京都では、同行者と同じ宿の各々の部屋に滞在する展開の後、同行者が別な場所に移ったことを受け、自身も別な宿に移った。
↓その「滞在の後半」を過ごした宿の最寄駅への入口の案内だ。

↑「烏丸駅」、「四条駅」と違う名前が並列して「→」ということになっている。
「烏丸駅」…これは京都の街の東西に延びる四条通に沿って起こり、その地下を通るようになった阪急の駅だ。駅の場所を特定する際、「四条通と交わる〇〇の辺り」というような方式になる。そこで「烏丸駅」という呼称が登場した。
「四条駅」…これは阪急よりも後の時期に登場した地下鉄の駅だ。京都の街の南北に延びる烏丸通に沿って地下鉄が開通している。駅の場所を特定する際、「烏丸通と交わる〇〇の辺り」というような方式になる。そこで「四条駅」という呼称が登場した。
写真の看板が見受けられるような辺りは、「四条烏丸」というように呼ばれているようだ。自身が滞在したチェーンホテルの建物も「京都四条烏丸」と称して、京都の街に在る他の建物と区別していた。他にも、何かの施設や店舗で辺りを示す場合に「四条烏丸」という呼称は多用され、人口に膾炙しているようにも見受けられた。
「烏丸駅」と「四条駅」とは通路で結ばれていて、阪急と地下鉄との乗換をすることが出来る。こういう「乗換駅」に関して、首都圏等では「同一の駅名を用いる」というような傾向が強いらしい。そういう感覚であれば、阪急も地下鉄も「四条烏丸駅」とでも名乗ることになるのか?
何気なく見掛けた案内表示なのだが、何やら色々と考えた。そして、この案内表示を眺めていた頃から、何時の間にか少しだけ時日を経たが、「また行こう…」というようなことを早速に思っていることに気付く…
他方、当地が何時までも肌寒いので、京都を訪ねていた時の感じが心地好かったということも思い出している…