ゑびす像…:恵比寿駅(2020.12.26)

山手線の列車で池袋駅から恵比寿駅へ移動し、地下鉄日比谷線の列車に乗換えようとした…

「恵比寿駅の辺りというのも、馴染んだような、馴染んでいないようなという感だ…」と思いながら、駅構内の案内表示を視ながら地下鉄の出入口の側へ歩を進めた…

↓「あっ!?ビールのラベル?」と注目してしまった…
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↓<ゑびす像>というモノらしい…
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聞けば「西口の<ゑびす像>辺り」というのは、恵比寿駅辺りでは人気の待合せ場所でもあるらしい…

この恵比寿駅の辺りには1887(明治20)年に<日本麦酒醸造会社>の工場が登場したという。そこで2年後に製品が出来上がり、<惠比壽麦酒>または<ゑびすビール>と呼ばれたのだという。それが現在の<サッポロビール>のブランドである<ヱビスビール>となっている訳だ…

このビールを積み出す駅が設けられたのが恵比寿駅の起こりで、製品に因んで恵比寿駅と呼ばれた。やがて昭和に入って、辺りの町名に「恵比寿」が登場し、戦後の区画整理や住居表示にも受継がれたのだという…

辺りで製造していたモノに因む地名…少し意外な感じがしたが、「あっ!?ビールのラベル?」と直ぐ判る像というのが、何か酷く面白かった…
posted by Charlie at 21:29Comment(0)東京都

東京タワーが視える…:六本木(2020.12.26)

地下鉄駅の出入口が在る交差点の側へ歩を進め、何となく振り返り、思わず足を停める…

↓そういう場面で眼に出来る、こういう光景…何やら酷く愛おしい感じがする…何か「懐かしい」という感を抱いた…
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↑「クリスマスの残滓」とでも言うのか、12月25日のクリスマスを1日過ぎて、それでも「何となくクリスマス風…」な灯りも散見するような様子だった…

時には、こんな景色を愛でるのも悪くないのかもしれない…
posted by Charlie at 18:47Comment(0)東京都

E235系電車:山手線:池袋駅&恵比寿駅(2020.12.26)

↓既に数年を経ているらしいが、この新しい山手線の車輛を池袋駅で初めて視た…
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↑池袋駅の山手線ホームでは「新宿・渋谷・品川方面」と“し”で始まる駅名が並んだ語呂が非常に好い案内が為されていると思うのだが…車輛の先頭にも「新宿・渋谷」と進む方向が判り易く掲出されるようになっている…

↓11輛の先頭、運転台の直ぐ後ろに乗車した…
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↓車輛の幅に目立つ程に大きな差は無いような気もするのだが、このE235系電車の正面は窓の幅が目一杯に横に拡がって、広い視野が確保できるような様子に視えた…
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↓池袋で行先表示に在った新宿・渋谷を通り越して恵比寿に着いて下車した。
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↑こうして眺めると、正面が「タブレット端末」か何かのようだ…行先表示は「品川・東京」と切り替わっている…

E235系電車は山手線に初めて導入されたということだが、今後は他の路線で従前車輛と入れ替える場合に採用するということになっているようだ…

それにしても…このE235系電車を初めて視て、初めて乗車したが…東京は御無沙汰だった…
posted by Charlie at 11:32Comment(0)東京都

「ウエストゲートパーク」…:池袋西口公園(2020.12.26)

「池袋駅の辺り」と言えば、記憶に残るのは東口側ばかりであったような気がする…

↓西口の側へ歩を進めた…
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↓「ここだ…」と立ち尽くして景色を眺めてしまった…「ウエストゲートパーク」…池袋西口公園である…
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『池袋ウエストゲートパーク』という長く続く小説のシリーズの傑作選に出くわし、なかなかに愉しいので文庫化されている作品をドンドン読んでしまったということが在った。そんな中、「東京を通り掛かって時間が在れば…」と「ウエストゲートパーク」に佇んでみたかったのだ…

文庫化されている小説作品では、現在の様子に公園が改修される工事をやっているという言及が出て来たと思うが、未だ様子が少し違う時期に作中の物語の一部がこの主人公達が「ウエストゲートパーク」と呼び習わす池袋西口公園で展開している…

↓公園に佇めば、大小幾つかのホールを擁するらしい<東京芸術劇場>の大きな建物が見える…
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↑こういう施設を擁していることから、音楽や舞台芸術も含めた「アートの街」というようなことを豊島区が標榜しているようで、池袋西口公園も「屋外での催事の場」として使い易いように改修したようだ…

↓公園の広場の上に、屋根というのでもないが、大きな環が冠せられ、奥にステージ、脇にカフェなどが入る建物が設えられている…
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↓「そうか…こういう場所の物語の小説だった訳だ…」と妙に納得した…
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こういうような「読んだ小説の舞台」とされる地域に一寸寄るようなことが、存外に愉しいと思う…
posted by Charlie at 11:01Comment(0)東京都

SMOKING AREA…:池袋駅東口(2020.12.26)

「東池袋」という住所が表示されている辺りを歩き廻り、池袋駅に近付いた…

↓池袋駅の大きな建物に入るような辺りで振り返った…
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↑「!?」と思った…

↓何となく横断歩道を渡った…
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↑「豊島区」の英訳に「Toshima City」という表現が用いられていることに気付いて、何となく感心した…東京の特別区は“市”のようなものだ…

↓温かいとは言い悪い感ではあったかもしれないが、冬の陽射しが心地好いような気がした一時だった…
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↓再度、横断歩道を渡って辺りを伺ってみた…随分以前に「池袋へ…」というように出てみた場面で動いていたような場所だと思ったが…記憶の中に在る雰囲気と、視えている様子とが結び付き悪い感だった…
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交通は利便性が向上して「近く」なったと言える東京なのだが、気持ちの中では日々「遠く」なっているような気がしながら東京を少し歩いていた…
posted by Charlie at 10:42Comment(0)東京都

<ダブルとびきりトマト&レタスバーガー>…(2020.12.31)

「2020年最後の一日」ということに何時の間にかなっていた…

↓「2020年最後のランチ」ということになったのがこれだった…
31-12-2020 Sapporo (7)
↑新札幌の辺りでこれを頂いた…

↓「とびきり」と称しているやや大きなハンバーグを「ダブル」ということで2枚…確りとレタスやトマトが入って、独自に工夫したと見受けられるソースで味を付けている…
31-12-2020 Sapporo (5)

↓見映えが好いので、思わず暫し眺めて、写真を撮ってから頂いてしまう…
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こういうような好みのモノをゆっくりと頂く優雅な年末の時間に感謝という感…

大阪メトロ 天王寺駅…(2020.12.24)

大阪の地下鉄駅に関しては、その独特な風情が好いと思う場所が幾つも在るが…

↓この天王寺駅もそうした場所の一つだ…
24-12-2020 (5th) at Osaka (6)
↑列車を待っていて、反対側のホームで発着している列車が停車する中に、柱が林立して独特な照明器具の灯りが辺りを照らしている感じ…何か好い…

大阪に在る場面で、最近は“ワンポイント”の移動で地下鉄を利用する場合が多いような気がする。が、もっと積極的に「地下鉄で動き回る」のも面白いかもしれない…
posted by Charlie at 04:00Comment(0)大阪府

葛井寺(ふじいでら)…(2020.12.24)

↓近鉄の藤井寺駅の近くに葛井寺が在る…
24-12-2020 (4th) visiting Fujiidera, Osaka pref (12)

葛井寺を擁する藤井寺市の名は葛井寺に由来するのだという。南河内地域の街で、8.89平方キロメートルという市域の面積は全国の市で5番目に小さいが、「7142人/平方キロメートル」という高い人口密度は大阪府下で8番目である。大阪市から南東へ15km程で、所謂ベッドタウンとなっている。

葛井寺は百済王族の子孫である渡来人系氏族葛井(藤井)連(ふじいのむらじ)の氏寺として、8世紀中頃に創建されたと推定されているそうだ…

↓広壮な伽藍というような感でもないが、何か風格が漂うように感じられた…
24-12-2020 (4th) visiting Fujiidera, Osaka pref (13)

↓重厚な本堂だった…
24-12-2020 (4th) visiting Fujiidera, Osaka pref (14)

葛井寺の本尊は「十一面千手千眼観音菩薩」である。この千手観音坐像は、文字通り゛千の手”と”千の目”を持つ千手観音だ。頭上に十一面を頂き、錫杖や宝輪、数珠などを持つ「大手」に、孔雀のように拡がる1001本の「小手」、そして正面の合掌手を合わせ「1041本」の手を持っている。 さらに、掌にはそれぞれ眼が描かれているという。

この本尊は聖武天皇の勅願で制作されたとも伝わる貴重な像で、国宝となっているとのことだが、「日本で最初の千手観音像」と言われている。毎月18日に開帳されているそうだ…“千手観音”という像の様式が定番化する以前の、「何とか形にしたい…」という熱い想いが込められて創られたような像が葛井寺には受継がれている訳だ…

↓大変に貴重な仏像と、そこに寄せられる人々の想いを受継ぐような葛井寺…なかなかに好い雰囲気だったと思う。加えて、藤井寺駅に近く、訪ね易い場所だった…
24-12-2020 (4th) visiting Fujiidera, Osaka pref (16)

相当に古くからの営みが伝えられる地方ということになる南河内地域は一寸面白い…
posted by Charlie at 02:00Comment(0)大阪府

辛国神社(からくにじんじゃ)…(2020.12.24)

近鉄の列車を利用して気が向くままに動き回っていた。

朝から少し雲が多い感じであったが、そのうちに雨が交って来た。と言って「激しい…」という程でもなかったが…

富田林から藤井寺に移動…富田林で交っていた雨は続いていた…

↓雨の中を歩いて辛国神社(からくにじんじゃ)に至った…
24-12-2020 (4th) visiting Fujiidera, Osaka pref (4)
↑「茅の輪くぐり」という神事の設えが在った…

↓輪を3回潜って拝殿に向かって無病息災、厄除、商売繁盛を祈るという神事であるのだそうだ…
24-12-2020 (4th) visiting Fujiidera, Osaka pref (8)

↓「雄略天皇の御代」とされる創設…1500年程も昔からの神社だ…営々と受け継がれている歴史というものを意識したくなる空気感が辺りに溢れていたように思った…
24-12-2020 (4th) visiting Fujiidera, Osaka pref (6)

↓去り際に振り返って境内を何となく見入ってしまった。少し雨交じりな中の雰囲気が酷く好かった…
24-12-2020 (4th) visiting Fujiidera, Osaka pref (11)

近鉄の大阪阿部野橋駅・橿原神宮前駅間を結ぶ南大阪線の沿線…相当に古くからの営みが伝えられる地方でもあり、なかなかに面白い場所が多く在る。そういう場所の一つに触れる機会を設けられたことが善かったと思う。
posted by Charlie at 02:00Comment(0)大阪府

伊能忠敬銅像…:富岡八幡宮(2020.12.26)

東京メトロ東西線の門前仲町駅の近くに富岡八幡宮が在る。

↓その富岡八幡宮の境内にこういう銅像が立っている…
26-12-2020 Tokyo... vol01 (19)
↑御本人や関係者が日本全国を歩き廻って測量を実施して立派な地図を作ったという19世紀の故事が在る訳だが…これはその最初の仕事となった、江戸から北上して蝦夷地を目指す旅へ踏み出した伊能忠敬をイメージした像だという…

「歩いて立派な地図」という事績に興味を覚え、伊能忠敬が長く暮らした佐原を訪ねてみた経過も在った。佐原では「郷土の偉人」と顕彰されている様子も見掛けた。

伊能忠敬は佐原では有力な商家の主人であり、現代風に言うなら“町長”のような役目も担って活躍していた。50歳代に差し掛かろうというような頃に一線を退き、学問に勤しんで測量の活動を展開するようになり、その活動が「歩いて立派な地図」という事績に繋がって行く…

この測量の活動に携わるようになった頃、伊能忠敬は江戸に在り、富岡八幡宮の近くに居を構えていたという。1800(寛政12)年閏4月(現在の暦で6月に相当するという…)に蝦夷地を目指す初めての旅に出る朝、伊能忠敬は富岡八幡宮に参拝し、それから出発したのだと伝えられているという…

富岡八幡宮は、19世紀頃には江戸の人達の信心を集める立派な社として大きな存在感を既に有していて、近隣に住んでいた伊能忠敬にとっても「馴染みの深い場所」であったに違いない…「蝦夷地の測量」を名目に出発するとした当初、「では船を仕立てて蝦夷地へ…」ということになったものを、「蝦夷地への道程を測量することも必要である!」として陸路で北を目指す旅ということにしたのだという。伊能忠敬は長い、何が待っているのか判らない道程に想いを巡らせながら、馴染んだ境内の光景が見える住まいの辺りにきっと戻って来ようと考えながら参拝をし、旅の無事や仕事の成功を祈ったのだと想像する…

↓さり気ない像だが、大きな事績に向けて、文字どおりにこの辺りから歩を踏み出したという人物のことを伝えてくれる像だ…
26-12-2020 Tokyo... vol01 (16)

↓何か酷く好いと想いながら、この像に見入っていた…
26-12-2020 Tokyo... vol01 (17)

年末に出会った「歩を踏み出した男」の像を、年頭に当たって改めて想い起したい…そんな気分である…
posted by Charlie at 01:00Comment(0)東京都