↓「コンベンションセンター」と言うのか?展示会、見本市、会議等を催す施設のようだ。<みやこめっせ>と呼ばれる。

この場所を通り掛かり、
少し前に読んだ本に言及が在った事項を思い出した。
↓建物の地下1階に設けられているというこの<京都伝統産業ミュージアム>が何やら面白そうなのだ。

実を言えば…些かの雨交りで着衣が濡れていたので、屋内に入って一息入れたかったということも在ったのだった。
↓階段を下りた辺りらしい…

↓通路に館内展示を想起させるような、少しアーティスティックにも視える写真が飾られている…

↓硝子の向こうが展示だ…

↓「入場無料」で入ってみれば、74種類の「伝統産業」に纏わることを展示している旨が示されている。

「伝統産業」?地域に伝わる「職人仕事」というように解釈すべきであろう。
↓実に多種多様なモノが紹介されている。

カメラを提げた状態で見学していたが、展示場内に在った係の方が「写真は撮って構いません」と声を掛けて下さった。「そうですか…」と思えば…
↓和楽器関係の様々な部材や消耗品を造るという技術が受継がれているという展示に当たった。

↑実は少し前に、やや古い時代劇ドラマを視る機会が在って、そこに「三味線の糸」が登場するのを思い出して、何となく「面白い!」と写真に撮ってしまったのだった。
↓鮮やかな焼き物が非常に多くの過程を経て完成するという展示が興味深いと思った。

↓仏壇の“りん”だが、並んでいるモノ各々の音色が違う。音楽が得意な人なら、こういうので何やら演奏が出来てしまうかもしれない。

↑概して小さ目なモノは音が甲高く聞こえるが、そのニュアンスが少しずつ違うような気がした。仏壇や仏具の製造も、京都に伝えられる伝統技術の典型例だという。
↓少し古くからの建物で、屋根等に鐘馗様が飾られている例が見受けられるのだが、そういうモノの製造も受継がれている。

↓何か「昔の御姫様が愉しんでいた…」という感じがするが、“貝合わせ”である。美しい画を着ける訳だが、この種の技術も確り伝えられているようだ。

眼に留めて写真も撮ったモノ以外にも、様々な展示が興味深い。そして「歩き廻る途中で気軽に…」という具合に立寄ることも叶う。記憶に留め、再訪してみたいような場所だ。
>>『深ぼり京都さんぽ』