キハ54に乗車…:朝の旭川駅にて…(2021.08.24)

↓未だ「5時台」ということであると、24時間営業ということにしているコンビニが動いている程度で、辺りは静かだ…
24-08-2021 X100F (2)

↓休んでいた間に雨が交ったということを想像する、少し湿った早朝だった…
24-08-2021 X100F (3)

↓東改札口に至った…ホームに入ることにする…
24-08-2021 X100F (4)

↓ホームでは既に列車が待機していた。こちらは列車の後尾側だ。
24-08-2021 X100F (5)
↑稚内へ北上する列車の場合、駅名看板を視て「←ちかぶみ」が後尾側、「あさひかわよじょう→」が先頭側だ。

↓先頭側に廻り込み、その先頭側の車輛に乗り込む。
24-08-2021 X100F (7)
↑旭川駅を出て、名寄駅までは2輛で進むが、名寄駅で「切り離し」が行われる。以降は1輛で稚内まで走るのだ。

↓何時の頃からか、沿線のイメージのイラストを入れた「宗谷線」というサイドボードが掲出されるようになっている。これは士別のイメージだと思う。羊だ…
24-08-2021 X100F (6)

↓そして列車に乗込んで落ち着いた…
24-08-2021 X100F (8)

これに乗ってしまえば…何を如何していても、稚内まで連れて行ってくれる訳だ…6時3分に旭川駅を発つと、稚内駅に着くのは12時8分である…なかなかに気に入っている列車だ…

蔦に覆われた建物…(2021.08.22)

↓札幌都心のやや北東寄りということになると思う。見事に蔦に覆われた壁に出くわした…
22-08-2021 X100F (12)

↓断続的に街を抜ける風に、蔦が揺れていた…
22-08-2021 X100F (13)

↓本当に、さり気なく佇む然程大きくない建物なのだが、蔦が見事だった…
22-08-2021 X100F (11)

札幌で朝を迎え、少しゆったりとした休日の朝に歩き廻ったのだったが…こういう「思い掛けない面白い様子」に出くわす場合も在るのが酷く好い…

列車の増結…:岩見沢駅…(2021.08.21)

↓列車の到着時に運転台の脇から正面が視える辺りに陣取り、列車が駅に進入する様子が視えるとワクワクする駅という場所が在ると思うのだが…岩見沢駅はそういう場所の1つだと思う…
21-08-2021 X100F (20)

↓現在では「廃線…」ということである路線ばかりが目立つが、岩見沢は石炭等の鉄道による物資輸送の結節点で在った歴史を有し、現在では「“札幌圏”の北東の端」で、色々な列車が行き交う場所である…
21-08-2021 X100F (23)

早朝の旭川で乗車した列車は、途中の奈井江駅での特急列車待合せによる少し長い停車を経て、無事に岩見沢駅に到着した…
21-08-2021 X100F (24)

岩見沢駅に列車が着くと「列車増結」の案内が在る。旭川方面から着いた列車について、増結作業が落ち着くまで扉が閉まって出入り不可能になる旨の案内が在る。その間に、別段に車内に入る事が叶わずとも「構わない…」と外で様子を眺めるか、駅で御手洗いを拝借するか飲物でも求めようと外で過ごすというのが自身の定番だ…

↓関係者が見守り、各々の役目に応じて待機する中、ここで「増結」ということになる車輛が静かに近付いている…
21-08-2021 X100F (27)

↓本当にゆっくりと「増結」の車輛が近付く…
21-08-2021 X100F (30)

↓旭川から3輛で南下して来た列車に、ここで改めて3輛が手早く「増結」された。見事な手際である…
21-08-2021 X100F (32)

↓さり気なく「札幌方面へ向かう6輛編成の列車」というモノがホームに姿を見せる…
21-08-2021 X100F (33)

この辺りの路線…「岩見沢以北」と「岩見沢以南」とは「別系統?」とか「別路線?」という感じさえしてしまう…敢えて言えば「長大なローカル線」と「都市近郊または大都市圏の路線」という具合か?

それはそれとして、この岩見沢駅で車両を増結する感じは、意外に好きだ…

奈井江駅…:721系電車と789系電車…(2021.08.21)

早朝に旭川駅を発つ普通列車は順調に南下する。

↓砂川を通り越した奈井江駅で少し長く停車する…
21-08-2021 X100F (13)

↓この伝統的な、下部の広告まで「相変わらず…」な駅名標が好い…
21-08-2021 X100F (14)

極々個人的なことながら「奈井江駅」というのは、何か「郷愁」が沸き起こる。小学生の頃、休みに列車に乗って、幼少の頃から御世話になった伯父伯母の家を訪ねた際に利用した駅なのだ…愉しかった様々なことが頭を過る…加えて、伯母の急な訃報に接して慌てて訪ねた時の悔しいような想いまで沸き起こる…

↓3輛編成の普通列車が停車する様子が「妙に様になる…」というような駅だと思う…
21-08-2021 X100F (15)
↑何時の間にか、この駅は無人になってしまっている様子でもあるが…

↓少し長い停車の理由は、この特急列車を見送るためであった…
21-08-2021 X100F (17)
↑789系電車の<カムイ>が勢い良く奈井江駅を通過した…

特急列車を見送れば、721系電車による普通列車はまた進み始める…

721系電車に乗車…:朝の旭川駅にて…(2021.08.21)

旭川では「駅から歩いて直ぐ…」というエリアに幾つもの好い感じな宿が在るので、「前夕または前夜に旭川入りして、早朝からまた移動の“続き”」というようなことをするには事欠かない…

今般は「所用のための移動」で、旭川での所用の様子が判り悪い感であったことから“予備日”まで設けて、所用が順調に済んだので“予備日”は「単なる休日」と化し、その“休日”を過ごした翌朝に「また移動の“続き”」ということになったのだった…

↓旭川駅の西寄りな出入口の側へ近付く…
21-08-2021 X100F (3)

↓「6時台」は流石に静かだ…自身にとっては「普通に動き回る時間帯」であるのだが…
21-08-2021 X100F (4)

↓「ICカード乗車券」には全く対応していないが、とりあえず“自動改札機”も据えられた旭川駅の改札口だ…
21-08-2021 X100F (5)

↓博物館か何かのエントランスを想わせる通路…ここから各ホームへの通路に入る…
21-08-2021 X100F (6)

↓乗車すべき列車はこの上に待機中である筈…
21-08-2021 X100F (7)

↓エスカレータの感じが意外に好きだ…
21-08-2021 X100F (8)

↓721系電車が待っていてくれた…
21-08-2021 X100F (9)

↓「今日も宜しく御願い致します…」という感で車輛を暫し眺めた…
21-08-2021 X100F (10)

↓車内の座席に陣取った…
21-08-2021 X100F (11)

この札幌方面へ向かう朝の普通列車…何度も乗車しているように思うが、酷く気に入っている…

「古潭公園」と呼ばれていたらしい辺りにて…(2021.08.20)

↓見掛けた時に「何じゃこりゃ…??」という言葉が口を突いてしまった…
20-08-2021 X-Pro2 (89)

公共的な場所に掲出された看板らしいが、寧ろ「看板の残滓」という感である。辺りの名所旧跡を紹介しようとでもしている文章が在ることが、右半分のみを残す看板から推察は可能だが、本当に右半分のみなので何を論じているのか全く判然としない。そして老朽化し、文字が一部読み悪い…

↓「何じゃこりゃ…??」の左側だ。見過ごして通過してしまった…
20-08-2021 X-Pro2 (88)
↑「神居古潭地区案内図」と在って、辺りの略地図であると判る。が、左端は欠落している。そして左側に背が低い何かが在るのだが、そこには「古潭公園」と在る…

神居古潭を散策して夢殿観音像に至った時、「バス停が在る筈…復路はそこを利用し、とりあえず旭川駅へ…」と思い付いてバス停を探そうとし、やや離れた辺りに「らしいモノ」が視えて歩を進めていた。そんな中で上記のモノに出くわしたのだった…

↓かなり古びた遊具?ブランコに鉄棒だ…この場所は「古潭公園」と呼ばれた、子ども達が遊ぶ場所だったに違いない…
20-08-2021 X-Pro2 (90)

↓何か「国道沿いに平地が開けて、樹々が散在する場所」というようにしか視えなかったが…
20-08-2021 X-Pro2 (91)

或いは、この神居古潭という地区の、住民が増えて減った経過をずうっと見詰めて現在に至っているのがこの場所なのかもしれない。子ども達の歓声は聞こえない。国道を種々の車輛が行き交う音が聞こえるばかりの場所だ…

↓こんな様子を眺めながら、旭川駅へ向かうバスがやって来るのを待ったのだった…
20-08-2021 X-Pro2 (96)

<夢殿観世音菩薩像>…:神居古潭(2021.08.20)

旭川駅前からのバスに乗って神居古潭を訪ねてみたのだった。運転台脇にモニター画面が在って、通る停留所の名前が幾つか表示されるような仕組になっていた。これが視易い席に在れば、不慣れな路線、知らない場所でも、目指す停留所が近付くことが判るというモノだ。こういうのは個人的に好きだ…

そういうことで旭川市の域内の「余り知らない辺りだな…」という場所を通り抜けて、目指す<神居古潭>の停留所の名が画面に視え始めた。「もう少し!?」と思いながら、目指す<神居古潭>の1つ手前の停留所名に注目してしまった。<夢殿観音前>となっている。

「“夢殿観音”??」と思った。何やら惹かれた停留所名だった…かの法隆寺の東院伽藍に<夢殿>が在る訳だ。が、バスはそういう立派な寺が建っているかのような様子―寺という以前に、眼に留まって記憶に残るような建物も思い当たらないような感の国道に沿った辺りである…―は無さそうな場所を通り過ぎ、トンネルを抜けて<神居古潭>の停留所に至った。

神居古潭に至った後は、旧駅3輛の蒸気機関車を眺め、川の景色を愉しんだ。そして川辺の路をゆっくりと進んだ。バスで通り抜けたトンネルを迂回するように川に沿って路が設えられていて、国道に交差している。

↓国道沿いに至るとこういう看板だ…
20-08-2021 X-Pro2 (87)

↓観音像が静かに佇んでいた…
20-08-2021 X-Pro2 (82)
↑これは!?法隆寺等、飛鳥時代の寺で大切に伝えられているような、細身で背が高く視えるような、美しい観音像の様式を意識したモノと見受けられた…

↓間近に寄ってみた…
20-08-2021 X-Pro2 (83)

↓逆側からも見上げた…
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↓後ろ姿も視た…
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↓像の裏に銘板が嵌っていた…
20-08-2021 X-Pro2 (85)
↑「大正15年」と在るから1926年である。北海道庁長官(現在の北海道知事のような役ということになろう…)や第7師団長(旭川を本拠地とした陸軍の師団が“第7師団”だった…)というような名士の臨席も得て、数千名の人々が集って「開眼供養」が行われたというように在る…

こんな像!?今般、初めて知った…比較的近年に現在の場所に遷された経過が在るらしいのだが?それでもなかなかに見事な像だった。

こんな観音像を見上げ、無事に観音像と出遭えたことに感謝の意を表したのだった…

<はなやかブレンド>…:旭川(2021.08.19)

想い描いたとおりに旭川に入り、満足度が非常に高かったランチを愉しんだ…所用で訪ねるべき場所の位置も確認し、時間になれば訪ねると善いということになったのだが「やや間が在る?」ということになった。

↓旭川の街では、そういう場面に「美味い珈琲でも頂いて、些か寛ぎながら待つ…」という場所には事欠かない…そしてそういう場所を幾分憶えている…
19-08-2021 X100F (8)
↑様々なブレンドをフレンチプレスで淹れて供してくれるカフェが在るのだ…

この旭川駅に程近い御店だが、食事も摂ることが出来る。が、食事は別にして、ここでは飽くまでも珈琲を愉しむということにした。

この御店で珈琲を供する際に使われているマグカップが一寸好い…同じ仕様のモノが売られていて、自身でも求めて拙宅の居室でも愛用中だ…

頂いた<はなやかブレンド>は、苦味以外の珈琲の様々な味が前面に出ているような感、軽やかで飲み易いモノだ…

↓旭川に在る場面では立寄る頻度が高まっている場所だ…
19-08-2021 X100F (6)

自家製ローストビーフの温玉シーザーサラダ…鶏もも一枚グリル ゴルゴンゾーラソース…:旭川(2021.08.23)

旭川駅到着の後、駅の東口辺りで宿に入り、一息入れてから夕食を摂ろうと街へ出た…

↓こういう料理に出遭った…
23-08-2021 X100F (90)
↑ローストビーフを使ったシーザーサラダで、温泉玉子が載っている。ドレッシングに卵黄が加わるような感じで凄く美味いサラダだった…「自家製ローストビーフの温玉シーザーサラダ」と称する…そのままの命名だが…

↓そしてこちらである…
23-08-2021 X100F (93)
↑美味い鶏肉のグリルだ。それにゴルゴンゾーラチーズを使った独特なソースが合わせられている。そのままの命名で「鶏もも一枚グリル ゴルゴンゾーラソース」と称するが、これが酷く美味く、あっという間に平らげてしまった…

列車ダイヤが些か乱れてというような中で札幌市内から旭川まで辿り着き、とりあえず頂いた夕食が強く記憶に残る感じになった…

↓旭川駅にも近い、雰囲気の好い御店で頂いた料理だ…
23-08-2021 X100F (95)

出先でのこういう時間も好いものだ…

雲と天と…(2021.08.25)

朝…玄関前…何気なく見上げた天が面白いと思い、居室に瞬時引っ込んでカメラを…

↓丁寧に描いたかのような雲だった…
25-08-2021 morning sky (1)

↓上空の風で流れて不思議な様子に視えた…
25-08-2021 morning sky (2)

↓晩夏の天というような様子なのか?
25-08-2021 morning sky (3)

こんな様子を眺めていたが、そのうちに雲はもっと少なくなり、陽射しが少々眩しいような様子になって来ている朝だ…

<X100F>…(2021.08.24)

↓出掛ける場合には、何時もこういう具合で持っている…何時でも直ぐに使えるような感じに提げている場合も多い…
24-08-2021 X-Pro2 (6)

↓乗っていた列車の中で、何となく取り出し、もう1台持っていた<X-Pro2>を「何時でも直ぐに使えるような感じ」にしようとしていたのだった…
24-08-2021 X-Pro2 (2)

↓ロシアのサハリン州や沿海地方も含め、九州地方、四国中国地方、近畿地方、他の各地や北海道内と、これと一緒に色々と出掛けた…
24-08-2021 X-Pro2 (4)

本当にこの<X100F>は「傍に在ると嬉しい」という存在だ…これからも色々な場所へ連れ出すことになるであろう。不意に<X-Pro2>を使って、この<X100F>の姿を撮ってしまった。そして時々そういうように「してみたくなる」という雰囲気も在る…

キハ54…:幌延駅(2021.08.24)

↓列車が幌延駅に着いた…
24-08-2021 X-Pro2 (7)

↓如何いう事情なのか、早朝の旭川駅から稚内駅を目指す普通列車は幌延駅で少し長く停車する…
24-08-2021 X-Pro2 (8)

↓長い旅路の休憩時間という感か?
24-08-2021 X-Pro2 (11)

↓暫しホームに出て外気に当り…「ここまで御疲れ様…もう少しの間、宜しく…」と停車中のキハ54を眺める…
24-08-2021 X-Pro2 (12)

時計に眼を落して「もう少しで出発…」と、また乗込んで稚内駅を目指す…

<特上味噌ラーメン>…“3辛”…(2021.08.19)

↓旭川駅に近い一条通の西側、概ね南北に延びる昭和通との交差点の辺りにラーメン店が在る…
19-08-2021 X-Pro2 (89)
↑程好く陽が傾き、やや早いとも言い得るが、とりあえず「夕食に好適な時間帯?」に通り掛かった…

↓頂いてしまった…
19-08-2021 X-Pro2 (91)
↑名付けて<特上味噌ラーメン>…

チャーシューや煮卵等が少々多目な感が好さそうで御願いしたが、御願いする際に店員さんに「辛さをお選び頂くのですが…“1”から“5”です」と言われた。で「中庸で好いであろう…」と「“3”を所望致す…」と申し出た…

この店は「激辛」を“売り”にしているらしい。“1”はほんの少々の辛味で、“2”は“1”の辛さが物足りない場合という感じらしい。“3”は「挑戦者」であるらしい。“4”や“5”?それは知らない…

「辛いモノ」に苦手意識の在る方も見受けられるようだが、自身は該当しないと思う…

↓「辛さ」の程好い刺激が味噌味スープと巧く調和し、麺も具材もなかなかに好い感じだった…
19-08-2021 X-Pro2 (92)

↓「御馳走様でした!」という次第…
19-08-2021 X-Pro2 (93)

↓時にはこういう寄道も好い…
19-08-2021 X-Pro2 (90)

<キッコー二ホン>…:旭川(2021.08.19)

旭川駅に近い一条通の西側は概ね南北に延びる昭和通と交差する。その昭和通を越えて更に西へ歩いてみた…

↓こういうモノを見掛けた…
19-08-2021 X-Pro2 (80)

↓趣が在る建物だと思い、近くにも寄ってみた。
19-08-2021 X-Pro2 (81)

<キッコー二ホン>?六角形の“亀甲”に“日本”という文字が入って、そこから<キッコー二ホン>である…

↓<キッコー二ホン>は「日本醤油工業株式会社」という会社であり、建物は会社で現在も普通に使用しているようだ…
19-08-2021 X-Pro2 (82)

↓脇の方に売店も設けられている…
19-08-2021 X-Pro2 (84)

「日本醤油工業株式会社」は酒造業者として起こった。建物はその酒造業を営んでいた頃のモノであるようだ。戦時中に各種業種の再編が推進されたような経過が在って、1944(昭和19)年に「日本醤油工業株式会社」が成立して現在に至っている。

醤油そのもの等の調味料が主体なのだが、売店前に「大人気 しょうゆアイスキャンディー」と掲出されていたのが酷く気になった…

↓その<しょうゆアイスキャンディー>は、こういう風に「普通」に、コンビニやスーパーのアイスのコーナーのような感じで売られていた…
19-08-2021 X-Pro2 (85)
↑カメラを提げていたが、店の方に断って一寸撮っておいた…

↓1本買い求めた…
19-08-2021 X-Pro2 (86)

↓そして戸外で試食…「醤油!」という味がするのでもなく、醤油が加わってミルク味アイスキャンディーの味わいが際立っているというような具合だと思った。
19-08-2021 X-Pro2 (87)
↑ところで…この種のアイスキャンディーというようなモノは、随分と久々に頂いた気がした…

↓また一つ、一寸した散策コース、寄道場所を見出した感だった…
19-08-2021 X-Pro2 (83)

何れにしても「未だ現役」な古い建物を眺められるというのは好い…

<稚内南中学校 郷土芸能部 学び座>:旭川…(2021.08.19)

↓旭川の街を歩いていて「稚内」という文字を眼に留めて、足を停めた…
19-08-2021 X-Pro2 (78)

旭川に在って「稚内」という文字を眼に留めるとすれば?<稚内信用金庫>の支店が在るので、その近くを通る場合か?因みに<稚内信用金庫>は、旭川では少々知られているとも思われる。というのも、何かの店で「領収書御願いします」、「宛名は?」というようなことになる場面で「稚内〇〇…」とでも言えば、店の方に「あの<稚内信金>の“稚内”ですね?」と尋ねられる場合が目立つのだ…

そんなことだが、<稚内南中学校 郷土芸能部 学び座>というのは、稚内市内の中学校での活動だ。『南中ソーラン』という、方々の児童生徒が取組んでいる演舞を始めたということで知られている。

↓信用金庫の支店以外で「稚内」を眼に留めて驚いたのだったが、これは染物の店で、そのショーウィンドーだった。
19-08-2021 X-Pro2 (79)
↑少し古風な袢纏という『南中ソーラン』の衣装を用意する際、この店で造ったということなのであろう。そして『南中ソーラン』が方々で知られているので、その種の衣装を造ることも店では得意としているという宣伝なのであろう。

そういうことに少し驚いたのだが、他方で思ったのは、旭川にはこの染物のような種々の「古くからの職人仕事」が存外に色々と受継がれている側面も在るのかもしれないということだ…

<青い池>:美瑛・白金(2021.08.20)

夏季晩秋或いは初冬冬季と何度となく訪ねているのが、何か「美瑛のシンボル」という感さえ漂う<青い池>である…今般の<美遊バス>も「当然!」ながらここに寄る。逆に言えば、この場所を最も手軽に訪ねられるのが<美遊バス>かもしれない…

↓今般は一際鮮やかであったような気がする…
20-08-2021 X-Pro2 (209)

↓やや霞んで、噴煙が上がる十勝岳も遠くに視えた…
20-08-2021 X-Pro2 (218)

↓今般は池への「映り込み」が強い印象を与えてくれたような気がする…
20-08-2021 X-Pro2 (228)

↓「初めて視た機会」が不鮮明になって来ているのだが、その時以来、何度ここに寄っても、その都度に好い…
20-08-2021 X-Pro2 (227)

白金の森の奥で、何時までも蒼に輝いていて欲しい…そう思いながら眺めていた…

<四季彩の丘>…(2021.08.20)

「四季彩」は「しきさい」と読む。「色彩」に掛けているのだと思う。<美遊バス>で立ち寄った…

↓入場するとこういう感じなのだが…
20-08-2021 X-Pro2 (187)

↓歩を進めるとこういう様子が拡がる…
20-08-2021 X-Pro2 (189)

↓過ぎる程に広大な花畑だ…本当に「(花々の)色彩」に圧倒されるのだが、こうして「敢えてモノクロ」としても、花々の「鮮烈な存在感」が迫るような気もする…
20-08-2021 X-Pro2 (196)

↓花の時季には植え替えながら、こんな見事な様子が視られるということだ…
20-08-2021 X-Pro2 (203)
昨年初めて立ち寄った際とは違う種類の花々を愉しんだ…

「夏の日」または「夏の残滓」というような時に散策するには「最高!」な場所のように思う…

<新栄の丘>…(2021.08.20)

走り始めた<美遊バス>の最初の停車は<新栄の丘>だ…

↓こういうような眺望が素晴らしい!
20-08-2021 X-Pro2 (179)
↑この時間帯は「やや霞む遠景…」ではあったが、噴煙が上がる十勝岳を含む連峰を望むことが叶った…

↓近くには飼料用作物のデントコーンの畑が在った…
20-08-2021 X-Pro2 (182)

“パノラマ”と呼び習わされるエリアの代表的な景観の一つである<新栄の丘>…好い感じだ!

飛行機雲…(2021.08.20)

<美遊バス>への乗車を待つ間、街で長閑に過ごしていて気付いた…

↓美瑛では飛行機雲が天に現れる頻度が高いのではないだろうか?
20-08-2021 X-Pro2 (166)

↓随分と頻繁に、天の蒼に白線が引かれるかのような飛行機雲を視掛けた…
20-08-2021 X-Pro2 (171)

美瑛は旭川空港にやや近く、旭川空港を発着する飛行機の飛行に際して生じる飛行機雲が視え易いということなのかもしれない。飛行機雲を視掛けたと、ぼんやりと天を見上げる…そんなことをして過ごしたというのが非常に好い…

<美遊バス>…(2021.08.20)

↓<四季の情報館>と名付けられている建物が美瑛駅の直ぐ傍に在る…美瑛駅を出て、駅舎を背にして出入口正面に立ち、左を向けば視える建物だ…
20-08-2021 X-Pro2 (172)
↑美瑛町の観光協会が入っている建物で、1階は観光案内所になっている。御手洗も拝借可能で、休憩も出来て、若干の土産の販売も行っているという場所だ。

今般、美瑛駅に到着して程無くここを訪ねた…

↓こういうモノを入手した…「乗車券兼ツアーバッジ」というようなモノだ…
20-08-2021 X-Pro2 (163)

過去にも乗車、それも複数回に亘って利用しているのだが、美瑛町観光協会では、<美遊バス>(=View Bus ビューバス)と名付けた観光バスを運行している。今般、予定が視え悪かったので事前申込はしていなかった。「当日」ということで訊ねてみれば参加可能だった…酷く好運だと思った!

という訳で、このバスで何箇所かを巡って愉しむまでの間、街でゆったりと過ごすということにした…

↓やがてバスが現れた…
20-08-2021 X-Pro2 (177)
↑今般は少し小さめな車輛が運用されていた様子だ…

↓<四季の情報館>の観光案内所に出入りする辺りにこういう看板も掲出されている…
20-08-2021 X-Pro2 (175)

美瑛を訪ねる折には御世話になる機会が多いバス…愛おしい存在だ…

紫陽花…(2021.08.21)

南小樽駅から小樽駅へ…本当に「何となく…」という具合に歩いた。「夏の残滓」というような感の些か暑く感じるような好天の日だった…

↓街角に佇んで見入ってしまった…紫陽花だ…
21-08-2021 X-Pro2 (47)
↑建物の前の日陰でありながらも、少し強く感じられた陽射しに花が透けているかのような、或る種の錯覚を覚えた…

↓花の時季は最終盤、或いは「殆ど終わった…」という感ではあったのだが…
21-08-2021 X-Pro2 (46)

こんな様子に何げなく出くわすという一時が嬉しい…大切にしたい時間という感だ…

旭川駅東口の辺り…(2021.08.23)

列車運行ダイヤの乱れが生じてしまっていた日であったが、それでも「何となく想定…」というような様子で、途中の車窓の眺めを愛でながら旭川駅へ至った。

「“北上”の続きは“明朝”…」ということにして、旭川駅東口から出て、求めた宿を目指すこととした…

↓こんな様子を眼に留め、足を停めた…
23-08-2021 X100F (76)

「拓けたな…」という想いが頭を過った。10年位も前だったか?旭川駅の東側は幾分の宿が在ったが、宿に滞在中に利用し易いようなコンビニが眼に留まるでもなく、方々が工事中で何やら寂しいような気がしたものだった。

↓「未だ…夏…」とでも主張するかのような雲と相俟って、何か好い眺めだった…
23-08-2021 X100F (77)

宿に入り、一息入れて夕食でも摂ろうかと出てみた…

↓何処となく、「急速に“夜”を迎えようとしている…」というような風情が漂った…
23-08-2021 X100F (83)

こんな街並みが酷く好い…

721系電車とキハ54…:旭川駅(2021.08.23)

乗っていた列車が目的地に到着した際、下車してからホームに佇んで車輛を眺めるようなことをするのが好きだ…

↓そういうことで、乗って到着した721系電車を旭川駅のホームに佇んで眺めた。
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↑少し後に「折り返し運転」で岩見沢に向かうことになっているようだ…

721系電車は、今や「JR北海道の最古参の電車」となっている。岩見沢・旭川間の普通列車で、3輛編成の電車が動く場合、悉くこの型だ…721系電車はロングシートではない。乗り心地は凄く好い。(対して、少し新しい731系電車、もっと新しい733系電車はロングシートだ…)他の電化区間では、最近は“少数派”になってしまっているような気もしないではない…

そして左側、別なホームで乗客を待ち受けている車輛はキハ54だ。宗谷線でも見受けられる型だ。

721系電車もキハ54も好きな型である。と言うより、散々親しんでいる型、何度となく乗車している型の車輛だ。両者が並んでいるような旭川駅の情景は酷く好い!

下車してからホームに佇んで車輛を眺めるようなことをしてみたくなるのは「ここまで運んでくれてありがとう!」という気分がさせる行動様式だ。今般は列車運行ダイヤの乱れが生じてしまった中で「定刻より3分程遅れ…」という「そんなことも在るでしょう…」という範囲で駆けた721系電車の、多少年季が入った金属の色が剥き出しになっている車体が「逞しく、頼もしい…」と思えたのだった…射し込む、傾いた陽の光を受け、車輛が微妙に輝いていたとも思う。

車窓…:滝川駅へ向かう車中(2021.08.23)

<青春18きっぷ>を敢えて使う、言葉を換えると「敢えて特急列車を使わない…」ということを試すと、「所用のための移動」が「見果てぬ鉄路の彼方への旅」という気分に早変わりする…そういうのが酷く好い…

何やら事故が生じたというようなことで列車運行ダイヤが乱れたという日だった。が、それでも何となく思い描く範囲で進むことが叶った。岩見沢駅で旭川駅に向かう普通列車に乗ることが叶えば、後は黙って旭川へ運ばれるだけのこととなる…

↓もう直ぐ途中の滝川駅に差し掛かるであろうというような頃、車窓のこんな様子を愉しく眺めた…
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↑もう少しで「実りの時季」に入って行く感の水田だ…

辺りのかなり広い範囲…「空知地方」と呼ばれるが、空知は稲作が盛んな地域だ。評価が高まっている“北海道米”の故郷ということになる。

列車に乗って車窓を愛でる…実に好い!車窓というのは、写真に撮るのが存外に難しいのだが…

随分と古い土産…(2021.08.22)

↓「随分と御無沙汰したね…」と何となく眺め、写真に収めてしまったモノだ…
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所用に備えて「居候場所」と呼んでいる場所-巷では“実家”とも呼ぶ…-に滞在した中、不意に眼に留めたのだ。これは…1994年に持ち帰った土産であったと記憶している。

↓エリツィン…ゴルバチョフ…ブレジネフ…スターリン…レーニンである。ロシア土産の“マトリョーシカ”だ…
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↑多分「5個組」というようなモノはポピュラーなのだと思う。それのアレンジだ…

この「歴代指導者 5個組」という“マトリョーシカ”だが、「面白い!」という反応と「可愛くない…」という反応に分かれるようなモノだと思う。

随分と古いモノだが、久々にゆっくりと手に取って眺めてしまった…

札幌時計台…(2021.08.22)

旭川駅から朝の普通列車で発ち、ゆっくりと札幌方向へ移動した日…想像したよりも早く札幌駅に至ったことから、思い付いて小樽を往復し、また札幌駅に至った…

↓札幌駅の東寄り、南側の出入口から、駅前に東西に延びている通を渡る横断歩道に続く辺りにこんなモノが在ることに気付いた…
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↑何時頃から在るのか?自身ではよく判らない…初めて意識した看板だ。

この看板の「←時計台」だが、真直ぐに真直ぐに進めば、確かに時計台が視える場所に至る…

これが酷く記憶に残り、札幌駅の西寄り、北側の辺りに宿を求めて過ごした翌朝…この看板の場所に行って、「←時計台」という道を歩いてみようと思い付いた…

↓少し進んでみると、こういう看板も現れた…
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↓やがてこういう具合に時計台が視える場所に至る…時計台の正面、ビルの2階の屋外部分に上がることが出来る場所が在り、そこから眺めてみた…
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↓真正面にタクシーで乗り付けている人が居るのであろう…「来訪者が多い時季」ならではの様子かもしれない…
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↑時計台に関して、寧ろ少し離れて様子を視て写真を撮るというようなことを好むので、「真正面のタクシー」は「些か興醒め…」と思う。そういうことを避けるには早朝にでも動くのが好いのだが…今日は、早朝には「何となく居室でゆったり…」ということにしてしまった…札幌の場合、何かで訪ねなければならない機会は幾らでも生じそうなので気にならないが…

↓最近は「とりあえず記念撮影」という感じの人が多い…或いは、この場所は「来訪者が写真」ということが非常に多い場所ではあるのだが…
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↓一寸間近にも寄った…
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↓辺りを東側へ歩もうとしていて眼に留めた、時計台の建物の側面だ…
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時計台…札幌に在る場面で、時々思い付いて眺める場合も在る。近年はそうするのが「意外に好い…」と思うようになって来た気がする…

キハ150…:旭川駅(2021.08.20)

旭川駅前と神居古潭とを路線バスで往復し、旭川駅辺りに在った頃が午前9時10分過ぎだった…

旭川駅の建物に入って一息入れたが…発車が近い列車の案内放送が耳に…「富良野行?乗れば美瑛を訪ねられる…」と頭に浮かんだ。

↓持っていた<青春18きっぷ>を利用した…「富良野行」の列車が待機する1番ホームへ…
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↑「美瑛」とでも聞けば「旭川駅からアレに乗って…」と思い浮かべるキハ150が待機していた…

↓この型が登場した際、最初に運用されたのが富良野線だったと聞く。何度も美瑛を訪ねる際に乗車している…
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↓改札を潜る直前に求めた珈琲を窓辺に…美瑛までは短い移動だが、何か酷く心弾む…
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こういう「心弾む一時」の記憶と共に在るような鉄道車輛…凄く好い!

「29638」…「C57 201」…「D51 6」…:「旧 神居古潭駅舎」脇の蒸気機関車…(2021.08.20)

神居古潭駅…精確には「旧 神居古潭駅舎」を訪ねた…

↓脇にこういうモノが置かれていた…
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↑蒸気機関車だ!?

何れも静態保存だが、3輛の蒸気機関車が据えられていた。この辺りを走っていた機関車達なのであろう…

↓「29638」…大正時代に登場し、蒸気機関車の運用が取り止められるような頃まで、半世紀以上に亘って動いていた9600形の1輛だ…
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↑動輪が4つ、牽引力重視の設計で貨物列車が主要な活躍の場であったという。名寄の<キマロキ>でも同型の機関車が見受けられる。各種の作業、業務列車でも活躍していたようだ。

↓「C57 201」…旅客列車の牽引機として各地で大活躍し、動態保存されていてイベント列車を牽引している事例も見受けられるC57形の1輛だ…
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↑動輪が3つ、それも大き目なモノを備えた速度重視の設計である機関車は、旅客列車牽引での運用が想定されている。「201」はC57の最後に製造された車輛であるという…

↓「D51 6」…「デゴイチ」とでも言えば「蒸気機関車の代名詞」のようなものかもしれない。そのD51形の1輛だ…
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↑1千輛を超える製造で圧倒的に数が多い。サハリンへ輸出されたモノまで在る程だ…

↓「D51 6」は若い番号で判るように「初期型」である。初期の95輛が該当するそうだが、ボイラーの上に設けられている構造を覆うドーム状のモノの形状が独特だ…
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↑「半流線形形」、略して「半流形」と呼ばれていて、その形状から「ナメクジ形」という通称も生まれて広く用いられたそうだ…

聞けば…この3輛の蒸気機関車は、廃止する神居古潭駅辺りの軌道を撤去する前に運び込んで、そのまま置いているということだ。正直…「こんなモノ?!如何やって運び込んだ?!」というような場所に置かれている…

その神居古潭駅辺りの軌道を撤去が1970(昭和45)年頃らしいので、蒸気機関車達は既に半世紀もの間、ここで鉄道の歴史を伝えていることになる…

それにしても9600形、C57形、D51形は何れも広く活躍した型であるので、ここに保存して紹介するには好適であるように思う…