旅の荷物…(2021.12.19)

東寺駅から列車に乗ろうとしたが、ホームに佇んでいて靴紐が解けていることに気付いた。

そこで荷物を置いて靴紐を整えた。

↓何気なく自身の荷物に眼を留めた…
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↑ノートパソコンや些かの着替えを入れたリュックサックに、カメラ等を入れたトートバック…これだけだ…遠路遥々と出掛ける風情でもない…

こういう具合に身軽に、動く時は動き、大きく動かない時には更に身軽にしてしまう。それが「自身の流儀」だ…

バッグは同じ型のモノが未だに出回っているようだが、リュックサックは同じ型がもう売られていないようだ。

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posted by Charlie at 20:41Comment(0)京都府

意外とも言えるかもしれない動き…=運行日誌(2021.12.19)

或る種の“科学”というような「客観的指標」のようなモノ等在る筈もないとは思うが、そして個人差が非常に大きいのだとも思うが「居心地が好い」と思う街の規模」という程のモノが各人各様に在るような気がする。自身の場合、その「居心地が好い」と思う範囲は色々な意味合いでかなり広いような気がしている。「広い」からこそ、方々へ出掛けるようなことを好む一面が在るのだとも思う。

訪ねて滞在したというようなことを話題にすれば「修学旅行で…」という程度の訪問経験しか無いという人が存外多い奈良であるが、何となく滞在してみて居心地が好かったことから、勝手に「関西の別邸」と呼んで、関西方面に出るようん機会を設ける都度、立寄りや滞在が視野に入るようになっている。その奈良に在る。

奈良では2軒程度の「複数回の利用経過の宿」が在る。その中の1軒に滞在することにした。少し馴染んだ感じの中で何となく寛いで居て、「後は何時でも休んで頂いて構いません」というような状態だ…

単純に「チェーンホテルのフロント担当従業員の“マニュアル”に在るフレーズに過ぎない?」ということかもしれない「お帰りなさいませ!」を大阪で聞いて気を好くしたというようなことを既に綴った。

実際、自身は何らかの形で大阪に縁深いのでも何でもない。偶々何度も訪れて、少しばかり気に入った訪問先になっているというだけのことだ。だから「お帰りなさいませ!」に気を好くする筋合いでもない。が、「各々な伝統を積み重ねた様々な地域が連なり、様々な文物に気軽に出会える場所」という大阪を含む関西は好いのだ。

そうは言っても、関西以外に訪ねたい場所は多い。何とか訪ねたい「(実質的)未踏箇所」も国内には多い。それでも今般関西に入ったのは「会いたい人達が在る西日本」で動こうとしたからに他ならない。その“第一弾”に備えるというのが今日の動きの基礎だ。会いたい方と会って共に過ごすという話しが在って、それに目掛けての奈良滞在ということでもある。

そういう要素に加え、最近思っていることが在る。「定番を避けず、真面に向き合ってみると酷く善い」という程度に、高野山での経験、その後に道草の京都で強く思ったので、それの「実践」を少し意識した。

問題意識は問題意識として、「出先」でも「習性」に然程の差異等無い。そして気持ちが昂っているためか、その「習性」はより強い傾向を帯びる。日中に動き回って多少エネルギーを消耗し、何か酷く早くに眠ってしまい、やや遅くに起き出して暫く起きている。そしてまた少し休んで、早朝にはまた動き出すという訳だ。加えて、眠りは「深く短く」という様相も呈してしまう。

京都の宿で早朝を迎えた後、少し前に「大宮通を歩いて北上」ということをしたことを不意に思い出し、「では今般は早朝の街で、その大宮通を南下しよう」と思い付いた…この種の思い付きは「即座に実行」である。

思い付きは「即座に実行」で、「早朝」というより「深夜…」という趣が濃い大宮通を南下してみて東寺の辺りに至った。当時の五重塔近くの空が少しずつ明るくなる様を眺め、近鉄の東寺駅が視えるような辺りの何度か利用した経過も記憶に在るコンビニで飲物を求める等して何となく「自身の習性」に即したような行動に出先の京都で至っていた…東寺駅から列車に乗るということであるなら、<近鉄電車各駅 3日間全線フリー>を遠慮無く使うことが叶う。

東寺駅に関しては、北上する列車は隣の京都駅停まりの列車ばかりになる。南下する列車は幾つか行先も在り、進んだ先で乗換える、乗り継ぐというような選択肢も豊富だ。

↓辿った経過だ…
東寺→大和西大寺(急行)
大和西大寺→近鉄奈良(普通)
近鉄奈良→大和西大寺(普通)
大和西大寺→西ノ京(普通)
西ノ京→大和西大寺(急行)
大和西大寺→近鉄奈良(普通)

こういう具合で、京都から奈良に至った後、色々と思い描くことは在ったのだが、奈良に留まって、そのまま予約していた宿に入ったという形になった…自身でもやや意外ではあった。

「定番を避けず、真面に向き合ってみると酷く善い」という程度に、高野山での経験、その後に道草の京都で強く思ったので、それの「実践」を少し意識していた。そういう中で思い浮かんだのは東大寺大仏殿だ。

近鉄が「沿線の観光宣伝」ということで“奈良”を取り上げている中で「私は奈良派」というシリーズを展開し、奈良県に関する情報発信を試みている。この「私は奈良派」という言い方が好いと思う。“派”というのが「支持する。応援したい。推す」ということであるなら、自身でも奈良を勝手に「関西の別邸」という程度に呼んで、何度も滞在して色々と廻っている。「修学旅行で…」という程度の訪問経験しか無いという人が存外多い奈良だが、「あそこは存外に居心地が好く、見所は果てしなく色々在る…」としているのだ。

東寺からの列車の車中、実は途中の京都府内で下車する意図も在ったが、そのまま通り過ぎて奈良に至った。そして奈良の街、または公園を街と呼んでしまっているような場所を少し歩き廻り「東大寺を真面目に拝観しよう!久し振りに大仏様に面会するのだ!」と思い付いた。

大仏殿の入場券窓口に至ると、<東大寺ミュージアム>との“共通券”も売られている。<東大寺ミュージアム>は東大寺に伝わる名宝を展示している場所なのだが、考えてみると入ったことが無かった。その“共通券”を窓口の係に御願いした。係の方は妙なことを言う。「大仏殿を御覧頂いた後、<東大寺ミュージアム>のオープンまで間隔が空きますが…」ということだった。窓口に在った時点で大仏殿は既に拝観者を迎えていたが、<東大寺ミュージアム>が開くのは45分か50分か後だった。なるほど、急いで他へ動くなら“共通券”は無用だ。が、私は応じた。「大仏殿の後、あちらの法華堂または三月堂や、二月堂や何かを拝観して、その辺を散策しようかと思います。それなら結構な時間を要しますから…」とである。すると窓口の係の方から笑みが零れた。「そうですね!色々と廻って頂けますね!」と嬉しそうで、そしてその“共通券”を売ってくれた。多分…大仏殿と<東大寺ミュージアム>とで、有名な仏像等の見学は事足りるとでも思われていて、「大仏殿を視た後、ミュージアムは開いていないやないか?!」と、係の方は苦情めいた話しを聞かされていて、御自身として“共通券”を求めようという人には質すことにしているか、彼らの中でそういうマニュアルになっているのだろう。

そんな話しになって、東大寺の各堂を巡って、最後に<東大寺ミュージアム>をゆっくりと見学した。何か「感じるモノ」も多かった。「善かった!」と近鉄奈良駅の方向に歩いたが、通り道には興福寺が在る。興福寺にも優れた仏像等が多く伝わっているのだが、それらを集めた<国宝館>という展示場が在るのだが、考えてみればそこも未踏だった。それを思い出して入場してみた。

興福寺の<国宝館>で、非常に大きな千手観音像を視たが…或る意味で「大仏よりも驚く」という感だ。

大仏の「大きさ」は驚くべきものではあるが、あれは「恰幅の好い高僧が静かに座っていて、何も畏れることは無いと、訪れる人達に悠然とした態度で臨んでいる」という風だ。しかしあの千手観音像はそうでもない…

千手観音は「無数の手を全ての人達に指し伸ばし、すべての人達を救い、導く」という概念を図像化、仏像として立体化したモノで、やや異形だ。その異形さが何やら酷く迫力が在るのだ。更に有名な阿修羅像を含む<八部衆>の像のような、他所には類例が少ない仏像も豊富だ。

そういうことをしていて昼食休憩を取るならそうした方が好さそうな時間帯に入った。休憩した後、今度は「そうだ!」と思い立ち、唐招提寺や薬師寺を訪ねてみたのだった。

何やら、酷く多くの事を学び、気付いたような感じだった他方、然程移動していないかもしれない中で随分と歩き廻った。東大寺、興福寺、唐招提寺、薬師寺は各々に広い。そして東大寺と興福寺との間、唐招提寺と薬師寺との間も意外に距離は在る。

こういうようなことを色々と仕出かしていて、感じたことや思ったことは、撮った写真を交えて、追って御紹介したい。

阿部野歩道橋の辺りで…(2021.12.17)

北海道内では鉄道施設の不具合による列車運行の乱れに翻弄されるような具合になり、神戸空港へのフライトは風に抗いながらの些かに時間を要するものとなり、大阪への移動は強風等の好天で列車運行が些か乱れているという中でのものだった。それでも少し馴染んだ通天閣に近い宿に至って安堵し、少しだけ出た。

↓正面に視える建物はJR天王寺駅だ。地下に在る近鉄の大阪阿部野橋駅の上の辺りから視ている。
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↑交差点を囲うように据えられている「阿部野歩道橋」が視えている。

↓この歩道橋を歩いて見上げるとこういう感じだ…
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↑巨大な<あべのハルカス>を見上げられる。この時は上空に月が視えていた。風がやや冷たかったが、天候は少し落ち着いたようにも思えた…

↓反対側を振り返るとJR天王寺駅が視えた…
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この時は新今宮駅・天王寺駅間をJRで移動し、天王寺駅・動物園前駅間を地下鉄で移動した…

↓歩道橋を下りて、何気なく下を視た…
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↑近鉄の大阪阿部野橋駅、地下鉄とJRの天王寺駅を利用する人達、<あべのハルカス>やその他の施設を訪ねる人達等が行き交う地下の空間が覗いていた…

実は…河内長野でバスに乗った時、大学生のグループと乗り合わせた。彼らの話し振りから「京都辺りの何処かの大学のグループ」と伺えた。河内長野へ至った経路等の話しをしていたのが聞こえてしまった。「天王寺と阿部野橋との乗換?ウェブサイトで調べてしまった…」と言っていた…詳しい経緯は知らないが、近鉄は「大阪阿部野橋駅」と号している駅、地下鉄とJRとが「天王寺駅」と号している駅とは地下通路で、加えて一部は地上の通路で結ばれていて、様々な路線が交差する「一大ターミナル」を形成している…
posted by Charlie at 00:33Comment(0)大阪府

冬牡丹と東西の塔と……:當麻寺奥之院(2021.12.18)

當麻寺は本寺と塔頭とで構成されて、訪ねてみれば多少驚く程度に視るべき箇所が多いと思う。辛いという程度でもない寒さで動き易く、好天な中で訪ねられたことが善かった。

↓こんな花を視た…「冬牡丹」と称していた。
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↑塔頭の一つである奥之院の庭園で見受けられた。

「冬牡丹」?春または初夏に咲く牡丹を、温度管理などにより“春だよ”と思わせて冬に咲かせたという代物らしい…そういう事情なのか、何となく群生している感じでもない。大切に筵で囲われた中で静かに咲き誇っている感じだった。

牡丹という花そのものに、自身は余り馴染んでいないようにも思う。広角系のレンズで、目一杯に近寄れるでもない条件ながら撮った、この冬牡丹が忘れ難い印象を与えてくれた。「冬天の蒼」の下で、この花は余りにも鮮やかだった。

↓奥之院から本寺や他の塔頭が在る側を眺めた。
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↑塔が視える。右手前が西塔、左奥が東塔である…

寺に東塔、西塔の2つを建てるという事例は多く在る。が、古い時代の創建時の双方の塔が現在に伝えられているというのは、この當麻寺の事例が見受けられるばかりなのだという。

双方の塔に少し近付いた…

↓こちらが西塔…
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↓こちらが東塔…
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何れも三重塔で、殆ど同一の形だった…

別段に混み合っているというのでもなく、何となく貸切風な感じの場合さえ在って、正しく「良い御参りでした」という感の當麻寺訪問だった。静かな町の古寺だが、思う以上に絢爛で、この寺自体が何やら「冬牡丹」のような存在感を放つとも思った…
posted by Charlie at 00:06Comment(0)奈良県