稚内港北防波堤ドーム…(2022.04.30)

休業日ということになった祝日は“寝て曜日”的に過ごし、そこから深いような、浅いような中途半端な眠りで、何やら早朝を迎えた。

↓「極々短い散策」と称して戸外を少しだけ歩き廻った。恒例化していることだが。
30-04-2022 early morning (2)

↓今朝は殊更に明るいような気もした…
30-04-2022 early morning (3)

↓海側へ廻り込んでみた…
30-04-2022 early morning (5)

↓風は然程強くないが、何やら酷く冷たい感じだった。気温は5℃、6℃という程度であったようだが。
30-04-2022 early morning (1)

朝、少し天が明るい感じになる時間帯が「午前4時より少し以前」というような具合になっている。“光”という意味で季節は前進しているのだが、何やら何時までも肌寒い…

稚内港北防波堤ドーム…(2022.04.29)

↓好天に誘われて早朝の戸外に出てみた…「極々短い散策」と称している動きだ…
29-04-2022 early morning (1)

↓雲が少なく、明るい天だった…
29-04-2022 early morning (3)

↓海側へ廻ってみた…
29-04-2022 early morning (6)

↓朝陽の姿が覗いた…
29-04-2022 early morning (10)

↓朝陽が少し高くなると、海面に“光の路”が現れる…
29-04-2022 early morning (13)

↓やがて光が解き放たれる感となる。
29-04-2022 early morning (17)

祝日の故の休業日…好い感じの早朝だった…

朝に…(2022.04.28)

↓時折、眺めてしまう。カメラを提げていれば写真にも収めてしまう…
28-04-2022 X100F (2)
↑何時までも気温が上がらない…

↓建物の硝子張り部分に辺りの様子が映り込む様が少し面白い…
28-04-2022 X100F (1)

↓やがて現れたバスに乗車し、出掛けた…
28-04-2022 X100F (4)

壁面…(2022.04.27)

「相当に以前から在る」にも拘らず、何やら見過ごしにしているというようなモノは手近に存外在るのかもしれない。

↓建物の壁に何やら不思議な凹凸が見受けられることに不意に気付いた。
27-04-2022 X100F (9)

↓稚内の西寄りな海岸で観られる利尻富士の様子をイメージして、壁面を飾るということをしていた訳だ。
27-04-2022 X100F (10)

この壁面が在る建物の辺りだが、過去20年間かそれ以上の期間に亘って、何度となく数え切れない程に通り過ぎている。が、壁面に「利尻富士を意識したと見受けられる飾り」が施されていたことに気付かずに居た。

↓こういうような工夫は少し面白いと思う。
27-04-2022 X100F (11)
↑画の左端側に開けた用地のような様子が視えるが、そこで新たな建物の建設に着手されているようだ。聞けば、この壁面に「利尻富士を意識したと見受けられる飾り」の建物に入居している企業は、新しい建物に移転する計画であるということだ。

それにしても、何となくこの壁面に気付いたのは一寸好かったような気もする…

稚内港北防波堤ドーム…(2022.04.28)

↓早朝の戸外に出てみた…
28-04-2022 early morning (3)

↓「ほんの少々の雲」という感で、天は少し明るい感じだ…
28-04-2022 early morning (4)

↓少し前のような激しさこそ無いが、それでも身体に当る少し冷たい風は弱いとも言い悪い…
28-04-2022 early morning (6)

↓海側へ廻り込んでみた…
28-04-2022 early morning (11)

↓何やら海鳥の動きが活発だった…
28-04-2022 early morning (13)

↓やがて朝陽の姿が視えた…
28-04-2022 early morning (23)

↓そして光が解き放たれた。
28-04-2022 early morning (26)

何やら「明けない夜など無い」という使い古されたかのような台詞が思い浮かぶ…そんな朝だった…

「ラベンダー編成」:キハ261系ディーゼルカー…(2022.04.27)

↓夕刻、南下する列車が姿を見せた…
27-04-2022 X100F (13)

↓沿線で眺める分には「速度が少々上がった?」というようにも視える、踏切を通過した辺りということになる…
27-04-2022 X100F (14)

↓5輛で運行の「ラベンダー編成」だった…
27-04-2022 X100F (15)

↓旭川を経て札幌へ向かう、長い道程が本格的に始まるという感じだ…
27-04-2022 X100F (16)

最近は、時折こういう具合に特急列車を眺めてみるのが「一寸した愉しみ」という具合になっている…

チャーメン…(2022.04.26)

少し前にあんかけ焼きそばと称するメニューを頂いた時、「チャーメンとの違い??」と余計なことを思った。

↓そのチャーメンを頂いた…
26-04-2022 X100F (12)

同じ御店で、チャーメンを供している他方にあんかけ焼きそばを供しているという情況で、些か不思議に思ったのだ…

↓この御店では、伝統のチャーメンの餡と、あんかけ焼きそばの餡は少し趣が違う…
26-04-2022 X100F (11)

実際に頂いてみると、両者は「麺の処理が少し違う??」と思わないでもない。飽くまでも「思わないでもない…」というレベルで判り悪いが…

↓そういうことはそういうこととして、チャーメンは美味い…
26-04-2022 X100F (13)

朝の道草…(2022.04.26)

↓朝に道草をするというのが何やら愉しい昨今だ…
26-04-2022 X100F (3)

↓とりあえずこういう調子…
26-04-2022 X100F (4)

↓長年のお気に入りであるソーセージエッグマフィンを頂く…
26-04-2022 X100F (7)

↓暫く居座って若干の追加を…
26-04-2022 X100F (8)

↓チキンクリスプマフィンと珈琲を…何となく「珈琲1杯の価格」という感じなので頼むが、この揚げた鶏肉が挟まったサンドウィッチが酷く美味い…
26-04-2022 X100F (10)

こういう「如何でも構わない…」というような一時が、何やら酷く愛おしい昨今だ…

湯豆腐等…(2022.04.25)

↓無性に豆腐が欲しかった…
25-04-2022 X100F (11)
↑「御手軽に頂くのであれば…」と御近所の御店を梯子した…湯豆腐…時には酷く好い…

↓湯豆腐の前にシーザーサラダを摘まんだ…
25-04-2022 X100F (8)

↓湯豆腐の後に塩昆布の握り飯…
25-04-2022 X100F (12)

時にはこういうのが酷く好い…

バフンウニのうに丼…(2022.04.25)

↓時季到来!!
25-04-2022 X100F (5)
↑生のバフンウニが登場した…

↓こういう具合に供されたモノを美味しく頂いた…
25-04-2022 X100F (6)

↓カウンターに何やら「御案内」が置かれていた…
25-04-2022 X100F (4)

↓生ウニの濃厚な味わいと天然の甘味が満喫出来た!
25-04-2022 X100F (7)

↓最近は夕刻に御近所の御店が開店するような頃、未だ少し明るい感じである。逆に言えば、こういう感じの時季になると生ウニが出回る訳である…
25-04-2022 X100F (3)

チキンカレー…(2022.04.25)

↓少し御無沙汰していた…御近所の御店のチキンカレーだ…
25-04-2022 X100F (2)

4月に入って、平日日中は御近所からやや離れた場所に在るということになったので、こちらの御店に立寄る頻度が少し減った…

↓工夫を重ねたらしいスパイシーなルーが好い。鶏肉の具材もそれに凄く合う。
25-04-2022 X100F (1)

稚内港北防波堤ドーム…(2022.04.25)

↓午前4時台前半だ…
25-04-2022 early morning (2)

↓例によっての早寝早起きで、思い付いて「極々短い散策」と称して戸外に出てみたのだった…
25-04-2022 early morning (3)

↓月が未だ視えていた…
25-04-2022 early morning (5)

↓海側へ廻り込んでみた…
25-04-2022 early morning (6)

↓存外に「風が刺さる」という感で、何やら寒々しかった…天は明るいのだが…
25-04-2022 early morning (11)

↓朝陽が覗いた…
25-04-2022 early morning (16)

↓朝陽が少し高くなり、海面に“光の路”が現れた…
25-04-2022 early morning (18)

今朝の日出時刻は4時33分だったという…こんな様子が視られる時間帯も次第に「前倒し」となっていることを自覚した…

稚内港北防波堤ドーム…(2022.04.24)

夕食の後に辺りを歩いた。

↓灯りが入り始めた感だった…
24-04-2022 evening (11)

↓風は未だ冷たく、何やら寒々しい感は免れ悪い…
24-04-2022 evening (12)

↓一日の活動を終えようとしている場面なのか、何やら海鳥が多く飛び交っていた…
24-04-2022 evening (15)

こうした「夕刻の散策」も時には好いかもしれない…

ジンギスカン…(2022.04.24)

↓「休日の夕刻」には「こういう感じ」が酷く好いものだ…
24-04-2022 evening (3)

↓「専用」な鍋を使って、野菜とラム肉とを焼くジンギスカンが好い…
24-04-2022 evening (4)

↓焼き上がった肉をタレに点けて摘まむ…
24-04-2022 evening (7)

↓食後に思わずメニュー表に“あいす”と在るアイスクリームを頂いてしまう…
24-04-2022 evening (8)

↓御近所の御店でジンギスカンを供するようになって、何となく「御愉しみ…」が増えた気がしている昨今だ。
24-04-2022 evening (1)

ジンギスカン…つみれ…その他…(2022.04.23)

土曜日の夕べ…結局は、馴染んだ御近所の御店で「何となくゆっくり過ごしたい」ということになってしまう…

↓所謂“ジンギスカン”…ラム肉を焼いて頂いて、それを摘まむ…何か「無事に週が過ぎて、気に入った一皿を…」というような具合で酷く嬉しい感じだ…
23-04-2022 X100F (32)

↓天候が些か好転して穏やかではあったものの、相変わらず肌寒いので、身体が温まるつみれのようなモノも欲しい…
23-04-2022 X100F (34)

↓「何時もの!」という感の御近所の御店については、配信のビデオを眺めながら枝豆を摘まむというのも大きな愉しみだ…
23-04-2022 X100F (38)

↓椎茸の串焼き…家庭では意外に出来ないというような感のモノだと思う。これが酷く美味い!!
23-04-2022 X100F (41)

↓そしてこの「玉子めし」の誘惑にも屈してしまう…
23-04-2022 X100F (36)

↓本当に「何時もの…」という「さり気ない御近所の…」という御近所の御店であるが、何やら酷く「有難い!」というように思う。「如何でも構わない…」ということかもしれない日常に寄り添うように在る“御近所”というような感じ…有難く、尊い…
23-04-2022 X100F (31)

ポケットの中?(2022.04.23)

↓ポケットの中…何となくテーブル上に引っ張り出した…
23-04-2022 X100F (11)
↑左下の名刺入れが最近増えた…

敢えてモノクロで撮ってはいるが、同じ色のモノを順次揃えた。札入れ、カードケース、小銭入れ、名刺入れという順番だったと記憶する。

こうした手近なモノは何となく使っているが、何時も各々の役目を確りと果たしてくれているということに、何となく感謝したいような気分になる場合も在る。

>>ビジネスレザーファクトリー

「ラベンダー編成」:キハ261系ディーゼルカー…(2022.04.23)

↓居合わせた場所で、北上する列車を見掛けた…
23-04-2022 X100F (24)
↑車体の脇に「Hokkaido」の文字が視える。「ラベンダー編成」だ…

↓5輛編成の列車が南稚内駅へ進む…
23-04-2022 X100F (25)

↓列車は南稚内駅の後は稚内駅へ進み、折り返し南下する列車となる…
23-04-2022 X100F (26)

そして少し時間が経つ…

↓南下する列車として、また「ラベンダー編成」が現れた…
23-04-2022 X100F (27)

↓エンジンが唸る音が少し大きくなったような気がする…
23-04-2022 X100F (28)

↓速度が少し上がるような感だ…
23-04-2022 X100F (29)

↓旭川、更に先の札幌への長い道程が始まる感である。
23-04-2022 X100F (30)

何か酷く浪漫が掻き立てられる様子だ…

<スパイシートマチ牛丼>…(2022.04.23)

↓ランチを摂ろうと立寄った店のテーブル…
23-04-2022 X100F (13)
↑「最近の“一押し”」というようなモノの広告が貼られていた。

↓広告の「誘い」に見事に「乗って」しまい、サラダを添えて頼んでみた…
23-04-2022 X100F (14)

↓牛丼の具にトマトソースとチーズを乗せているというような感じなのだが、これが酷く美味かった…
23-04-2022 X100F (16)
↑米飯を少な目にし、牛丼の具は多目にするということをしてみたが、こういうことをすると満足度が酷く高くなる。トマトソースと、十分に多い牛丼の具を適当に絡めて、スプーンを使って頂く。そこに添えられたチーズが酷く合う…

「たかが牛丼…」ということになるのかもしれないが、色々なモノと合わせてみると、存外に味わいは拡がるものだ…時にはこういうモノをゆっくりと愉しみたい…

見上げた午後の天…(2022.04.23)

雲が多目で雨が交るような様子が朝から続いていて、午後に至って少し天候が好転した。

↓天を見上げた…
23-04-2022 X100F (19)
↑明るくなった感の天で、何やら雲が勢い良く流れている…

↓暫し雲の様子を眺めていた…
23-04-2022 X100F (20)

↓数分間という次元の短い時間でドンドンと様子は変わった。
23-04-2022 X100F (21)

時にはこういう様子を眺めるのも好い…

朝の道草…(2022.04.23)

↓「恒例化」してしまった「朝の道草」という一時だ…
23-04-2022 X100F (7)

↓何気なく提げたカメラで、こういうような画を撮るのも、何となく愉しい…
23-04-2022 X100F (8)

↓長く気に入っているメニューの<ソーセージエッグマフィン>を朝食として頂いた…
23-04-2022 X100F (9)

最近は「毎度…」を普通に利用し得るということが、酷く有難いような気がするようになった。

“「お先にどうぞ」、のひとことを。”…(2022.04.23)

↓バスの車内には、色々な機関による啓発ポスターの掲出が見受けられる…
23-04-2022 X100F (6)
↑こういうような、不便をしている方を思いやって「どうぞ…」というようにすることは大切であろうと思った。

↓バスに乗って、何気なくこういう写真を抵抗無く撮ってしまえる程度の静かな感じに「土曜日…」を感じた朝だった。
23-04-2022 X100F (5)

序でに…平日にバスが発車する時刻を覚えていて、それを目安に稚内駅前のバス停に出れば、土曜日は時刻が少し違う。駅の脇で一服しながらバスを待つだけだが…

「海抜 2.3M」…(2022.04.23)

↓稚内駅の脇、駐車スペース等が見受けられる辺りに自販機が並び、灰皿も設置されている場所で、辺りを歩き廻る場面で時々足を停める。
23-04-2022 X100F (3)
↑津波の被害が酷かった東日本大震災の後、沿岸部では「海抜 2.3M」というような、津波の場合の注意喚起という看板が掲出されるようになったと思う。

稚内は本当に「海岸に貼り付いている」という感じで街が拡がっている土地だ…

稚内駅前…(2022.04.23)

↓朝、何気なく佇んだ…
23-04-2022 X100F (2)
↑なかなか気温が上がらない中、一寸した風…何時までも寒い…

↓佇んだ辺りは、嘗ては鉄道の軌道が敷設されていたような辺りということになる…
23-04-2022 X100F (1)

何気なく、頻繁に動く辺りでカメラを提げて歩くというのも、時には好い。

つみれ…各種串焼き…等(2022.04.22)

夕刻、何やら空腹も禁じ得ない感で「極軽く…」と何時もの御近所の御店に足を運んでみた。

↓つみれ…こういうモノは、何時までも寒いような感じの中、非常に好い。
22-04-2022 X100F (17)

↓ベーコンの串焼き…
22-04-2022 X100F (19)

↓名付けて「ジェットホルモン」ことホルモン串焼き…
22-04-2022 X100F (21)

↓トンハツ…
22-04-2022 X100F (23)

↓出回り始めたホタテを串焼きに…これが素晴らしい!
22-04-2022 X100F (25)

↓各種串焼きを摘まんだ後、この玉子めしの誘惑に屈してしまった…
22-04-2022 X100F (27)

↓そして枝豆を摘まんでゆったりと…
22-04-2022 X100F (29)

↓「何時までも寒い!?」というような時季であるからこそ、こういう「御近所の何時もの御店」というような場所での夕べの一時が一層心地好いのかもしれない。
22-04-2022 X100F (16)

塩五目ラーメン…(2022.04.22)

↓時には昼食にラーメンというのも悪くはないのかもしれない…
22-04-2022 X100F (9)

↓「塩五目ラーメン」と称する。サッパリした塩味スープで、様々な具材がたっぷりと入っている。
22-04-2022 X100F (10)

↓「何時までも寒いぞ!」というような中、「身体が凄く温まる具材が豊富なスープ」という感覚で愉しんだ。
22-04-2022 X100F (11)

時にはこういうのも好い。

朝の道草…(2022.04.22)

「やや早目?」に行動を開始することに何らの問題も無い。“早起き傾向”なのだから。

↓そしてこういうような場所に道草をするのが、今月に入ってからの“定番”と化した。
22-04-2022 X100F (1)

↓「期間限定」を謳う「帰ってきたチキンタツタ」を頂いた。
22-04-2022 X100F (2)

↓「ウルトラマン」のシリーズと連携しているようだ。
22-04-2022 X100F (3)
↑『帰ってきたウルトラマン』を意識している。

↓「帰ってきたぞ♪帰ってきたぞ♪ウールトラマーン♪」というのがテレビシリーズ『帰ってきたウルトラマン』の主題歌だった。その「帰ってきたぞ!」が箱を開けると覗く仕掛けだ。
22-04-2022 X100F (5)
↑<チキンタツタ>というのは、時々「期間限定」を謳って何度も繰り返し販売されていたと記憶する。そういうことなので「暫く振りに“帰ってきた”」という訳なのであろう。

↓少し味を付けて衣を塗して揚げたチキンが、野菜とソースを添えた感じでパンに挟められる。これは頂いたことも在ったが、なかなかに美味い。
22-04-2022 X100F (4)

こういうような朝食を頂くことが、何となく慣例化している…

読書…(2022.04.21)

↓図書館で眼に留めて、拝借した一冊…
21-04-2022 X100F (20)
↑興味深い一冊に出遭うこととなった。

一見して「写真集?」と思った。その割には、小説か何かの単行本風な体裁とも思ったが。

「中西敏貴」という本の著者名に見覚えが在った。美瑛在住の写真家で、ネット上で作品を拝見したことは在る。美瑛に住んでいるので、時季や時間帯等は随意に決めて風景等を撮ることが叶う訳であるので「こういう様子に見えるのか!?」という独特な画が多い写真家であると思う。

本書にはこの中西敏貴の作品も載っているが、それは主要な内容でもない。(写真が主要なのは写真集だ…)本書はエッセイである。

本書には、「写真家 中西敏貴」と名乗るに至る途というような来し方を振り返りながら、自作の解題が在り、これからの活動への抱負のような行く末も語られる。写真で何かを表現しようとする著者という人間が間近にやって来るというような一冊だ。

この方は「写真家になりたい」と思いながら、大学卒業後に地元である大阪府内の市役所に勤務を続けていた。美瑛に通って写真を撮り続けていたというが、「何時か住んで…」と実際に住むより5年も前に美瑛に住宅まで求めてしまったのだという。そして41歳にして退職し、「プロ宣言」で活動を始めて現在に至っているのだという。

こういう経過自体、何やらテレビドラマや小説の主人公がやってしまいそうなことだと思ってしまった。そして多分、著者は「プロ宣言」で現在に至るまでの活動に入って10年になることを契機に、「自身の言葉で綴る来し方行く末」を「本という形」に留めたかったのだろうとも思った。

著者は「写真を撮る=画を創る」ということに関して「求道者」であるように感じられた。来し方が綴られる中、更に頁が進んでの自作解題という中で強く伝わった。そういう辺りが題名の「写真で生きていく」ということなのであろう。

そして題名には「移住者のまなざし」とも在る。この表現には、美瑛に魅せられて長く通って写真を撮り、ここに住むと決めて、実際に住んでいる“移住者”としての経験や考えて来たこと、そして行く末の部分の「想い」ということが滲むと思う。

「美瑛“で”撮るが、美瑛“を”撮るのでもなく」という趣旨の言が在った。こういう考え方が、少し独特な感じがする画を送り出す原動力なのだと思う。

色々と「話して伝える」という経験を重ねられて来たと見受けられる著者のエッセイで、なかなかに愉しく読んで、少し夢中になった。素早く読了に至った。そして、また別なエッセイの本でも登場すれば手にしてみたいとも思った。

実は自身も写真を撮るのは好きだ。純粋に趣味で、自身の人生を豊かに、潤い多いモノにしてくれると思うから撮ってみているということになる。

美瑛に関しても、所謂「“前田真三”的な画」を介して知り、幾つかの切っ掛けも在って実際に訪ね、何となく気に入って何度も訪ねている。「旭川の少し先」という感の美瑛は訪ね易い場所でも在る。その美瑛に移り住んだ著者の目線で綴られた色々な事柄が興味深い。或いは?「移り住もう」という人達を一定程度迎え入れているという事そのものが、魅力在る地域であることを物語っているのかもしれないとも思った。

著者は大阪府から北海道へ移ったそうだが、自身は?この著者と逆に北海道から関西へでも移ってみるか?というような、全く余計なことも思い付かないでもなかった。何をするかという程のことは何も考えていないが。

何れにしても「語る言葉を持った創作者」が綴ったモノは興味深い。偶々という形で、好い一冊に出くわした。広く御薦めしたい。

だから、写真で生きていく 辺境の地 移住者のまなざし


「売地」…

↓或る意味で「非常に当地らしい」という様子だ…
22-04-2022 early morning (9)
↑古い建物を取り壊した空地が何となく目立ち、辺りにエゾシカが徘徊し、とりあえず酷く静かという感…過ぎる程に雄弁に当地の雰囲気を語っているのではないだろうか?

エゾシカ達は「何やら蠢いている??」とこちらを警戒したのかもしれないが、何やら「カメラ目線」という感じになっているのが苦笑いだ…