↓「よく来た!」と歓迎でもしてくれるかのように、或いは「じっと待っているから早く来い!」と船の到着を待ち侘びるかのように利尻富士の姿が視えた。

好天の中で利尻島を船で目指す場合、こういう眺めが酷く愉しい。乾板のベンチに陣取って、座る、立つを繰り返して随時風景を眺めて愉しんだ。
↓島が近付くに連れ、やや雲が多くなってはいた…

↓「上陸すると?如何か?」という感じになって来た…

↓何やら「秘境の島…」という風情が色濃くなったような気もする…

↓島の上の陸地に在る様々なモノが視え易い距離に近付けば、利尻富士の高目な辺りは雲に包まれているように視えた…

↓何か「曇天の港に着く…」という感じになった…

こういう状態…鴛泊港を擁する東寄り、或いは北東側では利尻富士に雲が掛かっていたのだが、少し動くと利尻富士は見事な姿を見せてくれた。少し距離が在った時点で、「よく来た!」と歓迎でもしてくれるかのように、或いは「じっと待っているから早く来い!」と船の到着を待ち侘びるかのように思えたのだが、島は確りと歓迎して下さった訳だ。
今般は「折角、“船一本”で利尻島に辿り着ける場所に在るのだから…」と、もう少し利尻島への訪問機会を設けてみるべきかもしれないと、少し強く思った。