<in KYOTO on KEIHAN>=京阪電車の広告看板:近鉄 藤井寺駅(2020.12.24)

↓こんな看板を見掛けた…
24-12-2020 (4th) visiting Fujiidera, Osaka pref (18)
↑「如何にも…」という京都のイメージ?京阪電車の広告だ。初めてということでもなく、以前にも見掛けた記憶が在るモノだ。

見掛けた場所が「近鉄の駅」だった…「他の私鉄の広告?」と一寸思った。

しかし、考えてみれば近鉄も奈良・京都間の路線を持っている。実際、京阪の丹波橋駅で、近鉄の丹波橋駅に出て列車を乗換える、またはその逆というのを何度かやっている。

要は?「京都と他地区とを結ぶ私鉄の列車に乗ろう」ということなのであろう。一寸だけ面白いと思った…

何も考えずに?:運行日誌(2020.12.24)

近鉄奈良駅に極近い宿の居室で寛いでいる夜だ…

夕刻…宿の近く…薄い黄土色で全身を包むような衣装に身を包んだ小柄な人物の姿を認めた…

「動物に扮している?鹿?!」と思った。鹿で御馴染みの奈良に在るので、そういうことをやっている人が在っても不思議ではない…

その小柄な人物…滞在中の宿に極近いコンビニの店先に居た。小柄な人物は若い女性、それも寧ろ「女の子」と表現したくなる―近年は「好ましくない表現」と言われるか?と言って、酷く若い感じの女性であれば、そう言いたくなる…―ような、「アルバイトの女子学生?」と見受けられる雰囲気だった。何気なくそちらを向いた。「お嬢ちゃん…何しとんのや?」と、彼女の脇を通り過ぎようとした自身の目線は問い掛けていたのかもしれない。

彼女は微笑んで「クリスマスなのでチキンの商品を御薦めしています!」とこちらに話し掛けて来た。「そうなの…」と応じ、並んでいた商品を一瞥し、一寸好さそうだったので骨なしの鶏を揚げたモノを一寸買ってしまった。

彼女の妙な衣装は、鹿ではなくトナカイだった訳だ…奈良では年中居る鹿に、この「クリスマスイブ」に扮するまでもない。サンタクロースの橇を曳くトナカイが似つかわしい訳だ。トナカイの衣装に身を包んだ「フライドチキン売りの少女」という感か?

そのチキンは直ぐに美味しく頂いてしまったが…「クリスマスイブ」というものを、或いは「例年どおり?」かもしれないが、一人静かに過ごしている…

眠いものを耐えるのは難しい。または出来ない…他方で、起きてしまったものを無理に眠るのも辛い…そういうことを想った早朝だった。深く眠った後に迎えた朝だった。

という訳で今日も早朝から動き回ってしまった…

興福寺の辺りを多少散策し、そこから例の近鉄の券を手に思い付くままに方々を巡った。午前6時40分頃に出て、「フライドチキン売りの少女」と出くわして宿に引揚げたのが午後5時半近くだった…

↓今日の動きだ…

近鉄奈良→大和西大寺(近鉄)
大和西大寺→大和八木(近鉄)
八木西口→橿原神宮前(近鉄)
橿原神宮前→古市(近鉄)
古市→富田林(近鉄)
富田林→藤井寺(近鉄)
藤井寺→大阪阿部野橋(近鉄)
天王寺→本町(大阪メトロ)
本町→なんば(大阪メトロ)
大阪難波→近鉄奈良(近鉄)

藤井寺駅にまで至れば、JRや大阪メトロ(地下鉄)では天王寺駅となっている大阪阿部野橋駅に出て、大阪メトロ(地下鉄)ではなんば駅となっている大阪難波駅へ動き、そこから近鉄奈良駅を目指す方が速いと思った次第だ…

天王寺駅と大阪阿部野橋駅…なんば駅と大阪難波駅…こういうような「同じエリアの乗換え駅で相互に名が異なる」とか、「同じ名前の駅が離れて併存している」というのは関西では幾分在る。札幌圏でも些か見受けられるかもしれないが、首都圏では余り無い例だと言われているようだ…この「関西方式?」にも、ほんの少し馴染んで来たというような気がする昨今である…

今日訪ねたのは?

奈良県橿原市の今井町に大阪府富田林市…何れも「寺内町」という独特な経過で起った街で、江戸時代には街道や川の舟運による物資輸送の拠点ともなって商人町としてなかなかに栄えた経過が在るという。江戸時代辺りの街の雰囲気を現在に伝えているという、一寸面白い場所だ…例えば「江戸時代、〇〇年間…」とか「明治時代」というような「昔の音」でも聞こえそうな街並みが好い感じだ…

藤井寺…ここには辛い国神社と葛井寺という、非常に古い時代に起こったとされる社寺が在る…

そして大阪阿部野橋駅から大阪難波駅に動く序でに大阪メトロ(地下鉄)本町駅に出て<HRC Osaka>に立寄った。<HRC>…現時点で大阪に2店舗在るが、1月31日で本町の店を閉めるという…自身にとって「大阪の<HRC>」と言えば本町であり、もう一つの方は行っていない…そういう思い入れも在るので、ショップで些かグッズを求める等していた…

今日は今井町のカフェの女性店主(珈琲豆の自家焙煎を手掛けていて、詩吟をやっているという方だった…)、富田林でおでんを売っていた女性店主(こちらは親しみを込めて「おばちゃん」と呼びたい雰囲気…)、閉店の噂のことを教えてくれた<HRC>の店員さんと色々と話す場面も多く在ったような気がする…

そうこうしていた中、また夥しい数の写真を撮ってしまった…それを少しだけ整理していて、何となく時間が過ぎた…

明日はどうしようか?面倒になって来たので、明日の早朝にでも考えることにしたい…

<HRC Kyoto>の“スピーカーロゴ”のTシャツ…(2020.12.23)

京都の店で求めたモノだ…
23-12-2020 (souvenir from Kyoto) (2)
↑御馴染の<HRC>のロゴだが、真中の円がスピーカーになっている…

早速にこれを長袖Tシャツの上から着用だ…

↓かなり気に入っている…
23-12-2020 (souvenir from Kyoto) (1)

冬季用の上着を羽織っているので、上着の下に余り厚着をすると汗ばんでしまう。昨夕、「長袖Tシャツの上に上着でキャップ着用」という程度で散策し、程好いと思ったので、今日はその形で行く…

※ 写真そのものは奈良の宿で撮っているが、モノは「京都の土産」なので、記事は「京都府」のカテゴリとする…

<奈良オモテナシ食堂>…(2020.12.23)

「例によって…」という感ながら、早目に休むことを念頭に、夕食を少々愉しむ意図も込めて夕刻の奈良を散策した…

↓「美容室?こういう場所では食事は…」と思った…実際、直ぐ隣りに理髪店を示す“赤・青・白”のモノも点灯してた…
23-12-2020 Nara in evening (26)

しかし…実はそうではなかった!!

↓ここは<奈良オモテナシ食堂>という、食事を摂ることが出来る店だ…
23-12-2020 Nara in evening (27)
↑店内での食事に加え、“弁当”も売っているという…

奈良の三条通と交差する細い道―「道路幅が広い!」というイメージの地方に居る目線では、奈良の街では「細い道」は多々見掛けるが…―に在る店だ…

↓奈良への安着を祝おうとハイボールを頼んだが、“お通し”が好かった。十津川のしめじを合わせた豆腐と、白菜と舞茸であるが「奈良の家庭で広く親しまれているような感じ?」と想像した…
23-12-2020 Nara in evening (28)

↓微細な甘味を感じた高野豆腐を摘まんだ…
23-12-2020 Nara in evening (29)

↓「蒸し鶏と野菜のたっぷりサラダ」というのも好かった…
23-12-2020 Nara in evening (31)
↑最近、方々でサラダを頂くというのが自身の中で定番化しているが…ここのサラダは、ドレッシングが「独自に工夫」を思わせる繊細な味わいだったような気もした…

↓「おすすめ」となっていて「5人前限定」となっていたモノを無事に頂くことが叶ったのだったが「鶏竜田揚げ」も美味しい…
23-12-2020 Nara in evening (33)

「普通なモノを丁寧に」という感で、「県内の材料」も採用している。なかなかに気に入った!

夜…:近鉄奈良駅(2020.12.23)

↓足を停め…見上げながら佇み…愛用の<X100F>を使う…「通り過ぎるだけの眺め」が「記憶に留めたい眺め」に換るという瞬間かもしれない…
23-12-2020 Nara in evening (25)
↑看板と時計とが映り込んでいるが、午後6時半を少し過ぎた頃の近鉄奈良駅、入口の辺りである…

古き都であり、営々と歴史が積み重ねられている「県庁所在地」の奈良では、“南玄関”に相当するJR奈良駅と“北玄関”に相当する近鉄奈良駅とが在るように思うのだが、「玄関のイメージ」がやや薄いかもしれない。

JR奈良駅は高架で、近鉄奈良駅は地下だ。何れも「画になり悪い?」という面は否定し悪い…

それでも時には「通り過ぎるだけの眺め」を「記憶に留めたい眺め」へ換えてみたい気がする。

↓「静かな感じの街の、静かな感じの夕べ…」という中、「何時ものように…」という感で佇む建物を、少し離れた辺りから望んだ…
23-12-2020 Nara in evening (22)

近鉄奈良駅も好い感じだ…

夜…大仏殿…:東大寺(2020.12.23)

所謂“オフィスアワー”が終了した頃というような感じの午後6時辺り…「公園の中の街」という趣が在る奈良都心部は酷く静かな感じになる…

「薄暗い公園に灯りが散見…」というようにさえ形容したくなる様子の中を歩き廻ってみた…

↓東大寺の大仏殿に続く辺りだ…
23-12-2020 Nara in evening (20)
↑「常時の参拝が可能」となっている二月堂への道が照らされている感だが、辺りは暗い…

↓「夜ならでは…」という空気感が満ちていた…
23-12-2020 Nara in evening (21)

巨大な大仏を収めた大仏殿…日中は大勢の人達が大仏を視に集まる。夜は?静まり返ったこの場所で、大仏様の側が人間界を見詰めている…そんなことを想いながら歩き廻った…

こういう景色に親しむ「夜の奈良…」というのも好いと思う…

月…五重塔…猿沢池…:興福寺(2020.12.23)

夕刻、近鉄奈良駅に極近い―滞在することにした宿…―辺りから、愛用の<X100F>を提げて辺りを歩いた…

↓興福寺の五重塔を見上げた…
23-12-2020 Nara in evening (7)
↑上空に月が輝く…

↓照明機器が据えられていて光を当てるようになっていることは承知していて、以前にも少し視たような気がするが…今般はゆっくりと眺めた…
23-12-2020 Nara in evening (5)

「興福寺」という名称だが、経典「 維摩経」の一節である「福力を興さしむ」(令興福力)(りょうこうふくりき)に由来するという。「福を起こす場となる寺に…」という願いが込められたようだ…

↓五重塔が在る辺りから少し下りた猿沢池の畔に佇んでみた…この場所の、時間帯や季節によってさまざまな表情を見せる感じも、非常に好いと思う。
23-12-2020 Nara in evening (2)

こんな「興福寺が見せてくれる景色」が非常に好い!!

法隆寺:南大門から近付いて仰ぎ見た…(2020.12.23)

朝、京都から奈良へ動いた…嵩張るモノをロッカーに預けて「さて?」と思った時、近鉄奈良駅の中に有名な場所への行き方を紹介するような内容の掲示物が在るのを眼に留めた。

「物凄くその名が知られている…が?訪ねた記憶が…」という法隆寺への行き方が在った…近鉄奈良駅から大和西大寺駅へ出て、樫原神宮駅へ向かう列車で少し南下する。大和郡山市に在る筒井駅へ向かってバスに乗ると法隆寺前という停留所に着くようだ…

筒井駅は高架になっている区間に在る駅だった。駅の周辺は、大都市風でもない…駅の真ん前にバス停が視えるでもない。やや脇の国道25号に停留所が在った。そこの辺りで暫し待って、法隆寺前という停留所に到着し、参道を見付けて真直ぐ進んで法隆寺に近付いた…

↓“威圧感”のようなモノは薄いが“貫禄”を感じる南大門の前で少し足を停めた…門の向こうに“西院伽藍”という部分が覗いている…
23-12-2020 (2nd)(visiting Horyuji-Temple) (10)

↓「これが…法隆寺…」と、少々ぼんやりとしてしまった。かの“聖徳太子”こと厩戸皇子の時代…7世紀初め頃からの永い時間を超えて受継がれている場である…
23-12-2020 (2nd)(visiting Horyuji-Temple) (12)

こうして見上げただけでも「ここへ来られて善かった。来られたということに感謝しなければ…」と心動くものが在った…

天候にも恵まれ、好い経験となった…