夜が明ける前から…:東京駅(2020.12.27)

12月下旬の“歳末”というような時季、「6時台の列車に乗る」となれば、「夜の残滓」が色濃いような中で動き回ることになる…

振り返ると、2017年11月にも、早朝の新幹線の列車で北上し、北海道内の特急列車に乗換えて札幌に到るということをやっていた。あの時は、東京で時間を過ごす意図は無かったものの、ユジノサハリンスクでの“アクシデント”を抱えたままに、ウラジオストクを経て成田空港に至り、浅草橋駅近くに求めた宿で夜を明かした。そこで午前5時台には既に列車で東京駅を目掛けて移動していた…

今般は「東京駅へ徒歩圏内」という場所、古めかしい表現かもしれないが“駅前旅館”というような存在感の宿で過ごしたので、気持ちには些かゆとりが在った…

↓新幹線の列車が発着している八重洲口とは逆側、丸の内口側へ一寸歩いた…
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↓戸外へ出てみれば「終夜点いている…」ということになっているらしい箇所だけが明るい感じだ…
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↓こういう様子を眺め、「何処かの国の王宮か何かのような…」と思っていた…
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↓何度も視ている東京駅だが、なかなかに貫禄が在る感だ…
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↓列車に乗る関係上、何時までも駅舎を眺めている訳にも行かないので、一寸だけで駅に入って改札口を目指した…
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時には、こういう様子をもっとゆったりと眺められるような、そういうような予定を組むのも歩くないかもしれないと思いながら、足早に改札口を目指したのだった…

北へ至る…:運行日誌(2020.12.27)

「午前5時前」という早過ぎる時間帯に、朝食という意図でコンビニのサンドイッチを頂き、「午後3時前」という時間帯に空腹を満たすべくハンバーグを頂き、「午後6時前」という時間帯に「後は“何時でも御休み頂いて…”にするのだ!」と「早過ぎる夕食」にカレーライスを頂いた…そんなことで寛いでいるのだが…

とうとう北海道に引揚げてしまった…夜遅くなってしまっているというのでもないが、何か「長い1日を過ごした…」という気分に満ちてしまっている…

早朝6時半に出る列車に乗る?駅から徒歩圏内の場所で夜を明かすのが好い…東京駅の傍に、時々利用するチェーンホテルを見付けて、自身で思う「妥当な価格帯」で滞在出来るということだったので、滞在することにしたが、気持ち好く休むことが叶った。早朝の列車に乗る関係上「寝過ぎ…」は拙いので、自動音声の“モーニングコール”を頼んであったが、それが無用な程度に早くスッキリと起き出した…

結局、新幹線の列車で東京・新函館北斗間を移動し、新函館北斗で北海道内の特急列車に乗換え、札幌に到った訳である。その移動に始まって、その移動に尽きた1日だった…

札幌では“居候”の生活を数日間予定している…それは…明日からなので、とりあえず札幌駅に近い馴染んだ宿を押さえてゆったりとすることにした…本当に「何時でも御休み頂いて差し支えありません」でゆったりとしている…

12月17日から12月27日の期間、「設けた時間を随意に過ごす」ということをすることが叶った…最近はこの種の時間が酷く愛おしい…

「安着祝い」と称し、些かウイスキーも頂いた…本当に「後は御随意にお休み下さい…」である。追って、今般の旅に関しては色々と振り返りたい…

フィッシュ&チップス…:<HRC Tokyo>(2020.12.26)

「東京…」とでも聞けば、個人的に想い起す色々なモノが在るのだが…

↓これはそういう「東京とでも聞けば想い起す」の一つのような気がする…
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今般、「札幌を経て稚内へ引揚げる」という以外には事前に決まっていることも無いというようなことをしてしまっていたが、「東京を通り掛かることが在れば?」と何箇所か「立寄ると好い場所」というのは念頭に、或いは頭の奥に在った…

↓この「ギターの大看板」もその一つで何となく視たかった…
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<HRC Tokyo>…開店したのは1983(昭和58)年のことであるという。存外に老舗である…

↓早朝に名古屋・東京間を移動し、都内で昼食も摂ったが、些か日も傾いた中で「多少何かを…」と思い付いて立寄り、とりあえず<ジム・ビーム>のソーダ割を…
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↑店内の様子を眺め、記憶を辿り、「改装の経過も在るようだな…」等と思っていたが、ウイスキーのソーダ割は好い感じだ…

↓「シーザーサラダ」のスモールサイズを一寸摘み…
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↓「フィッシュ&チップス」を頂いた…
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↑「スタンダードな感じ」というのが好い。タルタルソースを点けて頂くのである…

↓何やら満足して出て来ると、更に日が傾いていた…
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↓小さな別棟で<HRC>のグッズが売られているが、ここに立寄るのも愉しい…
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日本国内の<HRC>…一時は店舗が増えたが、それがまた減っている様子である。自身としては「気に入っている場所」なので続いて欲しい…

佃島と中央大橋とを望む…(2020.12.26)

永代橋を眺めた際に、橋の背後にタワーマンション群が視えたことに興味を覚え、もう少しそれらが「視易い?」と思えた側へ歩を進めてみた…

↓何か「“未来都市”?」というようなことを連想してしまう光景だった…
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↑緩やかに流れる隅田川の穏やかな水面に、巨大な建築群が揺れている。そして大きな橋が視える。橋は中央大橋だ…

中央大橋は1994(平成6)年に登場したそうだ。恐らく佃島にタワーマンションが登場して行ったような時期であろう…

↓水門が設けられていて、遊歩道が途切れる辺りまで歩いた…
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↑東京ではこの種の案内板が設置されている箇所が意外に多く在り、なかなかに好い。(そういうモノが「無いか?」とキョロキョロすれば「見当たらない…」という場合も在るが…)

↓期せずして、なかなかに面白い景色を眺められたと思う…
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永代橋(えいたいばし)…(2020.12.26)

思い立って門前仲町駅辺りへ…時々見掛ける、掲出されている周辺案内地図を眺めながら、辺りを歩いた…天候に恵まれ、歩き廻るには好適な日であった…

↓隅田川に架かる永代橋の辺りに至った…
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↑これは「江東区佐賀」という住所の側、東岸である。隅田川に沿って設けられた遊歩道に下りて眺めてみた…

永代橋は橋長が184.7mで幅は25mであるという。

1698(元禄11)年、徳川綱吉が将軍であった時代に初めて架橋されたが、20年程を経て幕府が財政難を理由に維持補修を止めてしまった。しかし住民の嘆願で橋はそのまま在った。その橋は1807(文化4)年に祭に集まった人達が大勢殺到したことが契機になって“落橋事故”ということになってしまい、転落、死傷者、行方不明者が1400人以上にもなったと伝えられているという。そしてその後、橋は再建された。

明治時代には鉄橋化された。1897(明治30)年のことである。頑丈であったことから、1904(明治37)年には路面電車も橋を通った。そういう頑丈な鉄橋であった他方、橋底の基部や橋板に木材を使用していたことから、1923(大正12)年の<関東大震災>で拡がった大火災の中で橋が炎上してしまった。

そういう経過を辿った永代橋は、<関東大震災>の後の復興という流れの中、1926(大正15)年に現在の姿で登場している。

↓少し離れて視ると、背後に佃島のタワーマンション群が視えている…
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↓非常に好い感じだ!
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↓遊歩道を歩いて、橋の下を通り抜けた…
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思い付いての散策で、こういう歴史在る橋梁を眺めるというのは愉しい。