夕刻の稚内港へ…:船上(2021.07.10)

遠ざかる利尻富士を眺めながら、フェリーで稚内港へ向かったのだった…

↓画の右側にノシャップ岬の灯台が視え、遠くに利尻富士が視えている。稚内港の域へ無事に入った感だ…
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↓日没が近いような頃に船は稚内港に着く…着眼を目指して滑るように船は進んだ…
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↓こういう様子が視えると「もう少し…」という感になる…
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↓防波堤の端に在る標識灯が間近に視える辺りを通過する…
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↓灯りが点き始めた稚内港北防波堤ドームも視えた…
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↓この「船上から」という角度、そして夕刻の灯りが点き始める時間帯、何れも個人的にはやや縁薄いので少々興味深かった…
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↓船が着岸し、下船が始まった…
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「吉日!」と朝から出発し、夕刻に引揚げて来たが、この利尻島上陸の日の様子は随分と頻繁に思い出す…きっと、また行こう!!

稚内港北防波堤ドーム…(2021.07.21)

↓「普段よりも暗い?」と思わせる早朝だった…
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↓東寄りな海、陸、天は霧に包まれているようだった…
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↓霧に包まれてはいても、少々明るくなるのは判った…遠くで動く小型漁船のエンジン音だけが聞こえる感だった…
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↓朝陽は全く視えないが、日出の頃には光加減が変わった…
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↓好天が続く中、海水温と気温との差が開く夜から早朝は霧が見受けられることが多いのが夏である…
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霧の早朝は何やら不思議な感じもするのだが、少しずつ日が高くなるに連れ、霧は晴れて明るくなった…

利尻富士を擁する島へ…:船上(2021.07.10)

浮き立つような気分で稚内港から乗船した。船が動き始めてみれば、「何処かのバスや電車の方が余程揺れるであろう…」という程度の感じ、正しく「滑る」ような感じで船は稚内港から利尻島の鴛泊港を目指して進み始めていた。

↓「よく来た!」と歓迎でもしてくれるかのように、或いは「じっと待っているから早く来い!」と船の到着を待ち侘びるかのように利尻富士の姿が視えた。
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好天の中で利尻島を船で目指す場合、こういう眺めが酷く愉しい。乾板のベンチに陣取って、座る、立つを繰り返して随時風景を眺めて愉しんだ。

↓島が近付くに連れ、やや雲が多くなってはいた…
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↓「上陸すると?如何か?」という感じになって来た…
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↓何やら「秘境の島…」という風情が色濃くなったような気もする…
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↓島の上の陸地に在る様々なモノが視え易い距離に近付けば、利尻富士の高目な辺りは雲に包まれているように視えた…
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↓何か「曇天の港に着く…」という感じになった…
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こういう状態…鴛泊港を擁する東寄り、或いは北東側では利尻富士に雲が掛かっていたのだが、少し動くと利尻富士は見事な姿を見せてくれた。少し距離が在った時点で、「よく来た!」と歓迎でもしてくれるかのように、或いは「じっと待っているから早く来い!」と船の到着を待ち侘びるかのように思えたのだが、島は確りと歓迎して下さった訳だ。

今般は「折角、“船一本”で利尻島に辿り着ける場所に在るのだから…」と、もう少し利尻島への訪問機会を設けてみるべきかもしれないと、少し強く思った。

稚内港から出る…:船上(2021.07.10)

利尻・礼文とを結ぶフェリーが発着する中央埠頭や、稚内港北防波堤ドームを擁する北埠頭の辺りをフェリーは滑るように進んだ…

↓防波堤で囲まれた辺りを抜け出る…
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↓美しい様子だった…
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↓日頃暮らす街をこういう角度から望む機会は然程多いのでもない。見入ってしまう…
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↓少しばかり進んでノシャップ岬が判るようになる頃、船が目指す鴛泊港を擁する利尻島、利尻富士の姿が遠くに覗き始めた…
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時には船に乗るのも好い…

稚内港:船上から望む…(2021.07.10)

7月の上旬は「雲が多い早朝…」という感じが続いていた。そういうことだったので「好天な早朝!」という様子を視て「吉日!!」と慶んでいた…

朝からフェリーターミナルへ足を運び、利礼三町のキャラクターの看板に見送られるかのようにして、利尻島の鴛泊港へ向かう船に乗込んだ…

↓甲板のベンチに陣取り、出航前に稚内港を眺めた。実に海も穏やかだ…
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↓こういう具合の見え方…フェリーの停泊位置の手前辺りからの眺めに似ているが、船上からとは角度が少し違う…
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やがて船は滑るように動き始めた…「<ボレアース>!出動!!」という感じのフレーズが頭の中に浮かんだが、浮き立った気分で航海を愉しんだのだった…

<ボレアース宗谷>:鴛泊港到着…(2021.07.10)

↓稚内港を出てから、穏やかな海を順調に航行し、予定どおりにフェリーは鴛泊港に到着した…
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↑到着したフェリーを思わず眺めてしまう…

フェリーは<ボレアース宗谷>と名付けられている。全長95.7m、幅15m、深さ5.4mで速力は19.7ノット、総トン数は3578トンであるという。

↓鴛泊港は比較的間近に船が眺められるのが好いように思う…
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この船の「ボレアース」という名である。何やら『ガンダム』のシリーズに出て来る宇宙艦か秘密兵器の名のようだと個人的には思ってしまうのだが…これはギリシア神話の「北風の神」ということであるらしい。北の海を行き交うフェリーということで「北風」に因んで「ボレアース」としたのであろう。

稚内港で時々この船も見掛けるのだが、こうして鴛泊港で間近に眺めるというのも少々興味深い。

稚内港北防波堤ドーム…(2021.07.19)

↓薄暗いという程でもないのだが、何か緞帳のような雲が見受けられる早朝だった…
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↓風は微弱で、20℃台前半で下がらない感の気温の故に、何やら空気が温い感じがした…
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↓光が解き放たれないような感ではあったが、或いは「(当地の)夏らしい…」という感なのかもしれない…
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7月10日以来、概ね好天という様子が続いている。時には悪くない…

ハイボールと幾許かの肴と…(2021.07.18)

↓概ね好天で温かい、地元の感覚では些か暑いという範疇の日中が過ぎると…夕刻にはこういう飲物が酷く似合う…
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↑氷を満たしたグラスにウィスキー、そしてソーダ…ハイボールである!

拙宅では、別段に氷や冷えたソーダを常備しているのでもない。ウィスキーは在ったり、無かったりである。(本格焼酎は在る場合の方が多い…)そういう訳だから、「ハイボールが似合う夕刻」と思えば、御近所の御店に足を運び、「御願いしまーす!」とハイボールを求めるというのが最も手っ取り早くこれを頂く手立てだ…

↓時々寄る御近所の御店では、所謂“お通し”もなかなかに好い場合が多い…
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↓手前のモツと奥の砂肝…ハイボールの肴には、こういうモノが好さそうだ…実際、「好さそう」でもなく「好い!!」のだ…
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↓何やら「ワレワレハ…タコセイジンダ…」とでも電子音的な変な抑揚で喋り始めそうだが…このタコちゃん赤ウィンナーも、何となくハイボールに合う…
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写真を撮り忘れたが、串焼きの前にはサラダも確り頂いた…休日の夕べの愛すべき一時という感の過ごし方だった…

<みそチャーシュー>…(2021.07.18)

日曜日…早朝から起き出したのは好いが…何やら居眠りに及んでしまい、昼食好適時間に起き出した。

↓思うと「朝食兼用」なのだが…こんな「昼食」を頂いてみた…
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↑<みそラーメン>なのだが「チャーシューを多めに…」ということで<みそチャーシュー>と呼び習わされている…

酷くボリュームが在る…「時には…」という感の一杯だ…

稚内港北防波堤ドーム…(2021.07.18)

「当地の基準」という中では「少し気温が高目」ということになる“23℃”というような次元の早朝であった。深夜に締め切っていた居室内では、何やら「温く湿った空気は満ちて居心地が?」という程度にはなってしまう。そういうことで窓を開けながら戸外の様子を伺えば「何やら強風…」という様子が判った。「強風由来の妙な音」というのも聞こえる…

↓そういう状況の早朝、「極々短い散策」と称して戸外へ出てみた…
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↓岸の側へ浪が寄せるというのでもない。逆に岸の側から、「風が水面を渡る」というような具合の風紋が拡がるというような具合…そういう状況だった…
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↓「風の故に持て余す?」と見受けられたので、敢えて飲物は持参せず、様子を何となく眺めるようにしていた…
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↓強風な中、やや雲は多いものの“晴天”という範囲…そんな朝だったように思う。
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結局…朝陽は雲間を上る姿を見せはした…そして明るい感じの朝になったが…何やら「外出時の服装は?」という具合ではあると思った。

ジンギスカン…シマホッケ…焼きめし…ホルモン…(2021.07.17)

好天であった休日の土曜日…早朝からコインランドリーで洗濯をして、朝の時点で「今日の休日は終了…」とまで思ってしまうような感であったが…何やら長閑に過ごして夕食の時間帯に至った…

↓焼いたラム肉…「多少暑い?」という感じだった一日が無事に幕引きになろうというような時間帯に、何か「沁みる…」というように感じる…
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↓「普通なおかず」、「普通な肴」という具合に“ジンギスカン”を摘まんでしまう…「北海道の流儀!」というように思う…
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↓「食べ易さ…」を追い求めたような感のシマホッケが酷く好い…
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↓「贅沢な前菜…」というモノを愉しんだ後に焼きめしを頂く…
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↓時に頂くと満足度が高い一皿だ…
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↓そしてデザート感覚でホルモン串焼きを…
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こういうような「一寸愉しい夕食…」という程度のことが酷く嬉しい…

“Coca Cola”ロゴが入ったキャップ…(2021.07.17)

↓陽射し除けにキャップ…夏季には意外に好いと思う…コインランドリーを利用していた中、被っていたキャップを写真に…
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↑何時頃入手したモノであったか?「夏に使う…」というムードに溢れる代物だと思った…

↓夏季にはこういうような、後側が通気性の好いメッシュになっているキャップが使い易いと思う。
17-07-2021 my one.. (2)

多少、気温が上がった―と言って、所謂「エアコン設定温度」の範囲だが…―という中、この種の「陽射しを除ける」と同時に「通気性も悪くない」というキャップはなかなかに有難い存在だ…

<СССР>(エス・エス・エス・エル)のTシャツ…(2021.07.17)

↓最近、久し振りにコレを引っ張り出して着用し、そして洗濯に及んだ…
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<СССР>(エス・エス・エス・エル)?小学生の頃、バレーボールの国際試合のテレビ放映を視た。「強豪チーム!」というイメージだった「ソ連チーム」の各選手が着ていたユニフォームの胸に何やら文字が在るのがテレビ画面に映った。小学生当時の自身の知識に照らし合わせて「COOP」だと思った…「COOP」は「生協」だ…

バレーボールのソ連チームが、ユニフォームに「生協」の「COOP」という文字ロゴを入れているというは?変だ!!ということで、何やら百科事典を引っ繰り返して調べた。その結果、小学生当時の自身が判ったのは「多分、日本語の仮名文字や漢字を外国人が視ても判り悪いと想像されるが、同じことで、ソ連で使われている文字があの“COOP”に視えるモノなのだろう…」ということだった。

やがて…<СССР>(エス・エス・エス・エル)は「Союз Советских Социалистических Республик」(ソユース ソヴィエツキフ ソツィアリスチーチェスキフ リェスプーブリク)を略したモノであると知った。英語のUSSRのロシア語が<СССР>(エス・エス・エス・エル)なのだ。だから小学生の頃にテレビで視たバレーボールチームのユニフォームに<СССР>(エス・エス・エス・エル)である。アレは「生協」の「COOP」ではない!

↓Tシャツの背中側にもこういうようにマークが入っている…
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このマークを視る都度、小学生の頃に「ソ連で使っている文字と言葉が在るらしい…」と気付いた経過等を思い出す。そして…<СССР>(エス・エス・エス・エル)が「Союз Советских Социалистических Республик」(ソユース ソヴィエツキフ ソツィアリスチーチェスキフ リェスプーブリク)の略語と知り、この長い「Союз Советских Социалистических Республик」(ソユース ソヴィエツキフ ソツィアリスチーチェスキフ リェスプーブリク)をスムースに言えるようになった頃…この語は「歴史用語」になったということを思い出す。

↓確か…モノはサハリンを訪ねた折りに求めたような気がする…入手してから少し長く経ていると思う…
17-07-2021 my one.. (4)

単純に「渋いデザインの紅いTシャツ…」として愛用しているに過ぎないのだ…イデオロギーやら何やらが関係しているのでもない。何やら<СССР>(エス・エス・エス・エル)は、単純に少し惹かれるデザインだと思う。

<САХАЛИН>(サハリン)のTシャツ…(2021.07.17)

このところ、気温がやや上り、少しだけ汗ばむ感なので、洗濯をしたいTシャツの類が増えている気がする。それを受けて休日の朝にコインランドリーを利用する訳だが…

↓最近、久し振りにコレを引っ張り出して着用し、そして洗濯した…
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<САХАЛИН>の文字は「サハリン」だ。画はサハリン州を構成するサハリン島とクリル諸島の地図をイメージしていると判るが、これは「サハリン州の旗」を意識したデザインと見受けられる。

↓何方かから土産に頂いたのだったか?サハリンを訪ねた折りに求めたのだったか?記憶が曖昧だが、何となく好いので長く愛用している…
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色々な柄のTシャツ…溢れる程持っているが、何れも邪魔にはならないと思っている。この<САХАЛИН>(サハリン)のような、「何処かの地域の土産」然としたモノも意外に好きである…

<ムサシジーンズ>…(2021.07.17)

↓愛用しているジーンズの1本を洗濯した…
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↓強い陽射しの故に、何か「面白い見え方」というように思った。
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2020年8月、洗濯後に写真に収めていた。その以前は2020年4月にも洗濯後に写真に収めていた。更に遡ると入手から日が浅かった2019年10月にも洗濯後に写真に収めていた。

毎回のように洗濯後に写真に収めているという程でもないのだが、殊に気に入っているモノであるので、何となく写真に収める機会が多いかもしれない。

↓「専ら…」という程度にこればかり着用するのでもないので、年季の入り方はソフトであるように視える…
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↓今朝は陽射しの故に面白い見え方だった…
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何時の間にか、同一品の新品を入手し悪くなっていたようだ…気に入っている品物なので、大事に使い続けたい感だ…

稚内港北防波堤ドーム…(2021.07.17)

丁度、一週間前は「利尻島へ!進め!!一歩も退くな!!!」というような具合のことをしていたのだった。あの日は、前日までの「やや冴えない?」という天候を気に病まないでもなかったが、何やら天候が好転して「吉日!!“暦”のとおり!!」と嬉々としていた。以来、当地では好天傾向、場合によって「少々暑い…」とも「飽くまでも当地の基準…」で思うような感じが続いている。

そういう中、「専用テラスで珈琲を啜って景色を眺める」という気分を味わうべく、「タンブラーに珈琲を注ぎ、それを抱えた状態で極々短い散策…」というものに出てみた休日の早朝だった。

↓何やら「雲が多目で暗い?」という気がしないでもなかった…
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しかし…その雲が「種々のアニメ作品の様々な描写に見受けられる“天空を流れ去る雲”という描写」というようなモノを観ているかのように、強風でドンドン流れていた。

↓何か「雰囲気が?」というように直ぐになって行った…
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↓数分間の間に雲がドンドン流れ去った…
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↓「劇的に過ぎる程度に様子が変わる?」とも思わせたが…
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↓また雲は戻って来た…
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↓日出の時刻に至って、全般的な明るさはやや変わったが…それでもこの場所に着いた時よりも多くの雲が流れ込んだような気もする…
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こういう早朝の様子だが…(当地なりに)夏らしい陽射しの「休日の午前中」という様相になっている…ワークパンツ―愛用のジーンズよりも生地が薄そうなモノを選ぶ…―穿きに半袖Tシャツ、戸外を歩く場合は日除けにキャップという按配が程好いかもしれない…長閑な休日というものだ…

<利尻・礼文観光ガイドマップ>…「稚内→鴛泊(利尻島)」の乗船券…(2021.07.10)

↓フェリーターミナルの入口辺りに据えられていた…
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↑足を停めて眺めているとか、写真を撮っている人というのは見掛けなかったが…何か「これから向かう島が…」という感じで、少し愉しい気分になれる看板だ…

↓ターミナルに入って、早速に切符を求めた…
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↑余り気にせずに求めたが「発売当日限り有効」となっていた…

フェリーが停泊している様子、稚内港に出入りする様子は頻繁に視るが、乗船機会が然程多いのでもない。時には一寸愉しいものだ…

利礼三町のキャラクター…(2021.07.10)

稚内港中央埠頭にフェリーターミナルが設けられている。

利尻島や礼文島との間を往来するフェリーの、旅客の乗下船は2階からボーディングブリッジを通じて行う。乗船しようとすると「1階で乗船券を求めて2階に上る」という感じになる。2階は広い待合室になっている。

↓その待合室の一隅でこういう看板を見掛けた…
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利尻島に2つの町、礼文島に1つの町で合わせて「利礼三町」というように言う場合も在る。その3つの町の各々で用意されたキャラクターの看板だ。

リスの“りっぷくん&りっぷちゃん”が利尻富士町で、昆布の“りしりん”が利尻町なのだが…実は、何となく「逆…」に記憶していた。今般、確り覚えた…

礼文町の“あつもん”である。同行した友人は「アレ?一体、何?野菜??」という程度に思っていたというが、これは礼文島を代表する花の一つであるレブンアツモリソウをイメージしたそうだ…

利礼三町と稚内とを往来するフェリーが発着する場所で、3種類のキャラクターが見送り、出迎えをしてくれる訳だ…こんな看板も愛嬌が在って悪くない…

姫沼…(2021.07.10)

鴛泊港上陸、車輛調達の後に動き始めたが「とりあえず…」と姫沼に向かってみた。

↓こういう様子だった…
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鴛泊港に入るフェリーの船上から眺めた限り、利尻富士の眺望は雲に遮られていた。それでも、とりあえずこの姫沼の眺望に触れてみたかった…

直ぐに動き始めた。「ランチは少し早めで沓形…」という思惑も在ったので、鴛泊へ引き返し「北上して西側へ入って南下」という“反時計回り”で動いてみることにした。

西寄りの利尻町の域に入れば利尻富士を仰ぎ見ることが叶うようになり、山の五合目に相当する<見返台園地>南側の<仙法志御崎公園>を経て東側の利尻富士町の域に南寄りから戻った。そしてオタトマリ沼<白い恋人の丘>こと沼浦展望台鬼脇を経て<ラナルド・マクドナルド上陸記念碑>を経て再び姫沼に至った…

↓2回目はこういう様子だった…
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こんな感じも「利尻島訪問らしい…」という感じなのかもしれない…

<ラナルド・マクドナルド上陸記念碑>…(2021.07.10)

忘れる程度に以前…『海の祭礼』という時代モノの小説を興味深く読んだということが在った。

利尻島は、実はその『海の祭礼』という小説の主要な舞台の一つになっている…

稚内から利尻島へ上陸する際の“玄関”となる、島の北東部に在る鴛泊港フェリーターミナルから少しだけ南下した辺りに記念碑が在る。

↓こういう記念碑だ…
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鴛泊港フェリーターミナルの前を発車して、概ね時計回りに利尻島を一周する定期観光バスに乗車した経験が在る。その際、この記念碑に関してはバスガイドさんが話題にする。が、停車して見学するというのでもない…

↓脇にこういうように英語のモノまで在った…
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ラナルド・マクドナルド…米国捕鯨船に乗り組んでいて、日本に憧れを抱いていた彼は小舟で海に出て上陸を試みた。焼尻島に至って「無人島?」と思い、更に進んで利尻島に至って人の姿を認め、そして上陸した訳である。1848年の出来事だ…

このラナルド・マクドナルドは利尻島上陸後、遥々と長崎へ護送された。長崎では幽閉されていたが、語学を学んでいた人達―幕府の通詞達―に英語の指導を行った。「日本で初めての、ネイティブスピーカーの英語教師」ということになった人物だ。

幕府の通詞の中には英語の知識を有した者も在ったというが、長崎の出島に在ったオランダ人から聴いているので、正しい発音を解していない面も在った。そういうことに関して、ラナルド・マクドナルドは彼らと英文を音読、発音を指導したという訳である。

ラナルド・マクドナルドはやって来た船で国外へ出されたが、彼と接した通詞達の中には1853年の所謂“黒船”の一件で米国人達と交渉する場面で活躍した人も在るようだ。

↓碑が古くなっていて文字が読み悪い場合も在るので、脇に内容を転記した案内板も設置されていた…
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ラナルド・マクドナルドは1894年に他界したそうだが、日本で接した人達から習い覚えた「ソイナラ」(=さよなら)という語を最後に呟いたそうだ。

歴史に大きな波紋が拡がる小さな一石が投じられた…そんな出来事が伝わる利尻島である。知名度が高いような、然程でもないような記念碑だが、少し興味深い。

稚内港北防波堤ドーム…(2021.07.15)

早朝に眼を開けて「極々短い散策」と称して戸外に出るのだが、最近は出る前に居室で珈琲を淹れて「持ち帰りの珈琲等の容器」を想わせるデザインのタンブラーに注ぎ、「珈琲を連れ出す」というようなこともするようになってしまった…

↓そしてこういうような景色に出くわす…そうすると「“専用テラス”で珈琲を啜りながら好い景色を愉しむ」というような気分になれる…
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↓今朝も明るい感じであったが、何やら「天で蠢く雲」が些か見受けられた…
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↓画の左側…朝陽と見受けられる光が滲んでいるが、低空は雲や霧が少し多目に視えた…
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↓それでも朝陽が上る様子が視えた…
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風が微弱な感じが続いた中、飽くまでも「相対的に…」だが、朝の風がやや強く感じられた。と言って、海を渡る風が年中吹き抜けている当地としては「如何という程でも…」という範囲だったと思う。

朝の時点で20℃程度、または少し超えていた感だ。温かい感じが続くのは悪くはない…「好天な朝」となっている…

稚内港北防波堤ドーム…(2021.07.14)

「かなり…明るい!?」と思った早朝…淹れてみた珈琲をタンブラーに注いで「連れ出す」ということにして、「極々短い散策」に出てみた…

↓雲が余り視えないような様子だった…
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↓浪静かで風は微弱…気温は20℃程度に既になっていた…或いは、前日日中から然程下がっていないとも見受けられた…
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↓低空に若干の雲…そして画の奥側、宗谷方向は「霧?」という感でもある中、朝陽が放とうとする光が些か滲んでいる…
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↓上る朝陽の様を眺めた…
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好天の「(当地の)夏らしい…」という雰囲気が漂う早朝だった…

このまま好天の一日となった。日中は25℃を伺うような気温になっていたが、少しだけ爽やかな風も抜けた…「多少暑いかもしれないが、爽やかな…」と個人的には思った。“夏”の範囲に入る時季とは言え、当地では「暑い…」は限られた日数に過ぎない。とりあえず…「夏らしい」という感の日を善としたい感だ。

<PORTO COFFEE RISHIRI>(ポルト・コーヒー・利尻)のロゴ入りタンブラー…(2021.07.14)

↓こういうモノを使い始めた…
14-07-2021 my one.. (7)
<PORTO COFFEE RISHIRI>というのは、利尻島の鴛泊港フェリーターミナルの建物を出た真正面、「フェリーターミナルから歩いて15秒…」という場所に在るカフェだ…

<PORTO COFFEE RISHIRI>については、利尻島から稚内港へ引揚げるフェリーに乗船する前、少しだけ時間が在って珈琲をゆったりと頂きたかったので立寄った。

そこでこのタンブラーを眼に留めた。実は以前に「持ち帰りの珈琲等の容器」を想わせる形状のタンブラーを入手していて愛用中であった。同じモノをベースにしていると気付き、「是非、欲しい!」と思った。

「持ち帰りの珈琲等の容器」を想わせる形状のタンブラーは、水筒やペットボトルのような使い心地でもない。普通に居室で飲物を頂く場面のカップであり、蓋が在るので、何処かで何となく珈琲等を求めて持ち歩く場合のように近隣へ「珈琲を連れ出す…」というような使い方をするモノになると思う。

↓モノはこういう具合に確りと箱に入っている。フェリー乗船を前に<PORTO COFFEE RISHIRI>で求めて持ち帰った…
14-07-2021 my one.. (1)

↓こういう具合に箱に収まったモノを出した…
14-07-2021 my one.. (2)

↓タンブラー本体は、保温の仕組みが在るのでもないが「二重構造」となっていて、熱い飲物を注いでも持ち易い。そしてスクリューキャップで確りと蓋が閉まる。
14-07-2021 my one.. (4)

↓「使い初め」は<PORTO COFFEE RISHIRI>の「開店1周年」で配られたというモノ、ドリップパックの1杯を頂くことに供したかった…
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↓湯を用意してドリップパックの珈琲を淹れた。タンブラーは300mlの要領だが、ドリップパックは150mlの湯を使うようになっている。概ねタンブラーに半分の量の湯を使うことになる。
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ドリップパックの珈琲は、苦味以外の珈琲の味が華やかな感じに仕上がったブレンドであった。こういうのも好きだ…

↓利尻島が浮かぶ海の碧を想わせるような深い色のタンブラー…大事に愛用したい感だ…
14-07-2021 my one.. (3)

確りと「RISHIRI=利尻」と在るロゴマークが入っている。利尻島訪問の土産としても、悪くないと思う…

※ 写真そのものは稚内で撮っているのだが、鴛泊港の店で求めた新たな愛用品を使い始めたという話題なので、記事は「北海道/利尻」のカテゴリとする…

<利尻富士町郷土資料館>=旧 鬼脇村役場…(2021.07.10)

↓なかなかに典雅な建物だと思う…
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↑鬼脇に在る建物だが、入口の門柱に「鬼脇村役場」と在る…

利尻島の東海岸は、少し北側の鴛泊と南側の鬼脇を中心に2つの村が設けられた。1956(昭和31)年に鴛泊村と鬼脇村とが合併して「東利尻村」となった。1959(昭和34)年には町制が施行されて「東利尻町」となった。そして1990(平成2)年に「利尻富士町」へ名称変更で現在に至っている。

↓この建物は、合併する以前の「鬼脇村」の役場として建てられた経過が在る。
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↑現在では<利尻富士町郷土資料館>となっているが、「建物それ自体」が「資料館の貴重な展示」という様相を呈していると見受けられる…

↓<利尻富士町郷土資料館>の直ぐ脇だ…「道路の向こうに利尻富士」という風情が酷く好い…
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古くから様々な活動が積み重ねられた利尻島の経過を想わせる存在の建物…なかなかに好い!

<リシリア>…(2021.07.10)

オタトマリ沼の畔の店で求めた…
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好天に恵まれ、陽射しが強めに感じられ、「何か飲物でも欲しい…」と思った時、オタトマリ沼の畔に在ってコレに出くわした。これが利尻富士町の天然水ということである。興味深い…

なかなかに美味しく頂いた天然ミネラルウォーターであったので、こうして写真にも収めて記憶に留めたかったのだ…

<利尻 島の駅 “海藻の里・利尻”>…(2021.07.10)

沓形のランチにラーメンを頂いた店の傍に、少し面白い建物を見付けた…

↓沓形に現存する建物で「最も古い…」という建物で、130年位経っているらしい…昆布の取引等を手掛けた商家であったらしい…
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↑カフェや、海藻を利用した手作り品を作る経験が出来る施設になっているようだ…

今般は一寸だけ建物外見を眺めて辞去したが、この種の建物は面白い…何やら画の右端を外れた辺り、「建物の真前」に駐車していた車輛が在って、少し興醒めだったのでこの画を1枚撮ったに留めたのだったが…

稚内港北防波堤ドーム…(2021.07.13)

とりあえず眼を開け、起き出して珈琲を淹れてみた早朝…東寄りの天の明るさに気付いた…

淹れてみた珈琲は「持ち帰り」の容器のようなイメージのタンブラーに注ぎ、「珈琲を“連れ出す”…」という感で「極々短い散策」と称して戸外に出てみた…

↓鮮やかな早暁の天だった…
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↓海も穏やかで風が弱い感だった…
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↓雲が静かに流れ、天の蒼が広くなって行った感だった…
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↓やがて日出の頃…<X100F>の「35㎜画角」を外れた辺りから上る朝陽を拝んだ…
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早朝時点で20℃前後…温かい一日となりそうだ…「持ち帰り」の容器のようなイメージのタンブラーの珈琲を海岸で啜り、静かに引揚げた…

<PORTO COFFEE RISHIRI>(ポルト・コーヒー・利尻)…(2021.07.10)

利尻島の鴛泊港フェリーターミナルの建物を出た真正面に、商店、飲食店、レンタカーの事務所が入居した横長の建物が在る。

↓その中、一際「クール…」という感じの看板が眼に留まった…
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朝、鴛泊港に上陸した時点で看板に気付いていた。そして「歩いて<利尻富士温泉>へ…」ということをしていた午後3時台には「何となく賑わっている?」という風情も見受けられ、少々気になっていた。

<利尻富士温泉>から鴛泊港フェリーターミナル辺りに引揚げた後、フェリー乗船まで「微妙に間が在る…」と思ったのだったが…「クール…」な看板の店が混んでいるでもなかったので入ってみた…

↓<PORTO COFFEE RISHIRI>(ポルト・コーヒー・利尻)というカフェである。
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↑エスプレッソマシーンで珈琲を淹れる…持ち帰り、または店内でという仕組みで、画のようなカップで飲物を供する。

エスプレッソマシーンで珈琲を淹れる関係上、「普通なブラックの珈琲」は「アメリカーノ」ということになる。何か「エスプレッソマシーン前提…」というようになっている、最近のユジノサハリンスクのカフェのようだとも思った。

聴けば、この<PORTO COFFEE RISHIRI>(ポルト・コーヒー・利尻)は2020年7月に開店で、極最近に「1周年」であったそうだ。

↓「開店1周年」で配ったという“ドリップパック”を土産に頂いた…
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“PORTO”(ポルト)というのは、ポルトガル語で港を意味する語であるという。(序でにイタリア語でも同じだった…)正しく「フェリーターミナルの真正面」と「港に在る珈琲の店」という体裁である。

人々が他地域と往来する際に発着する場所の辺りにカフェが在るというのは、非常に好ましいことではないかと思う。小さな街の鉄道的のような存在感であるのが、この利尻島の鴛泊ではフェリーターミナルなのだと思う。そのフェリーターミナルの前のカフェだ。何やら住所は定まっているが、住所も何も関係なく「フェリーターミナル真正面、徒歩15秒」という場所だ…

↓何か「素敵な場所」に出くわしたように思う。
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簡単に「通り掛かる」ということでもないのかもしれないが…鴛泊港フェリーターミナルへ立寄るなら、ほんの少しの時間のゆとりを設けて、ここで珈琲を求めるのも好いと思った。今般、復路のフェリーに乗る前に時間を設けられて大変に幸いだった…

<利尻富士温泉>のタオル…(2021.07.11)

↓実に有り触れたタオルである…が、確りと<利尻富士温泉>という文字が入っている…
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利尻島を訪ねる際、「場合によって温泉を一寸利用して寛ぐ?」ということも念頭に在って、自身のタオルは持参していたが…それでもこの<利尻富士温泉>のロゴが入ったタオルを200円で求めて使った…

↓稚内の拙宅へ引揚げた後、とりあえず出して置いていた。そして翌早朝にコインランドリーを利用することにした際、洗って乾燥とした訳だ…
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ズバリ<利尻富士温泉>と文字が入ったタオル…視る都度に利尻島を思い出すことになりそうだ…

※ 写真そのものは7月10日の利尻島訪問の翌朝、7月11日に稚内で撮っているが「利尻の話題」なので記事は「北海道/利尻」のカテゴリに入れておきたい…

<鴛泊地区災害時避難経路案内図>…(2021.07.10)

午前9時台から午後3時台まで動き回り、午後5時台のフェリーまでの間は<利尻富士温泉>という場所を訪ねてみた。

自身も同行の友人も何方かと言えば「長風呂はしない…」という傾向なので、鴛泊港フェリーターミナルの案内所で聴いた「歩けば20分から30分」という場所を往復して温泉を利用するというのは「程好い…」という相談になったのだった。

「徒歩30分」という説も在るが、結局は我々の足で概ね20分間程度で<利尻富士温泉>に至り、サッパリとして鴛泊港フェリーターミナルへ引揚げた。

↓フェリーターミナル辺りが近い辺りで見掛けた。「気が利いた案内看板じゃないか…行って来た温泉の辺りまで判る…目印になる郵便局や信用金庫、店の看板も判るじゃないか…」と少し立ち止まって眺めた。
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そうやって暫し眺めて気付いた。これは<鴛泊地区災害時避難経路案内図>というモノだ。災害時の避難場所に指定されている施設等への道順が、辺りに慣れた人も、不慣れな人も判るようにという意図なのだと思う。

出先で、こういうモノに気付くというのも意外に興味深い…