大阪に到った夜、一寸だけ用事を足しに天王寺へ向かい、地下鉄で引揚げた。
↓その地下鉄で引揚げた際、ホームに佇んで様子を眺めた。
↑何か「典雅な…」と何時も思う駅である。
この駅は御堂筋線が1938(昭和13)年になんば駅から延伸された頃に登場した駅であるとのことだ。御堂筋線には、歴史を誇る典雅な駅が幾つか見受けられるので、利用してみるのが存外に愉しい。
↓ホームから視える壁面にはこういうような路線案内が掲出されている。
↓壁に大きな照明器具が映り込んでいる様子も一寸面白い…
↓翌朝、再度訪れた天王寺駅だ…
↑近鉄の列車に乗り換える通路を探して歩けば、こういう一段高い場所も在った…
時にはこうした「地下鉄の駅を巡る」というようなことも面白いかもしれない…
神戸空港→三宮:ポートライナー(2021.12.17)
多少の変な展開も在って、予定外の場所を廻りながら新千歳空港に到り、フライトに間に合うように新千歳空港駅や空港ビル内で走ったが、それでも無事に神戸空港へ飛んだ。
強風に抗うように飛行機は飛んでいたようで、神戸空港到着は些か遅れた。それでも色々と在って着いたのが嬉しく、安堵感も漏れていた。宿を求めたエリアへの移動のために三宮に出ようとポートライナーの駅に向かった。
神戸空港駅に限らず、ポートライナーは高架上に駅が設けられて、乗降する場合は少し高い場所に出る訳だが、高い場所であることも手伝って「酷く風が強い…」というのが判る状況だった。そういう場所で判る程度なので、強風が中途半端なモノではないことは伺える。実際、強風による減速運行や一時的な停止が在ったと見受けられ、列車運行が遅れている旨のアナウンスが流れていた。発車案内には、既に出発時刻を過ぎた便の表示が在った。
↓やがて乗車したポートライナーは三宮を目指して走り始めた。後方が視える辺りに陣取って、眺めを愉しみながら三宮を目指すことにした…
↓沖の埋め立てた島を往く軌道である。景色は「新しき神戸」というような様子が続く。
↓遠隔操作で軌道上を動くポートライナーは、何処となく「昔のSFに在った都市交通」を想わせてくれる。
↓港の様々な施設や道路網の間を縫うように軌道が設えられ、景色が少し興味深いと、利用する都度に思う。
↓三宮駅が近付いて来る辺りだ…
これまで然程意識しなかったが、ポートライナー沿線には大学や研究機関、様々な会社が立地していて、ポートライナーも通勤通学の手段になっている。今般は夕刻に乗車したことに加え、運行が乱れていて走った列車に乗客が集中してしまう現象が生じていたようで、途中から車内は混み合った感じになっていた。
↓それはそれとして、始発の神戸空港駅から陣取った辺りで車窓を愉しんでいた…
↓こういう具合に大きくカーブしてから列車は三宮駅に滑り込む…
神戸の交通結節点である三宮である。神戸空港とそことの間を20分弱で結ぶポートライナーは実に好ましいと、利用する都度に思い、そして後から思い出しもする…
強風に抗うように飛行機は飛んでいたようで、神戸空港到着は些か遅れた。それでも色々と在って着いたのが嬉しく、安堵感も漏れていた。宿を求めたエリアへの移動のために三宮に出ようとポートライナーの駅に向かった。
神戸空港駅に限らず、ポートライナーは高架上に駅が設けられて、乗降する場合は少し高い場所に出る訳だが、高い場所であることも手伝って「酷く風が強い…」というのが判る状況だった。そういう場所で判る程度なので、強風が中途半端なモノではないことは伺える。実際、強風による減速運行や一時的な停止が在ったと見受けられ、列車運行が遅れている旨のアナウンスが流れていた。発車案内には、既に出発時刻を過ぎた便の表示が在った。
↓やがて乗車したポートライナーは三宮を目指して走り始めた。後方が視える辺りに陣取って、眺めを愉しみながら三宮を目指すことにした…
↓沖の埋め立てた島を往く軌道である。景色は「新しき神戸」というような様子が続く。
↓遠隔操作で軌道上を動くポートライナーは、何処となく「昔のSFに在った都市交通」を想わせてくれる。
↓港の様々な施設や道路網の間を縫うように軌道が設えられ、景色が少し興味深いと、利用する都度に思う。
↓三宮駅が近付いて来る辺りだ…
これまで然程意識しなかったが、ポートライナー沿線には大学や研究機関、様々な会社が立地していて、ポートライナーも通勤通学の手段になっている。今般は夕刻に乗車したことに加え、運行が乱れていて走った列車に乗客が集中してしまう現象が生じていたようで、途中から車内は混み合った感じになっていた。
↓それはそれとして、始発の神戸空港駅から陣取った辺りで車窓を愉しんでいた…
↓こういう具合に大きくカーブしてから列車は三宮駅に滑り込む…
神戸の交通結節点である三宮である。神戸空港とそことの間を20分弱で結ぶポートライナーは実に好ましいと、利用する都度に思い、そして後から思い出しもする…
猿沢池と興福寺の五重塔…(2021.12.19)
近鉄奈良駅に到着し、辺りを歩き始め、辺りの商店街を抜けて程無く大きな池が在る。猿沢池だ…
↓こういう様子が視えるのが猿沢池だ。
↑池の畔の小高くなっている場所に興福寺の堂塔が建っている。殊に50m程にもなるという背が高い五重塔は目立つ。
最近、少し話題になっていた。池の周辺の木が伸びて、五重塔が視える眺望が少し損なわれている感であったことから枝の剪定をやや大胆に行ってみたらしい。少しその効果は在ったのかもしれないと思った…
↓一寸、五重塔に近付いてみると、冬の朝の光に浮かび上がるようで見入ってしまった。
↓損なわれては再建されてということを繰り返した興福寺の伽藍だ…五重塔を見上げながら、『龍華記』(りゅうかき)という小説で、伽藍が損なわれた大きな事件に纏わる物語を読んだことを思い出していた…
聞けばこの興福寺の五重塔は近く「長期間に亘る修理」に入って、覆いで隠れてしまうらしい。期間は10年間程度にも及ぶらしい…薬師寺東塔でそういう例が在ったが、あの例のように長く見られなくなる訳で、こうして姿を仰ぎ見ることが叶ったことが幸いであると思った。
↓こういう様子が視えるのが猿沢池だ。
↑池の畔の小高くなっている場所に興福寺の堂塔が建っている。殊に50m程にもなるという背が高い五重塔は目立つ。
最近、少し話題になっていた。池の周辺の木が伸びて、五重塔が視える眺望が少し損なわれている感であったことから枝の剪定をやや大胆に行ってみたらしい。少しその効果は在ったのかもしれないと思った…
↓一寸、五重塔に近付いてみると、冬の朝の光に浮かび上がるようで見入ってしまった。
↓損なわれては再建されてということを繰り返した興福寺の伽藍だ…五重塔を見上げながら、『龍華記』(りゅうかき)という小説で、伽藍が損なわれた大きな事件に纏わる物語を読んだことを思い出していた…
聞けばこの興福寺の五重塔は近く「長期間に亘る修理」に入って、覆いで隠れてしまうらしい。期間は10年間程度にも及ぶらしい…薬師寺東塔でそういう例が在ったが、あの例のように長く見られなくなる訳で、こうして姿を仰ぎ見ることが叶ったことが幸いであると思った。
京都タワーを見上げた…(2021.12.18)
大阪府の内陸部、奈良県内とを巡って、近鉄の列車で京都駅に到った。
↓京都駅の正面に出て振り返った。
↑硝子張りな壁面に京都タワーが映り込んでいることに気付いた。
「気付いた」としたが、こういう具合に視える場合もあるということは承知していた。それはそれとして、何となく京都タワーに惹かれた。何時の間にか少し年月が経ったが、何かで京都辺りに出た若い同僚が、京都市内の名所等に余り道草も出来なかった中で京都を離れるという段になり、利用することにした列車までに少し時間が在って、京都タワーに上ってみたというような土産話を聴いたことを不意に思い出した。
↓京都駅と通を挟んだ辺りのビルの上に載っているのが京都タワーだ。
↑展望室の高さが地上100mと聞く…
この場所には京都中央郵便局が在ったのだというが、移転するということで跡地を利用、開発することになった際にこの京都タワーが建てられることとなったのだという。1964年に登場しているということで、なかなかに歴史が在るばしょともなっている。
↓暫しぼんやりと見上げる等していた。この時は光の当たり方が少し面白いような気もした。
何やら惹かれて、通を渡って建物に入ってみたのだったが…タワーに上らず、地階へ下ってフードコートで空腹を満たしたのだった…
↓京都駅の正面に出て振り返った。
↑硝子張りな壁面に京都タワーが映り込んでいることに気付いた。
「気付いた」としたが、こういう具合に視える場合もあるということは承知していた。それはそれとして、何となく京都タワーに惹かれた。何時の間にか少し年月が経ったが、何かで京都辺りに出た若い同僚が、京都市内の名所等に余り道草も出来なかった中で京都を離れるという段になり、利用することにした列車までに少し時間が在って、京都タワーに上ってみたというような土産話を聴いたことを不意に思い出した。
↓京都駅と通を挟んだ辺りのビルの上に載っているのが京都タワーだ。
↑展望室の高さが地上100mと聞く…
この場所には京都中央郵便局が在ったのだというが、移転するということで跡地を利用、開発することになった際にこの京都タワーが建てられることとなったのだという。1964年に登場しているということで、なかなかに歴史が在るばしょともなっている。
↓暫しぼんやりと見上げる等していた。この時は光の当たり方が少し面白いような気もした。
何やら惹かれて、通を渡って建物に入ってみたのだったが…タワーに上らず、地階へ下ってフードコートで空腹を満たしたのだった…