↓北門神社の境内に上って―あそこは少し高くなっている…―、久し振りに参拝した。

↑社殿の屋根の独特な形状に雪が貼り付いている感で、少々面白い外観になっている。
北門神社は江戸時代に宗谷方面と往来していた人達が、その往来の旅や仕事の安全と成功を祈って神様を祀った祠を遠い起源とし、時代が下って神社という体裁を整えるようになり、稚内の街や港の鎮守というような存在になった社である。
↓社殿は昭和50年代のモノと聞くが、少し古くからの額が掛かっている。大正時代の揮毫か?「社神門北」(=北門神社)と読める…

この北門神社は、神職の皆さんが原則的に常在して諸々の活動―実際、普段から朝に神事を執り行っているようで、雅楽に使う大きな太鼓を鳴らす音が聞こえている朝も在る…―をしている神社としては、現在は国内最北ということになるそうだ。(神社そのものとしては、宗谷岬の辺りに神社が在って、アレが現在の国内最北と見受けられる。)
↓穏やかな日に、古くからの友人が無事に稚内を訪ね、久し振りに再会を果たした僥倖に感謝の意を表する参拝だった…

↑という程度に、平穏な日常が在るということに関して、時には何かに感謝の意でも評すべきなのであろうと何年か前から少し明確に意識するようになった。
北門神社では御朱印を御願いすることも出来る。これが存外に人気が高まっているらしい。
↓久し振りに参拝した際、この石段と逆の側から境内に上った。石段は積雪が多くなると「半分は雪が多量に積もった感じで、半分を通行可能なように除雪」という様子になる。

↑穏やかな天候で、港の側へ通じる道筋がよく視えた…
稚内駅の辺りで少しばかり歩き廻るとすれば、この北門神社は訪ね易い場所で、何となく雰囲気も好い場所だと思う。