“休暇中”の日々の中に「休業日」??=運行日誌(2022.07.31)

前日に引き続き、同行者を伴って何らかの文物に親しむような時間を設ける意図も在った日曜日である。が、前日の日中から夕方に精力的に動き回ったことから、同行者から「休養日としよう…」との御提案を頂いた。それを容れたということから始まった朝である。

「日曜日だけ朝から営業」という銭湯が宿から徒歩圏内に在ることに気付いていたが、日曜日であったことを思い出し、訪ねてみた。何気なくバッグにタオルを容れ、それを持って行った。間違いなく「銭湯」という感じなのだが、サウナや露天風呂が備わっていて、なかなかに立派な内容だった。好い場所を覚えた…

宿の朝食は軽く頂いたが、それはそれとして「カフェに足を運んで、好い感じの飲物を啜りながら、好さそうなモノが在れば摘まんでみる」という程度のことを考えた。以前に通販で珈琲豆を御願いした経過の在る店の本店が、宿からそう遠くない辺り、上述の銭湯よりも近い場所に在ることに気付いた。

訪ねた時は未だ「モーニング」の時間だった。そこで<スペシャルモーニング>なるモノを所望した。そうすると、何やら大盛のキャベツが添えられ、卵焼きにベーコン、そしてトーストという「想像以上に大きい…」という一皿と珈琲が登場した。

多少驚きながら頂いてみたが、何やら「随分と確り頂いた…」というような具合になった。

以降、暑い中で無理をしない程度と思いながら、所謂“銀閣寺”を訪ねてみた。夏の強い光と、力いっぱいに繁っている木々という感じを眺めるのが面白かった。

やがて宿に引揚げ、館内のコインランドリーで洗濯に勤しんだ。汗をかいて、この数日間の着衣が汚れていた訳である。無事に片付いた…

更に京都在住の友人と連絡が付き、友人が時々寄っているという回転寿司の店を訪ねた。

銭湯…散策…洗濯…回転寿司…何か「正しい休日」という様相だと思った。そういう場合も在るというものであろう…

<御手洗祭>(みたらしまつり)の夕べに…:賀茂御祖神社=下鴨神社(2022.07.30)

「下鴨神社で催事をやっている」と聞き及んだ。同行者と共に、下鴨神社を訪ねてみることとした。夕刻、午後5時半を過ぎて辺りに辿り着き、「一寸、行ってみようか…」と境内へ歩を進めることとした。所謂「最寄駅」ということになる出町柳駅では、既に浴衣姿の人達も含めた一定以上の人達も視掛け、途中の道筋も「少し多めな通行人?」という様相ではあった。

↓下鴨神社は、公式には「賀茂御祖神社」(かもみおやじんじゃ)と号する。
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↑その公式な呼称が刻まれた標柱が据えられ、境内への路が示されている。

↓森のようになっている場所に参道が設えられている。
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この日は「催事」ということで、「身動きが困難な程…」という程度に人々が溢れていたのでもないが、「程々に賑わっている…」という程度に老若男女が下鴨神社を目指していた。

↓「神社の祭り」という風情の露店も並んだ辺りを抜けると、社殿が建つ辺りへ進む門が視えた。傾く陽の光が半ば逆光になっていて、何か神秘的な空気感が漂っていた。
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↓天の様子も何やら面白かった…
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社殿に歩み寄り、平穏に夏の一日を過ごしているということへの感謝の意を表するというような主旨で参拝した。

「で…引揚げようか…」と思わないでもなかったが、300円を支払って奥の方へ歩を進める、程々な数の人々の行列が眼に留まった。「あれは何?」ということになった。そして「行こう!」ということに決した。

↓履物等を脱いで裸足―履物等を容れるレジ袋は配布される…―になり、境内の一部の浅い川のようになっている箇所に踏み入る。
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↑水は意外に冷たい…

↓そして配布された蝋燭を点けて供える。
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↓やがて水から出て、履物を履く等する。
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↓「御神水授与所」という場所に歩を進める。
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↓配布される紙コップで、こういう具合に出ている“御神水”を汲んで頂く訳だ。
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古くから「“土用の日”に水に足を付けて献灯をし、御神水を頂くと、諸病に掛からず、延命長寿の霊験あらたか」と言い伝えられていて、それが<御手洗祭>(みたらしまつり)、別名を「足つけ神事」という催事が永く受継がれている訳である。

↓何やら、永い伝統を誇る神社の霊気が天に拡散しているかのような、不思議な雲だと思いながら、下鴨神社を離れようとした。
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↓永い伝統の受継がれる場所で、伝統の催事に全く初めて参加する機会を得たということになる。好い経験だったかもしれない。
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<キエフ>のオリジナルTシャツ…(2022.07.29)

「忘れ難い夕べ…」というような愉しい一時を<キエフ>というレストランで過ごした。

↓レジの辺りで販売していたので、<キエフ>で過ごした愉しい一時の記念に求めた。
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↑「レストランキエフ ウクライナTシャツ」と称するモノだ。

早速、求めた翌日に着用していた…序ながら、酷く汗をかいたので「近く、洗濯…」ということになっている。色々な場面で愛用することになりそうだ。

東寺五重塔を望む…(2022.07.30)

↓近鉄の東寺駅から当時の側へ歩を進めるとこういう様子に出会う。
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↓「ドーム球場の天井」に比肩する55mの高さで、木造五重塔としては日本一高いそうだ。
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↓「夏らしい」という感の強めな光や雲と、何度も再建されながら街の歴史と共に永く在り続ける五重塔の様子が凄く好い感じだった。
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この東寺の辺りに関して、過去にはこのブログに記録が在る範囲でも12月4月というような時季に立寄っている。春や冬または晩秋というような時季の様子は見知っていると言い得るが、夏の様子は知らなかった。

↓生命の力が溢れているような感じである周辺の木々の様子も悪くない…
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↓今般は有料拝観の区画にも入った。
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↓美しい形状だと思う。
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↓この五重塔…何度でも眺めたい。
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↓東寺駅へ引揚げる際にもまた見上げた。
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この種の古くからの建造物は「季節毎の風情」が在るという「当たり前」をいまさらのように少し強く実感した。

興福寺五重塔を望む…(2022.07.30)

近鉄の列車で京都・奈良間を往復してみた…

↓「奈良に至った…」と少し強く実感するのは、この猿沢池辺りから五重塔を望む時だ。
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↓美しい塔だ。
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↑この種の「木像の五重塔」としては、東寺のモノに次ぐ高さなのだそうだ。

↓奈良公園側へ興福寺境内を抜けようと歩を進め、五重塔の近くも通った。
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↓奈良から京都へ引揚げる途中も一寸眺めた。
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↓「解体修理工事」の準備中と聞く。工期は10年間にも及ぶそうだ。
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「観られない…」ということになる五重塔の美しい姿を眺めることが叶ったのは嬉しい。

更に精力的に?=運行日誌(2022.07.30-31)

「眼を開けると日付が改まっていた…」という形で「昨日」を迎えていた訳だが、今朝も同様に「眼を開けると日付が改まっていた…」という形で迎えている。

何処かで所用を足すには、些か不都合も在る土曜日であった。「遠足」に出てみるようなことをした。自身の普段の行動の中では「やや珍しい?」ということになるかもしれないが「同行者在り」である。

<大阪・京都・奈良 三都めぐりきっぷ 1日フリー>という近鉄の1日乗車券を、同行者の分も合わせて前夜に用意しておいた。それを使った。

近鉄の列車で奈良へ出た。

興福寺辺りを抜け、奈良公園を散策し、東大寺を訪ねた。大仏殿とミュージアムを見学した。同行者が初めてであるので、少しばかり御案内めいた話しもした。そして辺りの店で昼食を愉しんだ。更に、奈良から引揚げる前に興福寺国宝館も見学した。

近鉄奈良駅から京都駅に真直ぐ向かい列車に乗車したが…大和西大寺駅から桃山御陵前駅の手前辺りの記憶が無い…座っていて居眠りに陥ってしまった。

京都駅の手前、東寺駅で下車した。そして東寺を訪ねた。何度訪ねても東寺は好い感じだと思う。

そこから京都駅に着けば近鉄の1日乗車券は「任務完了」だ。そしてまた移動しようとJRの列車に乗車した。

京都駅から東福寺駅に出たかったのだが、列車の行先表示を視て同行者が笑った。「奈良へ行く列車に乗る?奈良から京都に戻った直後なのに?」という訳だ。

東福寺駅に出た後は、京阪の列車に乗って出町柳駅へ出た。「下賀茂神社で催事」と聞いたからである。

少し賑わう下賀茂神社を訪ねると、「御手洗祭」ということだった。裸足になって御神水とされる境内の水路に入り、蠟燭を献じて灯し、御神水を飲むという祭事だ。全く初めて参加したが、少し不思議な感じだった。

同行者は所用も在ったということで、辺りで見付けた停留所からバスで引揚げた。自身はもう少々辺りを歩き廻った。所謂「鴨川デルタ」の辺りにまで出てみたが、そのうちに暗くなった。

京阪の出町柳駅から祇園四条駅まで移動し、少し歩いて宿に至った。居室で汗をかいた服を脱いで、宿の部屋着に替えて程無く、何やら強い眠気で時間帯が不明な感じで眠ってしまった。そして気付けば早朝だったのである。

寺社を訪ねた際、神仏に向けて「平穏に感謝」というように参拝するが、日中に34℃というような程度であった中、元気に愉しく過ごしているというようなことになる。善いことだ…