札幌時計台…(2021.08.22)

旭川駅から朝の普通列車で発ち、ゆっくりと札幌方向へ移動した日…想像したよりも早く札幌駅に至ったことから、思い付いて小樽を往復し、また札幌駅に至った…

↓札幌駅の東寄り、南側の出入口から、駅前に東西に延びている通を渡る横断歩道に続く辺りにこんなモノが在ることに気付いた…
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↑何時頃から在るのか?自身ではよく判らない…初めて意識した看板だ。

この看板の「←時計台」だが、真直ぐに真直ぐに進めば、確かに時計台が視える場所に至る…

これが酷く記憶に残り、札幌駅の西寄り、北側の辺りに宿を求めて過ごした翌朝…この看板の場所に行って、「←時計台」という道を歩いてみようと思い付いた…

↓少し進んでみると、こういう看板も現れた…
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↓やがてこういう具合に時計台が視える場所に至る…時計台の正面、ビルの2階の屋外部分に上がることが出来る場所が在り、そこから眺めてみた…
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↓真正面にタクシーで乗り付けている人が居るのであろう…「来訪者が多い時季」ならではの様子かもしれない…
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↑時計台に関して、寧ろ少し離れて様子を視て写真を撮るというようなことを好むので、「真正面のタクシー」は「些か興醒め…」と思う。そういうことを避けるには早朝にでも動くのが好いのだが…今日は、早朝には「何となく居室でゆったり…」ということにしてしまった…札幌の場合、何かで訪ねなければならない機会は幾らでも生じそうなので気にならないが…

↓最近は「とりあえず記念撮影」という感じの人が多い…或いは、この場所は「来訪者が写真」ということが非常に多い場所ではあるのだが…
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↓一寸間近にも寄った…
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↓辺りを東側へ歩もうとしていて眼に留めた、時計台の建物の側面だ…
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時計台…札幌に在る場面で、時々思い付いて眺める場合も在る。近年はそうするのが「意外に好い…」と思うようになって来た気がする…

キハ150…:旭川駅(2021.08.20)

旭川駅前と神居古潭とを路線バスで往復し、旭川駅辺りに在った頃が午前9時10分過ぎだった…

旭川駅の建物に入って一息入れたが…発車が近い列車の案内放送が耳に…「富良野行?乗れば美瑛を訪ねられる…」と頭に浮かんだ。

↓持っていた<青春18きっぷ>を利用した…「富良野行」の列車が待機する1番ホームへ…
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↑「美瑛」とでも聞けば「旭川駅からアレに乗って…」と思い浮かべるキハ150が待機していた…

↓この型が登場した際、最初に運用されたのが富良野線だったと聞く。何度も美瑛を訪ねる際に乗車している…
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↓改札を潜る直前に求めた珈琲を窓辺に…美瑛までは短い移動だが、何か酷く心弾む…
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こういう「心弾む一時」の記憶と共に在るような鉄道車輛…凄く好い!

「29638」…「C57 201」…「D51 6」…:「旧 神居古潭駅舎」脇の蒸気機関車…(2021.08.20)

神居古潭駅…精確には「旧 神居古潭駅舎」を訪ねた…

↓脇にこういうモノが置かれていた…
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↑蒸気機関車だ!?

何れも静態保存だが、3輛の蒸気機関車が据えられていた。この辺りを走っていた機関車達なのであろう…

↓「29638」…大正時代に登場し、蒸気機関車の運用が取り止められるような頃まで、半世紀以上に亘って動いていた9600形の1輛だ…
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↑動輪が4つ、牽引力重視の設計で貨物列車が主要な活躍の場であったという。名寄の<キマロキ>でも同型の機関車が見受けられる。各種の作業、業務列車でも活躍していたようだ。

↓「C57 201」…旅客列車の牽引機として各地で大活躍し、動態保存されていてイベント列車を牽引している事例も見受けられるC57形の1輛だ…
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↑動輪が3つ、それも大き目なモノを備えた速度重視の設計である機関車は、旅客列車牽引での運用が想定されている。「201」はC57の最後に製造された車輛であるという…

↓「D51 6」…「デゴイチ」とでも言えば「蒸気機関車の代名詞」のようなものかもしれない。そのD51形の1輛だ…
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↑1千輛を超える製造で圧倒的に数が多い。サハリンへ輸出されたモノまで在る程だ…

↓「D51 6」は若い番号で判るように「初期型」である。初期の95輛が該当するそうだが、ボイラーの上に設けられている構造を覆うドーム状のモノの形状が独特だ…
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↑「半流線形形」、略して「半流形」と呼ばれていて、その形状から「ナメクジ形」という通称も生まれて広く用いられたそうだ…

聞けば…この3輛の蒸気機関車は、廃止する神居古潭駅辺りの軌道を撤去する前に運び込んで、そのまま置いているということだ。正直…「こんなモノ?!如何やって運び込んだ?!」というような場所に置かれている…

その神居古潭駅辺りの軌道を撤去が1970(昭和45)年頃らしいので、蒸気機関車達は既に半世紀もの間、ここで鉄道の歴史を伝えていることになる…

それにしても9600形、C57形、D51形は何れも広く活躍した型であるので、ここに保存して紹介するには好適であるように思う…

“神居古潭駅”…(2021.08.20)

神居古潭(カムイコタン)に至り、川に架かる古い橋を渡り、森のようになっている場所を奥へ進んだ…

↓趣深い建物が在った…
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↓「旧 神居古潭駅舎」と建物の出入口に看板が掲出されている…
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↓嘗て駅であったことが判る、判り易いモノが在った。駅に見受けられる看板が在って、ホームが設えられていた名残だ…
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神居古潭駅は1901(明治34)年に開業している。滝川・深川・旭川を結ぶ鉄路、函館本線の一部がここを通っていて駅が設けられていたのだ…

現在、滝川・深川・旭川を結ぶ鉄路は複線化されていて、電化もされている。架線から電気を受けて、モーターを回して走る電車が行き交う区間である。そして旭川・札幌間の運行頻度が高い、電車による特急が忙しく行き交う。普通列車も電車が多数派だ。そして旭川・深川間には長いトンネルも設けられている。

↓電化されて経路が変わった時、この神居古潭駅は廃止ということになってしまった…
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↑伊納駅と納内駅との間に神居古潭駅が在ったのだ…(因みに納内駅は現在でも無人駅ながら存続中だが、伊納駅は利用者減少の中で3月のダイヤ改正時に廃止となった…)

↓明治末年頃の駅舎は復元が施されて文化財として大切にされている…
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↑廃止された鉄路の跡はサイクリングロードになっていて、駅舎は休憩所ということになっている。(訪ねた際には閉まっていたが…)

↓「嘗ての鉄路」に佇んでみた…ここを行き交ったであろう列車の走行音、列車を牽引した蒸気機関車の汽笛が聞こえるような気もした…
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↓「ひっそりと森の中に佇む遺構」という風情が漂う場所だった…
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“ニッネ・カムイ”(=魔神)が棲む…:神居古潭(カムイコタン)…(2021.08.20)

↓川に架橋されている。
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↓橋上からの眺めだ…
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↓古い時代に架け易い地点を結んで、途中で曲がるような具合に架けた歩行者用の橋なのであろう。(何処かの時点で大規模な修復も行われていると想像する…)曲がった辺りからも対岸まで存外に距離が在る。
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↓何か「夏の残滓」というような感も抱く好天で、川も穏やかな感ではあった…
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川は何か「神の気紛れ?」とでもいうように、時季毎、日毎に様子を変える。そういう川だが、この辺りは複雑な岩礁が多く見受けられ、岩礁の様子も永い年月でドンドン変わっていたのであろう。川で舟を使って人が行き交う、モノを運ぶ場合、この辺りは「難所」であったに違いない。

橋上から川を眺める分には美しいが…岩礁が複雑に拡がる感で、水深や流れの塩梅が刻々と変わるような場所と見受けられる。舟の航行は何時でも危険で、古くは辺りに“ニッネ・カムイ”(=魔神)が棲むと信じられ、航行する人達は移動の安寧を願って祈ったらしい…ここはそういう場所だ。

↓半ば森のようになっている対岸へ進んだ…
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↓橋へ進んでいく辺りになるが、後から見付けた。旭川市教育委員会が設置した、こういう説明の看板も在った…
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なかなかに興味深い場所だ…

神居古潭(カムイコタン)…(2021.08.20)

↓カラスが見詰める先に…
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↓絶景が拡がる…
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↓旭川の市域の南西側になるのであろうか?神居古潭(カムイコタン)という場所が在る…
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神居古潭は公共交通利用ではアクセスし悪い…公共交通利用であれば、旭川の街中との間は、運行本数が限られる路線バスで往来する他無い…

↓実は前日、旭川駅前のバス乗場でこの神居古潭を訪ねることが叶う路線バスが出る場所を眼に留めた…本当に路線バスの運行本数は限られる…
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↓朝…マダマダ静かな旭川駅界隈…駅の東寄りの辺りに足を運んだ。何時の間にかコンビニ―以前は酷く静かでやや不便な感も否めない辺りだった…―も在って、辺りは便利である…
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↓6時40分に発車する「芦別行」が登場した…
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↓「神居古潭?行きますよね?」と運転士さんに尋ねて「行きます!」であったので乗車した…
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↓“都市間路線”でも使用されているような快適な仕様のバスで30分程走る。旭川市域の、個人的には余り馴染んでいない辺りも走って面白かった…
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↑「芦別行」に乗って神居古潭で下車する場合には490円だった。支払は現金だ…

↓この画の右側の路肩に旭川駅から来る場合のバス停が在る。国道12号を何とか渡ると歩道に出る。そこを進む…
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↓やがて眺望の好い橋に至り…
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↓バスで通り過ぎたばかりのトンネル出入口脇から河畔へ下る道が設えられている箇所に出る…
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↓そして神居古潭だ!
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先走った話しになるが「自身の備忘録」という意味も込めて敢えて綴る。6時40分に旭川駅を出ると、神居古潭のバス停に7時10分頃に着く。その後は8時半過ぎに旭川駅へ向かう留萌から来るバスか、8時50分に旭川駅へ向かうバスに神居古潭から乗車可能だ。これらを逃すと?相当待つ…

↓復路に利用したバス停だ…別途詳述するが、「神居古潭」から「夢殿観音前」まで、散策の中で自然に歩いてしまい、この停留所を利用した。
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↓これが留萌から来る便も混じっている方の停留所に掲出されている時刻表…
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↓これが芦別や深川との間を往来している便の停留所に掲出されている時刻表…
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↓そういう訳で…神居古潭で「朝の散策」ということにしたのだった…
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神居古潭に関しては、なかなかに感じが好かったので再訪を期してこうした所謂「アクセス情報」的なことも纏めておくことにしたのだ…不便ではあるが「訪ねてみる」という場合には、「それでも!」と路線バスの「運行の様子に合わせて動く」ということをする他無い。そういうのも嫌いではない…

「放置自転車」の問題への対応…:旭川・買物公園(2021.08.19)

↓看板を眼に留めた時、「“→”の隅に何やら落書きのような?」と気になって、近付いて足を停めて眺めた…
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↑「“落書き”?」と思ったのは、手書きの画のようなデザインの自転車だった…指定の駐輪場が近くに在るので、その利用を促そうとしている訳だ…

旭川駅前から南北に延びる通が常設の“歩行者天国”とされている所謂<買物公園>で視掛けた看板だった…

↓看板には幾つかの種類が在るようだ…
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↑無秩序に自転車が辺りに置きっ放しという状況が見受けられて苦慮している様子が伺える…ここを歩いた時、そんな状況は視掛けなかったが…

道路や広場という公的空間…色々なことを考えながら管理に心を砕く人達が在る…そんなことを想いながら看板を眺めていた。そういうことに感謝したいが、同時に看板のデザインが好いと思い、何気なく写真に収めてみたのだ…

<ロースかつ>…(2021.08.19)

旭川駅に着いたのは午前11時半頃だった。稚内駅に列車が現れる前に足を運び、名寄駅での列車乗換待ち時間も含めると、自身としては苦にしてはいないが、朝5時前からの長い移動だった。そういうことをすれば、所用に臨む前に、当然ながら昼食-「遅過ぎる朝食」も兼ねることになるが…-をゆったりと摂りたい…

↓素晴らしいランチ!大変に愉しく頂いた!
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↓こういう「風情溢れる…」という場所に在る店だ…
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何時の間にか随分と以前になるが、旭川に一定以上の頻度で足を運んでいるらしい方と御一緒した機会に教えて頂いた場所で「街の名店」に数えられる老舗の食堂であるようだ。爾来、自身でも何度も食事に寄っている…

↓こんな感じの入口…凄く「誘われる…」という感じだ…
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↑近年はテレビドラマ『孤独のグルメ』のロケも入ったそうだ…

↓「御飯は少な目で…」というように敢えて御願いしても「十分!」なボリューム!大きく厚い肉のカツだ…
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「御馳走様でした!凄く美味しかったです。暫く振りに寄れてうれしかったです…」と去り際に言えば、“親父さん”は「今日は惚れ惚れするような佳い肉だった…また寄って!」と応じてくれた。街で永く愛され続ける食堂の風情…実に素晴らしい!

<名寄教会会堂>…(2020.08.19)

稚内から列車で南下し、名寄が近付く辺りで少し特徴的な建物が車窓から視え、何か気になる場合が在る…

↓乗換列車の待ち時間に、一寸訪ねてみた…
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「南下の列車」の場合は名寄駅の“手前”に相当する場所なので、右側に線路を望むような通を歩いて少し進む。5分程度も進む…

↓こういう具合に建物が眼前に現れる訳だ…
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↓教会であった。現在でも使われているように見受けられた。訪ねた際にはしまっていた。
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↓独特な風情の建物に見入った…
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1909年…明治時代の終盤だが、この教会が建てられたのだという。名寄市内に現存するモノとしては最古の洋風建築ということになり、名寄市の文化財に指定されているそうだ。

↓現在視ても存在感が在るが…創建の頃にはかなり目立つ建物だったのであろうと想像した…
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乗換列車の待ち時間…1時間程度であれば「駅周辺を一寸だけ散策」というようなことには好適かもしれない。