早朝の旭川駅を発ち、稚内駅を目指して北上した…
旭川駅で乗車する際には「稚内行」というようになっているのだが、2輌運行を切り離して1輌にする作業で少し長く名寄駅で停車、更に幌延駅で少し長く停車することから、“列車番号”が切り途中で替わる。時刻表や運行ダイヤの上では「旭川・名寄」、「名寄・幌延」、「幌延・稚内」という「3本の列車」というような扱いになっているようだ。それでも、名寄で切り離しにならない側の車輌に乗り込んでしまえば「旭川・稚内」でゆったりと北上することが叶う。そんな訳で気に入っている列車だ…
↓幌延駅にキハ54による列車が到着した…
↓後尾側には、走行中に跳ね上げた雪が多量に付着している…
↓20分間程度も停車しているので、後尾側に付着した雪も少しは落ちてしまう…
↓こちらは先頭側である…
幌延駅での長めな停車を経ると「稚内はもう一息!」という感じになる…
実は…荒天の影響で列車の運休が生じた当地だが、広範囲で予想以上に雪が多く、その故に運行上必要な各種設備の点検に想定以上の手間を要し、運行が少し長引いているという状況が在る…そういう中であるが故に、寒さや雪に負けずに軌道を行く列車の風情が酷く恋しくなり、未だこのブログで御紹介していなかった写真を引っ張り出した形になったのだ…
<山明>が連結された列車…:旭川駅(2021.01.02)
札幌市内から稚内へと北上する際、札幌市内の厚別駅で旭川行の列車に乗車した。列車は特急列車の待ち合わせのために岩見沢駅で少し長く停車していた。電化されている札幌・旭川間では「少数派?」とも思われるディーゼルカー2輌で運行される列車が登場するのだが、少し変わった車輌が使用されていた。
↓その少し変わった車輌の列車が旭川駅に到着した…
↓右側の“通常仕様”と外装や、内装が少々異なる<山明>(さんめい)である…
<山明>という愛称が冠せられた車輌は、「観光」という意図も込めて最近改修された車輛だ。「山紫水明」という語から採られた愛称で<紫水>という“相方”と同時に登場していた…が、最近はこの「山紫水明」の2輌を連結した列車の運行という話しを聞かない…各々の車輌が、この日のように普通列車として運用されている場合が多いようだ。
↓先頭側の<山明>に対し、後尾側は“通常仕様”…こちらは走行中に跳ね上げていた雪が多く付着してしまっている…
単なる物見遊山であろうと、何かの所用であろうと、列車での移動は何でも何時でも「列車の旅…」と愛おしく思う。そして時々思い起こす便(よすが)とすべく、主に駅で車輌の写真を撮ってしまう。そんな写真を引っ張り出した訳だ…
↓その少し変わった車輌の列車が旭川駅に到着した…
↓右側の“通常仕様”と外装や、内装が少々異なる<山明>(さんめい)である…
<山明>という愛称が冠せられた車輌は、「観光」という意図も込めて最近改修された車輛だ。「山紫水明」という語から採られた愛称で<紫水>という“相方”と同時に登場していた…が、最近はこの「山紫水明」の2輌を連結した列車の運行という話しを聞かない…各々の車輌が、この日のように普通列車として運用されている場合が多いようだ。
↓先頭側の<山明>に対し、後尾側は“通常仕様”…こちらは走行中に跳ね上げていた雪が多く付着してしまっている…
単なる物見遊山であろうと、何かの所用であろうと、列車での移動は何でも何時でも「列車の旅…」と愛おしく思う。そして時々思い起こす便(よすが)とすべく、主に駅で車輌の写真を撮ってしまう。そんな写真を引っ張り出した訳だ…
吹雪の痕跡…:早朝(2021.02.17)
何やら「強風に起因する妙な音…」が屋内に在っても聞こえていた中で早目に休み、早目に起き出した…
↓「一寸、戸外の様子を…」と扉を開ける際に「若干の苦戦…」ということになった。
↑画のような感じに雪が吹き付けている分には、然程の問題でもないのだが、扉開閉時に動く部分に雪が吹き溜っていたのだ…玄関に常備のスコップでそれを除けた…
↓拙宅の極々近くに見受けられた、建物出入口の扉だ。「吹く」というのは、「こういう様になる…」ということだ…
↓画の下側、手前に大型車輛が通過した跡が見えて、道路へ出て一寸歩くには然程の問題も無いが…奥側の建物周辺のように、吹き溜った雪がランダムに見受けられる感だ…
吹雪の痕跡という按配だ…朝の時点で風雪はとりあえず落ち着いているが…今後の展開はよく判らない…
↓「一寸、戸外の様子を…」と扉を開ける際に「若干の苦戦…」ということになった。
↑画のような感じに雪が吹き付けている分には、然程の問題でもないのだが、扉開閉時に動く部分に雪が吹き溜っていたのだ…玄関に常備のスコップでそれを除けた…
↓拙宅の極々近くに見受けられた、建物出入口の扉だ。「吹く」というのは、「こういう様になる…」ということだ…
↓画の下側、手前に大型車輛が通過した跡が見えて、道路へ出て一寸歩くには然程の問題も無いが…奥側の建物周辺のように、吹き溜った雪がランダムに見受けられる感だ…
吹雪の痕跡という按配だ…朝の時点で風雪はとりあえず落ち着いているが…今後の展開はよく判らない…
吹雪く夕べ…(2021.02.16)
前日から「荒天への注意喚起」という感ではあった。早朝から霙または雪が交る感ではあったが、それでも「冬季にはよく在るような…」という範囲であるように見受けられた。
午後に入り、霙という感のモノが交らずに雪という感になり、やや降り方が強まりながら風も強めになって来た。陽が落ちるような頃には「時々吹雪…」という具合で、屋内に居ても「強風の音…」というようになって来た…
そういう様子ではあるが…とりあえず「食事を摂ることが叶う場所が在れば寄る…見当たらなければ何か食糧を買い込む…」と戸外に出てみた…
↓戸外はこういう按配だ…
↑霙と雪が混淆したようなモノが降り続き、やがて雪になって多少積もっているが、同時に強風で雪が舞い上がって視界が悪い…
↓少々歩いたが、身体の向きが変わって正面に強風が当たるようになると、些か辛いという状態であった…
こういうことであったが…とりあえず夕食を摂ることは叶った。食後は速やかに引揚げた。夜は大人しく休むばかりである…
午後に入り、霙という感のモノが交らずに雪という感になり、やや降り方が強まりながら風も強めになって来た。陽が落ちるような頃には「時々吹雪…」という具合で、屋内に居ても「強風の音…」というようになって来た…
そういう様子ではあるが…とりあえず「食事を摂ることが叶う場所が在れば寄る…見当たらなければ何か食糧を買い込む…」と戸外に出てみた…
↓戸外はこういう按配だ…
↑霙と雪が混淆したようなモノが降り続き、やがて雪になって多少積もっているが、同時に強風で雪が舞い上がって視界が悪い…
↓少々歩いたが、身体の向きが変わって正面に強風が当たるようになると、些か辛いという状態であった…
こういうことであったが…とりあえず夕食を摂ることは叶った。食後は速やかに引揚げた。夜は大人しく休むばかりである…
<チーズ尽くしのガーリックトマト牛鍋定食>…(2021.02.13)
土曜日…所用で出て「少しだけ遅め?」なランチを愉しもうという段に至った…
↓何気なく寄った店で、こんなモノを頂いた…
↑トマト味のスープでガーリックやバジルの味が入り、白菜、豆腐、うどん麺、牛肉等がタップリでチーズが載っている鍋だ…
↓「一人前の定食」として、こういう具合に供される…チーズ風味のタレを肉や野菜等に点けて頂くようになっている。タレが少なくなっても鍋にタップリのスープなので、それと具材をタレの小鉢に取って頂けば好い…
↑米飯を控え目に、肉を多めにということで御願いした…それでも千円と少々であり、手頃だと思った。
洋風な味付けを試みた牛鍋という感だ…ロシア語では「スープを頂く」という場合に、“飲む”とは言わずに“食べる”と言うのだが、その「食べるスープ」という気分でゆっくりと頂いた…
時にはこういう感じも酷く好いと思った…
↓何気なく寄った店で、こんなモノを頂いた…
↑トマト味のスープでガーリックやバジルの味が入り、白菜、豆腐、うどん麺、牛肉等がタップリでチーズが載っている鍋だ…
↓「一人前の定食」として、こういう具合に供される…チーズ風味のタレを肉や野菜等に点けて頂くようになっている。タレが少なくなっても鍋にタップリのスープなので、それと具材をタレの小鉢に取って頂けば好い…
↑米飯を控え目に、肉を多めにということで御願いした…それでも千円と少々であり、手頃だと思った。
洋風な味付けを試みた牛鍋という感だ…ロシア語では「スープを頂く」という場合に、“飲む”とは言わずに“食べる”と言うのだが、その「食べるスープ」という気分でゆっくりと頂いた…
時にはこういう感じも酷く好いと思った…
大阪近鉄バファローズのキャップ…(2021.02.11)
↓最近、着用機会が少し増えている新しめなキャップだ。何か「衝動的…」に求めてしまった代物ということになる…
プロ野球チームの“合併”ということで姿を消した<大阪近鉄バファローズ>であるが、そのチームで使われていたマークやカラーを使ったキャップだ…
↓1958年に、チーム愛称を<バファローズ>とした際、かの岡本太郎に依頼してデザインしたという「猛牛」のマークが凄く好い…
↑<大阪近鉄バファローズ>、その前の<近鉄バファローズ>の時代も含めた長い経過で、このキャップと全く同じデザインのモノを選手達が試合等で着用していたという経過は無いように思う…少し「微妙…」なデザインである。
が、それでもチームで使われていたマークやカラーのイメージは「ズバリ!!」で、酷く好いデザインに纏まっていると思う。雪や雨が降るような時には、こういうようなキャップでも被って戸外に出るというのが好いと思っている…
プロ野球チームの“合併”ということで姿を消した<大阪近鉄バファローズ>であるが、そのチームで使われていたマークやカラーを使ったキャップだ…
↓1958年に、チーム愛称を<バファローズ>とした際、かの岡本太郎に依頼してデザインしたという「猛牛」のマークが凄く好い…
↑<大阪近鉄バファローズ>、その前の<近鉄バファローズ>の時代も含めた長い経過で、このキャップと全く同じデザインのモノを選手達が試合等で着用していたという経過は無いように思う…少し「微妙…」なデザインである。
が、それでもチームで使われていたマークやカラーのイメージは「ズバリ!!」で、酷く好いデザインに纏まっていると思う。雪や雨が降るような時には、こういうようなキャップでも被って戸外に出るというのが好いと思っている…
信貴大橋停留所…:信貴山・王子駅(奈良県)間のバス(2020.12.19)
バスに乗って信貴山を上り、朝護孫子寺を訪ねれば…復路も自ずとバスに乗ることとなる…
↓駐車場になっている場所の脇にバス停が在る。上って来た時に下車した場所だが、下りる場合も同じ場所でバスを待つことになっているようだった…
↑現れたバスが渡っている橋が<信貴大橋>と呼ばれているらしい…停留所の名前になっている…
↓停留所の側へ回り込むような動きを見せながらバスが接近する…
↓車体側面に「鹿のマーク」…奈良県内等で色々な路線の運行を手掛けている奈良交通のバスだ…
これに乗り込んで、ゆっくりと山を下り、王子駅へと向かったのだった。
旅から戻って少し時間を経ると、こういう「何となく撮ってしまった…」という画が酷く好いと感じる場合も在る…
↓駐車場になっている場所の脇にバス停が在る。上って来た時に下車した場所だが、下りる場合も同じ場所でバスを待つことになっているようだった…
↑現れたバスが渡っている橋が<信貴大橋>と呼ばれているらしい…停留所の名前になっている…
↓停留所の側へ回り込むような動きを見せながらバスが接近する…
↓車体側面に「鹿のマーク」…奈良県内等で色々な路線の運行を手掛けている奈良交通のバスだ…
これに乗り込んで、ゆっくりと山を下り、王子駅へと向かったのだった。
旅から戻って少し時間を経ると、こういう「何となく撮ってしまった…」という画が酷く好いと感じる場合も在る…
稚内港北防波堤ドーム…(2021.02.13)
↓前々日辺りの様子とは趣が多少異なっていると思った…
↑辺りの除排雪が進められ、積雪の感じが変わっている…加えて、気温が多少上昇して、積雪の感じも少々変わったのだ…
↓こういう具合に近寄り易くなったのも、堆くなっていた積雪を運び出してしまったからである…
↓何度眺めても、この稚内港北防波堤ドームは好いと思う…
↑辺りの除排雪が進められ、積雪の感じが変わっている…加えて、気温が多少上昇して、積雪の感じも少々変わったのだ…
↓こういう具合に近寄り易くなったのも、堆くなっていた積雪を運び出してしまったからである…
↓何度眺めても、この稚内港北防波堤ドームは好いと思う…
鳥居…:早朝の北門神社(2021.02.13)
降雪の有無または量の過多、気温の変化に伴う積雪の状況変化、除排雪の進捗というようなことで、冬季の「辺りの眺め」というようなモノは変わり易い…
↓3日位前の同じ場所とは、少し趣が変わったように見えた…
こういうように「全く同じ…」が無い以上、「思い付いての散策」には何時でも意味が在るように感じる…
今朝は多少雲が多いが、前日以来の0℃前後の気温で、少し続いた低温から免れた。0℃も十分に低温だが、相対的に「温かい…」と感じてしまう…
↓3日位前の同じ場所とは、少し趣が変わったように見えた…
こういうように「全く同じ…」が無い以上、「思い付いての散策」には何時でも意味が在るように感じる…
今朝は多少雲が多いが、前日以来の0℃前後の気温で、少し続いた低温から免れた。0℃も十分に低温だが、相対的に「温かい…」と感じてしまう…
「行き止まりなんかじゃない♪ここが始まり♪ヤムワッカナイからあなたの街へ♪」:松山隆宏の新しいディスク…(2021.02.13)
「気に入ったモノについて」ということになると、極々大雑把に2つ在ると思う。
一つは「理屈抜きに好い!」ということで、もう一つは「これが好いというのは…」という「理屈」が際限無く湧き出て来るということだ。
とは思っているのだが、音楽作品のようなモノの場合には、「理屈抜き」で「何となく…」と惹かれて、何度か触れる中で「こういうように素敵じゃないか!」という「理屈」が湧き出るようになって行くということも在るかもしれない。極々大雑把に2つとしたモノの境界が曖昧化する訳だ。
↓こういう「理屈」が湧き出すモノが届いてしまった…
↑国内各地を巡り、演奏活動を展開していて、稚内にも数え切れないかもしれない程に登場しているシンガーソングライター、松山隆宏が新しいディスクを出したのだ。そして「ディスクが在るなら、是非入手して聴きたい…」という作品が収録されているので、直ぐに申込んで、それが無事に到着した訳だ。
松山隆宏の稚内での演奏に関しては、2019年3月、2018年2月、2017年3月と聞いていて、このブログでも取上げている。これらの演奏で、彼はサハリンのミュージシャンと共演している。実は、このサハリンのミュージシャンであるアンドレイ・メリニチェンコと知り合った方が先だったのだが、彼が稚内に何度も登場している松山隆宏と共演ということで演奏会場に御邪魔したという経過ではあった…
愛用のギターを演奏し、時にブルースハープも交えながら歌う松山隆宏は、ベース奏者でコーラスにも参加するタンク宮本を“相方”に稚内へやって来る。「稚内へ来ると、どうしたものか、何時も彼らに出くわす」と、稚内で公演中の<ルースキー・テーレム>のメンバーと知り合う。そして、<テーレム>のリーダーで、アコーディオンに似た伝統楽器のバヤンを演奏するアンドレイ・メリニチェンコと懇意になり、アンドレイ・メリニチェンコが松山隆宏、タンク宮本のコンビに加わり“トリオ”で演奏という機会が稚内では設けられる場合も発生するようになった。そんな機会に御邪魔していた訳だ…
松山隆宏、タンク宮本、アンドレイ・メリニチェンコの「稚内ライブ限定トリオ」が演奏する中で取上げられる楽曲に、思わず「行き止まりなんかじゃない♪ここが始まり♪ヤムワッカナイからあなたの街へ♪」というサビを記事件名にしてしまったのだが、『ヤムワッカナイから』というモノが在る。これが秀逸なのだ!
各地を巡って演奏活動をするシンガーソングライターが、遠い道程を行き交いながら出くわす景色、様々な人達との交流の想い出を胸に旅を続けるというような曲の雰囲気に酷く惹かれたのだが…この『ヤムワッカナイから』は歌詞で綴られる世界の感じが酷く素敵なのだ!
海辺の街で、北からやって来た、互いに言葉が通じるでもないかもしれないながらも楽器演奏や歌が響き合うという人達―<テーレム>関係者であることが示唆されている―に出くわしたこと…樺太に渡って仕事をした経過が在るという祖父が視たかもしれない海辺に、愛用のギターを抱えて初めて佇んでから随分と時間も経たこと…そういう詞の中の世界に「行き止まりなんかじゃない♪ここが始まり♪ヤムワッカナイからあなたの街へ♪」というサビなのだ。
↓そんな『ヤムワッカナイから』が収録されたディスクということで、嬉々として開封して収録曲を聴き始める訳である…
最近の“事情”で、方々を巡って演奏会を催すというような活動はままならない…「であれば…」と、近年の作品、過去のディスクに入っていなかった楽曲を確り録音して、新たなディスクが制作されたようだ。
そういう、『ヤムワッカナイから』が収録されたディスクが登場した背景に想いが及ぶと、歌のサビの「行き止まりなんかじゃない♪ここが始まり♪」が沁みる…活動はままならないかもしれない。それでも「行き止まりなんかじゃない♪」と活動へのエネルギーを保ち続け、「ここが始まり♪」とディスクの制作に勤しんだということになる。
自身では「稚内駅」に関して「終着駅ではない。始発駅だ!」としているのだが…列車が辿り着く終着かもしれない駅を擁する街で、新たな出会いに心弾ませ、自身の祖父母というような手近な人達も含めた先人達から受継がれているモノを想い、新たな想いで「あなたの街へ♪」と遠い道程を歩み始める…そういう感じが酷く好い!
全く、「理屈抜き」で「何となく…」と惹かれて、何度か触れる中で「こういうように素敵じゃないか!」という「理屈」が湧き出るようになって行くというようになっている…実は今もエンドレスに繰り返して『ヤムワッカナイから』を聞いているのだが…
とにかくも「気に入った楽曲が収まったディスク」というようなモノが手に入ると、「理屈抜き」に嬉しいものだ…
一つは「理屈抜きに好い!」ということで、もう一つは「これが好いというのは…」という「理屈」が際限無く湧き出て来るということだ。
とは思っているのだが、音楽作品のようなモノの場合には、「理屈抜き」で「何となく…」と惹かれて、何度か触れる中で「こういうように素敵じゃないか!」という「理屈」が湧き出るようになって行くということも在るかもしれない。極々大雑把に2つとしたモノの境界が曖昧化する訳だ。
↓こういう「理屈」が湧き出すモノが届いてしまった…
↑国内各地を巡り、演奏活動を展開していて、稚内にも数え切れないかもしれない程に登場しているシンガーソングライター、松山隆宏が新しいディスクを出したのだ。そして「ディスクが在るなら、是非入手して聴きたい…」という作品が収録されているので、直ぐに申込んで、それが無事に到着した訳だ。
松山隆宏の稚内での演奏に関しては、2019年3月、2018年2月、2017年3月と聞いていて、このブログでも取上げている。これらの演奏で、彼はサハリンのミュージシャンと共演している。実は、このサハリンのミュージシャンであるアンドレイ・メリニチェンコと知り合った方が先だったのだが、彼が稚内に何度も登場している松山隆宏と共演ということで演奏会場に御邪魔したという経過ではあった…
愛用のギターを演奏し、時にブルースハープも交えながら歌う松山隆宏は、ベース奏者でコーラスにも参加するタンク宮本を“相方”に稚内へやって来る。「稚内へ来ると、どうしたものか、何時も彼らに出くわす」と、稚内で公演中の<ルースキー・テーレム>のメンバーと知り合う。そして、<テーレム>のリーダーで、アコーディオンに似た伝統楽器のバヤンを演奏するアンドレイ・メリニチェンコと懇意になり、アンドレイ・メリニチェンコが松山隆宏、タンク宮本のコンビに加わり“トリオ”で演奏という機会が稚内では設けられる場合も発生するようになった。そんな機会に御邪魔していた訳だ…
松山隆宏、タンク宮本、アンドレイ・メリニチェンコの「稚内ライブ限定トリオ」が演奏する中で取上げられる楽曲に、思わず「行き止まりなんかじゃない♪ここが始まり♪ヤムワッカナイからあなたの街へ♪」というサビを記事件名にしてしまったのだが、『ヤムワッカナイから』というモノが在る。これが秀逸なのだ!
各地を巡って演奏活動をするシンガーソングライターが、遠い道程を行き交いながら出くわす景色、様々な人達との交流の想い出を胸に旅を続けるというような曲の雰囲気に酷く惹かれたのだが…この『ヤムワッカナイから』は歌詞で綴られる世界の感じが酷く素敵なのだ!
海辺の街で、北からやって来た、互いに言葉が通じるでもないかもしれないながらも楽器演奏や歌が響き合うという人達―<テーレム>関係者であることが示唆されている―に出くわしたこと…樺太に渡って仕事をした経過が在るという祖父が視たかもしれない海辺に、愛用のギターを抱えて初めて佇んでから随分と時間も経たこと…そういう詞の中の世界に「行き止まりなんかじゃない♪ここが始まり♪ヤムワッカナイからあなたの街へ♪」というサビなのだ。
↓そんな『ヤムワッカナイから』が収録されたディスクということで、嬉々として開封して収録曲を聴き始める訳である…
最近の“事情”で、方々を巡って演奏会を催すというような活動はままならない…「であれば…」と、近年の作品、過去のディスクに入っていなかった楽曲を確り録音して、新たなディスクが制作されたようだ。
そういう、『ヤムワッカナイから』が収録されたディスクが登場した背景に想いが及ぶと、歌のサビの「行き止まりなんかじゃない♪ここが始まり♪」が沁みる…活動はままならないかもしれない。それでも「行き止まりなんかじゃない♪」と活動へのエネルギーを保ち続け、「ここが始まり♪」とディスクの制作に勤しんだということになる。
自身では「稚内駅」に関して「終着駅ではない。始発駅だ!」としているのだが…列車が辿り着く終着かもしれない駅を擁する街で、新たな出会いに心弾ませ、自身の祖父母というような手近な人達も含めた先人達から受継がれているモノを想い、新たな想いで「あなたの街へ♪」と遠い道程を歩み始める…そういう感じが酷く好い!
全く、「理屈抜き」で「何となく…」と惹かれて、何度か触れる中で「こういうように素敵じゃないか!」という「理屈」が湧き出るようになって行くというようになっている…実は今もエンドレスに繰り返して『ヤムワッカナイから』を聞いているのだが…
とにかくも「気に入った楽曲が収まったディスク」というようなモノが手に入ると、「理屈抜き」に嬉しいものだ…
<あさ開 単式蒸留酒粕焼酎>…(2021.02.06)
↓最近はこういうモノを…
以前にも入手して愉しんだ経過が在るのだが、少しばかり御無沙汰していて、暫く振りに入手した…
↓こういうような四合瓶に入っているが…本当に「何時の間にか?」という具合にドンドン盃が進んでしまう…
酒粕を使っているので「清酒!」という芳香が漂うのだが…口にすれば明らかに強めな刺激の蒸留酒である…蒸留酒で在りながら、フルーティーな芳香が漂う、スッキリとした清酒のような味わいである。実に好い!
殊に寒い時季、こういうモノは過ぎる程に素敵だ…
以前にも入手して愉しんだ経過が在るのだが、少しばかり御無沙汰していて、暫く振りに入手した…
↓こういうような四合瓶に入っているが…本当に「何時の間にか?」という具合にドンドン盃が進んでしまう…
酒粕を使っているので「清酒!」という芳香が漂うのだが…口にすれば明らかに強めな刺激の蒸留酒である…蒸留酒で在りながら、フルーティーな芳香が漂う、スッキリとした清酒のような味わいである。実に好い!
殊に寒い時季、こういうモノは過ぎる程に素敵だ…
焼酎 お酒 単式蒸留酒粕焼酎720ml バレンタイン ギフト 2020 ホワイトデー 年末年始 誕生日プレゼント お酒 全国新酒鑑評会金賞受賞 おつまみ 父の日プレゼント 父の日ギフト あさ開 |
稚内港北防波堤ドーム…(2021.02.11)
排雪作業…(2021.02.11)
「祝日」の前日夕刻には「明日は休ませて頂きます!!よろしく!!」と言い放ちながらオフィスを離れる…そうやって、静かに祝日の朝を迎えてみれば、とりあえず降雪から免れ、何となく穏やかな氷点下5℃を上回っているらしい、風が弱い状況だった…
「好天に誘われて」ということでもなく、本当に何となく「極々短い散策…」と称して早朝の戸外に出てみた…
↓北門神社の鳥居辺りから海側へ延びる道路…道の端に寄せた多量の雪の脇にロータリー車が待機中であった…
↓そこに順次ダンプカーが現れる…現れたダンプカーに荷台に、ロータリー車が掻き揚げた雪が順次積まれる…
↓雪は「トン単位」でダンプカーに積まれて、捨てることになっている場所へ運び出される…
↓概ね満載になった辺りで、ダンプカーは出発してしまう…
↓そして列を成して待機していた次のダンプカーが現れる…
↓こういう具合にして、溜った雪をドンドン運び出すのが排雪作業である…
↓作業は少しずつ進む…ダンプカーが途切れて、ロータリー車が待機という状態を繰り返しながら、集まった雪は順次運び出されるのだ…
暗い早朝から、こうした作業に勤しむ関係者の皆様に深謝である…通り掛かって様子を写真に収めてみたが、なかなかに迫力が在る様子だ…こういうのにも出会えるので、早朝に「極々短い散策」と称して戸外に出てみるようなことが止められない…
「好天に誘われて」ということでもなく、本当に何となく「極々短い散策…」と称して早朝の戸外に出てみた…
↓北門神社の鳥居辺りから海側へ延びる道路…道の端に寄せた多量の雪の脇にロータリー車が待機中であった…
↓そこに順次ダンプカーが現れる…現れたダンプカーに荷台に、ロータリー車が掻き揚げた雪が順次積まれる…
↓雪は「トン単位」でダンプカーに積まれて、捨てることになっている場所へ運び出される…
↓概ね満載になった辺りで、ダンプカーは出発してしまう…
↓そして列を成して待機していた次のダンプカーが現れる…
↓こういう具合にして、溜った雪をドンドン運び出すのが排雪作業である…
↓作業は少しずつ進む…ダンプカーが途切れて、ロータリー車が待機という状態を繰り返しながら、集まった雪は順次運び出されるのだ…
暗い早朝から、こうした作業に勤しむ関係者の皆様に深謝である…通り掛かって様子を写真に収めてみたが、なかなかに迫力が在る様子だ…こういうのにも出会えるので、早朝に「極々短い散策」と称して戸外に出てみるようなことが止められない…
鳥居…:早朝の北門神社(2021.02.10)
休日の昼頃…(2021.02.07)
日曜日の昼というような頃に、少し青空が覗くような天候であると、多少の低温を気に懸けずに「敢えて多少の回り道」を辞さずに歩く場合が在る。或る種の「散策」という気分だ…
↓フォークリフトで荷物を動かす場面で使用するパレットが堆く積み上がっている…多少降った雪も被っている…
↑何か「現代美術の作品?」というような、不思議な存在感に眼を奪われて足を停めた…
↓漁業協同組合の市場が在る辺りだ。漁の忙しい時季には曜日に関係無く活動しているようだが、この日は「休日の日曜日」という按配で、閑散としていた…
↓人間は休日だが…カラスは「平素の活動」に勤しんでいるようだった。最近、カラスが港の海が近い辺りでも少々幅を利かせているように視える場合が在る…
↓「漁が休み」だからか、「市場が休み」だからか、繋留濠に船は視えず、流れるでもない水の表面が低温で凍っている…
何となく、こういう様子も悪くないと思いながら歩いた…
↓フォークリフトで荷物を動かす場面で使用するパレットが堆く積み上がっている…多少降った雪も被っている…
↑何か「現代美術の作品?」というような、不思議な存在感に眼を奪われて足を停めた…
↓漁業協同組合の市場が在る辺りだ。漁の忙しい時季には曜日に関係無く活動しているようだが、この日は「休日の日曜日」という按配で、閑散としていた…
↓人間は休日だが…カラスは「平素の活動」に勤しんでいるようだった。最近、カラスが港の海が近い辺りでも少々幅を利かせているように視える場合が在る…
↓「漁が休み」だからか、「市場が休み」だからか、繋留濠に船は視えず、流れるでもない水の表面が低温で凍っている…
何となく、こういう様子も悪くないと思いながら歩いた…
雪交じりな早朝…(2021.02.09)
午後7時頃…(2021.02.07)
公衆電話ボックス…:積雪…(2021.02.07)
<波止場横丁>…(2021.02.07)
バウムクーヘンの串カツ…(2021.02.07)
近くに「串カツの店が在る」ということに話題が及んだ。「そう言えばその店…寄ってみたことが…」と記憶に残った。
実は…串カツというモノがなかなかに好みである。肉類、魚介類、野菜等を串刺しして、衣に包んで揚げるという代物だが…意外に美味く愉しいのだ…
立寄ってみたその稚内の串カツの店だが…
↓何本か頂いた中、最後に登場したのがこれだった…
↑角型のモノを串刺しで、衣に包んで揚げているのだが…店主氏が「お好みでどうぞ…」と<メイプルシロップ>を出してくれる?
↓その<メイプルシロップ>を串カツに点けてみる…
↑実はこれ…「バウムクーヘン」なのだ!菓子の「バウムクーヘン」である…
菓子のバウムクーヘンを切って串に刺し、衣で包んで他の様々なモノと同じような要領で揚げる…そして現れるのが写真に在るモノだ。
何か「パンケーキ?ドーナツ?」というような味わいで、バウムクーヘンとは違う…外殻がサクッとして、内側がフワッとしているというような按配だ…
自身の中では「新たに“お気に入り”に加えられた」という感だ…
実は…串カツというモノがなかなかに好みである。肉類、魚介類、野菜等を串刺しして、衣に包んで揚げるという代物だが…意外に美味く愉しいのだ…
立寄ってみたその稚内の串カツの店だが…
↓何本か頂いた中、最後に登場したのがこれだった…
↑角型のモノを串刺しで、衣に包んで揚げているのだが…店主氏が「お好みでどうぞ…」と<メイプルシロップ>を出してくれる?
↓その<メイプルシロップ>を串カツに点けてみる…
↑実はこれ…「バウムクーヘン」なのだ!菓子の「バウムクーヘン」である…
菓子のバウムクーヘンを切って串に刺し、衣で包んで他の様々なモノと同じような要領で揚げる…そして現れるのが写真に在るモノだ。
何か「パンケーキ?ドーナツ?」というような味わいで、バウムクーヘンとは違う…外殻がサクッとして、内側がフワッとしているというような按配だ…
自身の中では「新たに“お気に入り”に加えられた」という感だ…
凍る…(2021.02.07)
<CocaCola>…(2021.02.07)
屋根の上…(2021.02.07)
稚内港北防波堤ドーム…(2021.02.06)
201系電車…:JR難波駅(2020.12.19)
↓何処となく「懐かしい?」という感じもする201系電車が地下駅で並んで停車している様だ…
↓JR難波駅では、現在は奈良方面とを往来する列車の発着が専らであるという。実際、この時は王子駅から天王寺駅に出て、このJR難波駅に到着したのだった…
↑乗車して到着した列車は、少し経つと折り返し運転になるようだった…
駅そのものは1889(明治22)年に「湊町駅」として開業し、名古屋から亀山、加茂を経て湊町(大阪)へという「関西本線」の駅として歩んだ。色々な経過が在ったが、1989(平成元)年に場所が移って現行の地下駅になり、1994(平成6)年に「JR難波駅」に改称した。
因みにこの「JR難波駅」という名称だが、「正式な駅名」として“JR”を冠した「JRグループ全体で初めての事例」で、「駅名にアルファベット」ということでも「日本初」なのだそうだ…
私鉄各線との連絡というようなことを意識して「JR難波駅」と改称したというが、私鉄各線または地下鉄の駅との間は少々距離も在る…それでも、この時は阪神なんば線を利用すべく、この駅に入ったのだったが…
「2031年開業が目指される<なにわ筋線>」という構想が在るということで、少し先にはこのJR難波駅も様子が変わるのかもしれないが…何となく味わい深い感の駅だ…
↓JR難波駅では、現在は奈良方面とを往来する列車の発着が専らであるという。実際、この時は王子駅から天王寺駅に出て、このJR難波駅に到着したのだった…
↑乗車して到着した列車は、少し経つと折り返し運転になるようだった…
駅そのものは1889(明治22)年に「湊町駅」として開業し、名古屋から亀山、加茂を経て湊町(大阪)へという「関西本線」の駅として歩んだ。色々な経過が在ったが、1989(平成元)年に場所が移って現行の地下駅になり、1994(平成6)年に「JR難波駅」に改称した。
因みにこの「JR難波駅」という名称だが、「正式な駅名」として“JR”を冠した「JRグループ全体で初めての事例」で、「駅名にアルファベット」ということでも「日本初」なのだそうだ…
私鉄各線との連絡というようなことを意識して「JR難波駅」と改称したというが、私鉄各線または地下鉄の駅との間は少々距離も在る…それでも、この時は阪神なんば線を利用すべく、この駅に入ったのだったが…
「2031年開業が目指される<なにわ筋線>」という構想が在るということで、少し先にはこのJR難波駅も様子が変わるのかもしれないが…何となく味わい深い感の駅だ…
サラダ…パスタ…唐揚げ…:雪の日に…(2021.02.01)
雪の日に…
↓御近所の御店へ夕食を摂りに出てみれば、こういうような看板が迎えてくれた…
↑目を凝らせば内容は読むことが出来るが…とりあえず「雪を被ったモノ…」という程度にしか見えない…
それはそれとして、店内には普通にメニュー表も在って、気に入ったモノを御願いすることが出来る…
↓最初はサラダを…
↓続いてパスタは<ボンゴーレ・ビアンコ>を…
↓そして唐揚げ…
こういうような「気に入っていて頻繁に頂く感じ…」な夕食が好い…特段にメニュー表を視るでもなく、「アレが…アレでは判らん!その…」という調子で適宜お願いするというような感じが、非常に好い…“コース”でもないのだが、概ね画を掲出した順に頂くのが定番化している…
↓「夜は大概?」という程度の頻度で寄る御近所…雪の夕べにも開いているのは嬉しい…
↓御近所の御店へ夕食を摂りに出てみれば、こういうような看板が迎えてくれた…
↑目を凝らせば内容は読むことが出来るが…とりあえず「雪を被ったモノ…」という程度にしか見えない…
それはそれとして、店内には普通にメニュー表も在って、気に入ったモノを御願いすることが出来る…
↓最初はサラダを…
↓続いてパスタは<ボンゴーレ・ビアンコ>を…
↓そして唐揚げ…
こういうような「気に入っていて頻繁に頂く感じ…」な夕食が好い…特段にメニュー表を視るでもなく、「アレが…アレでは判らん!その…」という調子で適宜お願いするというような感じが、非常に好い…“コース”でもないのだが、概ね画を掲出した順に頂くのが定番化している…
↓「夜は大概?」という程度の頻度で寄る御近所…雪の夕べにも開いているのは嬉しい…
小さな“屋根”が「物語る」というような感…(2021.02.03)
↓御近所で早朝に視掛けて足を停めた…
↑左は物置で、右は暖房等に用いる灯油を入れるタンクだ。建物の脇にこの種のモノが据えられているというのは別段に珍しくもない…
物置は、直ぐに使うでもないモノを容れているのであろうが、近づいて戸を開閉した様子が見受けられない。灯油のタンクは、給油をする場合にタンクローリーで灯油を運んで来る人が近付く筈だが、少なくとも数日はその必要が無く、辺りは「誰も近寄っていない…」という感じだ。
周囲が雪に埋まった感だが、物置と灯油タンクの“屋根”が少し面白い…
降った雪が堆く積もった感だが、こういう状態は氷点下1℃というような次元までの湿り気が多めな雪で、しかも「静かに天から地へ…」という具合に降らなければならない。
そういう具合に積もったと見受けられる雪が、少し右側に「はみ出す」というように変形している。それは、左から右へ少し強い風が吹き抜けていたためで、積もった雪が風で変形してしまっているのだ…
この物置と灯油タンクは海側から丘陵側へ、東西に延びる通に面して在る。左が海寄りで東側寄り、右が丘陵寄りで西側寄りある。東の海側からの少し強めな風の痕跡が、積雪に刻まれたということになる…
小さな“屋根”なのだが、一寸足を停めて眺めると、実に多くのことを物語っているということに思い至って面白かった…
↑左は物置で、右は暖房等に用いる灯油を入れるタンクだ。建物の脇にこの種のモノが据えられているというのは別段に珍しくもない…
物置は、直ぐに使うでもないモノを容れているのであろうが、近づいて戸を開閉した様子が見受けられない。灯油のタンクは、給油をする場合にタンクローリーで灯油を運んで来る人が近付く筈だが、少なくとも数日はその必要が無く、辺りは「誰も近寄っていない…」という感じだ。
周囲が雪に埋まった感だが、物置と灯油タンクの“屋根”が少し面白い…
降った雪が堆く積もった感だが、こういう状態は氷点下1℃というような次元までの湿り気が多めな雪で、しかも「静かに天から地へ…」という具合に降らなければならない。
そういう具合に積もったと見受けられる雪が、少し右側に「はみ出す」というように変形している。それは、左から右へ少し強い風が吹き抜けていたためで、積もった雪が風で変形してしまっているのだ…
この物置と灯油タンクは海側から丘陵側へ、東西に延びる通に面して在る。左が海寄りで東側寄り、右が丘陵寄りで西側寄りある。東の海側からの少し強めな風の痕跡が、積雪に刻まれたということになる…
小さな“屋根”なのだが、一寸足を停めて眺めると、実に多くのことを物語っているということに思い至って面白かった…
車輌…(2021.02.03)
除雪作業の痕跡…(2021.02.03)
2019年2月や2018年2月にサハリンのユジノサハリンスクで「氷点下20℃程度」という低温を経験はしている。そういう意味では「氷点下10℃程度」は、想定し悪いのでもないのだが、当地に在っては例が少ない「シーズンの最低気温程度?」とも思えるような気温だ。加えて、当地は「冷たい風が吹き抜ける海岸部」であり、「少し内陸の盆地で風は概して弱い」というユジノサハリンスクとは様子が少々異なると思う。
或る種の「怖いモノ視たさ…」という気分を否定はしないが、「極々短い散策」と称して早朝の戸外へ出てみた。北門神社の鳥居の辺りに出て、稚内港北防波堤ドームの辺りを視て、酷く手の指も冷たく―当然ながら普通な手袋は着用していたが…―なったので素早く引揚げようと歩を速めた…
↓こんな様子に出くわして、思わず歩を止めた…
↑最近の「やや多め?」と感じられる降雪と積雪が断続的に続いた状態の中、除雪作業が細かい間隔で繰り返された痕跡だ…道の両脇に「態々設えた?」、或いは「設えようとして簡単に出来るのでもない?!」という“壁”が表れている…
当地では昨季、一昨季と「やや雪が少ない?」というシーズンが続いていて、今季の雪の量に関して「概ね平年並みらしい」と言われても得心し悪い感なのだ。この画の“壁”には少し圧倒された…
或る種の「怖いモノ視たさ…」という気分を否定はしないが、「極々短い散策」と称して早朝の戸外へ出てみた。北門神社の鳥居の辺りに出て、稚内港北防波堤ドームの辺りを視て、酷く手の指も冷たく―当然ながら普通な手袋は着用していたが…―なったので素早く引揚げようと歩を速めた…
↓こんな様子に出くわして、思わず歩を止めた…
↑最近の「やや多め?」と感じられる降雪と積雪が断続的に続いた状態の中、除雪作業が細かい間隔で繰り返された痕跡だ…道の両脇に「態々設えた?」、或いは「設えようとして簡単に出来るのでもない?!」という“壁”が表れている…
当地では昨季、一昨季と「やや雪が少ない?」というシーズンが続いていて、今季の雪の量に関して「概ね平年並みらしい」と言われても得心し悪い感なのだ。この画の“壁”には少し圧倒された…