利尻富士を擁する島へ…:船上(2021.07.10)

浮き立つような気分で稚内港から乗船した。船が動き始めてみれば、「何処かのバスや電車の方が余程揺れるであろう…」という程度の感じ、正しく「滑る」ような感じで船は稚内港から利尻島の鴛泊港を目指して進み始めていた。

↓「よく来た!」と歓迎でもしてくれるかのように、或いは「じっと待っているから早く来い!」と船の到着を待ち侘びるかのように利尻富士の姿が視えた。
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好天の中で利尻島を船で目指す場合、こういう眺めが酷く愉しい。乾板のベンチに陣取って、座る、立つを繰り返して随時風景を眺めて愉しんだ。

↓島が近付くに連れ、やや雲が多くなってはいた…
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↓「上陸すると?如何か?」という感じになって来た…
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↓何やら「秘境の島…」という風情が色濃くなったような気もする…
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↓島の上の陸地に在る様々なモノが視え易い距離に近付けば、利尻富士の高目な辺りは雲に包まれているように視えた…
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↓何か「曇天の港に着く…」という感じになった…
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こういう状態…鴛泊港を擁する東寄り、或いは北東側では利尻富士に雲が掛かっていたのだが、少し動くと利尻富士は見事な姿を見せてくれた。少し距離が在った時点で、「よく来た!」と歓迎でもしてくれるかのように、或いは「じっと待っているから早く来い!」と船の到着を待ち侘びるかのように思えたのだが、島は確りと歓迎して下さった訳だ。

今般は「折角、“船一本”で利尻島に辿り着ける場所に在るのだから…」と、もう少し利尻島への訪問機会を設けてみるべきかもしれないと、少し強く思った。

稚内港から出る…:船上(2021.07.10)

利尻・礼文とを結ぶフェリーが発着する中央埠頭や、稚内港北防波堤ドームを擁する北埠頭の辺りをフェリーは滑るように進んだ…

↓防波堤で囲まれた辺りを抜け出る…
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↓美しい様子だった…
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↓日頃暮らす街をこういう角度から望む機会は然程多いのでもない。見入ってしまう…
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↓少しばかり進んでノシャップ岬が判るようになる頃、船が目指す鴛泊港を擁する利尻島、利尻富士の姿が遠くに覗き始めた…
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時には船に乗るのも好い…

稚内港:船上から望む…(2021.07.10)

7月の上旬は「雲が多い早朝…」という感じが続いていた。そういうことだったので「好天な早朝!」という様子を視て「吉日!!」と慶んでいた…

朝からフェリーターミナルへ足を運び、利礼三町のキャラクターの看板に見送られるかのようにして、利尻島の鴛泊港へ向かう船に乗込んだ…

↓甲板のベンチに陣取り、出航前に稚内港を眺めた。実に海も穏やかだ…
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↓こういう具合の見え方…フェリーの停泊位置の手前辺りからの眺めに似ているが、船上からとは角度が少し違う…
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やがて船は滑るように動き始めた…「<ボレアース>!出動!!」という感じのフレーズが頭の中に浮かんだが、浮き立った気分で航海を愉しんだのだった…