↓「名古屋総鎮守」という大きな看板が掲げられていた…
<大須観音>を訪ねてみて、辺りを少し歩き、辺りに落葉が多かった状況に多少驚き、そのうちにこの「名古屋総鎮守」という大きな看板に至った…
↓ここは<若宮八幡社>という、名古屋の街中に在る神社だ…
<若宮八幡社>は8世紀冒頭の大宝年間に起こった社を起源としているとのことだ。境内は現在の名古屋城の辺りであったということだが、1610(慶長15)年に現在地に遷り、「名古屋総鎮守」ということになった。やがて名古屋城を本拠地とした尾張徳川家が社殿の造営を行うというような経過も在り、歴代の尾張侯が篤く崇敬した社ということで経過した。明治期以降も県社という位置付けになって継続したが、戦禍(名古屋大空襲)で社殿等が損なわれてしまった…再建が成ったのは1957(昭和32)年であったということだ。
↓何か厳かな雰囲気が漂う…好い感じだと思った。
↓何となく様子を伺っていた…年末の金曜日の午後という時間帯で、混み合ってはいない静かな感じではありながら、参拝する人が長く途切れてしまうという感じではなかった。何か、篤い信心を寄せる人達が多く、通り掛かると参拝というような様子が伺えた…
↓名古屋に無事に至ったということに関して、「名古屋総鎮守」に感謝の意を表して辞去し、落葉が多い街をもう少々歩いた…
後から振り返れば、この日はクリスマスだった。が、午前中の早目な時間帯に名古屋に着き、津島に移動して観音寺や「悪疫退散」の特別御朱印の津島神社を訪ね、名古屋市内に戻って大須観音、そしてこの<若宮八幡社>であり、「クリスマスに社寺ばかりを巡った」という、些か奇矯な振る舞いに及んでしまっていたかもしれない。クリスマスを無視したという意図は無いのだが、今般は朝から元気よく動き回って方々で社寺を訪れるなどし、「クリスマスの灯りの演出」というようなモノが見受けられるような夕刻や夜には宿で寛ぐというような過ごし方が多く、然程クリスマスを意識しなかった…
何れにしても、「名古屋の一日」は何か愉しい感じだったことが記憶に残る…
<大須観音>…(2020.12.25)
名古屋の<大須観音>というのは通称で、正しくは「北野山真福寺寶生院」(きたのさん しんぷくじ ほうしょういん)という号の、真言宗智山派の寺であるという。真言宗智山派の中で、この寺は「別格本山」という高い位置付けが与えられているという。
<大須観音>は非常に長い経過を有している寺で、本尊の聖観音が篤い信仰を集めて来た寺だ。1892(明治25)年に火災で伽藍の建物が損なわれて本堂と仁王門が再建されたが、その建物も1945(昭和20)年の戦禍(名古屋大空襲)で損なわれてしまった。1949(昭和24)年に仮の本堂と仁王門が築かれ、1970(昭和45)年に至って漸く現在の本堂や仁王門が完成したのだという。
↓その<大須観音>の本殿は、少し高くなった場所に設えられている。なかなかに立派で、暫し足を停めて見上げてしまった…
↑一部の軒先に「不思議な装飾?」と思ったが、辺りの鳩達が軒先で翼を休めているのだった…
↓本殿に少し近付いた…
↓「観世音」と観音様を示す文字が書き込まれた大きな提灯も在った…
↓新しい年を迎える準備の飾りも見受けられた…
↓「殿悲大」=「大悲殿」という額が本殿に見受けられる。
↑「大悲」とは観音菩薩の別名で、衆生の苦しみを救おうとする仏や菩薩の広大な慈悲の心を表す語であるという。そういう“大悲”こと観音様を祀る建物を「大悲殿」というように呼ぶ場合が在る。それが掲げられている訳だ…
<大須観音>の名は地下鉄の駅名にもなっていて、この場所は或る種「辺りのシンボル」というような感じなのだと思った。古くからの門前町の流れを汲むと見受けられるような商店街も直ぐ傍に在って、一定程度賑わっているように視えた。<大須観音>の辺りということについては、「名古屋で繁華な辺り?」ということで、何となく名も耳にした記憶が在るので寄ってみたが…同時に<大須観音>へ参拝し、「無事に名古屋に立寄ることも出来たことを感謝」という感であった…
<大須観音>は非常に長い経過を有している寺で、本尊の聖観音が篤い信仰を集めて来た寺だ。1892(明治25)年に火災で伽藍の建物が損なわれて本堂と仁王門が再建されたが、その建物も1945(昭和20)年の戦禍(名古屋大空襲)で損なわれてしまった。1949(昭和24)年に仮の本堂と仁王門が築かれ、1970(昭和45)年に至って漸く現在の本堂や仁王門が完成したのだという。
↓その<大須観音>の本殿は、少し高くなった場所に設えられている。なかなかに立派で、暫し足を停めて見上げてしまった…
↑一部の軒先に「不思議な装飾?」と思ったが、辺りの鳩達が軒先で翼を休めているのだった…
↓本殿に少し近付いた…
↓「観世音」と観音様を示す文字が書き込まれた大きな提灯も在った…
↓新しい年を迎える準備の飾りも見受けられた…
↓「殿悲大」=「大悲殿」という額が本殿に見受けられる。
↑「大悲」とは観音菩薩の別名で、衆生の苦しみを救おうとする仏や菩薩の広大な慈悲の心を表す語であるという。そういう“大悲”こと観音様を祀る建物を「大悲殿」というように呼ぶ場合が在る。それが掲げられている訳だ…
<大須観音>の名は地下鉄の駅名にもなっていて、この場所は或る種「辺りのシンボル」というような感じなのだと思った。古くからの門前町の流れを汲むと見受けられるような商店街も直ぐ傍に在って、一定程度賑わっているように視えた。<大須観音>の辺りということについては、「名古屋で繁華な辺り?」ということで、何となく名も耳にした記憶が在るので寄ってみたが…同時に<大須観音>へ参拝し、「無事に名古屋に立寄ることも出来たことを感謝」という感であった…
<8901>:東池袋四丁目停留所:都電…(2020.12.26)
「東京で少しばかり時間が…」ということになれば、「一寸だけ寄ってみたい…」という辺りが頭の中に在った…少し「複雑な感じ?」で見詰めざるを得ない側面も否定し悪い懐かしいエリアを動き回った後に「そうだ!!」と思い出して都電に乗車してみた…
未だ真新しい感じもする車輛―2015年に登場したらしい…―に乗込み、見覚えが在るような、大きく変わって初めての場所と大差が無いような、色々と感じるモノが多い車窓を眺めながら、暫し「極短い都電の旅」を愉しみ、東池袋四丁目停留所で下車した…
↓「ここまで運んでくれてありがとう!」という気分で、何となく乗って来た<8901>を振り返った…
↓幅が広い道路を横断するような感じで軌道が敷設されているので、電車も「信号待ち」が生じる。いきなり停まった電車を何となく眺めた…
↓やがて<8901>は軌道を進み始めた…
こういう様子を眺めると、「思い付きで都電に乗って、沿線をフラフラとする一日というのも好さそうだ…」というようなことを考えないでもない…そういう想いを駆り立てるように、通り過ぎて行った電車の脇に「沿線御案内」という看板が出ていた…
都電が通っている辺り…何か「東京の今」が“過去”と“未来”の間でフラフラと揺れているような、微妙な場所をゆったりと電車が通り抜けているというような、何となく不思議な気分になる場所だと思った…
未だ真新しい感じもする車輛―2015年に登場したらしい…―に乗込み、見覚えが在るような、大きく変わって初めての場所と大差が無いような、色々と感じるモノが多い車窓を眺めながら、暫し「極短い都電の旅」を愉しみ、東池袋四丁目停留所で下車した…
↓「ここまで運んでくれてありがとう!」という気分で、何となく乗って来た<8901>を振り返った…
↓幅が広い道路を横断するような感じで軌道が敷設されているので、電車も「信号待ち」が生じる。いきなり停まった電車を何となく眺めた…
↓やがて<8901>は軌道を進み始めた…
こういう様子を眺めると、「思い付きで都電に乗って、沿線をフラフラとする一日というのも好さそうだ…」というようなことを考えないでもない…そういう想いを駆り立てるように、通り過ぎて行った電車の脇に「沿線御案内」という看板が出ていた…
都電が通っている辺り…何か「東京の今」が“過去”と“未来”の間でフラフラと揺れているような、微妙な場所をゆったりと電車が通り抜けているというような、何となく不思議な気分になる場所だと思った…
<8901>:早稲田停留所:都電…(2020.12.26)
聞けば、東京では現在の地下鉄路線やバス路線の多くが嘗ては“都電”の路線であったのだという。都内に網の目のように併用軌道や専用軌道が張巡らされて、電車が行き交っていたということになる。
その“都電”は、現在では<東京さくらトラム>という愛称を冠せられた荒川線が残るのみである。その起点・終着になっている早稲田停留所の辺りに至り、「一寸乗車してみよう…」と思い付いた…
↓停留所に着けば、折良く電車が待機中であったので近付いた…
<8901>…2015(平成27)年に登場したという8900形の1輛だ。最初に登場した<8901>を含む2輛がオレンジ、次の2輛がブルー、次の2輛がローズピンク、次の2輛がイエローと各々に鮮やかな塗色が施されているのだそうだ。
都電は専用軌道の箇所が多く、「路面」になる併用軌道は割合が低いように見受けられる。乗降を行う場所は大半が専用軌道箇所辺りなので、乗降のためにホームのようなモノを確り設けられるので、近年方々で見受けられる工夫を凝らした“低床型”ということではなくても、特段に段差が無い状態で乗降は誰でも楽に出来るような感じになっている…
画は後尾側だが、乗車時には前の乗務員(運転士)が居る側から入り、その時点で運賃を支払う。“均一運賃”なので、それが合理的である訳だ。
未だ真新しい感じもする車輛に乗込み、見覚えが在るような、大きく変わって初めての場所と大差が無いような、色々と感じるモノが多い車窓を眺めながら、暫し「極短い都電の旅」を愉しんだ…
その“都電”は、現在では<東京さくらトラム>という愛称を冠せられた荒川線が残るのみである。その起点・終着になっている早稲田停留所の辺りに至り、「一寸乗車してみよう…」と思い付いた…
↓停留所に着けば、折良く電車が待機中であったので近付いた…
<8901>…2015(平成27)年に登場したという8900形の1輛だ。最初に登場した<8901>を含む2輛がオレンジ、次の2輛がブルー、次の2輛がローズピンク、次の2輛がイエローと各々に鮮やかな塗色が施されているのだそうだ。
都電は専用軌道の箇所が多く、「路面」になる併用軌道は割合が低いように見受けられる。乗降を行う場所は大半が専用軌道箇所辺りなので、乗降のためにホームのようなモノを確り設けられるので、近年方々で見受けられる工夫を凝らした“低床型”ということではなくても、特段に段差が無い状態で乗降は誰でも楽に出来るような感じになっている…
画は後尾側だが、乗車時には前の乗務員(運転士)が居る側から入り、その時点で運賃を支払う。“均一運賃”なので、それが合理的である訳だ。
未だ真新しい感じもする車輛に乗込み、見覚えが在るような、大きく変わって初めての場所と大差が無いような、色々と感じるモノが多い車窓を眺めながら、暫し「極短い都電の旅」を愉しんだ…
<TOWER RECORDS>の袋…(2020.12.29)
↓立寄ったカフェのテーブルに何となく置いた…
↑カフェの前に立寄った店で求めたモノを何となく置いたが、思わず少し見入ってカメラを持ち出して写真に収めてしまった…
今では「レコード屋」と呼ぶよりも「音楽ソフト等の店」とでも呼ぶべきなのだろうか?<TOWER RECORDS>(タワーレコード)という店に郷愁のようなものを覚えないでもない。何時以来か?判らない程度に久し振りに、札幌都心のこの店に寄道した…
ふらりと店に寄って、色々と在るCDの棚を眺めて、何やらやっている店員さんに声を掛け、アーティストの名を挙げて、その作品は何処に置いてあるかと訊ねてみる。「ここに無ければ…あそこですね…」と御案内頂き、作品が見付かる…そしてそれを求めれば、レジでこの<TOWER RECORDS>というロゴが入った袋に容れてくれる…
というような、「店舗でCDを買い求める」というようなことが、何やら酷く嬉しく愛おしいことのような気がした…
因みに…この時に求めたのは?メンバーの一人が鹿児島県出身ということで、彼の地で出ている地方紙のウェブサイトにインタビューのような記事が出ていたことで気になっていた<SOIL & "PIMP" SESSIONS>というバンドの作品だ。<TOWER RECORDS>では、「JAZZ」のコーナーの一隅、「日本のアーティスト」という辺りに在ると思ったのだが…見当たらないので店員さんに訊ねた。「“ソイル”ですね?」と店員さんは直ぐ判ってくれたが、「JAZZ」のコーナーには本当に見当たらず「J-POP」というコーナーに在った。国内の色々な人達との共演で知られている面が在るので「J-POP」のコーナーなのであろう。(稚内へ引揚げた後、作品はゆっくりと愉しんでいる…)
序でに…嘗て―「何時のことだ!?」とでも言われるかもしれないが…―は<TOWER RECORDS>と言えば「国外有名バンドの輸入盤のディスクが…」というイメージだったような気がしていたが…現在は国内の「音楽ソフト等の店」で広く売られている様々なモノが前面に出ているような気もした。
「音楽ソフト等の店」と言うが、そういうモノは“ダウンロード”の比率が高まって、店は苦戦するのかもしれない。それでも「店舗でCDを買い求める」というようなことが、何やら酷く嬉しく愛おしい…
↑カフェの前に立寄った店で求めたモノを何となく置いたが、思わず少し見入ってカメラを持ち出して写真に収めてしまった…
今では「レコード屋」と呼ぶよりも「音楽ソフト等の店」とでも呼ぶべきなのだろうか?<TOWER RECORDS>(タワーレコード)という店に郷愁のようなものを覚えないでもない。何時以来か?判らない程度に久し振りに、札幌都心のこの店に寄道した…
ふらりと店に寄って、色々と在るCDの棚を眺めて、何やらやっている店員さんに声を掛け、アーティストの名を挙げて、その作品は何処に置いてあるかと訊ねてみる。「ここに無ければ…あそこですね…」と御案内頂き、作品が見付かる…そしてそれを求めれば、レジでこの<TOWER RECORDS>というロゴが入った袋に容れてくれる…
というような、「店舗でCDを買い求める」というようなことが、何やら酷く嬉しく愛おしいことのような気がした…
因みに…この時に求めたのは?メンバーの一人が鹿児島県出身ということで、彼の地で出ている地方紙のウェブサイトにインタビューのような記事が出ていたことで気になっていた<SOIL & "PIMP" SESSIONS>というバンドの作品だ。<TOWER RECORDS>では、「JAZZ」のコーナーの一隅、「日本のアーティスト」という辺りに在ると思ったのだが…見当たらないので店員さんに訊ねた。「“ソイル”ですね?」と店員さんは直ぐ判ってくれたが、「JAZZ」のコーナーには本当に見当たらず「J-POP」というコーナーに在った。国内の色々な人達との共演で知られている面が在るので「J-POP」のコーナーなのであろう。(稚内へ引揚げた後、作品はゆっくりと愉しんでいる…)
序でに…嘗て―「何時のことだ!?」とでも言われるかもしれないが…―は<TOWER RECORDS>と言えば「国外有名バンドの輸入盤のディスクが…」というイメージだったような気がしていたが…現在は国内の「音楽ソフト等の店」で広く売られている様々なモノが前面に出ているような気もした。
「音楽ソフト等の店」と言うが、そういうモノは“ダウンロード”の比率が高まって、店は苦戦するのかもしれない。それでも「店舗でCDを買い求める」というようなことが、何やら酷く嬉しく愛おしい…