旭橋…(2021.11.30)

出先で早起きしてしまった場合?辺りを散策するのが好い…

↓そんな訳で眺めに行ってしまった旭橋だ…例によって「よいこはまねをしないでね!」ということをしてしまった…
30-11-2021 early morning X-Pro2 (7)
↑1932年竣工の厳つい鉄橋で、石狩川に架かっている…

↓色濃い夜の残滓の中で旭橋は輝いていた…様子に見惚れたが、他方で酷く足元が悪い箇所も散見して要注意だった…
30-11-2021 early morning X-Pro2 (5)

↓既に午前6時も近く、存外に車輛は通過する…
30-11-2021 early morning X-Pro2 (9)

↓結局曇天で、天は然程劇的でも無かった…
30-11-2021 early morning X-Pro2 (13)

この「旭橋の在る光景」は「時々眺めたい…」というように思う。往路は何となく足を運ばなかったが、復路で足を運ぶ時間を設けられたことが善かった…

こうして暗い早朝から動き回ったが、この後は「何を如何していても稚内へ連れて行ってくれる…」という特急列車に乗り込むだけなので、余り案じることも無い…

夜の残滓…:昭和通:旭川(2021.11.30)

↓「早朝」ということになる午前5時台なのだが…深夜帯と何ら変わらない雰囲気が漂う。旭川都心の昭和通だ。
30-11-2021 early morning X-Pro2 (1)

↓この辺りのコンビニは24時間営業だ。立寄って、珈琲を求め、啜りながら暗くやや寒い路を行くという感じが好い…
30-11-2021 early morning X-Pro2 (2)

↓昭和通を進むと、幾つもの通が交わるロータリーが在る。そこに建っている大きなオブジェに気温が表示される。1℃だった…
30-11-2021 early morning X-Pro2 (3)

「1℃」ながら、稚内での「3℃」よりキツくなかった。風が微弱な内陸であるからであろう…

↓一頻り歩いて引揚げる際に写真に収めたが、これ位の気温帯では「緩んだ積雪の水分が凍る」というような箇所も在って、歩く際には慎重を期すべきである…
30-11-2021 early morning X-Pro2 (14)

↓明るくなるのが遅く、夜の残滓は色濃い…
30-11-2021 early morning X-Pro2 (15)

何か、少々しみじみと「冬季に…踏み込んでしまった…」という感買いが沸き起こった…

<222>…:幌南小学校前停留所…:札幌の路面電車(2021.11.28)

↓停留所に佇んでいれば、路面電車が近付いて来た…
28-11-2021 X-Pro2 (95)

↓冬の陽の光がやや眩しくなっている中、60年間以上も動いている車輛が減速しながら接近する…
28-11-2021 X-Pro2 (96)

↓これに乗車して北上することとした…
28-11-2021 X-Pro2 (97)

「一日乗車券」を手に、路面電車に乗車しながら、行き交う姿を眺めて過ごす数時間というようなモノ…凄く好い!

午後の札幌駅にて…(2021.11.29)

「所用で動き回る」という場面なのだが<HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス>というモノを手にして利用している。これが在れば、稚内・旭川間の往復、旭川・札幌間の往復、札幌市内等での列車による移動ということに関して自在に列車に乗降可能だ。乗車時間が長くなる旭川・札幌間のような区間に関しては、回数制限は在るものの指定席も利用可能だ。

無事に所用を足し、昼食も摂った後である。この<HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス>というモノを持って札幌駅の改札口辺りに足を運んだが、とりあえず乗車したい札幌・旭川間の特急列車に関して、些か運行間隔が開く時間帯に着いてしまった。「それでは…」と車中で飲むモノを敢えて駅舎の外に在るコンビニまで足を運んで求めるような真似をして、些かの時間調整で、「多少長めに待つが…まぁ、構わないか…」ということにした。

↓「ホーム上の“待合スペース”」と勝手に呼んでいるのだが…少し位なら、こういう場所で悠然と列車を待っていれば善いと勝手に思っている…
29-11-2021 X100F vol01 (24)
↑札幌駅の各ホーム、東寄りにこの場所は在る…

↓札幌駅の場合、色々な車輛による各方面への列車が次々に現れるので、それを眺めるのも愉しい…
29-11-2021 X100F vol01 (27)
↑左は721系電車で、右はキハ281系ディーゼルカーだ…721系電車は色々な型で乗車している機会も多いが、キハ281系ディーゼルカーは乗車機会がやや少ない…

↓そのうちに待機中の列車が入れ替わった…右が731系電車、左が733系電車、更に左には785系電車が視える…
29-11-2021 X100F vol01 (30)

↓731系電車や733系電車が発車した後、785系電車が横から綺麗に視えた。この車輛…現在は室蘭・札幌間を往復する列車で登場する場合が見受けられる程度…随分と少数派になってしまっている。
29-11-2021 X100F vol01 (33)

↓札幌・旭川間の特急列車は2種類で、<カムイ>の場合は5輛編成の中の4輛が自由席だ…車輛の出入口の場所がホーム上に示されているので、その辺りで列車が現れて乗車するのを待つことになる…
29-11-2021 X100F vol01 (32)

↓789系電車の<カムイ>が現れた…
29-11-2021 X100F vol01 (35)

↓乗り込んで、棚に荷物を置いて、座席に身を預けてゆったりとする…旭川までは些か馴染んだ経路でもある…
29-11-2021 X100F vol01 (34)
↑因みに…789系電車の自由席の場合、車輛の中の先頭か後尾かになる「13」という番号の席が何となく気に入っていて、空いていればそこに陣取ることが最近は多い…

こんな具合の「旅する時間」というような雰囲気が、何とも言えず愛おしい…

塩ホルモン…:旭川(2021.11.29)

↓七輪に熾した炭火が瞬時大き目な炎を上げる…存外に視られるような、視られない場面のような感だ…
29-11-2021 X100F vol02 (7)

↓様々な部位の肉や内臓に塩味を付けて、それを炭火で焼き上げるという…「塩ホルモン」と総称しているようだが、それを頂く機会が設けられた。
29-11-2021 X100F vol02 (9)

何と御呼びすべきか?旭川の“畏友”と連絡を取り、多少時間が在る夕刻に御一緒する段取りとなったのだったが、御自身で気に入っているに留まらず、ゲストを迎える時に利用して好評で、ゲストが再訪すれば「あそこは如何ですか?」という話しになってまた立寄るという店に席を確保して頂いたのだ。

↓豚の様々な部位ということになるのだが、塩味を付けて炭火で焼くというだけで実に美味い…
29-11-2021 X100F vol02 (8)

↓締め括りにラム肉も御願いしてみたが、分厚く切った肉に塩味で、炭火で焼くのが酷く美味かった…
29-11-2021 X100F vol02 (13)

↓旭川駅の南側の川を渡った辺りに在る店だった…
29-11-2021 X100F vol02 (4)

旭川辺りは肉を処理する場所も近くに設けられた経過が在って、古くから肉を色々に食べているということのようだが、そんな歴史も感じられた。何よりも、地元の人達が「一寸、肉系の美味いモノ…あそこかな?」と立寄っているような雰囲気が色濃い店であったが、出先ではこういう「地元の皆さんが普通に愉しく利用しているような場所」というのが酷く尊いと思う。

ここで美味いモノを愉しみながら歓談し、“畏友”とは再会を約して別れたのだった。実に好い時間を過ごすことが叶った!!本当に善かった!!

<季節ブレンド '21秋>…:旭川(2021.11.29)

思い描いた時間帯、予約した宿に入るために程好いと見受けられた時間帯よりのやや早く旭川に到った…

「少しばかり勝手知った(つもりになっている)他所」という旭川でそういうようなことであれば、少しの間寛ぐというような場所を見出すのは簡単なことだ…

↓“フレンチプレス”を使って淹れる珈琲を供する店が在る。
29-11-2021 X100F vol01 (48)

↓旭川駅に程近い場所で、窓から駅舎の一部も視えている…
29-11-2021 X100F vol01 (45)

↓頂いた<季節ブレンド '21秋>は「芳醇で続く余韻」というように紹介されていたが、苦味意外の珈琲の味の様々な要素が織り交じった感の味わいだった。こういうタイプも好きだ…
29-11-2021 X100F vol01 (49)

「旭川駅周辺で時間が在れば寄りたい…」と思っている場所で寛ぐ機会を設けられたというのは大変に幸いだ!

三十三間堂=蓮華王院本堂:京都(2021.11.22)

↓118m―端から端まで、全力で走っても20秒前後は要るだろうか…―と言われるようだが…長い廊下は「通し矢」という催しで知られる…
22-11-2021 X-Pro2 (48)

正しくは「蓮華王院本堂」というそうだが、33本の柱で支えられる長さの長い堂であることから「三十三間堂」という異称が生まれ、この「三十三間堂」が通称になっている。

↓雨の中でここを訪ね、周辺で建物も眺めたが、中が「凄い…」という感じだった。
22-11-2021 X-Pro2 (51)

後白河法皇の発願を受けて平清盛が献上した蓮華王院…一度、火災で損なわれたが再建され、1266年のモノが今日に受継がれているのだという…

↓好い按配に、三十三間堂の中の様子がよく判る冊子が販売されていた…
22-11-2021 X100F (8)

↓千体もの千手観音は、各々が何となく等身大程度に視える像で、それが堂内に整然と密集している様は「うゎ…凄い…」と本気で驚いた…
22-11-2021 X100F (9)

↓京阪の七条駅に近く、酷く訪ね易い場所ながら、これまでに訪ねる機会を設けられなかった。今般、訪ねてみて本当に善かった!
22-11-2021 X100F (10)

或いは「京都市内で1箇所の名所を訪ねて…」ということなら、この場所の「見応え!」は凄いので御薦めしたい…

※図録の画そのものは札幌の宿で撮ったが、記事は「京都府」のカテゴリに分類する。

濡れながら眺めた濡れていた紅葉…:智積院:京都(2021.11.22)

動き始めた朝、既に雨が交っていた。そして歩き続けていたが、その間、雨は止まずに時々強くなった…

↓濡れながら歩き廻り、濡れていた紅葉を眺めた…
22-11-2021 X-Pro2 (55)

↓濡れてもきにせず、濡れていた紅葉に見入ってしまった…
22-11-2021 X-Pro2 (56)

↓立ち寄ったのは智積院だ…
22-11-2021 X-Pro2 (54)

ここは庭園がなかなか素敵だと承知しているのだが、今般は敢えて入らず、境内の濡れた紅葉を愛でていた。

↓「庭園」ということでもなくとも、大事にされている木々が立ち並び、何やら雰囲気が好かった…
22-11-2021 X-Pro2 (57)

↓「雨の平日に濡れながら歩き廻った京都」というようなことで、この日に眺めた濡れた紅葉の感じは長く記憶に残りそうだ…
22-11-2021 X-Pro2 (58)

<222>…:西15丁目停留所・西線6条停留所間:札幌の路面電車(2021.11.28)

歩道橋に佇んで、路面電車の軌道を眺めていた…

↓北上している車輛が信号停車だ…
28-11-2021 X-Pro2 (46)

↓進み始めた…
28-11-2021 X-Pro2 (48)

↓この「昔ながらの…」という車輛…何か視ると嬉しい…<222>である。
28-11-2021 X-Pro2 (49)

↓歩道橋の下を潜った<222>は西15丁目停留所へ向かう…
28-11-2021 X-Pro2 (50)

↓遠ざかる<222>を眺め、この車輛はこの区間を何回往来したのだろうか、というようなことも思った。<222>は1959年に登場したのだというから、既に60年以上も動いているのだ…
28-11-2021 X-Pro2 (52)

<A1201>…:幌南小学校前停留所周辺…:札幌の路面電車(2021.11.28)

幌南小学校前停留所周辺に在る歩道橋に上がってみる…

↓やや見慣れはしたが、それでもこのA1200形は街で目立つ…
28-11-2021 X-Pro2 (89)

↓信号停車を終えて動き始めた…
28-11-2021 X-Pro2 (91)

↓連接式の車体が折れ曲がりながら歩道橋の下に入る…
28-11-2021 X-Pro2 (92)

↓南下する軌道から西進する軌道へ入り込んだ…
28-11-2021 X-Pro2 (93)

↓進んでいく姿を見送った…
28-11-2021 X-Pro2 (94)

このA1200形は、出くわして様子を視ると、何となく嬉しい気がする車輛だ。

<1106>…:西15丁目停留所・西線6条停留所間:札幌の路面電車(2021.11.28)

西15丁目停留所までは東西に延びてる路面電車の軌道は、そこから先の電車事業所前停留所までは南北に延びることになる。その南北に延びている部分を跨ぐように歩道橋が架けられている箇所が在る。西15丁目停留所と西線6条停留所との間辺りである。

↓歩道橋に上がれば、北上中の路面電車が姿を見せた。
28-11-2021 X-Pro2 (33)

↓札幌都心部のやや南寄りな辺りは、別々に建設していた箇所を後から結んだ関係で、南北に延びる道路の一部がカーブになっている。その上に敷かれた併用軌道も自ずと緩いカーブとなる。
28-11-2021 X-Pro2 (35)

↓現れたのは<1106>だった…
28-11-2021 X-Pro2 (36)

↓歩道橋の下を潜り、<1106>は西15丁目停留所を目指した…
28-11-2021 X-Pro2 (37)

<1107>…:西8丁目停留所付近…:札幌の路面電車(2021.11.28)

<北海道庁旧本庁舎>(赤レンガ)の辺りから更に南側に歩を進め、「北〇条」から「南〇条」に住所が切り替わると路面電車の軌道に出くわす…

↓西8丁目停留所に差し掛かれば、運行中の路面電車が現れた…
28-11-2021 X-Pro2 (26)

↓思い付いて、少し路面電車に乗って街を動き回って、路面電車の写真でも撮ろうかと思い付いた。
28-11-2021 X-Pro2 (27)

この1100形は愛媛県の松山で運行されているモハ5000形と似たような構造と内装の車輛である。「連接方式ではない形状で低床型を目指した」というデザインだ。

札幌で、時には路面電車と共に過ごす時間を設けてみるのも愉しい…

<北海道庁旧本庁舎>(赤レンガ)の辺り…(2021.11.28)

旭川駅を列車で発って札幌駅に至り、札幌駅の西側を歩いて南下する。

↓こういう景色が視える。札幌都心部の少し北側ということになると思うのだが、やや広い庭が設けられている。<北海道庁旧本庁舎>(赤レンガ)の辺りだ。
28-11-2021 X-Pro2 (16)
↑半ば表面が凍ったような、半ば少し冷たい水のような池に、既に葉が落ちてしまったような木と、晩秋の色付きを見せる木とが交って映り込んでいる。様々なモノが交じり合ったような状態だ。

↓一部の葉が地面に散っていて、木の葉は色付いていて、背後の美しい建物が少し覗くような感じだ…
28-11-2021 X-Pro2 (18)

↓色付いた木の葉はイチョウだ…イチョウの黄色と赤レンガ…それを敢えてモノクロで…
28-11-2021 X-Pro2 (20)

↓偶々「日曜日の朝」であったことから、地面の落葉は未だ片付けられていなかったのだとも思った…
28-11-2021 X-Pro2 (19)

官庁の敷地ながら、都市緑地のように通り抜けが出来るようになっているこの場所…意外に好いかもしれない。

朝の旭川駅にて…(2021.11.28)

「極個人的な感覚」では「朝」だが、「より一般的」には「早朝」ということになるのだろうか?前夜に着いた旭川から出発することにした…

↓既に明るくなり始めているが、旭川駅前の灯りは「半分点いて、半分消す」という「深夜体制」のままで、未だ「消灯」ではなかった…
28-11-2021 X-Pro2 (1)

↓先日、「現在の駅舎の全体が供用され始めてから10年」ということで催事が催されていた経過が在ったようだが、この駅舎の感じも随分と見慣れた。と言うより?旭川に寄る機会が増えたのは、この新しい駅舎が使用されるようになってからのような気がする。
28-11-2021 X-Pro2 (3)

↓「日曜日の早朝」ということで、駅舎内は静かだった…
28-11-2021 X-Pro2 (4)

↓改札口を潜ってホームへ上がる…旭川駅は「線路を挟んで往来がし悪い…」と高架化を長い年月で実現した経過が在る。列車に乗る時は「上がる」訳だ…
28-11-2021 X-Pro2 (5)

↓札幌へ向かう特急列車が早くから待機中だった…
28-11-2021 X-Pro2 (10)

↓乗り込んだ辺りに、未だ他の乗客は視えなかった…
28-11-2021 X-Pro2 (7)

↓駅の手前のコンビニで「車内用の飲物」も確り用意しておいた…
28-11-2021 X-Pro2 (11)

敢えて一気に札幌へ南下せずに旭川に滞在し、朝早くから札幌へ出るというような感じ…近年は酷く気に入っている。

大阪の灯…(2021.11.22)

大阪空港(伊丹)から飛び立つのは「初めて」だった。

細々したことを忘れてしまうような以前、高校生の頃の修学旅行では当時の千歳空港で飛行機に搭乗―あの時が飛行機は「初めて」だったと記憶する…―し、大阪空港(伊丹)に下りた。が、復路では陸路―新幹線の列車だった…それも「初めて」だったと記憶する…―移動して、羽田空港からのフライトで札幌へ引揚げたのだった。

↓搭乗当日の手続に際しての座席指定ということになり、満席状態であったにも拘らず、翼の少し後ろに相当する窓側が確保出来た。好運だったと思いながら眺める様子が、何か新鮮だった。
22-11-2021 X-Pro2 (87)

↓やがて搭乗した飛行機は離陸…
22-11-2021 X-Pro2 (93)

↓詳しい場所は判らないが…「大阪の灯…」と見入っていた…
22-11-2021 X-Pro2 (96)

↓「また来てや!」と送り出して頂いたような気分だった…
22-11-2021 X-Pro2 (98)

到着予定の新千歳空港で天候が優れないので、引き返して関西空港に下りる場合も在ると繰り返し案内されたが、何ら問題無く到着出来た。「雨の中を発って、雨の中に着く」という状態ではあったのだが…

<京都市京セラ美術館>の建物…(2021.11.21)

高野山を下りて、「翌日に大阪空港(伊丹)からのフライト…」ということにし、京都に道草してしまった…

↓夕刻に一寸だけ散策に…硝子張りなモノ越しに照明を当てられた巨大な建物が視えた…
21-11-2021 X-Pro2 (61)

↓なかなかに大きな建物で目を瞠った…床は9349平米の面積と聞いた…
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↓所謂「帝冠様式」の建物で、昭和天皇の<即位礼>(1928年)を受けて計画が持ち上がり、1933年に開館したのだという。
21-11-2021 X-Pro2 (63)
↑リニューアルが施され、2020年にオープンしたばかりであるというが、見事な建物だ…

↓秋の深まった好天の日曜日という風情で、街が何となく賑やかであった中、この場所も些か華やいでいたように感じた…
21-11-2021 X-Pro2 (64)

実は1930年代に流行ったという「帝冠様式」の建物が好きで、各地で眺めている。気に入ったモノは何度も写真を撮っている。そんなことで、これを眺められて好かった…

21-11-2021 X-Pro2 (70)

キハ54の2輛連結…=「臨時」と他の列車…:旭川駅にて…(2021.11.27)

稚内駅を発つ「臨時列車」に乗車した。

途中、徐行する、喧しい警笛が連呼というのが何度も在り、やがて急停車。1輛目に乗っていて「何か?当たった?」と判った…「鹿に衝突しました」である…

「鹿に衝突しました」の場合、異常が生じていないか点検する他、車輛の下に鹿を巻き込んでしまうとそれを除けなければならず、なかなかに手も掛かる。実は今般、名寄へ着くまでに2回急停車した。中の1回はその「車輛の下に巻き込んだ鹿を除ける」ということで「数メートルバックします」という場面まで在った。

そういうことで「概ね2時間半の遅れ」という羽目になっていた。自身は旭川駅に着けばそれで善いのだが、乗り継ぐ乗客も多い。車掌はそういう事情を聴取し、何やら忙しそうに連絡調整をしていた。

↓旭川駅に着いて、乗って来た「臨時列車」を一寸眺めてしまった…
27-11-2021 X100F (12)
↑多分「旭川→稚内→旭川」と往復500㎞以上の長い距離を走っている。それだけでも「お疲れ様…」だが、鹿とは何回衝突したのか?それでも無事に着いたのは善いということにしなければならないだろうか?

何気なく隣のホームの側に目を転じた…

↓左がキハ183系ディーゼルカーで右がキハ40だ…
27-11-2021 X100F (13)

何やらディーゼルカーが色々と集まっているような感じだった…これも「旭川駅らしい」という風情かもしれない…

駅に隣接の商業施設に立寄って食糧を仕入れ、サウナを備えた大浴場が自慢の、少し馴染んだ宿に真直ぐ向かって寛ぐという夕べになったのだった…

キハ54の2輛連結…=「臨時」…:稚内駅にて…(2021.11.27)

期せずしてというのか、先に予定が決まっているのを「それはそれ…」ということで後から予定を入れたということで、2週続けて出るということになった。

今般は半ば恒例の所用のために出る。旭川を「前線本部」のようにして、往路と復路で各々一寸滞在するのも恒例である。

通常、出る時は朝から出るのだが、今日は午前中に一寸した催事に付き合う約束だったので、それを済ませて午後の列車で旭川に出ようとした。

そして「始発駅」と呼んでいる「何時も出発する場所」となっている稚内駅へ足を運んでみて、些か驚いた。午後の、更に夕刻の、1日に3往復しか走っていない特急列車の中の2本が「車輛不具合で運休」という話しになっている。「何だと!?」と思ったが、午後の列車に関しては代替車輛による「臨時列車」を運行するということだった。

「臨時列車」は特急列車のダイヤを模して動かす。こういう場合?或いは「臨時列車」を謳わずに、“代車”が走る場合、一部に「使用車輛の最高速度の差異」というような事情も在って延着も見受けられるのだが、それでも如何ということもない場合が殆どだ。今般はその「臨時列車」が稚内駅に着いて、折り返す。その折り返す列車に乗車することになる。

しかし…途中で鹿に衝突というようなことが在ったとかで、駅に入った時点で「1時間程度遅れている…」という話しだった。駅ビルの馴染んだカフェが営業中だったので、そこで寛いで待っていた。そして…結局1時間半遅れで改札が始まるということに…

↓「臨時列車」が現れた…
27-11-2021 X100F (7)
↑「特急列車用」ということになっている車輛ではないので「臨時列車」を謳っているのであろう…

↓キハ54が2輛連結で稚内駅に!余り視ない…稚内駅で視るのは専ら1輛運行の列車ばかりだ…
27-11-2021 X100F (8)

↓嘗ては、稚内・旭川間でこのキハ54が2輛連結で走る急行列車が走っていた。何度か乗車した記憶も在るが…それを思い出した。
27-11-2021 X100F (9)

このキハ54が2輛連結の「臨時列車」だが、「何となく座席が埋まる」というような按配、びっしり詰まって窮屈ということでもないが、存外に乗客が多かった。特急列車の指定席予約状況に鑑みて「何とかしなければ…」ということにしたのであろう…

<精進定食>…:高野山にて…(2021.11.20)

「深夜?」という雰囲気の早朝に動き始め、早朝の列車で発ち、列車を乗り継いで高野山に到り、奥之院を歩き廻り、金剛峯寺壇上伽藍大門と精力的に動き、コンビニで求めた珈琲を啜りながら想った。

「腹…空いた…」とである。動き始めた早朝は宿の朝食提供時間帯の以前だった。珈琲や水は飲んだが、別段に何も食さない状態で、振り返ると「日頃の歩行距離を勘案すると、既にそれを凌駕するなかなかの距離?」を午前中の時間帯だけで歩いている…

折良く、幾つか見受けられる飲食店でランチ営業が始まるような時間帯に差し掛かっていた…

↓眼に留めて席が在った店でこういうモノを御願いしてみた…
20-11-2021 X-Pro2 vol01 (111)
↑<精進定食>というモノだ…

「精進料理」というモノが在る。原則として動物性のモノや香りの強い植物を避けるというようなことになっている、仏教寺院での料理が基礎になっているという代物である。が、この精進料理の調理法として色々な技法が登場していて、何やら「日本の料理の源流の一つ?」という観方が可能な面も在るらしい。

高野山は「限られた面積に多数の寺が立地する小さな街」という趣なので、精進料理の流れという料理を供する場所も一定程度見受けられる。その一つに出遭ったことになる。

↓芋やがんもどきや凍み豆腐等を美しく盛り合わせている。「和食!日本料理!」という風で見た目にも愉しい…
20-11-2021 X-Pro2 vol01 (112)

↓「刺身コンニャク」というような感になるであろうか?鮮やかな見映えのモノだった…
20-11-2021 X-Pro2 vol01 (113)

↓これは胡麻豆腐だ。胡麻と葛で造るモノであるという、高野山の精進料理では欠かせない代物であるらしい…「豆腐」とは呼び習わさられるが、大豆を使う豆腐とは異なるという。山葵を一寸点けるという感じが好い…何か「クリームケーキ??」という不思議な食感だった…
20-11-2021 X-Pro2 vol01 (114)

「原則として動物性のモノや香りの強い植物を避ける」と聞けば「粗食?」と思ってしまうが、それは多分正しくない。なかなかに手間が要りそうな料理ばかりが並ぶ定食になっているではないか!?或いは精進料理は「寺で賓客をもてなす」という辺りから発展したのかもしれない。そんなことを思った。

ゆったりとこの<精進定食>を頂いていれば、昼食のピーク時間帯に差し掛かったようで、少し店が混み合って来た。美味しく頂いて満足と素早く退散したが、これはなかなかに好かった!

<蟠龍庭>:金剛峯寺(2021.11.20)

「蟠龍庭」は「ばんりゅうてい」と読む。「蟠龍」とは「地上に蹲っていて、未だ昇天しない龍」を示すという。

↓これがその<蟠龍庭>と呼ばれる金剛峯寺の庭だ。
20-11-2021 X-Pro2 vol01 (57)

「高野山金剛峰寺」と言う場合、古くは「高野山の地そのもの」を漠然と示すような感だったが、明治期に本坊として機能していた場所の寺名としていて現在に至っている。現在の金剛峯寺は豊臣秀吉の発願で建てられたモノなので「五三桐」の紋を拝領している。そこでその「五三桐」と、もっと古くからの「三つ巴」の紋を並べて使っているのだという。

<蟠龍庭>はその金剛峯寺の建物の奥側―方角としては西寄りになるのだと思われる…―で建物を大きく囲むように作庭されている。

↓少し角度を変えた辺りから眺めることが出来た。
20-11-2021 X-Pro2 vol01 (61)

↓「横たわる2頭の龍が建物を囲むように…」という感じに石が配置されているのだという。
20-11-2021 X-Pro2 vol01 (63)

「弘法大師御入定1150年御遠忌」ということで1984年に手掛けられたのが<蟠龍庭>であるという。庭の石は弘法大師空海に所縁の四国各地から運び込まれたのだそうだ。

↓2340平米の広さで、この種の石庭としては最大級のモノであるという。
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↑「青海波大雲海」というイメージで白砂を敷き詰めているということだ…

何か雄大で力強い感じもする石庭だった。そして好天に恵まれたこの日は、白砂の状態が好い感じなのだと思った。(風雨が強い中や雪の場合、手入れもし悪いかもしれない…)

この日は好天の中で高野山を訪ねられたことが酷く善かったと振り返っている…

橋本駅→極楽橋駅…(2021.11.20)

南海なんば駅を出た急行列車は、「大阪近郊の街」という趣の辺りを通り抜け、「河内の山地」というようなイメージの地域に入り、何時の間にか大阪府・和歌山県の境界を越える。

↓そして列車は橋本駅に着く。
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↓直ぐ隣り、同じホームの進行方向に寄った側に乗換えの列車が待機している。
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↑上の画は橋本駅に着いた列車の先頭だが、この画は極楽橋駅へ向かう列車の後尾である。「ほんの数歩」である…

↓極楽橋駅へ向かう列車の先頭側に廻った。着いた急行列車と、乗り込む列車との位置関係も判る。
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↑極楽橋駅へ向かう列車の行先表示には「高野山極楽橋」と在って、「高野山」の文字が大きく目立つ。「高野山へ上がる」ということが前面に押し出されている感だ。

↓橋本・極楽橋の往復を専らとする運用が行われている車輛と見受けられるが、走る区間を説明する掲示が在った。
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↑正しく「山登り」な路線で、橋本から極楽橋まで段々に高い場所になり、極楽橋からはケーブルカーで高野山に上ることになる。

↓途中の下古沢で列車行き違いのために少し長く停車していた…
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この区間は複雑にカーブし、トンネル区間も見受けられる単線の山岳路線だ。列車行き違いのために駅が利用出来るようになっている。そして多くの駅のホームが「弧を描いている」という様相だ。

↓山を上って極楽橋に着くと、車輛を振り返って「御疲れ様でした」とでも声を掛けたい気分になる。
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橋本から極楽橋の途中にも色々と面白そうな場所が在る。何時かそういう辺りも訪ねてみたいと思いながら、車窓を一寸愉しみながら極楽橋に到ったのだった…

早朝…:南海なんば駅(2021.11.20)

動物園前駅で大阪メトロ御堂筋線の列車に乗り、少しだけ北上することになると思うが、なんば駅に到った。

↓地下鉄駅の中から地上を目指し、至ったのはここだ。
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↑何か「“大宮殿”というような感…」と視る都度に何時も思うのだが、南海の各路線が集まっている南海なんば駅だ…

前夜に求めておいた、高野山を往復する乗車券と高野山でのバスの乗車券がセットになっているモノの中から「なんば駅→高野山駅」の券を取り出す。

↓改札を潜った…
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↑各路線の列車が発着する軌道、降車用と乗車用で使い分けているホームがずらりと並ぶ様は、なかなかに壮観だ…

↓6時発の橋本行急行列車に乗車する…
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↓程無く列車がやって来た…
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この駅も、なかなかに愉しい感じがする…

A320…:関西空港 第2ターミナル(2021.11.19)

使用機材の延着ということで、新千歳空港を出る時間が少し遅れたが、載せて頂いたフライトは無事に関西空港に着陸した。

「階段を下りて頂いた後、歩いてターミナルへ御入り頂きます」というようなアナウンスを機内で聞き、「如何いうようになっている?」と様子が思い浮かび悪かった。更に機内に流れているアナウンスでは、強風の場合の注意喚起ということまで言い出している。益々「何?」と思った。

↓こういうことだったのだ!
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↑階段で飛行機から下りて、駐機場を歩いてターミナルビルの入口に入る。その時に振り返って、提げていたカメラで撮った画だ…

↓こんな具合で飛行機から下りるという場面…最近では余り経験しないかもしれない。
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この画のような感じで飛行機を一寸眺めたのは面白かった。が、「関西空港は久し振りかもしれないが、こんな様子だったか?!」と訝しく思った。出てみて判ったのだが、着いたのは「第2ターミナル」だった…「関西空港駅」の辺りに出るのに、やや手間取った…

キハ281系ディーゼルカー…:札幌駅(2021.11.19)

特段に乗車するのでもない列車でも「好い…」と思う車輛を駅で見掛けると写真に収める場合も在る。

↓到着した札幌駅で見掛けた…
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↑釧路へ向かう特急<おおぞら>で、キハ281系ディーゼルカーだ。

↓或いは発車に向けて待機、或いは回送に向けて停車中、或いは到着、或いは乗降中と各々に動く列車が多く行き交っている、やや忙しい札幌駅の風情は好い。
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キハ281系ディーゼルカーは、現在では何か少数派になってしまっている。実は自身では余り乗車した機会が無い…

京都中央信用金庫五条支店…(2021.11.22)

↓京阪の清水五条駅辺りで見掛けた…
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↑典雅な、少し古い銀行系の建物の趣だ…信用金庫の支店だった。

京都を歩き廻ると「信用金庫」を存外に見掛ける。余り見掛けない地域も在るように思うが…京都は2つの信用金庫を見掛けた…

信用金庫に関しては全国のネットワークが在って、自身の信用金庫の預金口座からATMで現金を引き出すような場合、平日日中であれば手数料が不要となっている。それが便利なので、他地域に出る際、信用金庫の口座のキャッシュカードは持参する。

そういう理由で「信用金庫」の文字を見掛けると「在るな…」と注目する場合が在るが、今般は「建物の美しさ」に少し惹かれた…

稚内港北防波堤ドーム…(2021.11.25)

早朝に積雪の様子を視て、沸き起こった好奇心に駆られてほんの少々戸外を歩き廻った。自身の用語で言う「極々短い散策」という程度にも満たない程に留めたが…

↓雪は見慣れた様子を少しばかり変える…
25-11-2021 early morning (4)

↓車輛が通り過ぎた後に轍が生じる程度の積もり具合だ…
25-11-2021 early morning (5)

「積雪期」というモノに足を踏み入れたようだ…

積雪…(2021.11.25)

↓早朝に起き出して戸外の様子を伺えば、こういうような様子になっていた。
25-11-2021 early morning (1)

前日の日中から雪が交り、「或いは?」と思ったが、何となく雪が積もって辺りの様子が少し変わった…

「0℃を挟む気温帯」というような感じに、「一段かい温度が下がった」という様相である…

↓足下がやや悪い…「要注意!!」と自身に向けて強く注意喚起したい感だ…(過去に負傷の経過も在る…)
25-11-2021 early morning (2)

こういう雪は、場合によって融け、そしてまた積もり、その「融ける…積もる…」が何度か繰り返された後に、シーズン終盤まで「居座る…」というようになって行く…

積雪期というモノに足を踏み入れた感だ…