたモノの脇で、丸型ポストそのものに「i」という「インフォメーション」のマークが着いた、京都市と日本郵便とによる「御報せ」が貼り付けられている。様々な問い合わせに関して「スマートフォンでQRコードを読み込んで各種案内をご利用下さい」という具合になっている。国内外の旅行者が多く通るような場所の「イマドキ」らしい感じだ…
これを視て「新旧織り交ざって、永く営みが続いている京都“らしい”…」と思っていた。
“残滓”なるが故に感じる“存在”…:醍醐寺 庭園(2020.12.22)
所謂「初詣」に早く、「紅葉を愛でる」にも遅く、多少「迷惑?」ながらも「見映えが美しい程度の積雪」が見受けられるのでもない…「中途半端?」な時季なのかもしれない…そういう時季に京都に在って、醍醐寺を訪ねてみた。
醍醐寺…閑散としていた…伽藍の奥に庭園が設えられている。
↓こんな光景を眼に留めた…

↑設えられた庭園と、辺りの林が何となく交じり合ったような感じになっている場所であるが、「夥しい量!?」の枯れてしまった小さな紅葉が通路以外の地面を埋め尽くしていた…
↓凄まじい量の落葉だ…木々の間から冬の陽光が射し込んでいた…

↓極一部に未だ色付いた葉が残っているが、もう「紅葉時季」は流石に過ぎてしまっている…

足元の夥しい量の落葉は、言わば紅葉の“残滓”だ…その“残滓”の「存在感」に驚き、それの故に紅葉の“存在”をより一層意識した。そんなことを想いながら境内を散策した…
醍醐寺…閑散としていた…伽藍の奥に庭園が設えられている。
↓こんな光景を眼に留めた…

↑設えられた庭園と、辺りの林が何となく交じり合ったような感じになっている場所であるが、「夥しい量!?」の枯れてしまった小さな紅葉が通路以外の地面を埋め尽くしていた…
↓凄まじい量の落葉だ…木々の間から冬の陽光が射し込んでいた…

↓極一部に未だ色付いた葉が残っているが、もう「紅葉時季」は流石に過ぎてしまっている…

足元の夥しい量の落葉は、言わば紅葉の“残滓”だ…その“残滓”の「存在感」に驚き、それの故に紅葉の“存在”をより一層意識した。そんなことを想いながら境内を散策した…
からしそば…:<京の中華 ハマムラ 近鉄名店街みやこみち店>
「東寺を訪ねる…」と思い立った際、「地下鉄の1日乗車券」を手にしていたので、地下鉄で京都駅に至ったのだが、京都駅から近鉄の列車で一駅の東寺駅へ向かった。
「東寺から引揚げる」という場面では、好天に誘われて京都駅へゆったりと歩いてみた…
↓近鉄の駅の辺りで看板を見掛けた…「み」を象ったマーク?<近鉄名店街>という、駅ビルに入った飲食店や様々な店が入っている場所だ…

↑「京都」と言えば「碁盤の目のように街路が設えられ…」というイメージだ。そこで「碁盤の目のような道路」の街というイメージで、「碁盤の目の一部」を「み」と判るようにしている訳だ…
以前に京都でタクシーを利用した。運転手氏は「京都は“碁盤の目”とは言いますが…旅行した北海道の街の方が、本当に確りした“碁盤の目”になっていて…」と話していた。同感だ…そういうことも在るが、この「み」の看板は秀逸だと思った。
↓近鉄の駅の辺りを通り抜けようと、「み」の看板に注目した<近鉄名店街みやこみち>に入って直ぐ、こういうモノを眼に留めた…

↑<京の中華 ハマムラ>という店が在るそうだ。大正時代後期に起こった中華料理の店で何店舗か展開しているという…そこでやっていたラーメン店を基礎に出店したということのようだ…
↓折良くランチタイムだったので、この<京の中華 ハマムラ>に立寄った…こんな一皿を御願いした…

↑ラーメンの麺…「麺が真直ぐ」というタイプの麺に“餡かけ”という感じになっている。所謂「餡かけ焼きそば」のようだが、麺を焼いているとすれば、「焼いた」という食感は薄い。が、独特なのは“餡かけ”だ!
↓所謂「塩味の“餡かけ”」で野菜や小エビが入っていたが、味付けに「和がらし」を加えている。「ツン…」という仄かな辛味が在る…

↑「混ぜて御召上がり下さい…」と店員さんが言いながら供してくれたので、少し“餡かけ”をかき混ぜてから頂いてみたが…「和がらし」が酷く合う!!
何となく馴染みな、方々に在るようなモノも、地域毎、供する店毎のアレンジが在って、そういうのに出会うことが愉しい…
「東寺から引揚げる」という場面では、好天に誘われて京都駅へゆったりと歩いてみた…
↓近鉄の駅の辺りで看板を見掛けた…「み」を象ったマーク?<近鉄名店街>という、駅ビルに入った飲食店や様々な店が入っている場所だ…

↑「京都」と言えば「碁盤の目のように街路が設えられ…」というイメージだ。そこで「碁盤の目のような道路」の街というイメージで、「碁盤の目の一部」を「み」と判るようにしている訳だ…
以前に京都でタクシーを利用した。運転手氏は「京都は“碁盤の目”とは言いますが…旅行した北海道の街の方が、本当に確りした“碁盤の目”になっていて…」と話していた。同感だ…そういうことも在るが、この「み」の看板は秀逸だと思った。
↓近鉄の駅の辺りを通り抜けようと、「み」の看板に注目した<近鉄名店街みやこみち>に入って直ぐ、こういうモノを眼に留めた…

↑<京の中華 ハマムラ>という店が在るそうだ。大正時代後期に起こった中華料理の店で何店舗か展開しているという…そこでやっていたラーメン店を基礎に出店したということのようだ…
↓折良くランチタイムだったので、この<京の中華 ハマムラ>に立寄った…こんな一皿を御願いした…

↑ラーメンの麺…「麺が真直ぐ」というタイプの麺に“餡かけ”という感じになっている。所謂「餡かけ焼きそば」のようだが、麺を焼いているとすれば、「焼いた」という食感は薄い。が、独特なのは“餡かけ”だ!
↓所謂「塩味の“餡かけ”」で野菜や小エビが入っていたが、味付けに「和がらし」を加えている。「ツン…」という仄かな辛味が在る…

↑「混ぜて御召上がり下さい…」と店員さんが言いながら供してくれたので、少し“餡かけ”をかき混ぜてから頂いてみたが…「和がらし」が酷く合う!!
何となく馴染みな、方々に在るようなモノも、地域毎、供する店毎のアレンジが在って、そういうのに出会うことが愉しい…
味噌わさびバーガー…:<HRC Kyoto>(2020.12.22)
↓3月、8月にも寄った経過が在ったが…今般も立寄ってみた…

↑華々しい飾りはなく、「余りにも…」という程度に周囲に馴染んだ店構えの<HRC Kyoto>だ…
↓ここに寄れば、京都で蒸留されているというクラフトジンをソーダ割で愉しむというのが、自身の定番である…

↓<HRC>のチェーンで供する料理に独自な工夫を加えた<京都セレクション>というシリーズが一寸面白い…

↓<味噌わさびバーガー>というモノを頂いた…

↓ハンバーグと漬物、アボカド、トマト、レタスをバンズに挟む特製のハンバーガーだが、わさびを利かせた味噌ソースを使っている…

↓「特製バーガー」は気に入っているが…和風な「わさび」を加えた味噌のソースが意外に合う!!序に、付け合わせのポテトフライにも一寸点けて頂くというのが好かった…

↓バーガーに加えて<シーザーサラダ(スモール)>も頂いた…

この種の料理を気に入った雰囲気の場所で頂く…好いものだ!!

↑華々しい飾りはなく、「余りにも…」という程度に周囲に馴染んだ店構えの<HRC Kyoto>だ…
↓ここに寄れば、京都で蒸留されているというクラフトジンをソーダ割で愉しむというのが、自身の定番である…

↓<HRC>のチェーンで供する料理に独自な工夫を加えた<京都セレクション>というシリーズが一寸面白い…

↓<味噌わさびバーガー>というモノを頂いた…

↓ハンバーグと漬物、アボカド、トマト、レタスをバンズに挟む特製のハンバーガーだが、わさびを利かせた味噌ソースを使っている…

↓「特製バーガー」は気に入っているが…和風な「わさび」を加えた味噌のソースが意外に合う!!序に、付け合わせのポテトフライにも一寸点けて頂くというのが好かった…

↓バーガーに加えて<シーザーサラダ(スモール)>も頂いた…

この種の料理を気に入った雰囲気の場所で頂く…好いものだ!!