<道道106号>を往く…(2021.04.29)

御誘いを頂いて、好天の休日に少しばかりドライブに出た。日本海側を南下してみた…

↓天塩町・稚内市の間、約68㎞の区間の一部である。「北海道道106号稚内天塩線」と左側に看板が掲出されている。
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↓左側を見ていれば「鹿のマーク」の標識が在った。「鹿に注意」という訳だ。実際、辺りに棲むエゾシカは少なくない…
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↑真直ぐに伸びるような道路で、左側は陸地だが、右側の一部に海が少し視える。海岸に沿って築かれた<道道106号>である。

「道道」とは「北海道庁が管理する道路」で、国内他地域の「県道」のようなモノだ。正しくは「北海道道」という訳だが、地元では「道道」で通っていると思う…

↓地形に沿って、道路は緩やかにカーブを描いている。
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最近の車輌には“カーナビ”が搭載されている例も多い。乗っていた車輌にも搭載されていた。

<道道106号>のような場所で“カーナビ”の画面が点いていると?画面一面が薄い背景色で「何も無い?」という感で、その真ん中辺りに白い線が画面の上下を結ぶように1本在るという様子に視える。そしてその白い線が「道路を示している」ということに気付くのは、その線上に“▲”と車輌の現在位置を示す印が表示されているが故である。街中を行く場面のように、目印になるような施設やら、辺りの住所が解かり易く画面に出るのでもない。「画面上下を結ぶ直線の上に車輌の現在位置を示す“▲”印」という状況が続くので、“カーナビ”の画面を視る分には「この車?進んでいる?停まっている?」というように感じてしまう。

↓“カーナビ”の画面は不思議な感じになるが、<道道106号>を南下する車は着実に進んだ。
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↓「シェルター」と呼ばれるが、風雪が激しい場合等に車輌が入ってそれを凌ぐための場所も設けられている。トンネルのような感だが、こういう形の「屋根」を敢えて造っている。
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↑冬季の激しい吹雪で非常に視界が悪い中を車輌が走行する場合、運転は困難で疲労もしてしまう。こういう場所で一息入れる、または「本気で困難…」なら「とりあえずシェルター内に居る」ということも出来る訳だ。出発する段階で荒天であれば走行しないであろうが、天候は急変する場合も在る訳で、そんな場合の安全性向上も顧慮されているのだ…

「安全性向上も顧慮」ということでは、道路の両脇に街灯の支柱に似たようなモノが並び、高めな位置に「↓」の形をしたモノが掲出されている。これは「↓」の真下辺りが路肩であることを示すものである。例えば「吹雪による視界不良」というような場面で、この「↓」は有効である。

↓左側に風力発電の風車が並んでいる。以前に寄ってみた<オトンルイ風力発電所>だ。
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↓750kw発電の風車28基が並ぶ。2万1千kwの発電能力となる。この場所の風車の列は3㎞程度にもなるのだという…
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↑このスケールのモノは上空から視てもなかなかに壮観という規模だ…

何れも<道道106号>を走行中、車の助手席でカメラを手に、前方を撮影してみた画である。時にはこういうのも面白い。