<白い恋人の丘>こと沼浦展望台で利尻富士を望む…(2021.07.10)

オタトマリ沼を離れて、利尻島の周囲を廻る道路の側へ進もうとしてみれば…「<白い恋人の丘>→」というような案内看板が眼に留まった…

「<白い恋人の丘>→」に興味を覚え、進んでみた。オタトマリ沼を離れて、少し先に小高くなっている場所へ上がる道が設けられている。そこを上ると、駐車スペースが設けられている。これが<白い恋人の丘>と名付けられた沼浦展望台だった。

↓展望台からはこういう具合に利尻富士の姿が視える…
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↓こんな案内板が掲出されている。菓子の『白い恋人』を製造販売している会社の協力で2014年に整備された「沼浦展望台」に<白い恋人の丘>と命名したということのようだ。
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オタトマリ沼で仰ぎ見る感よりも、この辺りで視る利尻富士の山頂辺りの感じの方が、『白い恋人』のパッケージの画に近いかもしれない…

↓何か“ファンタジー”の世界の景色が「そのまま眼前に…」という感でもある。
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こんな景色を眺められたことが非常に幸いだった…

オタトマリ沼で利尻富士を望む…(2021.07.10)

利尻島の南側に少し大きな沼が在る。

↓こういう具合だ…
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↓オタトマリ沼という…
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今般、鴛泊港から少し北上して西側を進んで南下するような感じ、利尻町の側に入って、沓形辺りの<見返台園地><北見富士神社>とに寄り、仙法志に至った。そこから少し進むと、利尻島の東側を占める利尻富士町の域に入る。オタトマリ沼は利尻富士町の域内、南寄りな辺りに在る。

「オタトマリ」?少し不思議な語感だ。「オタトマリ」という呼称は、アイヌ語のオタ・トマリ(ota-tomari=砂・泊まり地)に由来するものだそうだ。

ここは爆裂火口の底が泥炭地となったもので、沼の周囲は爆裂火口内に発達したという北海道では特異な湿原が拡がっている。

↓沼には寧ろ海鳥が集まっている感だ。これも然程広くない島であるが故なのであろう。オタトマリ沼は利尻島で最大の湖沼であるそうだ。
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↓山頂部の感じが美しく視える…
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北海道の少し知られた菓子に『白い恋人』が在るが、そのパッケージにはこの辺りから眺めた、雪を頂く山頂の様子の画が使われているという。

「利尻島の景勝地」ということでは広く知られている場所である。訪ねられたことに、美しい様子を眺められたことに、そういう「吉日!」であったことに感謝したい…

タコちゃん赤ウィンナー…たこ飯…各種サラダ…(2021.07.09)

金曜日の夕刻…「サラダでも頂いて…適当に何か摘まんで…」というようなことを思い付き、御近所の御店に立寄った…

↓些か笑いながら、こういうモノを摘まんだ…
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所謂“赤ウィンナー”…何処か懐かしい感だ。そして“タコちゃん”である。

何処か懐かしい感の“赤ウィンナー”を所望する人達の中には「“タコちゃん”?アレは手間が掛かる…普通に“赤ウィンナー”で構わない」という方も在るらしい。が、焼き上げると“タコちゃん”という状態の“赤ウィンナー”が出回っていて、御店ではそれを使っている。

↓“タコちゃん”の“足”に相当する細めに切り込まれた部分が「カリッ」とした感じに焼き上がり、“頭”の部分の柔らかさと好対照で、これが意外に美味いのだ…
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「子どもの弁当で人気のおかず」というイメージも在る。小さい子どもはかなり喜ぶらしいが、少し成長すると「“タコちゃん”でなくても…」と言い出すという。店主氏が言っていたが、恐らく御自身のお子さんがそういう感じだったのであろう…

↓「因みに…」ということでも何でもないのだが、たこ飯を頂いた。
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↑この御店では大き過ぎない茶碗で供して頂けるのだが、自身にとっては適量だと思っている。

↓シーザーサラダ…
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↓生ハムサラダ…
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↓豆腐サラダ…
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という具合に、「サラダでも頂いて…適当に何か摘まんで…」と最初に思い付いたとおりに確りとサラダも愉しく頂いた…

「翌日の行動」も念頭に、「夕食を愉しんで…早めに休むべきであろう…」という程度に思っていた。

↓純米酒を少々頂いた…
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こういう「一寸愉しい…」というのが酷く好い…

<スパイシー 焼き醤油らーめん>…(2021.07.10)

午前7時頃の船で稚内港から鴛泊港に向かって上陸すれば、動き始めるのは午前9時台に入った頃ということになる。<北見富士神社>に立寄って、沓形の街に在った頃には午前11時台に入っていた。辺りの様子を眺めながら、「11時30分開店」という少し知られた店に立寄って昼食を愉しむこととした。

↓こういうモノを頂いた…
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↓名付けて<スパイシー 焼き醤油らーめん>である…
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「利尻らーめん」と称し、利尻昆布を潤沢に使った出汁でスープを作るというラーメン…「焼き醤油」としている醤油による調味のスープのラーメンが立寄った店の「看板メニュー!」であるようだ。そこに辛味の調味料を加える。メニューの画では脇に辛味調味料が盛られているが、これは「イメージ」に過ぎず、実際には「焼き醤油」に辛味調味料を加えて、利尻昆布を潤沢に使った出汁のスープという訳だ。

↓北海道内で「昔ながらのラーメン…醤油ラーメン…」とでも言った時に思い浮かべるような感じであろうか…
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↑北海道内でポピュラーな、やや太い縮れた麺がスープに絡む感で、その「確かに濃厚な昆布出汁!!」というスープが酷く美味い…辛味は然程キツいとも思わなかった。何かの料理で、好みで辛味調味料を少々振るというような程度に過ぎないと個人的には思った…

↓程無く「こういう状態」である…
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↓北海道内では「ラーメン店」とでも言えば、とりあえず「味噌・塩・醤油」という具合、「何種類かのラーメンが在る…」というイメージだと思うのだが、立寄った店もそういう例に洩れない。
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「もう少しで開くから…」と立寄り、入口の名簿に名前と人数を書いて待つ状態だった。直ぐに店に入ってこの<スパイシー 焼き醤油らーめん>を頂いたが、食事中も食後も来店客が途絶えず、なかなかに人気が高い様子が伺えた。

鴛泊港にフェリーで上陸した場合、早目に稚内港へ引揚げようとでもすれば、沓形に足を運んで昼食を摂るという機会は、フェリーの運航時刻に鑑みて設け悪い感も否定出来ないと思う。今般は夕刻に引揚げる予定としたので「昼食の時間帯に沓形…」ということにしてみたのだ。

早くも「機会が在れば再訪を…」というように思っていたりする…

<北見富士神社>…(2021.07.10)

<見返台園地>へ通じる路の脇に「神社の社殿?」というモノが視えていた。

<見返台園地>で少々汗をかいて眺望を愉しんで下りた後、眼に留めていた「神社の社殿?」を訪ねてみた。

↓紛うことなく神社だ!
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↓沓形の街の、内陸側の端というような感の場所に鎮座する神社は<北見富士神社>と号する…
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「享保年間」というので18世紀前半、沓形港の西の岬に創祀されて漁場の鎮護として奉斎された<北見富士権現>を起源とする神社であるそうだ。1893(明治26)年から現在地になっているという。<北見富士神社>として120年余りの歴史を有していることになる。

↓現在の社殿は1993(平成5)年の建築であるそうだ…
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↓明治時代に寄進されたと見受けられる額が在った…
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この<北見富士神社>で、「吉日!」という様相で利尻島を訪問出来たことに感謝の意を表しながら参拝した…

利尻島で村落が少し大きくなったのは明治時代以降であるが、江戸時代にもこの地で漁業等の活動が存外に盛んに行われたことが、この<北見富士神社>の経過から窺うことが出来ると思う。

<見返台園地>の眺望…(2021.07.10)

利尻島の北東側に在る鴛泊港に上陸した際、「多分、(島の)東側にはやや雲が多く、利尻富士が少々視え悪い?」というように見受けられた。が…北西側に進めば、雲が流れ去って好い感じで利尻富士が視えていた。

「“吉日”というものではないか!」と気を好くして利尻島西岸部を少し南下すれば沓形の街に至る。その沓形の街の内陸側の端に“登山道”とか“見返台園地”という案内表示が見受けられる。そちらへ進んでみる…何やら「山林の細い道路」というような辺りで、散見する他の車輛と交差する際には些か気遣いも要る感だ。

↓こんな看板が据えられた駐車場に至った…
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何やら看板脇の小路を上ると、展望台が設けられているようだ。「行こう!」と進んだ。

要は?利尻富士の5合目、標高約500mの辺りに<見返台園地>と称して展望台を設置している。その展望台へ「山の一部を上る」というように小路が設えられている。

この小路が存外に急峻であった。小路に杭を立ててロープを張って在り、上り下りの際に一寸掴まることも出来る。「存外に急だ…」と多少息も切らせながらドンドン上がった…

↓展望台に至れば、眼下に沓形の街や港と日本海が拡がった…
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↓眼を転じると少し北の隣に浮かぶ礼文島も視えた…
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↓そして見上げた利尻富士の山頂部だ…
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存外に「いい汗…」をかいた感だった。上りのように息は切れないが、下りはより慎重に歩を進めて滑らないようにすべきであろう…同行した友人とそんなことを言いながら進んだが、ふと思った。この展望台を設えた時、どんなことをして材料を運んだのだろう?作業する方が担いで上がったか?

何れにしても、こういう「山の上」は一寸面白い…