休日に映画館へ…(2021.09.12)

少し前にも行ったのだったが…

↓休日の日曜日、午前中から足を運んでしまった…
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↓御近所の映画館だ…
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少し前にも行った際には「全国で公開されたばかり」の最新作だった。今般は、少し前に公開された新作で、やや遅れてこの映画館でも上映されることになったという代物だった…

↓こういうようなホールで、日曜日の午前中に悠然と映画鑑賞…好い感じだ!
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↓写真そのものは上映終了後に道草した御近所の喫茶店で撮ったのだが、パンフレットまで買い込んでしまった…
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『ゴジラVSコング』という作品を愉しく観た。

「これから観るので、余計な論評は無用!」という方は、以下は読み飛ばして頂きたい…

『ゴジラVSコング』という作品だが、これは寧ろ「コングのその後…」という感じの物語であると思った。実は観ていないが、コングが主役の映画が在って、本作はその作品の直接的な続篇という感じになっている。

作中、<髑髏島>(スカルアイランド)という場所が在る。観ていないコングの出て来る作品の舞台だった場所だ。そこで保護観察対象の巨大生物のコングが暮している。保護観察の仕事を熱心に続ける女性研究者が在る。彼女が養母となっている、前作の一件で家族を失ってしまった地元出身の少女が在る。コングを見守り、コングに見守られという感で育った少女で、コングと実は手話で意思疎通が出来る…(少女の役を演じていたのは、(英語)手話で意思疎通をする両親の下で育ったという方で、「養母の女性研究者」ともその(英語)手話で意思疎通をしている。今般、“日本語吹き替”のみの上映だったが、手話関係の部分は字幕だった…)

冒頭部からそういう様子が出て来て、何か「コングの物語…」というように感じたが、終始その感は変わらなかった。コングを見守り、コングに見守られという感で育った少女であるジアと、誇り高き巨大な猿人の末裔にして唯一の生き残りである、強く優しいコングとの物語が飽くまでも軸になっていると思った。

コングやゴジラや、その他の巨大生物が発生した源であるかもしれない世界からエネルギーを採集して、ゴジラに対抗し得るモノを造ろうという野心を抱く巨大企業の経営者が在る。そのエネルギーに関連する地底世界に関する事を説く不遇な感じの研究者が調査チームのリーダーとして雇われる。彼はコングの件に携わる女性研究者に協力を依頼する。調査チームを導く役にコングを使うということになった。所謂“帰巣本能”で、エネルギーの溢れる世界へ進んで行き、それを追跡すれば良いと考えた訳だ…

かくして一行は、大きな輸送船でコングを運び、空母や駆逐艦で編成する護衛艦隊でそれを護りながら、コングやゴジラや、その他の巨大生物が発生した源であるかもしれない世界への入口が在る南極へ向けて航海を始める。物々しい艦隊で護衛していたのは、ゴジラの襲来を危惧したということなのだ…

一行の前に、危惧していたとおりにゴジラは現れた…海を自在に遊弋するゴジラに対し、コングは地上で活動する存在で、個人的にはかなりウケたのだが、コングが“八艘飛び”のようなこともしながら大奮戦してゴジラの襲撃をやり過ごす…

そういう経過を経てコングは巨大生物が発生した源であるかもしれない世界に至る。そしてゴジラに対抗し得るモノを造ろうという巨大企業の経営者の野心も満たされることになる。

コングを巡る筋の他方、巨大企業の関係施設に「ピンポイント!」で攻撃を仕掛けるというような妙な動きを見せるゴジラの動向に不審を抱く人達の活動が描かれる。彼らの動きは香港に在る巨大企業の拠点に至ることになる。

そして香港での“決戦”というような流れなのだが…然程広くない辺りに高層建築が密集するという様相の香港で、ゴジラやコングのような巨大生物が動き回って互いに闘うという様相…非常に面白い画で「前のめり」にもなってしまう…

非常に愉しく観た。コングを見守り、コングに見守られという感で育った少女であるジアと、誇り高き巨大な猿人の末裔にして唯一の生き残りである、強く優しいコングとの物語という感が強い印象を与えてくれる。終盤は「ジアの想いを受けて、立ち上がってくれコング!」という感じであったと同時に「コングは無敵だ!ジアよ、君の想いが通じてコングは立ち上がった!」というような具合で、何か「微妙に涙ぐむ…」という様相でさえあった…

こうやって、御近所の映画館で上映作品に夢中になるというのも、なかなかに好い時間であると思う…