旭川駅東口の辺り…(2021.08.23)

列車運行ダイヤの乱れが生じてしまっていた日であったが、それでも「何となく想定…」というような様子で、途中の車窓の眺めを愛でながら旭川駅へ至った。

「“北上”の続きは“明朝”…」ということにして、旭川駅東口から出て、求めた宿を目指すこととした…

↓こんな様子を眼に留め、足を停めた…
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「拓けたな…」という想いが頭を過った。10年位も前だったか?旭川駅の東側は幾分の宿が在ったが、宿に滞在中に利用し易いようなコンビニが眼に留まるでもなく、方々が工事中で何やら寂しいような気がしたものだった。

↓「未だ…夏…」とでも主張するかのような雲と相俟って、何か好い眺めだった…
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宿に入り、一息入れて夕食でも摂ろうかと出てみた…

↓何処となく、「急速に“夜”を迎えようとしている…」というような風情が漂った…
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こんな街並みが酷く好い…

721系電車とキハ54…:旭川駅(2021.08.23)

乗っていた列車が目的地に到着した際、下車してからホームに佇んで車輛を眺めるようなことをするのが好きだ…

↓そういうことで、乗って到着した721系電車を旭川駅のホームに佇んで眺めた。
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↑少し後に「折り返し運転」で岩見沢に向かうことになっているようだ…

721系電車は、今や「JR北海道の最古参の電車」となっている。岩見沢・旭川間の普通列車で、3輛編成の電車が動く場合、悉くこの型だ…721系電車はロングシートではない。乗り心地は凄く好い。(対して、少し新しい731系電車、もっと新しい733系電車はロングシートだ…)他の電化区間では、最近は“少数派”になってしまっているような気もしないではない…

そして左側、別なホームで乗客を待ち受けている車輛はキハ54だ。宗谷線でも見受けられる型だ。

721系電車もキハ54も好きな型である。と言うより、散々親しんでいる型、何度となく乗車している型の車輛だ。両者が並んでいるような旭川駅の情景は酷く好い!

下車してからホームに佇んで車輛を眺めるようなことをしてみたくなるのは「ここまで運んでくれてありがとう!」という気分がさせる行動様式だ。今般は列車運行ダイヤの乱れが生じてしまった中で「定刻より3分程遅れ…」という「そんなことも在るでしょう…」という範囲で駆けた721系電車の、多少年季が入った金属の色が剥き出しになっている車体が「逞しく、頼もしい…」と思えたのだった…射し込む、傾いた陽の光を受け、車輛が微妙に輝いていたとも思う。

車窓…:滝川駅へ向かう車中(2021.08.23)

<青春18きっぷ>を敢えて使う、言葉を換えると「敢えて特急列車を使わない…」ということを試すと、「所用のための移動」が「見果てぬ鉄路の彼方への旅」という気分に早変わりする…そういうのが酷く好い…

何やら事故が生じたというようなことで列車運行ダイヤが乱れたという日だった。が、それでも何となく思い描く範囲で進むことが叶った。岩見沢駅で旭川駅に向かう普通列車に乗ることが叶えば、後は黙って旭川へ運ばれるだけのこととなる…

↓もう直ぐ途中の滝川駅に差し掛かるであろうというような頃、車窓のこんな様子を愉しく眺めた…
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↑もう少しで「実りの時季」に入って行く感の水田だ…

辺りのかなり広い範囲…「空知地方」と呼ばれるが、空知は稲作が盛んな地域だ。評価が高まっている“北海道米”の故郷ということになる。

列車に乗って車窓を愛でる…実に好い!車窓というのは、写真に撮るのが存外に難しいのだが…

随分と古い土産…(2021.08.22)

↓「随分と御無沙汰したね…」と何となく眺め、写真に収めてしまったモノだ…
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所用に備えて「居候場所」と呼んでいる場所-巷では“実家”とも呼ぶ…-に滞在した中、不意に眼に留めたのだ。これは…1994年に持ち帰った土産であったと記憶している。

↓エリツィン…ゴルバチョフ…ブレジネフ…スターリン…レーニンである。ロシア土産の“マトリョーシカ”だ…
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↑多分「5個組」というようなモノはポピュラーなのだと思う。それのアレンジだ…

この「歴代指導者 5個組」という“マトリョーシカ”だが、「面白い!」という反応と「可愛くない…」という反応に分かれるようなモノだと思う。

随分と古いモノだが、久々にゆっくりと手に取って眺めてしまった…