入渠…:稚内港のドライドック…(2021.10.30)

朝の末広埠頭の緑地に在って、「やや見慣れない船」の存在に気付いた。

緑地から何となく視える埠頭については繋留濠の第一副港のように、関係者が「うちの場所…」とでも言っているかもしれない「殆ど常時繋留」という船が在るということでもない。様々な種類の、色々な形の船が必要に応じて入稿して停泊しているという様子の場所だ。

何となく「視たことが在る…」という形ながら、「稚内港に常時在るような船」ということでもないという船のすがたが視えていたのを認めた訳だ。

↓その船が末広埠頭辺りで俄かに動き始めた…
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↑後方の小さ目な船は稚内港に常時在るタグボートだ。前方の船は「視たことが在る…」という形ながら、「稚内港に常時在るような船」ということになる。

眼を凝らすと、船のやや後ろ側の側面に文字が視える。<СВИЦЕР БУССЕ КОРСАКОВ>と在る。これは<スヴィッツァー ブッセ>という船名と、コルサコフというサハリンの港の名を示している…

↓この<スヴィッツァー ブッセ>は、稚内港のドライドックを利用すべく、サハリンからやって来ていて、視掛けた時は正しくドックに入ろうとしていた場面だった…
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サハリンの南側、コルサコフ地区のプリゴロドノエの港は、サハリンで進んでいる資源開発によって得られた原油や、天然ガスを加工したLNGを方々に送り出す場所で、巨大なタンカーが出入りしている。その巨大なタンカーの港への出入りを支援するために大きなタグボートが必要となる。<スヴィッツァー ブッセ>はそうした大きなタグボートの1隻ということになる。

<スヴィッツァー ブッセ>という名の前半である「スヴィッツァー」はタグボートを運用する会社とということになる。「ブッセ」はサハリンの景勝地から採用した呼称と見受けられる。

↓半ばは船自体が進入するという感で、半ばは綱を掛けて慎重に引き込むという」感で、舳先に誘導を担当する係員が陣取って、船は慎重にドックに進んで行った…
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↓慎重に船の位置を定めてしまうと、後は色々とこまごました用事を片付けながら停止位置が定まって行くことになる。
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稚内港は「ドライドックを備えている」という点では、サハリンから視て「ロシア国内のドライドックを備えた港」よりも「距離が近い!!」ということにもなる。そういうことで、このLNGタンカーを支援するタグボートを運用する会社を含め、「船関連で何か在れば、対岸に在る稚内の会社に…」ということにしている会社も在るのだという。あのサハリンのLNGは、「日本の需要の1割程度」を賄っているのだという。それを想えば、小さな稚内も、なかなか重要な役目を負っているということになるかもしれない…

↓必要な作業を円滑に進めるべく、関係者の皆さんの奮戦が始まるのであろう…
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暫しこの辺りを離れ、昼食を摂る、買い物をする等して過ごした。

↓再度このドライドックの辺りを眺めた…水を抜いた後だった…
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↑冬季には凍る海域で動く関係で、丸く深い感じの、独特な船底形状をしているのが面白い…

今般、この<スヴィッツァー ブッセ>は修理の必要が在って、稚内のドライドックに入渠したらしい。が、過去にこの船や同型船が整備のために稚内港を訪れていて、このドライドックの辺りで視掛けた記憶も在る。

が、それでも「入渠しようとしている場面」を視るという機会は然程多く在るのでもない。なかなかに興味深かった…

日時計…:稚内港末広埠頭緑地…(2021.10.30)

「思い付いて散策をする休日」というような状況は、何やら酷く心弾むような気もするものだ。穏やかな晴天で風が弱く、然程気温は上がっていないにも拘らず、「時季としては温かい?」と錯覚するというような休日の午前中に、広い稚内港のエリアを何となく歩き廻った…

↓末広埠頭の少し西側に在る緑地である。何か「妙なモノ?」に思わず眼を留めた…
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↓緑地の一隅に柱のようなモノが据えられているが、これは実は「日時計」である…
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↑陽光がこの据えられた柱に当り、出来る陰で概ねの時間が判るというような仕掛けになっている。この時は「IX」という辺りに影が在ったが、なるほど「午前9時の少し前」という感だった…

この日時計…実は然程広く知られているのでもないと思うのだが…なかなかに味わい深いような気がする…

第一副港…:稚内港(2021.10.30)

早朝の好天を視て、思い付いて朝から戸外を歩いてみることにした…

ふらりと歩き始めて、何となく至ったのは稚内港の第一副港だ。

↓「第一副港」とは、何重にも防波堤で囲われた形になっている、稚内港内の繋留濠である。
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↑主に汽船底曳漁業に携わる船が係留されている辺りということになる。

↓「とりあえず繋留」という感の船が並び、海鳥やカラスが周辺を蠢いているというような様子だった…
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↓射し込む朝の光…繋留中の船…海鳥…何やら「画になる」という感じを愛でながら辺りを散策した…
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↓こんな様子を愛でながらの散策も悪くはない…
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こういうような、「光と船と海と…」というような様子を眺めながらの「休日の散策」というのも非常に好いような気がした…

本当に、温かいとも言い悪い中ながら、風が穏やかで陽射しが心地好いような、「散策する休日」としては好適な感の朝だった…

<まぜそば>…(2021.10.30)

結果的に随分な距離を歩いたという休日の土曜日だった…

拙宅周辺から5.5km程度は離れているらしい店へ…フラフラと歩いていた中、「全行程徒歩」で辿り着いてしまった…

↓何となく気に入っている<まぜそば>を所望した…
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↑タレで味が着いた麺と豊富な具材を混ぜながら頂くというモノだ。一般的なラーメンのような、焼きそばのような、冷やし中華のような、何やら不思議な感じなのだが、それが意外に好いのだ…

↓豊富な具材が、各々になかなか好い…
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↓店の前に<まぜそば>の幟も掲げられていた…
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↓何か「週末は眼に馴染んだ…」という様子になっている。
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夕刻、他地域から当地へやって来た方と偶々言葉を交わしたが、その方は車で移動の道中、このチェーンの店で昼食を摂ったということで、「同じ店で昼食?」と小さな笑い話になった。北海道内の各地に展開しているチェーンである…