紫陽花…(2022.07.22)

夕刻、南稚内駅に近い辺りの街へ出た…

↓歩道の端に植栽が在って、花が咲いていたのを眼に留めた。
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↓紫陽花だ…
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「紫陽花」という漢字は、漢詩に在ったそうだが、詩人は恐らく他の花のことを謳ったらしいが、平安時代に日本でこの感じが用いられ始めたらしい。

「あじさい」という呼称は、「集真藍(あづさあい)」という言い方が転訛したモノであるらしい。「藍(青)色が集まる」という程の意味だ。

↓青や紫の様々な色合いが集まり、紫陽花は美しいと思う。咲いているのに出くわすと、何となく眺めてしまう。
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花が集まっているような感じであることから、「家族」や「団欒」という意味の“花言葉”が在るという。

“花言葉”としては、次第に色を換えながら美しく咲いている様子から、「心を奪い悪い」というイメージで、「高嶺の花」や「神秘的」というモノも在るという。更に「神秘的」、「知的」というようなモノや、「無情」、「高慢」、「美しいが冷淡」というややネガティヴなモノまで在るそうだ。

江戸時代、かのシーボルトは日本国外へ去る羽目になった後、長崎で愛していた「お滝さん」を偲んで紫陽花を「オタクサ」と呼んだという。それに因んで、遠距離恋愛のような感じの「辛抱強い愛」という“花言葉”も在るそうだ。

↓紫陽花に出逢う場面で、カメラを持っていると写真に撮りたくなる。
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↓偶々通り掛った場所で紫陽花を見掛けたのは、何か酷く嬉しかった。
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親子…(2022.07.22)

南稚内駅の少し南側に、古くは鉄道関係の資材置場や関係者住宅にになっていた場所が在り、利用されなくなった空地が売却される等して様々な用途に供されているという区域が在る。

その区域に稚内市立図書館が在る。2003年オープンの建物で、街ではなかなかに好評な施設だと思う。

↓その建物の裏辺りで視た様子だ。
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↑明らかに「親子」と見受けられるエゾシカが草を食んでいた。

反対側でもエゾシカは見掛けるが、この建物裏は人や車輌が通らない。他方で鉄道の軌道は近い。と言っても、軌道を行き交う列車の本数は限られているので、軌道の辺りも我物顔でエゾシカは動き回っている様子ではある。

色々と在るが、「エゾシカの親子が草を食む様子」というような眺めは、何か気持ちが和む眺めだと思う。

松山隆宏 「秘密の“ディナーショー”??」 at 稚内某所…(2022.07.22)

本当に「文字どおり」に「全国各地」を巡ってライヴ活動を展開している松山隆宏というシンガーソングライターが在る。活動歴は相当に長い。

松山隆宏は愛用のギターを演奏し、時にブルースハープも交えながら歌う。主に自作のフォークソングを披露する活動をしており、各地の小さな会場でのトークも愉しく、稚内にも何度も登場している。

近年、この松山隆宏のライヴに何度も足を運んでいる。

↓過去の稚内でのライブを取上げた記事…
>>2017年3月
>>2018年2月
>>2019年3月
↑「場所」と「時季」が限定のトリオが登場するという内容で、凄く愉しい。

「稚内」は旅する人達が互いに出会い、友情を育んで行くような場所と言えるかもしれない。ユジノサハリンスクからやって来たアンドレイ・メリニチェンコ、普段は東京都内在住であるという松山隆宏、旭川市内在住であるというタンク宮本という、音楽に携わる、互いに遠くに居る3人を結びつけたのが稚内だった。毎度、この公演を「待ち焦がれていた」という一面が在った。

2019年3月の後、「2020年3月」の公演は「幻」というようなことになってしまった。例の“感染症”の問題だ。何やら「集まって歌を愉しもう!」というような催しは「御法度…」というような様相となってしまった。「2020年3月」に松山隆宏とセッションを予定していたアンドレイ・メリニチェンコのグループ<ルースキー・テーレム>は2月末のステージの後、国際航空路線の運休が相次いで決まっていたという情勢を受け、予定を切り上げて「急遽の帰国…」ということにもなってしまった。

そこから時日を経た…

↓松山隆宏が方々でライヴの来場者、交流の在る方達に配布している「近況報告」的な事や作品に纏わる事やその他を綴っているモノだ…
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↑これを携えて、松山隆宏が久し振りに稚内にやって来たのだ!

2020年円3月以降、2021年末頃まで概ね2年間程、方々を巡ってライヴというような活動は出来ないような情況だったという。故に録音に勤しんで新たなディスクを制作というようなことにも勤しんだと聞くが。

2022年に入り、「可能な範囲で、出来るように…」と各地の交流が在る方達と連絡を取って小規模なライヴも催す機会が出始めたのだという。それが上記の「近況報告」に在った。

街の名と、各々の街での御縁が在る場所を明示している例、事情で急遽休止としてしまった例等、随分色々と紹介されているが、「〇〇某所」と街の名だけということになっている例も在る。「近況報告」を綴った時点で「ギリギリまで調整中?」という感だったので、そういうようになっているのであろう。実は稚内も「稚内某所」となっていた…

松山隆宏は北海道内の街に関しては随分と方々を巡っているが、稚内は「幻のセッション=2020年3月」の頃に顔を出していたというだけで「随分と御無沙汰…」になっていた。(方々で「御無沙汰…」は生じてしまってはいるが…)それを受けて「北海道上陸中に稚内を訪ね、何度も足を運んでいる仲間で小さな集いを…」ということになり、友人が幹事役を務めていて、御誘いを頂いたので仲間に入れて頂いた訳だ。

↓今般は愛用のギターを抱えて、単独での登場となった。
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街の居酒屋で営む集会(宴会)用の部屋を御借りした。幾分のテーブルと椅子を出し、フリードリンク方式で飲物を各自飲み、若干の料理を人数分各々に出して頂き、それを摘まむという他方で、松山隆宏の歌とトークである。

演奏や歌を始める少し前に「今回の方式は“ディナーショー”か?」、「クリスマス時季でもないのに?」というようなことを集まった人達で言い合って笑っていた。そうすると松山隆宏は「ようこそ!秘密の“ディナーショー”へ!!」と言ってから最初の歌を披露し始めた。

↓生の演奏と歌は好い!!
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↓用意のオリジナルTシャツの姿になってみるのも恒例だ。そしてブルースハープを交えての歌であった。
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↓休憩を挟んで後半も盛り上がる。
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↓時間経過を忘れてしまった。愉しい時間は素早く過ぎてしまうものだ…
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↓時にはこういうのが嬉しい…
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きっと松山隆宏は、また元気に稚内に登場してくれることであろうと思う。そういう機会を待ちながら「行き止まりなんかじゃない♪ここが始まり♪ヤムワッカナイからあなたの街へ♪」の歌でもディスクを回して聴こう…

追記

方々で稚内の挿話を交えたトークを交えて「行き止まりなんかじゃない♪ここが始まり♪ヤムワッカナイからあなたの街へ♪」と松山隆宏は歌っている。で、歌詞の“ヤムワッカナイ”は“稚内”なので、稚内の聴衆に向かって「稚内からあなたの街へ」と歌っても何か座りが悪い。そこで昨夕は「稚内公演限定ヴァージョン」とでもいうべき「ヤムワッカナイから遥かな街へ♪」として歌った。

この「ヤムワッカナイから遥かな街へ♪」という歌詞も、何か好い!気に入ったので、ここに追記しておこうと思う。

川辺の木…(2022.07.21)

去る5月21日に眼を向けていた木の脇を通り掛った。

↓こういう様子だった…
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2ヶ月前の同じ木とは趣がかなり変わったように思う。「最盛期!」な感じに葉が茂っているのだから。「木の向こう」が「葉の“カーテン”で視えない…」という様子になっているので、2ヶ月前とは大きく雰囲気が変わったのだと思う。

↓朝の時間帯なのだが、光線にも「夏」を感じるようになった。
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こういう具合に「定点」を観るというのも少し面白いと思う。

朝に…(2022.07.21)

↓このところは「こういうような感じ…」という朝が何となく多いかもしれない。
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早朝の日出時刻辺りの様子は様々であるにしても、少しだけ陽が高めになって、天が明るくなって来る場合はこの画に在るような「17℃」というような気温である場合が多いかもしれない。「陽射しが少々心地好い…」という様子な時間帯が少し続けば、日中は少し気温が上がるが…

とりあえず…「非常に穏やかで過ごし易い」という具合に季節が流れているような気がする。