柿の木…:石山寺駅周辺:大津(2021.12.25)

↓こんなモノを眼に留め、足が停まった。そしてカメラを向けた…
25-12-2021 X-Pro2 (108)
↑柿の木で、沢山の実が成っていた…

正直、北海道ではこういう具合に実が成る柿の木は見掛けないような気がする。他所の地域でこういうモノを見掛けると、思わず注目する…
posted by Charlie at 06:18Comment(0)滋賀県

丸型ポスト…:石山寺駅周辺:大津(2021.12.25)

古刹の近くの静かな感じの場所だと思う。可愛らしい電車が発着する京阪の石山寺駅の辺りを歩いた。

↓辺りの景観にこの少し古風にも視える丸型ポストが似合う。
25-12-2021 X-Pro2 (107)
↑「〒郵政創業150年」というリボン状のステッカーが脇の方に貼られていた。そして正面に「日本郵便が取り扱う次のもののみを投かんしてください」というステッカーも在った。

「日本郵便が取り扱う次のもののみを投かんしてください」というのが少し気になった。「ポストへ!」と案内しているモノが例示されているステッカーで、特殊なモノとも思えない他方、余り見掛けないような気もした。そして「変わったモノを投函する人でも在るのか?何が入る??」と気になった。

さり気ないモノに出くわして、何やら妙なことを考えるというような場合も、時には在るかもしれない…

琵琶湖疎水…:三井寺駅周辺:大津(2021.12.25)

びわ湖浜大津駅を起点に、京阪の可愛らしい電車に乗って大津で動き回ってみた。

↓三井寺駅で下車して歩き始めるとこういう様子に出くわした…
25-12-2021 X-Pro2 (52)
↑「川」としては「少し過ぎる程度な直線?」というようにも思うのだが、古めかしい石積みも交った閘門という様子に目を瞠った…

これは「琵琶湖疎水」というモノである。

この琵琶湖疎水は大津から三井寺辺りを通って京都の蹴上の辺りまで延びている人工の水路である。1885(明治18)年に着工し、約5年を経て竣工した第1疎水、更に1912(明治45)年に第2疎水が完成しているという。

琵琶湖疎水は飲料水や農業用水として利用されたに留まらず、水運の経路として、更に水力発電にも利用されたのだという。この琵琶湖疎水の水力発電の電力で、京都では日本初の路面電車が運行されたとも聞く。

↓三井寺を訪ねてみた後、三井寺駅へ引揚げる際に琵琶湖疎水の一部と見受けられる場所を改めてみた。京都側で視られる辺りと、また雰囲気が少し違うのが面白い…
25-12-2021 X-Pro2 (97)
↑「時季」ということか?無図はやや少な目だ…

聞けば、琵琶湖疎水をボートで巡ってみるというツアーも存在するらしい…機会が在れば試してみたいものだ…

この琵琶湖疎水のような「近代の建設」というようなモノも、京都の周辺では存外に面白いかもしれないと思った…
posted by Charlie at 18:00Comment(0)滋賀県

音羽山清水寺…:京都(2021.12.27)

「フライト前に道草」というのとは別に「朝の散策」ということにして、未だ暗い間に宿から戸外に出て歩き廻った。

八坂の塔を望む辺り坂道と坂道とが交差している辺りを巡っていたが、やがて少しばかり明るい感じになって来た。

↓少し開けた感じの場所に行き当たり、何やら酷く大きく立派な門が在った…
27-12-2021 early morning, X100F (19)
↑門の右側に「仁王門」という文字が読めるが、中央に扁額が在る。「何?」と思いながら流麗な書体を視ると…「清水寺」と読めた。

「清水寺!?」と些か驚いた。何か深く意図せずに辿り着いてしまった…本当に、辺りを歩き廻って偶然に出くわしたという具合だ。正式には「音羽山清水寺」(おんわさんきよみずでら)と称するそうだ。そう聞いて、敢えて記事の題名を「音羽山清水寺」とした。

「京都の寺」ということになると、平安京遷都以降の永い歩みの中で登場した寺が多い―「殆ど」とすべきか…―訳だが、この清水寺は「平安京遷都以前からの経過」も有しているのだという。

現在の清水寺の場所辺りで行叡(ぎょうえい)という伝説的な僧が778年頃に千手観音を祀っていたという故事が伝わり、それを清水寺の起源とすることではあるらしい。が、780年にかの坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)(758-811)が音羽山で観音に帰依するようになり、観音像を祀るために自邸を本堂として寄進したという故事も伝わる。その後、坂上田村麻呂は征夷大将軍となって、東国の蝦夷平定に携わる。無事に役目を果たすことが叶うよう、この寄進した本堂で観音像に祈願をしていた。任務を果たして後、798年に至り坂上田村麻呂は延鎮(えんちん)という僧と協力して本堂を改築し、観音の脇に毘沙門天と地蔵菩薩の像を祀る、現在にまで受け継がれる清水寺の原型が成立したという。

上述の故事により、清水寺では行叡を元祖、延鎮を開山、坂上田村麻呂を本願というように位置付けているのだそうだ。

810年に嵯峨天皇の勅許を得て清水寺は「公認された寺」ということになって活動を続ける。西暦1000年を過ぎたような頃に登場している『枕草子』や『源氏物語』に、清水の観音の縁日、または観音詣でという言及が見受けられるということで、その頃には既に「よく知られた存在」となっていたことが伺える。

清水寺も、古くからの経過を有する寺の例に漏れず、伽藍が「損なわれ、再建され…」ということが何度も繰り返されて来た経過が在る。現在の本堂は徳川家光(江戸幕府の第3代将軍)の寄進で1633年に再建が成ったというが、その前後の時代に建っている堂が境内には多いようだ。

↓少しばかり歩を進めると、池の水面に塔が映り込んでいる。
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↓少し高い辺りに華麗な伽藍が視えていた…
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この清水寺だが、建物の中のような有料拝観の場所は開けている時間帯に有料で入るようになっているようだが、少し広い境内を随時散策して差し支えないような具合だった。他所の人達が何やら散策をしたり、カメラを手に風景を撮っている、記念写真を撮っているという様子も存外に多く見受けられた。そこでこの清水寺に出くわしたのも良縁であると、少々動き回ってみたのだった…

↓所謂「清水の舞台」…本堂を見上げた…
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↓深夜から早朝に些か雪が交った様子が、少し離れて建物の屋根等を視ると窺えた…
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↓脇の階段を上がると「舞台」の高さが判り易い…遠くに<京都タワー>も視えていた…
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↓この「舞台」も見事に太い木を組み上げて造られている…
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↓椿だと思うが花が咲いていて、花に雪が被っていた…
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↓些かの雪が見受けられた。少し寒い朝ではあった…
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清水寺は、古くからよく知られる建物が豊かな自然の中に在るという、非常に人気が高い場所だ。この清水寺に関しては、高校生であった頃の修学旅行で立ち寄ったような記憶が在るのだが、それ以外には立ち寄った経過が在ったか否か思い出せない。そういう場所に「期せずして」というようなことで辿り着いた。それも「京都を離れ…」という予定の朝に「何となく散策…」という状況下でのことなのだ。何やら妙に興味深い…

平安京遷都以前からの経過…或いは平安時代に知られる存在になっていた時期以降だけを数えても千年を超える経過の清水寺である。そういう場所に「偶然出くわした」という感じが、何か酷く嬉しかった…
posted by Charlie at 18:00Comment(0)京都府

「吹く」と謂われるような感じが延々と…(2022.01.12)

朝の時点で既に「冬の天候が悪い感じ…」が少々続いていたような感ではあった。そういう状態が「しつこいぞ!!!」という感じで延々と続いた。こういうのも余り記憶に無い…

↓何処かの時点で扉を開閉する、人が出入りするという場面は在ったのかもしれないが、そういう様子が想像し悪い扉が近所に見受けられた…
12-01-2022 afternoon (1)

日が暮れて少し暗くなってしまう少し前に「何か食糧でも仕入れられると幸い…」と戸外に出てみたが、結局は何処も「休業も止む無し…」という判断をせざるを得ないという、少し記憶に無い程度に悪い状態の天候だった…

↓速やかに拙宅に引揚げようとしたが、一頻り辺りを歩き廻った…
12-01-2022 afternoon (2)

↓何やら「風雪の造形…」というような、名状し悪い雰囲気が醸し出されていて、何気なく眺めて驚くような様相の景色が見受けられた…
12-01-2022 afternoon (3)

↓降雪が弱まっても風が強めな状態が続き、何やら「吹く」という感じが延々と終わらない…
12-01-2022 afternoon (4)

↓方々で吹溜りとも降雪とも原因が特定し悪い「深い雪」というのが見受けられ、何やら交通が混乱していたが…近所ではとりあえず「出掛けるに出掛けられず…」という風な住宅で「雪に閉ざされてしまって…」というような様相を呈していた…
12-01-2022 afternoon (5)

↓少し多目な雪が降り積もったという感でもあるが、それ以上に「吹き付けた…」という様相でもある…
12-01-2022 afternoon (7)

何やら「酷い感じ…」と暫く記憶に残りそうな様相を呈していた…

地元で「吹く」と謂われるような感じ…(2022.01.12)

何やら「荒天への注意喚起」ということが為されている。実際、注意喚起が為されている中では、変わった予定を入れずに淡々と過ごす他無いのだと思うが…

↓起き出した早朝に戸外の様子を伺った…
12-01-2022 early morning (1)
↑氷点下1℃と0℃との間で揺れるような気温帯で、少しだけ湿ったような降雪が続いていた。

↓降雪が風で何やら「不規則な感じ?」ということになり、同時に積もった雪が舞い上がり、飛ばされて“吹溜り”が生じてしまう。
12-01-2022 early morning (3)

沿岸部で風が強めな傾向である当地では、雪が風の影響を受け易いので、何となく雪の日は「降る」というより「吹く」という表現が用いられる傾向が強いかもしれない。

↓拙宅の直ぐ傍、建物の扉も雪が吹き付けている感じが判り易い…
12-01-2022 early morning (2)

やや長い「夜の残滓…」というような暗めな時間が何時の間にか過ぎた…

↓雪が降る…または「吹く」という感じになっている場合、暗い時間帯の方が、照明と暗い部分がクッキリと分かれて、何となく「視易い」かもしれないと時々思う…
12-01-2022 morning (2)

様子を伺う限り、強弱様々な風が断続する中で降雪も続いている。際立って降雪が強くなった感じもしないが、同時に弱くなったというようにも思い悪い。そして中途半端に湿って、中途半端に軽い雪は風に舞い続けている。

↓2時間経ったか如何かというような状態で、雪が吹き付けて様子が変わった扉だ…
12-01-2022 morning (1)

今般、何となく様子を伺う限り「冬季の天候が好くない時はこういう感じ…」というようにも思える。が、「或る瞬間」を捉えて驚くというような感じでもなく、「降雪と風の断続」が「やや長々と続く」という感じで、これが好くないという意味で「荒天への注意喚起」という訳だ。稚内も市域が広く、方々で各々の状態が見受けられる。今日は「とりあえず注意…」という様子だ。

名付けて『ウチのペペロンチーノ』…(2022.01.11)

御近所のかなりな頻度で立寄る御店で夕食を愉しんだ…

↓少し前から供し始めたこのパスタ…酷く気に入った!
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↑名付けて『ウチのペペロンチーノ』という…ガーリックと唐辛子がよく効いている。厨房で用意をしている時、陣取った席の辺りにそのガーリックや唐辛子に加熱されている時の芳香が伝わって来る場合も在る…

↓こういうモノ…身体も温まって、なかなかに好い…
11-01-2022 X100F (4)

こんなモノを気楽に愉しむ日常が酷く有難い…

“たちカマ”…(2022.01.10)

「鱈の白子」を“たち”と呼んでいて美味しく頂くということは、このブログで何度か話題にした。

“たち”をこういう具合に加工するというモノも在る…
10-01-2022 X100F (11)
↑これを“たちカマ”と呼ぶ…

“たちカマ”?“たち”を磨り潰して、蒲鉾にする。「“たち”の蒲鉾」なので“たちカマ”だ。

↓「磨り潰して固めた蒲鉾」ということは?一定の大きさの“たちカマ”を用意するのに、同じような大きさの普通の“たち”を複数個使わざるを得ないということでもある。
10-01-2022 X100F (12)
↑さり気ない外観だが、密かに「なかなかの贅沢」ということでもあるモノだ…

モノはバターで焼いて塩を振ってというように頂く。蒲鉾の一種なので色々な食べ方が出来ようが、「なかなかの贅沢」と素材由来の味をシンプルな方法で愉しむのが好いのかもしれない。

スープカレー…(2022.01.10)

↓休日、平日を問わずランチタイムに頂く場合が多いモノ…
10-01-2022 X100F (2)
↑スープカレーである。

↓自身では「スープを頂く」という要領で頂き、ライスを随時頂くという感じで愉しむ…
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↑何種類かの出汁が合わさったような、様々なスパイスが効いた、肉類や野菜類が色々と入ったスープは、或る種の“薬膳”のようで、頻繁に頂いていて調子が好い感じなので酷く気に入っている。

こういう「平素から…」というような代物が酷く好い…

夕刻…:<東華菜館>の建物…:京都(2021.12.25)

未だ午前中だった頃の感じとはかなり違うように見えた…
25-12-2021 X-Pro2 (260)
↑灯りに仄かに浮かび上がる建物が川面にも仄かに映り込むかのような感だ…

↓何となく足を停め、様子を見入ってカメラを向けたのだが…歩を進めようと向き直れば、何人かカメラを提げた人達が、自身が視ていた様子を撮っている様子が伺えた…
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夕刻に視る光景の感じも好いのだが…何か「朝早くから動き回る…」が常態化していた中、夕刻は相対的に動いていなかったと、旅の最中に在った時間を振り返っていた…
posted by Charlie at 01:04Comment(0)京都府

<東華菜館>の建物…:京都(2021.12.25)

地下に設えられた阪急の京都河原町駅に着いて、地上に上る。そこから川の側、橋が架かっている辺りへ向けて歩を進めてみる…

↓右側の建物が酷く目立つ…
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↓何度も視ているのだが、辺りを通る都度に眼が向く建物だ…
25-12-2021 X-Pro2 (12)
↑かのヴォーリスが手掛けた建築である。

建物は大正末年に登場し、西洋料理店であったが後に中華料理店となった。1945年以降は<東華菜館>として営業しているのだという。

↓実に美しい建物だ…
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こういう建物がさり気なく在る街並み…好いと思う…
posted by Charlie at 00:55Comment(0)京都府

京都河原町駅にて…(2021.12.25)

大阪の地下鉄の動物園前駅で列車に乗り、淡路駅、茨木市駅と直通している阪急の列車を乗換えながら、京都の阪急の起点駅に辿り着いた…

↓乗って着いた列車は直ぐに折り返し運転で大阪梅田駅方向へ走るらしいが…暫し車輛を眺めてしまった…
25-12-2021 X-Pro2 (7)

こういうような「無駄な間隙」も交えながら、列車を乗り継いで動き回るような感じが酷く愉しいと思う。そして時々、如何してもそういうように動き回りたくなってしまうのだ…
posted by Charlie at 08:23Comment(0)京都府

<みずほ>の到着…:新大阪駅(2021.12.24)

↓新大阪駅で列車から下りた…
24-12-2021 X-Pro2 vol01 (20)

広島駅で乗車した<みずほ>であったが、山陽新幹線の区間を勢いよく駆け抜けた…

↓「ここまで運んでくれて有難う!」と車輛を眺めながら少し身体を伸ばし、「さて…」と動き始めるような時間…列車を多用して方々を巡るようなことをしてみる中、最も好きな時間かもしれない。
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新大阪駅という場所も、何時の間にか利用回数を重ねているような感で、到着すると「ほんの少々勝手知った(つもりになっている)場所」という安堵感を覚える場合も在る。
posted by Charlie at 07:54Comment(0)大阪府

広島駅にて…(2021.12.24)

広島駅を正面に遠望するような辺りに到り、地下の通路に入ってみた…

↓そうするとこういうような場所に到った…
24-12-2021 X-Pro2 vol01 (4)
↑何やら色々と矢印は在るが…とりあえず「列車に乗る場所」に近付こうとした…

↓工事中で勝手が違う感の広島駅だが、在来線の改札口に通じる辺り、新幹線のエリアにも入ることが出来るという場所の感じは「記憶に在る広島駅の中」という様子だった…
24-12-2021 X-Pro2 vol01 (5)

↓新幹線の列車の案内を眺めてみた…
24-12-2021 X-Pro2 vol01 (6)
↑鹿児島中央駅からやって来て、新大阪駅を目指す<みずほ>という列車の運行が近い…

↓券売機で券を求め、その<みずほ>に乗車することにした…
24-12-2021 X-Pro2 vol01 (8)

↓ホーム扉の辺りに「乗車位置案内」が掲出されている。編成が長い新幹線の列車である。事前にこの種の案内を頼りに、乗車すべき位置で列車を待つべきだと思う。
24-12-2021 X-Pro2 vol01 (9)
↑九州新幹線を走る<みずほ>は8輛編成での運行だ。今般は7号車に乗る…

↓<のぞみ>とは色合いが少し異なる<みずほ>の車輛が広島駅に到着である…
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↓西日本と九州とを往来する新幹線の列車の指定席は「2列+2列」の仕様で、シートがゆったりだ…
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↓着席すれば、眼前に車内御案内だ…
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↓こういう具合に、車内御案内が出ている箇所はテーブルになる…
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↓荷物は棚に上げて置く…
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↓車内にはこういうコーナーも在る…
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広島で<みずほ>に乗れば、岡山、新神戸と一寸停車で、あっという間に新大阪駅に着いてしまう。「しまう」と表現したが、速い車輛で停車駅が少ない列車なので「呆気ない…」という程で新大阪に着く。何か久し振りにこういう列車で旅をしてみたという感じだ…
posted by Charlie at 07:29Comment(0)広島県

駅前大橋の辺りの案内看板…:広島(2021.12.24)

↓この種の案内看板…出先では存外に御世話になる場合が在る。
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↑広島駅を望むような辺りでは、川が交差しているような様相の箇所に幾つか橋が架かっている。駅の真正面のような場所の橋は「駅前大橋」という呼称だったのだと判った。「何やら色々と橋が…あの幅が広い橋…」という程度に認識していた。

こういう「あそこはこう呼ばれる…」というようなことを、街から離れようかという段階になって知る…妙なタイミングであるが、「何れ、今覚えたここを訪ねて、また来なさい…」という御導きなのかもしれない。

↓直ぐ傍には、広島の歴史を紡いだ「西国街道」というモノに関する説明の看板も在った。
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↑「様々な時代の人々が各々に行き交った筈の街道」というイメージのオブジェが看板の上方に掲げられているのが酷く好い…

駅前大橋の辺りの案内看板を視ながら、進行中の工事が竣工すると大きく様子も変わる筈だと思った。工事中な感じを視て酷く驚いた…様子が変わった後か、変わる前なのかは判らない。が、より一層「想い出多い街」となった広島に関しては「きっとまた…」と思いながら広島駅へ歩を進めたのだった。
posted by Charlie at 06:28Comment(0)広島県

女学院前停留所周辺:白島線…:広島の路面電車(2021.12.23)

未だ暗かった早朝から精力的に動いた一日だった。暗くなってしまう前に宿に入って一息入れていたが、「軽く食事?または居室で摘まむモノを求める?」という程度の考えで散策に出てみた。

広島の街中は路面電車の軌道が色々と敷設されている訳だが…

↓宿から少しだけ歩くと「これは?視ていない…そして電車にも乗車していない?」という軌道と、乗降停車または信号停車の車輛を見掛けた…
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↓停留所は「女学院前」というらしい。
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↑聞けば、近くに在る学校に因む命名で、1952年に開設された停留所ということだった。停留所名の由来になった学校の他にも教育機関は近くに幾つか立地していて、官公庁関係の建物も近いようだ。

↓暫し様子を眺めてしまった…1900形、京都から広島へ移って来た経過の車輛が現れた。この型に何度か乗車する機会も在ったが、存外に気に入っている…
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この女学院前停留所を擁する路線は「白島線」(はくしません)と呼ばれるそうだ。女学院前の手前に八丁堀停留所が在って起点になっている。そして4つ先の白島停留所まで、1.2km程度という短い路線だ。路線は1912(大正元)年に広島城の旧外堀を埋め立てて整備された道の上を通る路線として開業したという。1945(昭和20)年8月の戦禍で不通となって、1952(昭和27)年に現在の位置で全線復旧となっている。

↓基本的に、運行されている電車は八丁堀・白島間を折り返し運転を繰り返しながら往復しているということのようだ。が、一部は他の路線に乗入れというようにもなっているようだ。一見した感じ、その他路線への乗り入れは限られた便数になっているようでもあった。
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↓こんな様子を眺めながら歩いていると…
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直ぐに八丁堀、更に胡町というような辺りに到ってしまった。そして少し歩いて宿に引揚げたのだった。

広島の路面電車…そして路面電車で街を巡ってみるということ…マダマダ愉しめそうだと思った…
posted by Charlie at 05:55Comment(0)広島県

<SARUSAWA>…:ROKUMEI COFFEE:奈良(2021.12.19)

以前に珈琲豆を取寄せた経過が在り、その店を訪ねた経過も在って、ロゴ入りのタンブラーも持っていて時々使っている…

↓そんな奈良の店を再訪する機会が在った…
19-12-2021 X-Pro2 (145)

店内で珈琲を頂く席も設けられているが、立寄った際は何となく席が埋まっていた…

↓そういうことで珈琲豆を求めた…<SARUSAWA>はあの猿沢池の地名に因んで命名したのであろう。
19-12-2021 X-Pro2 (155)

求めた珈琲豆は拙宅に送り込んでいた。その<SARUSAWA>…開けてみて、使う分を挽いて淹れた。程好い苦味の「落ち着いた味わい」である。猿沢池のような景勝地を眺めながら、または思い浮かべながら頂くことが相応しいような感である。暫くはこれも愉しむことが出来ようというものだ。
posted by Charlie at 04:36Comment(0)奈良県

<新風館>…:京都(2021.12.26)

↓こういう場所に行き当たった…
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↓少し旧そうな外観のビルだが、様々なテナントが入って活用されている…
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↓案内図を視ると、建物の2階、3階は専ら宿泊施設となっている様子でもあった。
26-12-2021 X-Pro2 (155)

↓入ってみれば「大きな中庭」という造りになっていた。
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↓辺りを眺めて買物も少々…
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↓地下鉄駅の傍でもあった…
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何やらの記事で見掛けたような場所が、存外に訪ねてみ易い場所に在ったということが小さな驚きだった。「だから?」というようなことかもしれない。この場所は、少し旧い建物が「斬新な感じ?」に活用されている様子で、それが好いと思った。更にここでは買物で気に入ったモノを入手したことも忘れ難い…
posted by Charlie at 17:18Comment(0)京都府

建勲神社…:京都(2021.12.26)

朝から精力的に動き回り、酷く美味かった昼食を「やや遅め?」な時間帯に愉しみ、「もう少々、辺りを歩いて宿へ引揚げようか…」というようなことを思い始めた…

↓そして出くわしたのが石碑だ…
26-12-2021 X-Pro2 (135)
↑かの織田信長が好んだとされる一節である。

極々個人的なことを申し上げると、こういうような昔の文言を引き合いに「自身は既に…随分と老いた…」とする訳だが、周辺の色々な人々は「未だ御若い…」と言ってくれる訳だ。何か複雑な気分にもなるが…

↓京都の街の北西寄り、船岡山に建勲神社は在る…
26-12-2021 X-Pro2 (119)
↑明治時代に入ってから「かの織田信長を祀ろう…」と起こった社で相対的には新しい…が、知名度は高い様子で、訪ねてみた際には存外に来訪者は多い感じだった…明治時代に起こった社で、この大きな木製の鳥居に関しても、何やら「台湾から佳い木材を持ち込んで…」というような経過を経て造っているようだ…

↓何か「一つ一つ」に一定の意味を求めながら設えられた「新興」な社というようなことを、境内を動き回って感じないでもなかった…
26-12-2021 X-Pro2 (126)

↓社の様々な建物が放つ「独特な空気感」というようなモノが強く感じられた…
26-12-2021 X-Pro2 (130)

↓かの織田信長が祀られているという場である。積み上げられた御神酒等を眺めると、随分と篤い信心の対象になっていると、少し感心すた一面も在る…
26-12-2021 X-Pro2 (131)

↓覇を唱え、それを成し遂げたか否かが少し不鮮明な、そんな織田信長の歩みを想うが…それでも「稀代の英雄」であることに変わりも無く、この人物を慕う後世の人達は多い訳だ…
26-12-2021 X-Pro2 (133)

今般は「向き合ったことが在るようで、実はその限りでもない…」というモノと真面目に組み合うというようなことも“目標”のように頭の隅に在ったのだが、この建勲神社はそういうような類の存在の際たるモノかもしれない。「人間五十年…」の、かの織田信長が好んだとされる一節は、該当年代に差し掛かっている自身には「些か刺さる…」という一面は在るが…それはそれとして「あの信長を明治期以降に真剣に祀った場所」というのは、何か「新鮮な出会い」というような気もした…
posted by Charlie at 11:39Comment(0)京都府

<丹波黒地鶏土鍋麺>…(2021.12.26)

俄か雪が交る中の金閣という様子を眺めた後だった。路線バスも含めて交通量が些か多い辺りに出たのだが、「そう言えば朝から飲物は幾分頂いているが、何も食べていない…」というようなことが気になった。

そういうようなことが気になり始めると…不思議なもので、辺りに食事を摂ることが叶いそうな場所も眼に留まるということが在る…

↓<金閣寺道>というバス停に近い辺りの店で、こういうモノを頂いた。俄か雪が交じって些か肌寒い状況だった日には好適な、土鍋を使った熱いスープと麺の料理だ…
26-12-2021 X-Pro2 (113)

↓「丹波」は旧国名で、該当する地域は京都府と兵庫県とに跨る。その丹波地域で肉用の鶏を肥育しているようだ。京都の街から視ると、旧国名が丹波ということになる府内の各地は様々な産物を送り出す豊かな農業地域という感になるのだと思った。
26-12-2021 X-Pro2 (112)

土鍋で煮込んだ、丹波の地鶏の肉から作るスープと、具材としての鶏肉が非常に美味い。何か凄く好い感じだった!

↓メインの料理の他…「一寸、美味しそうなので摘まみたい…」と御願いした水餃子も酷く好かった。
26-12-2021 X-Pro2 (116)

何かこの<金閣寺道>というバス停辺りで、金閣を観に来る大勢の人達も、辺りで活動する街の人達も、皆纏めて美味いモノを供するという感じで営業していた小さな御店に強い好感を抱いた。<丹波黒地鶏土鍋麺>は素敵だった!或いは?金閣は敢えて再訪せず、<金閣寺道>というバス停でバスを下りて、この<丹波黒地鶏土鍋麺>を頂いて、また何処かへ移動するというようなことをやってしまうかもしれない。何か酷く強く記憶に残るモノだ…
posted by Charlie at 10:49Comment(0)京都府

鹿苑寺 金閣:京都(2021.12.26)

余りにも有名な金閣の存在故に「金閣寺」が通称となっている鹿苑寺(ろくおんじ)である。「金閣を観た…」という話しなのだが、自身は何となく好みで「鹿苑寺 金閣」という程度に標記してみたい…

仁和寺の門前にバス停が在って、幾つかの運行系統のバスが走っている。バスの「市内均一料金」の範囲であれば、随意に各運行系統のバスを乗降出来る1日券を手にしていたので、停留所に掲出された案内を見てバスに乗車してみようとした。

時刻表の下に主な停留所が書いて在るという例が見受けられるのだが、眼に留めたのは「金閣寺道」という停留所名だった。仁和寺の少し北側に、あの金閣を擁する鹿苑寺は在る。その「金閣寺道」を通るバスが現れたので乗車して少し街を北上した。因みに「〇〇道」というような、有名な寺等へ通じる辺りに設けられているバス停は京都辺りでは多く見掛ける…

多少、俄か雪のようなモノが交じって肌寒い場合も在る様子だが、基本的には「冬の好天」という様相で、存外に名所を見物するという人達も出ているように見受けられた。「金閣寺」というのは或いは「“京都”の名所の代名詞的存在感?」ということになるかもしれない。寺の堂に金箔が貼られて、池の畔で輝くという姿は、何か「少し旧い時代の日本」というものをも「代表?」という感さえ在るかもしれない。兎に角「過ぎる!!」という程に有名だ…

「過ぎる!!」という程に有名な場所なので、京都に立寄った経過の中、過去に立寄ってみた経過も在ることも在って、敢えて訪ねずに居た。が、朝から神護寺を訪ね、山を下りたような感の辺りで仁和寺に寄り、門前の停留所に現れるバスが「金閣寺道」という停留所を通るのであれば、これは或る種の「御導き」ということなのだろうから、金閣を観るのも一興だと思ったのだ。

↓俄か雪が交る中の金閣…見入ってしまう感だった…
26-12-2021 X-Pro2 (87)
↑建物や庭園の樹木等を映す場合も在る池は、天から降る俄か雪で微妙に揺れている。

↓カメラには広角ズームを装着していたので、少し画角を調整しながらゆっくりと写真撮影を愉しみながら進んだ。
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↑この金閣が視える池の辺りは「逆進は御遠慮願います」というルール、「一方通行」で歩きながら時に立ち止まって眺めるということになっている…

↓「雪」は何処のモノでも然程違いは無いのだろうが…この場所では「雪」までもが「少しばかり典雅」というような気がして不思議だった…
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↓この位の、屋根の上の鳳凰が好い形と大きさで視える感じが、何となく好きだ…
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↓この辺まで来ると「逆から眺める…」というような感なのかもしれない…
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↓ゆったりと愉しんで辞去した…
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この金閣のような「整備が行き届いた美しい庭園と、庭園の一部を成す美しい建物」というような景色は、観る時季、時間帯、天候、偶々立ち止まった位置の僅かな差というようなことで「二度と同じ様子は視られない??」という感じなのだと思う。「過ぎる!!」という程に有名な場所なので、高い優先順位で「どうしても!」と訪ねてみるまでもないのかもしれないが、それでも時に思い付いて、「御導き?」という感でこうした場所に寄ってみるのも悪くはないと思った。何か「冬の好天の中での俄か雪交じり」という様相は、些か珍しい様子であり、或いはこの金閣が「歓迎の意」を表してくれたかのような気分にもなった。
posted by Charlie at 10:16Comment(0)京都府

六角堂=頂法寺:京都(2021.12.26)

「少し変わった形の建物」というようなことになると、酷く興味が沸いて「是非観たい」という程度に思う。最初にその存在を知って、「是非観たい」という程度に思ったのが何時であったか、既に思い出せなくなってしまっている、そういう建物が在った。

↓今般、漸く寄ってみる機会を設けられた…
26-12-2021 X-Pro2 (143)
↑地下鉄の烏丸御池駅に近い辺りだった。駅を過去に利用してみた経過は在ったと記憶しているが、この「是非観たい」という程度に思った六角堂を訪ねてみる機会は設けられずに居た…

↓入口から近付くと、別段に変わった形状ということでもない建物だが…
26-12-2021 X-Pro2 (144)

↓少し奥に六角形の六角堂が現れた…
26-12-2021 X-Pro2 (148)
↑何やら「俄か雪が交る…」という情況でこの六角堂を観るということになった…

↓直ぐ脇に商業ビルが在る。1階部分に窓が大きなカフェが入っていて、六角堂を一望出来る…
26-12-2021 X-Pro2 (149)
↑寺の呼称としては「頂法寺」ということだが、専ら「六角堂」で通っているような感だ…

↓精力的に動いた一日となったが、珈琲を頂いて一息入れながら、六角堂の様子を眺めて愉しんだ…
26-12-2021 X-Pro2 (151)

こういうような具合、歩き廻ってみて、面白そうなモノを愛でて、一息入れてというような過ごし方をすることを自身は大いに好む。この「俄か雪が交る…」という情況でこの六角堂を観たという経験はなかなかに好かった…

posted by Charlie at 08:57Comment(0)京都府

<はんなり>…:京都の米焼酎…(2022.01.08)

↓こんな箱が在った…
08-01-2022 X-Pro2 (1)

↓中はこういう瓶が入っている…
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これは京都の錦天満宮に近い辺り、色々なモノを扱う店が並ぶ賑やかなエリアの酒屋で見付けて求めたモノだ。抱えて宿へ持ち帰り、宿で箱に詰めて拙宅へ送り込んでいたという代物だ…

「京都の米焼酎」と聞き「それは酷く好さそうだ!」と求めてしまった。

↓膨らんだ期待を断じて裏切らない、米焼酎に本の少しだけ酒粕が入っているらしく、長く置いて仄かに色付いた清酒を頂く場合に近い気分にもなるが、実に好い米焼酎だ…
08-01-2022 X-Pro2 (6)

↓伏見の<北川本家>という老舗が手掛けている製品ということだが「なるほど…」と思った。
08-01-2022 X-Pro2 (7)

出先で素敵なモノに出遭うのは好いが…もう少し多めに用意すべきであった…早くも瓶が空いてしまった…

※ 写真そのものは稚内で撮っているが、京都の錦天満宮に近い辺りで求めたという想い出の品物なので、記事は「京都府」のカテゴリに分類しておく…
posted by Charlie at 08:36Comment(0)京都府

早朝に…(2022.01.10)

↓早朝に稚内駅の辺りへ出てみた…
10-01-2022 X-Pro2 (1)

↓氷点下3℃を伺うような気温だが、風が微弱で、存外にキツい感じではない…
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↓何となく駅ビルの早朝から営業のカフェに寄った…
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↓こういう具合にブレックファスト…
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何やら「休日の朝らしい」という風情だ。時には平日の朝にもカフェには寄るので、少しばかりの気分の差異が在る程度なのかもしれないが…

<たち柳川鍋>…(2022.01.09)

御近所の御店も年が改まった後、順次営業を始めている様子なので、順次訪ねてみている…

↓この「たち」を暫く振りに頂いてみた…
09-01-2022 X-Pro2 (26)
↑マダラのモノとスケソウダラのモノを交ぜているということであったが、大きさが違うモノが交っているということで、どちらの「たち」も美味いのだ…

↓ゆっくりと火を通す…湯気が立ち込める感じが素敵だ!
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↓確りと掬って、「たち」とゴボウ等の野菜を頂く…
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↓こんな具合になる…
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↓好みで唐辛子を振るという感じなのだが、この日は「京都土産」の<柚子七味>という、柚子の香りが素敵な七味唐辛子が在ったので、それを振って頂いた…この調味料!美味い…
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何かこういう「地元食材を、地元で長く愛されている調理方法で…」という具合に頂く「些細な贅沢」が酷く嬉しいものだ…

仁和寺…:京都(2021.12.26)

朝は祇園の宿から歩いて四条烏丸のバス停に到り、バスに乗って雪が交った高雄山に到り、神護寺を訪ねてみた。

神護寺はなかなかに好かった。そしてゆっくりと高雄山のバス停辺りに歩き、「やって来たバスで街の側へ戻ると好い」というように考えた。高雄山のバス停と街との間は、四条烏丸のバス停に発着する系統の他に京都駅辺りで発着する系統が在る。後者の場合は「知らない経路」を通ることとなる。

そういうことを想っていれば、現れたバスはその「知らない経路」を通る系統のバスだった。漫然と乗込み、移動を開始した。途中までは「往路も通った…」という場所を進んだが、「往路では通っていない…」という辺りに入って、少し慌てて下車してみた…

↓巨大な門が在る…仁和寺…一寸立寄ってみることとした…
26-12-2021 X-Pro2 (82)

↓やや風が冷たくは在ったが、冬の好天という光の中、仁和寺の境内を少しゆっくりと散策してみようと思い付いたのだ。
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「仁和寺」と聞くと…高校生の頃に国語の授業で扱った『徒然草』に「仁和寺の法師」とか「仁和寺にある法師」という表現が散見した。『徒然草』を綴ったという吉田兼好が仁和寺の近くに在ったからか、仁和寺関係者と懇意であったからか事情はよく判らないが、とりあえず「仁和寺」と登場する。これは或いは「或る方が…」という程度の書き方では余りにも漠としているので、人の行動や何かを一寸論じようという場合に、何となく読者が姿を思い浮かべることも出来そうな具体的な人物像として「仁和寺の法師」という表現を使ったのだと勝手に想像はする。また「仁和寺の法師」とでも言えば、「名門寺院の僧=一定程度の教養も在りそうな常識人」というようなことは思うであろう。そういう人が何を如何するのか、ということが吉田兼好が綴る文章なのである。要は「仁和寺」は「名門と目され、色々な人達が活動する場であった」訳で「とりあえず多数の関係者を擁している場」ということであったのだと思う。そんな訳で、随想を綴った吉田兼好が引き合いに出してみたのであろう。

高校の国語の時間の『徒然草』は思い出したが、それはそれとして仁和寺の境内を歩き廻ってみた…

↓なかなかに美しい五重塔が在って、1階部分の外側に額が在って、そういう様子も何やら美しいと思いながら眺めた…
26-12-2021 X-Pro2 (60)

↓こういう様子が美しい…
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↓金堂では、最近の“事情”を踏まえた世の中の安寧を願うという祈祷が現在も定期的に催されている様子だった…
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↓観音堂も整然としていた…
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↓弘法大師空海を祀る御影堂である…
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↓皇室ともかかわりが深かったという仁和寺で、伝えられている建物が酷く立派だ…
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↓今般は、各堂を巡って真面目に参拝した…そしてやや寒いとも思いながら、冬の好天の光に浮かび上がる建物の美しさを愛でたという感だった…
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↓境内の側から門を隔てて外を見るとこういう具合に視える…
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「雪交じりの後の少し寒い好天」という様子が、何か強く記憶に残る。この仁和寺というのも、なかなかに好い場所だ…
posted by Charlie at 19:51Comment(0)京都府

高雄山神護寺…:京都(2021.12.26)

「朝の時点で街に在って、ゆっくりと訪ねてみる」という程度のことをして訪ねる形が好さそうというように思う場所というモノが在ると思う。

神護寺はそういうようなことを思った場所だった。京都の街中というような感じの辺りから、路線バスで片道40分間程度(道路の混雑の情況等によって更に時間を要する場合も在ると思われる…)を要する場所に所在し、山がちな場所を歩き廻ることになる。朝一番で訪ねて、一頻り観た後、ゆっくりと街の側へ戻るという程度が好さそうだと思った訳で、実際にそういうようにして訪ねた。

この日の朝、高雄山には雪が見受けられ、観る機会が然程多くもないかもしれない景色を眺めながら神護寺を目指した。

↓降雪が些か交り、高い場所も低い場所も些かの積雪で、足元が雪で湿っている中、少し慎重な足取りで境内を歩き廻ってみたのだった…
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京都の古寺の例に洩れず、神護寺もまた様々な建物が建ち、損なわれて再建されてということが繰り返された場所だ。

↓金堂は昭和期に入った頃の建物であるというが、本尊の薬師如来立像等、立派な仏像が収められている。
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神護寺は古くは寧ろ高雄山寺と呼ばれた。奈良時代末期から平安時代初期の官人として知られる和気清麻呂(わけのきよまろ)という人物が在る。この人物が和気一族の私的な寺として起こしたのが高雄山寺の基礎となっているのだという。

かの最澄が唐から帰国した後、最澄は「密教の第一人者」ということになった。そしてこの高雄山寺を活動拠点の一つとしていた。

少し後に空海が唐から帰国する。最澄以上に密教を深く学び、師匠から故国に密教を広めるようにと嘱望された空海である。この空海は高雄山寺を活動拠点とし、密教の重要な儀式である「灌頂」(かんじょう)という事も営んでいた。

↓空海がその「灌頂」のようなことをする際、閼伽 (あか)と呼ばれた水を汲んだ井戸であると伝わる場所も在った。
26-12-2021 X-Pro2 (39)

↓五大堂や毘沙門堂が並ぶが、屋根が積雪に覆われている風情が好かった…
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↓金堂の裏側を少し高い辺りから眺めてみたが、雪と相俟って感じが面白いと思った…
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↓多宝塔も佇んでいた…
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↓何か「あの空海が在った場所…」という空気感のようなモノを感じながら、雪交じりな中を動き回っていた…
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↓大師堂は空海の住んだ坊と伝わる建物の様子を再現したという堂で、弘法大師空海が祀られている場となっているのだという…
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↓何か「空海が生きた時代」が眼前に揺らぐかのような、不思議な感じもした。
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雪が見受けられた高雄山にバスで到着し、「谷を下ってから反対側に上る」というような経路を慎重に歩いてこの神護寺を訪ねることが叶った。雪は歩き悪かったが、他方でこの「空海の時代」を伝えてくれるような空間を見事に彩っていたと思う。

神護寺は高野山真言宗の寺だが「遺迹本山」(ゆいせきほんざん)と呼ばれているそうだ。弘法大師空海に所縁の寺に与えられる特別な位置付けなのだという。

↓この高雄山神護寺が醸し出していた雰囲気が忘れ難いが…機会が在れば雪以外の時季にも訪ねてみたいものだと思いながら引揚げた。
26-12-2021 X-Pro2 (47)

正直、京都の街中というような感じの辺りから、路線バスで片道40分間程度というこの場所は「訪ね悪い?」と思わせてくれたが、実際に訪ねてみれば如何ということもなかった。そしてこの場所が醸し出す雰囲気は他には無い。高野山そのものに一定程度は通じるかもしれないが、高野山よりも「山の寺らしい感じ」が色濃いので少し違う…何れにしてもこの神護寺を訪ねたことは好い想い出で、早くも再訪の機会到来を願っている程だ…
posted by Charlie at 17:36Comment(0)京都府

<5006>&<5010>…:広電西広島:広島の路面電車(2021.12.23)

↓宮島口方面へ向かって行く車輛と、市内の併用軌道の区間に入って行く車輛が交錯するというのが、この広電西広島という場所の特徴なのだと、何やら酷く強く感じた…
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↓この「5000形」という車輛も何やら酷く味わい深い感じがする…
23-12-2021 X100F (12)

↓より長く愛され、利用されることを目論み、当時のドイツの流儀による車輛を導入して「エレベーターに乗降する感覚で路面電車に乗降」というイメージで、低床型の車輛の導入に挑戦したという経過を、この5000形は伝えてくれる…
23-12-2021 X100F (14)

こんな様を眺めるというのも凄く愉しい…
posted by Charlie at 08:13Comment(0)広島県

<582>…:広電西広島:広島の路面電車(2021.12.23)

↓「美しい…」と思わず見入ってしまった…
23-12-2021 X100F (1)

↓頭の中で考えていた、その時の「移動のプラン」というようなものは「如何でも構わない、その辺に沈んで無くなってくれて構わない程度のモノ」という感じで、「如何でも構わないが、眼前の様子が美しい…」と夢中になってしまっていた…
23-12-2021 X100F (2)

↓神戸の路面電車が廃止されてしまい、広島で車輛を譲り受け、その車輛が広島を走って50年ということのようだ…
23-12-2021 X100F (3)
↑近年の乗降し易い車輛の中でこの種の古くからの車輛も元気に動いている路面電車…何やら酷く愛おしくなる存在だ…

↓何となく眺めていれば、発車時刻に至ったようで、何時の間にか静かに出発した…その出発した様子を見送った…
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広島という街に関しては、別段に予定という程のことを組むのでもなく、路面電車の1日乗車券を確保して、漫然と1日を過ごそうとするだけで「酷く愉しい!!!」という1日を過ごせるような気がする。そんな「公共輸送機関で漫然と動き回って、漫然と過ごして然程のこともないような街」というのは「あらまほしき都市」という程度に個人的には思う。
posted by Charlie at 07:41Comment(0)広島県

地御前神社:廿日市市内(2021.12.23)

↓古色蒼然という感ながらも、壮麗な神社というようなことを想わせる…
23-12-2021 X-Pro2 (159)
↑盛んな列車の往来が見受けられるJRの軌道と広島電鉄の軌道が交差して生じる「三角州?」というような微妙な位置に、古い社が佇んでいる…

辺りの鎮守たる大歳神社以上に建物も大きく、他地域の人達の間でも知名度が高いらしいという地御前神社にも立寄ってみた。

↓何か…壮麗な神社建築が年月を重ねるだけ重ねて、行き着いた様子…というような気がした場所だった…
23-12-2021 X-Pro2 (154)

↓古くから海上輸送が盛んな瀬戸内海で、洋上交通の安寧を願うというような厳島神社が在り、厳島神社の対岸にもこの地御前神社が設けられていた訳だ。そして辺りの海域は戦国時代の合戦の舞台にもなっている…
23-12-2021 X-Pro2 (158)
↑様々なことを想起しながら、辺りを散策してみた…

↓これは明治時代の国道開削の功労を伝える記念碑らしい…この辺りは古い時代から変わらない交通の要衝であった訳で、近代史が伝える様々な開発の足跡も見受けられる訳だ。、
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↓軍の将官にして爵位を得て首相経験も在るという人物の揮毫による石碑が在る…その事実だけで「何やら凄く由緒が深い場所」と感じるに足るような気がした…
23-12-2021 X-Pro2 (161)

実は…「歩き廻って汗もかき悪い」とか「相対的に静か」とか「宿を求めようという場合に取り易い」ということで、更に場合によって利用する<青春18きっぷ>の期間ということで12月後半に時間を設けて旅に出ることを好むのだが…この地御前神社の辺りは「桜の時季が好い??」というように思った。実現が簡単でもない場合も多いのだが、何やら「桜の時季に広島県を目指す?」というような余計なことを、引揚げてしまった後に地御前神社の写真を視て思い出している…
posted by Charlie at 07:15Comment(0)広島県