「札幌の百貨店」というような場所は、「幅広い品揃え」を誇るものであると、北海道内の小さな街に住んで居る者としては何時も思う。以前に何方かから聴いた気がする「5万人の商圏に在る商品は、“何処にでも高い確率で在る”モノということにならざるを得ない。が、100万人以上の商圏ともなると、商圏人口の数パーセントが関心を示しそうだということになれば、仕入れて売ってみるとそれなりに売れる訳で、少し面白いかもしれない」とである。そういうことが真実なら、「5万人の商圏」で極々少数派が関心を示す品物であろうとも、「明らかに100万人以上の商圏」の「ド真ん中!!」に相当する札幌駅周辺に大きな店舗を構える百貨店では「5万人の商圏」の「多数派!」に相当するような人達が関心を示すのかもしれない。
「理屈っぽいおっちゃん」である自身がそういうことを想ったのは、「札幌駅周辺に大きな店舗を構える百貨店」で、「モノはポピュラーかもしれないが“通”や“マニア”が知っているか、知ったかぶりをするような代物??」と感じる「アゼルバイジャンのワイン」に出くわしたからだ。
アゼルバイジャン?日本国内の各県の連なる地図を示して、何れの県なのか「実は判らない…」という方が多いのかもしれないが、色々な国々が連なる世界地図を示して、何れの国なのか「実は判らない…」という方は「更に多い?!」という気がしている。アゼルバイジャンは「判らない…」が多いかもしれない。格闘技系の競技の国際大会で、アゼルバイジャンの選手が勝ち進んでいる例は在って、「この選手…何処から来ている?」と関心を覚えて、調べてみる方も在るかもしれないが…
東ヨーロッパと西アジアとの交差点のようなカスピ海の西側に在るアゼルバイジャンである。色々な文物が交錯する中で今日に至る様々な経過が在った。永く大国の支配下に在り、大国間の係争地域ということにもなっていたが、帝政ロシアの支配下に在った中のロシア革命の頃、1918年に独立した共和国としてアゼルバイジャンが起こった。その後は「ソ連を構成する共和国」ということになり、1991年にソ連が旗を下ろしてしまった後に独立国として歩み始めて現在に至っている。
現在では幾つかの国々になっているが、カスピ海沿岸の地域というのは「葡萄酒を醸造する」(ワインを造る)という営為が「起こった?」というようにも推定し得るらしい。色々な国々で佳いワインが造られているが、アゼルバイジャンもその佳いワインを造っている国々の一つだ。「ワイン好き!」を自称する人達は多いような気がするのだが、「アゼルバイジャンのワイン」となると「“通”や“マニア”が知っているか、知ったかぶりをするような代物??」ということになってしまうかもしれない。
それでも、それなりに人口が多い日本で、「ワイン好き!」を自称する人達もそれなりに多いので、「酷く高価でも無い範囲で、歴史在る醸造所が送り出す良質なモノ」を「真面目に売れば、もっと需要が拡がる?」と輸入販売に努める動きも在る。その一環として、札幌の百貨店の酒類販売コーナーにモノを並べて販売されていた場面に出会った訳だ。
↓その百貨店の酒類販売コーナーで求めたのがこの「シャビアンの辛口赤ワイン」だ。
所用の関係で札幌入りしたが、旭川に寄る別件も入れて、余計に時間を設けたのでゆとりも在った中で百貨店に立寄ったという経過も在った。そんな中、折角「少しだけ変わったワイン」に出くわした。「1本、一寸愉しみたい…」という思いが沸き上がり、入手したのだ。
↓シンプルな描画を生かしたラベル…好感を覚えた。
↑「土着のマドラサ、サぺラヴィとカベルネソーヴィニヨンのブレンド」というようなことなのだが、相当古くからの醸造の経過の中、伝統に新たな要素も加えながら、今日の市場で受容れられ易い「佳いモノ」への情熱が伺える感だ…
↓この後、所用を足して稚内へ引揚げようという中、飛行機に乗るような予定は無いので、札幌駅周辺の別な百貨店に在る、様々な雑貨を扱うコーナーを冷かして所謂“ソムリエナイフ”を入手した…
↓こんなことをして…
↓こういう具合にして、この画であれば右側を押すようにするとコルク栓は抜ける…
↓抜けたコルク栓…「イスマイーリ地方のワイン」という文字も視える…
↓少々、見栄えは悪いが、こうやって滞在する宿の居室でカップに注いで早速に試飲…「適温に冷やすのを待つのが鬱陶しい…」と赤ワインにしたのだが…「直ぐに飲める」となれば、開けて直ぐにドンドン飲んでしまうことにもなる。
自身の個人的な思い込みだが「赤ワイン」とでも聞けば、「変に渋い」とか「変に甘い」という様子を思い浮かべるが、この「シャビアンの辛口赤ワイン」はその何れでもない。濃厚な“ワインレッド”を通り越した“ルビー色”のようなワインで、甘過ぎないと同時に渋過ぎない、実にバランスが好い酒であるが、何処かフルーツのジュースを思わせないでもない。「ワインとは斯くも美味いモノであったか?!」と首を傾げながらも、その豊かな味わいに突き動かされ、何やらドンドン飲み…1本が直ぐに空いた…(苦笑)
↓アゼルバイジャンのワインに関してはこちらを御参照願えると幸甚だ。個人で愉しむということの他、販売、飲食店等での提供に関しても、会社の方が対応しようとされている様子が伺える。
<アゼプロショップ>=いつまでも飲まれ続けるワイン発祥の地アゼルバイジャンのワイン
なかなかに好いモノに出くわした。「2千円で釣銭」という価格帯、「千円台」で「こんなに佳い‘!?」という感だ。
実は「連日の妙な早起き」という中なのだが、今朝は早めに寝付いて、しかもかなり深く眠ってしまえそうな気もする…
旭橋…(2022.03.05)
旭川の宿で夜を明かしたが、何やら妙に早起きしてしまった。何が如何出来るのでもない早朝だが、そんな時は散策に限る…
↓旭橋の辺りまで歩いた…
或る時、旭川の宿で夜を明かし、妙に早起きして散策に出て、この1932年竣工という橋の眺めに出会った。日本の昭和の初めが米国の禁酒法時代で、その時代の連邦政府からシカゴに派遣された禁酒法取締官が志高い現地の人々を何とか集めて対策・捜査班を設け、酒類密売を入口に手広く色々な事で暗躍したギャングの一味と闘ったという史実が伝えられ、そこに着想を得た物語の映像作品が在る。自身が高校を卒業した少し後に、その故事に着想を得た『アンタッチャブル』という映画が上映されていて、かなり気に入っていた。後年にビデオでも何度となく観た。その映画に出て来る「シカゴの橋」に「酷く似ている…」と旭橋を視て思った。未だ暗い早朝に灯りに浮かぶ旭橋を眺めていると、捜査陣突入の情報が容易く漏洩して活動が巧く運ばずに悔しがっている取締官が、収賄から距離を置く老警官と橋上の歩道で出くわすという場面が頭の中で再現されるようだった…
↓「よい子はまねをしないでね!」な振舞だが、極端に交通量が少ない夜明前の時間帯にはこういうこともしてみたくなる。
↓橋上の歩道に入ってみる…
↓鉄の橋梁の部材が製作され、旭川に運び込まれたということを伝えるプレートが在った。
↓橋を眺めてみる頻度に比べると、この歩道を歩いて橋を渡ってみる頻度は低いかもしれない…
↓反対側からも橋を眺めてみた…
↓こちら側でも「こういう真似」を…
↓こういう灯りが消える少し前であった…
「本日の御予定」に踏み出していく以前に、こういうような「気に入っている光景」を眺めて、引揚げて悠然と寛ぐというようなことになるのは大変に幸いだ…
↓旭橋の辺りまで歩いた…
或る時、旭川の宿で夜を明かし、妙に早起きして散策に出て、この1932年竣工という橋の眺めに出会った。日本の昭和の初めが米国の禁酒法時代で、その時代の連邦政府からシカゴに派遣された禁酒法取締官が志高い現地の人々を何とか集めて対策・捜査班を設け、酒類密売を入口に手広く色々な事で暗躍したギャングの一味と闘ったという史実が伝えられ、そこに着想を得た物語の映像作品が在る。自身が高校を卒業した少し後に、その故事に着想を得た『アンタッチャブル』という映画が上映されていて、かなり気に入っていた。後年にビデオでも何度となく観た。その映画に出て来る「シカゴの橋」に「酷く似ている…」と旭橋を視て思った。未だ暗い早朝に灯りに浮かぶ旭橋を眺めていると、捜査陣突入の情報が容易く漏洩して活動が巧く運ばずに悔しがっている取締官が、収賄から距離を置く老警官と橋上の歩道で出くわすという場面が頭の中で再現されるようだった…
↓「よい子はまねをしないでね!」な振舞だが、極端に交通量が少ない夜明前の時間帯にはこういうこともしてみたくなる。
↓橋上の歩道に入ってみる…
↓鉄の橋梁の部材が製作され、旭川に運び込まれたということを伝えるプレートが在った。
↓橋を眺めてみる頻度に比べると、この歩道を歩いて橋を渡ってみる頻度は低いかもしれない…
↓反対側からも橋を眺めてみた…
↓こちら側でも「こういう真似」を…
↓こういう灯りが消える少し前であった…
「本日の御予定」に踏み出していく以前に、こういうような「気に入っている光景」を眺めて、引揚げて悠然と寛ぐというようなことになるのは大変に幸いだ…
<サキソフォン吹きと猫>…(2022.03.04)
↓出くわすと「旭川に立寄っている…」と強く意識する。「また御会いしましたね…」とか「どうも!また寄りました…」というような気分だ。
↑「管楽器を演奏する“実寸大サイズ”な男性がベンチに座っている」という、少し知られた彫刻作品は方々の街に在る。が、自身ではこの旭川のモノを最初に視ていて、何度も出くわしているのでコレが強く記憶に残る。
↓昼食の後に辺りを歩いていたが、「好天な午後の早めな時間帯」という様子だった。
↑陽射しが少し心地好く、サックスを演奏する男性も何か心地好さそうに視える…
↓ここの場合は男性の愛猫なのか、音楽を聴き入るかのように猫が座っているのが面白い…
↑寒い旭川の冬だが、毎シーズンのように何方かからマフラー等の“差し入れ”が見受けられる。
今シーズン、「非常に雪が多い…多さは記憶に無い程度…」という場所も見受けられるのだが、旭川の街中は「普通?」という感じがした。
↑「管楽器を演奏する“実寸大サイズ”な男性がベンチに座っている」という、少し知られた彫刻作品は方々の街に在る。が、自身ではこの旭川のモノを最初に視ていて、何度も出くわしているのでコレが強く記憶に残る。
↓昼食の後に辺りを歩いていたが、「好天な午後の早めな時間帯」という様子だった。
↑陽射しが少し心地好く、サックスを演奏する男性も何か心地好さそうに視える…
↓ここの場合は男性の愛猫なのか、音楽を聴き入るかのように猫が座っているのが面白い…
↑寒い旭川の冬だが、毎シーズンのように何方かからマフラー等の“差し入れ”が見受けられる。
今シーズン、「非常に雪が多い…多さは記憶に無い程度…」という場所も見受けられるのだが、旭川の街中は「普通?」という感じがした。
「塩やき」…:<自由軒>にて(2022.03.04)
所用で訪れた旭川である。
↓昼食を摂ろうと1949年以来という街の老舗に立寄ってみる…
↓こういうような店構えだ…
↓「塩やき」という、味を染み込ませたのでもない、塩味の肉を焼いたモノを主菜とする定食が在る。
↓こういうような具合に供される…
↑最近の恒例で「御飯は少な目に御願いします」ということにした…
↓これ!満足度が高い!
↓黒板に「人気メニュー」と色々と書いて掲出されている。「五郎セット」というのは、少し人気が在るテレビドラマに因むモノだという。
↑御店で撮影が行われたということで、皆さんとドラマの主演俳優である松重豊との記念写真も掲出されている。
自身、松重豊が演じる主人公の“五郎”でもないが、訪れた方々の街を一人で歩き廻って色々な御店に立寄って一人で食事を愉しむ。この旭川の老舗に関しては、以前に一緒に旭川へ所用に出た方に教えて頂いた経過が在った。爾来、旭川を訪れて昼食を摂る場面で時々立寄っている。
↓昼食を摂ろうと1949年以来という街の老舗に立寄ってみる…
↓こういうような店構えだ…
↓「塩やき」という、味を染み込ませたのでもない、塩味の肉を焼いたモノを主菜とする定食が在る。
↓こういうような具合に供される…
↑最近の恒例で「御飯は少な目に御願いします」ということにした…
↓これ!満足度が高い!
↓黒板に「人気メニュー」と色々と書いて掲出されている。「五郎セット」というのは、少し人気が在るテレビドラマに因むモノだという。
↑御店で撮影が行われたということで、皆さんとドラマの主演俳優である松重豊との記念写真も掲出されている。
自身、松重豊が演じる主人公の“五郎”でもないが、訪れた方々の街を一人で歩き廻って色々な御店に立寄って一人で食事を愉しむ。この旭川の老舗に関しては、以前に一緒に旭川へ所用に出た方に教えて頂いた経過が在った。爾来、旭川を訪れて昼食を摂る場面で時々立寄っている。