「真言宗十八本山」の18ヶ寺の中、未踏箇所を巡ろうと意図していた。そして、大阪に陣取って、根来、信貴山、高野山を訪ね、その後に阪急の列車を利用して宝塚市内の2箇所に寄り、そのまま阪急の列車で京都へ動くというように計画した。
清荒神と中山寺とを訪ね、大阪梅田駅でランチを愉しみ、阪急の列車で京都を目指すことにした。
↓大阪梅田駅では、こういう具合に各方面への列車が勢揃いして並ぶ…
↑改札口を潜って右寄り、“1号線”という辺りに京都との間を往来する列車が発着している…その“1号線”の乗場に入った…(阪急では列車が発着する場所を“X番線”ではなく“〇号線”と呼ぶ慣行になっている…)
↓京都の四条通の地下を通って京都河原町駅へ至る特急が待機中だった…
↑2003(平成15)年から運用されている9300系電車だ。大阪梅田・京都河原町間の特急列車として主に使われているという…
↓未だ乗客があまり集まっていない状態であったので車内の様子を撮ってみた。
↑「3扉セミクロスシート」という内装だ。終着駅から「折り返し運転」になる場合、乗務員室で操作をすると座席の向きが一斉に変わるようになっている。その直後に車内清掃が入っている様子も見受けられる。
関西方面に出て「大阪梅田駅で阪急の列車に乗車」ということをすると、運賃以外の別料金が生じるのでもない普通な列車に乗車するというだけのことだが、「大事にメンテナンスされているように見える綺麗な車輌に、素敵な駅から乗せて頂く…」という「少し特別?」な感じがしてしまう。毎日利用している方の目線では「何を言っている?!」ということなのかもしれないが…大阪梅田駅で列車に乗ってみるというのを、何時も何となく愉しみにしていることに気付いてしまうのだ。
金剛峯寺 壇上伽藍(大伽藍)…(2020.12.20)
高野山は山そのものが「金剛峯寺の境内」というように考えられている場所であるそうだ。そういう中で寺務所等が入っている「本坊」と呼ばれる場所を「金剛峯寺」と呼び習わしていたように見受けられた…
↓その本坊の少し先にこういう場所が在る…
↑「大伽藍」と記されている…
現場では上の画で看板が掲出されているように「大伽藍」と呼び習わされていたように見受けられたが、これが金剛峯寺の本坊の辺りから「壇上伽藍」への通路だ。
壇上伽藍は弘法大師こと空海の指導で建設が始まり、次の代の代表者の時代まで、816年頃から887年頃までの長い年月で整備が進められたようだ。勿論、新たな建物がその後に登場した例や、火災等で損なわれた建物が再建された事例は多々在ると見受けられるが…壇上伽藍は、弘法大師こと空海が高野山に道場を開くことにした当初から、自ら構想し、真言密教の思想に基づいて塔や堂を建立して行くことにした場所であるそうだ…
↓前夜から早朝に些かの雪が降り積もったと見受けられる状況で、何か溜息が漏れるような「雰囲気…」が在った…
↓永い歴史を誇る寺院の伽藍には、独特な空気感が漂うように思うのだが、「山が丸ごと寺…」ということになっているこの場所のそれは格別であるように思った…
↓非常に大きな多宝塔である根本大塔(こんぽんだいとう)は、金剛峯寺のシンボルのようになっているとされるモノだ…
↓この根本大塔を見上げて見入ってしまった…
↓大勢が集まる催事の場になっているという金堂も重厚だった…
↓これは三昧堂(ざんまいどう)と呼ばれる小さな建物だが、こういう小さなモノで、19世紀の再建と伝えられるモノであっても、何か非常に独特な空気感を放っていた…
今般、「真言宗十八本山」の18ヶ寺巡りを成就しようと、些かの慌ただしさを顧みずにこの高野山へ上った…訪問をゆっくりと振り返る中で「必ず再訪しなければ…」というような想いが込み上がることを感じずには居られない…
些か慌ただしい内容に「少しばかりの悔い」が残ろうとも、訪問を実現出来ない場合には「更に大きな悔恨」を残す羽目に陥る…そういう意味では「とにかく!」と訪ねてみたことを善としておきたい。が、高野山は「何れ再訪…」と頭の隅に強く留めておきたい…
↓その本坊の少し先にこういう場所が在る…
↑「大伽藍」と記されている…
現場では上の画で看板が掲出されているように「大伽藍」と呼び習わされていたように見受けられたが、これが金剛峯寺の本坊の辺りから「壇上伽藍」への通路だ。
壇上伽藍は弘法大師こと空海の指導で建設が始まり、次の代の代表者の時代まで、816年頃から887年頃までの長い年月で整備が進められたようだ。勿論、新たな建物がその後に登場した例や、火災等で損なわれた建物が再建された事例は多々在ると見受けられるが…壇上伽藍は、弘法大師こと空海が高野山に道場を開くことにした当初から、自ら構想し、真言密教の思想に基づいて塔や堂を建立して行くことにした場所であるそうだ…
↓前夜から早朝に些かの雪が降り積もったと見受けられる状況で、何か溜息が漏れるような「雰囲気…」が在った…
↓永い歴史を誇る寺院の伽藍には、独特な空気感が漂うように思うのだが、「山が丸ごと寺…」ということになっているこの場所のそれは格別であるように思った…
↓非常に大きな多宝塔である根本大塔(こんぽんだいとう)は、金剛峯寺のシンボルのようになっているとされるモノだ…
↓この根本大塔を見上げて見入ってしまった…
↓大勢が集まる催事の場になっているという金堂も重厚だった…
↓これは三昧堂(ざんまいどう)と呼ばれる小さな建物だが、こういう小さなモノで、19世紀の再建と伝えられるモノであっても、何か非常に独特な空気感を放っていた…
今般、「真言宗十八本山」の18ヶ寺巡りを成就しようと、些かの慌ただしさを顧みずにこの高野山へ上った…訪問をゆっくりと振り返る中で「必ず再訪しなければ…」というような想いが込み上がることを感じずには居られない…
些か慌ただしい内容に「少しばかりの悔い」が残ろうとも、訪問を実現出来ない場合には「更に大きな悔恨」を残す羽目に陥る…そういう意味では「とにかく!」と訪ねてみたことを善としておきたい。が、高野山は「何れ再訪…」と頭の隅に強く留めておきたい…
苫小牧駅の辺り…(2020.12.17)
「苫小牧港に到って船に…」という意図で、早朝の暗い稚内駅を発って、列車を乗り継いで延々と南下を続けていた…
↓「もう少しで目指していた苫小牧…」と車窓を眺めていて、少し驚いた…
↑「雪が?無い?」と驚きながら様子を眺めた…岩見沢から真直ぐ苫小牧へ南下する列車は「雪のため運休」ということにもなっていて、札幌へ廻って苫小牧に至ればこんな様子なのだ…
↓冬至が間近の日が短い日の傾いた光線という風情ではあるが…列車が到着した駅の雰囲気?「秋」のようだった…
↓改札口を潜って跨線橋のようになっている辺りから駅構内を眺めた…
↑雪が多めな区間も通り抜けて来たのだが…重ね重ね「雪が?無い?」と驚かされた…
「冬の北海道=雪」というイメージも強いのかもしれないが…広大な北海道だけに「様々な様子」というものが在る訳だ…
↓「もう少しで目指していた苫小牧…」と車窓を眺めていて、少し驚いた…
↑「雪が?無い?」と驚きながら様子を眺めた…岩見沢から真直ぐ苫小牧へ南下する列車は「雪のため運休」ということにもなっていて、札幌へ廻って苫小牧に至ればこんな様子なのだ…
↓冬至が間近の日が短い日の傾いた光線という風情ではあるが…列車が到着した駅の雰囲気?「秋」のようだった…
↓改札口を潜って跨線橋のようになっている辺りから駅構内を眺めた…
↑雪が多めな区間も通り抜けて来たのだが…重ね重ね「雪が?無い?」と驚かされた…
「冬の北海道=雪」というイメージも強いのかもしれないが…広大な北海道だけに「様々な様子」というものが在る訳だ…
サッポロビール庭園駅…(2020.12.17)
札幌から苫小牧行の普通列車に乗車した…
千歳線の各駅に停車しながら進む列車である。この千歳線は新千歳空港と札幌とを往来する快速列車や、札幌と室蘭を経て函館との間、或いは追分を経て帯広や釧路との間を往来する特急列車も多く通る。苫小牧行の普通列車に乗っていると、その快速や特急の通過待ちで少し長めに停車する場面も多かった…
↓こんな駅でも少し長めに停車した…「何が在る?」という感の駅だった…
↑正直、「そう言えば…こういう駅も在ったかもしれない…」という感の、印象の薄い駅だ…
サッポロビール庭園駅は恵庭市内の無人駅である。恵庭駅(えにわえき)と長都駅(おさつえき)との間である。恵庭駅は恵庭市の中心的な駅ということになり、快速も停車する。長都駅は随分以前から沿線に在る駅だ。サッポロビール庭園駅は1990(平成2)年に新設された駅で、普通列車も一部が最初から通過してしまっているという…「少し馴染んだ…」と言い得る千歳線なのだが、この駅に関しては「そう言えば…こういう駅も在ったかもしれない…」という感にもなってしまう…
近くにサッポロビールの工場が開業し、そこに庭園が在るというので<サッポロビール庭園駅>と命名されたのだそうだ…
この駅には通過列車を待ち合わせる待避線が設けられ、快速や特急の通過待ちというようなことをする場所として活用されているらしい…時にはこういう場所に停車して列車を見送ってみるのも悪くないかもしれない等と思っていた…
千歳線の各駅に停車しながら進む列車である。この千歳線は新千歳空港と札幌とを往来する快速列車や、札幌と室蘭を経て函館との間、或いは追分を経て帯広や釧路との間を往来する特急列車も多く通る。苫小牧行の普通列車に乗っていると、その快速や特急の通過待ちで少し長めに停車する場面も多かった…
↓こんな駅でも少し長めに停車した…「何が在る?」という感の駅だった…
↑正直、「そう言えば…こういう駅も在ったかもしれない…」という感の、印象の薄い駅だ…
サッポロビール庭園駅は恵庭市内の無人駅である。恵庭駅(えにわえき)と長都駅(おさつえき)との間である。恵庭駅は恵庭市の中心的な駅ということになり、快速も停車する。長都駅は随分以前から沿線に在る駅だ。サッポロビール庭園駅は1990(平成2)年に新設された駅で、普通列車も一部が最初から通過してしまっているという…「少し馴染んだ…」と言い得る千歳線なのだが、この駅に関しては「そう言えば…こういう駅も在ったかもしれない…」という感にもなってしまう…
近くにサッポロビールの工場が開業し、そこに庭園が在るというので<サッポロビール庭園駅>と命名されたのだそうだ…
この駅には通過列車を待ち合わせる待避線が設けられ、快速や特急の通過待ちというようなことをする場所として活用されているらしい…時にはこういう場所に停車して列車を見送ってみるのも悪くないかもしれない等と思っていた…
岩見沢駅…(2020.12.17)
「苫小牧港に到って船に…」という意図で移動していて岩見沢駅に至れば、3月に乗車した経過も在った「苫小牧行」の普通列車を思い浮かべる…
↓そんなことを思いながら、到着した721系電車を眺めた…
↑滝川・岩見沢間の積雪の中を進んだ痕跡が色濃く見受けられた…
↓「さて…乗り換えは?」と跨線橋に上り、乗って来た721系電車を見下ろした…
この時点で判った…岩見沢から真直ぐ苫小牧へ南下する列車は「雪のため運休」ということだった…
↓とりあえず駅前で一息入れたが、一部に「列車運行困難…」という区間も在るのだと想像に難くないような雰囲気が在った…
「岩見沢から苫小牧へ」ということであれば?札幌へ出て、千歳を経て苫小牧に向かう経路を利用することも可能だ…
↓岩見沢・札幌間の列車運行本数は多い…直ぐに札幌方面の列車に乗り込んだ…
↑「札幌圏に足を踏み入れた…」と意識してしまう、ロングシートの内装である3輌編成の731系電車が、チラチラと雪が舞い始めた中に待機中だった…
稚内から列車を乗り継ぎながら進むと、岩見沢に到った辺りで、何か“雰囲気”が大きく変わるような気もする…
↓そんなことを思いながら、到着した721系電車を眺めた…
↑滝川・岩見沢間の積雪の中を進んだ痕跡が色濃く見受けられた…
↓「さて…乗り換えは?」と跨線橋に上り、乗って来た721系電車を見下ろした…
この時点で判った…岩見沢から真直ぐ苫小牧へ南下する列車は「雪のため運休」ということだった…
↓とりあえず駅前で一息入れたが、一部に「列車運行困難…」という区間も在るのだと想像に難くないような雰囲気が在った…
「岩見沢から苫小牧へ」ということであれば?札幌へ出て、千歳を経て苫小牧に向かう経路を利用することも可能だ…
↓岩見沢・札幌間の列車運行本数は多い…直ぐに札幌方面の列車に乗り込んだ…
↑「札幌圏に足を踏み入れた…」と意識してしまう、ロングシートの内装である3輌編成の731系電車が、チラチラと雪が舞い始めた中に待機中だった…
稚内から列車を乗り継ぎながら進むと、岩見沢に到った辺りで、何か“雰囲気”が大きく変わるような気もする…
721系電車…滝川駅(2020.12.17)
キハ40…:滝川駅(2020.12.17)
<仙臺驛政宗>…(2020.12.18)
最近、酒類を嗜む場合には蒸留酒を好んで択び、醸造酒は少し控えるような感ではあるのだが…
↓仙台駅構内で思わず求めてしまった…
↑古めかしい書体、旧漢字で「仙臺驛」(せんだいえき)と在り、東北地方随一の大都市である仙台の礎を築いたとして、地元では「凄く偉い人!!」ということになっている伊達政宗の名が組み合わさり、<仙臺驛政宗>(せんだいえきまさむね)という銘が冠せられた純米吟醸酒だ…
↓何やら仙台の老舗酒造会社が製造に携わっていて、仙台駅の売店で限定的に売られているという代物であるそうだ…
↓仙台駅から東京駅へ向かい、新大阪駅へ出ようとした中、仙台駅構内で求めた<仙臺驛政宗>を車内でゆったりと頂いた…
↓売店の店員さんに「包装は?割れ悪いように…」と訊ねられた。「無用である」と応じ、「この後、列車で早速頂くのだが…」と売店で申し出れば、売店の店員さんは「コップを付けましょうか?」と小さな紙コップを下さった。「忝い…」とコップを頂き、それを使ったのだった…
順調に旅を続けられたこと…自身が新幹線の車中で寛いで居られること…そして限定を謳う銘酒に出くわしたこと…色々なことに感謝しながら、この<仙臺驛政宗>を空けた…
↓仙台駅構内で思わず求めてしまった…
↑古めかしい書体、旧漢字で「仙臺驛」(せんだいえき)と在り、東北地方随一の大都市である仙台の礎を築いたとして、地元では「凄く偉い人!!」ということになっている伊達政宗の名が組み合わさり、<仙臺驛政宗>(せんだいえきまさむね)という銘が冠せられた純米吟醸酒だ…
↓何やら仙台の老舗酒造会社が製造に携わっていて、仙台駅の売店で限定的に売られているという代物であるそうだ…
↓仙台駅から東京駅へ向かい、新大阪駅へ出ようとした中、仙台駅構内で求めた<仙臺驛政宗>を車内でゆったりと頂いた…
↓売店の店員さんに「包装は?割れ悪いように…」と訊ねられた。「無用である」と応じ、「この後、列車で早速頂くのだが…」と売店で申し出れば、売店の店員さんは「コップを付けましょうか?」と小さな紙コップを下さった。「忝い…」とコップを頂き、それを使ったのだった…
順調に旅を続けられたこと…自身が新幹線の車中で寛いで居られること…そして限定を謳う銘酒に出くわしたこと…色々なことに感謝しながら、この<仙臺驛政宗>を空けた…
キハ40…:旭川駅(2020.12.17)
旭川から深川や滝川へ向かう函館本線は電化されている。「架線から電気の供給を受ける集電装置を天井に備えた車輌」(=要するに“電車”…)が行き交っている…
↓それでも「滝川行」の普通列車が待機中であるとホームへ向かってみれば、こんな車輌が待機している場合も在る…
↑右は名寄から乗って到着したキハ261系ディーゼルカーで、左が乗り込もうとしていた滝川行の普通列車だ。「伝統の!」と言ってみたくなるキハ40だ…
電車が主流な感である区間でこういうディーゼルカーに出くわすと、「態々待っていてくれたのか?!」と変に愛おしいような気がしてしまう…この種の車輌は自身が小学生であったような頃から動いている訳だが、内装も「少年の日に乗車した列車…」を思い起こさざるを得ないような感じで、何となく好きだ…
↓それでも「滝川行」の普通列車が待機中であるとホームへ向かってみれば、こんな車輌が待機している場合も在る…
↑右は名寄から乗って到着したキハ261系ディーゼルカーで、左が乗り込もうとしていた滝川行の普通列車だ。「伝統の!」と言ってみたくなるキハ40だ…
電車が主流な感である区間でこういうディーゼルカーに出くわすと、「態々待っていてくれたのか?!」と変に愛おしいような気がしてしまう…この種の車輌は自身が小学生であったような頃から動いている訳だが、内装も「少年の日に乗車した列車…」を思い起こさざるを得ないような感じで、何となく好きだ…