三条木屋町 <RAG>:サックス奏者 カテリーナ <Smooth Quartet>と邂逅…(2022.08.02)

筆者の友人であるサックス奏者のカテリーナは東京へ上陸の後に京都へ移動し、京都で暮らしている。会おうということで京都を訪ねた。

京都滞在の中で「ライヴハウスに音楽を聴きに行ってみる」ということを思い立った。<RAG>という場所での演目が非常に興味深いということで、足を運ぶこととした。

<RAG>の演目は、女性サックス奏者がリーダーを務める4人編成のバンドによる、ジャズ系統の演奏ということであった。カテリーナもジャズ系統のセッションは多く経験しており、更に同じ女性サックス奏者、日本の演奏家の演奏を聴くことを非常に楽しみにしていた。加えて、折角の機会なので、演奏家の皆さんと親しく言葉を交わすようなことでも叶えばと、話しの切っ掛けにもなるように、自身のアルトサックスを持ち運び用のケースに入れて会場に持ち込むこととしたのだった。

このバンドは<Smooth Quartet>(スムース・カルテット)という。4人編成だ。(遠藤真理子(Sax) 杉山悟史(Key) 長谷川晃(B) Von Barron(Ds))リーダーの遠藤真理子を始め、各メンバーが様々な演奏活動を展開している。所謂「スムースジャズ」という、フュージョンが起こったた後に出て来た感じの音を目指し、4人で集まったというバンドである。

正直、同行するカテリーナが「女性サックス奏者がリーダーのジャズ系のバンド」ということで気に入ってくれそうだという程度に思い、事前に色々な情報が在るでもない中で券を入手して演奏を聴きに行ったのだが、これが素晴らしい内容だった!メンバー各々の奔放で力強いソロパートが確り設けられ、「ジャズバンドらしい!」という感の実に素敵な演奏を披露してくれて、各メンバーが本当に愉しそうに演奏していた様子に引き込まれた。自身は、ジャズ系の曲を演奏するミュージシャンによる生演奏が気軽に楽しめるというような機会が寧ろ稀な小さな街に在るので、こういう「関西の音楽シーン」というようなモノに触れた経験は非常に興味深かった。が、同行したカテリーナが非常に嬉しそうに「素晴らしい演奏!!」と愉しんでいた様子が、傍に在って何か嬉しかった。

ライヴそのものは二部構成だった。途中に休憩を挟んで演奏する。“ファースト”、“セカンド”と呼んでいたが、前半と後半というような感じだ。加えて「ネット配信」も確りと行っていた。とにかく非常に力強い演奏に夢中になっていた。あっと言う間に前半が終わって「後半も御愉しみに!!」という感じになってしまった。

その休憩時間にカテリーナは演奏家の皆さんと言葉を交わす機会を持つことが叶った。と言うより、演奏家の皆さんも嬉しくなる程に、カテリーナは嬉しそうに演奏を愉しんでいたので少々目立ち、話し掛けて頂いた訳だ。或いは英語で、或いは勉強中の日本語で言葉を交わし、サックス奏者で自身の楽器を持参してみた旨を話せば「終わってから一緒に音を?」という相談になった。

“セカンド”こと後半も、益々盛り上がった。「ジャズバンドらしい!」という感の、力の籠った演奏に夢中になった。拍手喝采でアンコールを一曲で幕を閉じた。

そして暫し…「ライヴと配信が終了しましたが、ここに残った皆さんだけのためのスペシャルセッションを一曲…」とカテリーナは<Smooth Quartet>の4人と一曲演奏することになった。

↓遠藤真理子のリードで…
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↓カテリーナが合わせるという形を基調に一曲演奏してみた…
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↓なかなかに力強い音の演奏となった。
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↓大いに乗って盛り上がった。
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↓杉山悟志、長谷川晃、ヴァン・バロンと各メンバーにも盛り立てて頂いて、カテリーナは嬉々として夢中で演奏していた。
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↓最後は長谷川晃も愉しそうに前に踏み出して、力一杯のフィニッシュだった。
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本当に「この曲?知ってる!それにしよう!」とセッションが始まった。演奏家達が集まって、自然にセッションという「実にジャズらしい」という場面だったとも思った。こういうセッションに留まらず、カテリーナにも何かの出演機会でも生じるようになって行けば好いのであろうが、それはそれとして、今般は「凄い演奏家と一緒に演奏!」とカテリーナは大興奮で嬉しそうに引揚げることとなった。

こういう素敵な音楽シーンの活き活きとした様が見受けられる街でカテリーナが暮らし始めたということは大変に幸いだ。今般は出逢った<Smooth Quartet>の皆さんに、大いに感謝申上げたい。何か特殊な経過が在ったのでもなく、「カテリーナとカッコイイ音楽でも聴きに行ってみるか…」というだけのことで、こういう出逢いが在った訳だ。自身も大いに愉しんだ。

↓<Smooth Quartet>の4人の関係サイトで眼に留まったモノのリンクを下記に…今般の御縁を大切に、自身も「一音楽好き」として彼らを応援したい…
>>MARIKO' S SAXOPHONE AND MUSIC! Saxophone Player 遠藤真理子 Official Web Site
>>Jazz Pianist Satoshi Sugiyama Official Weblog
>>長谷川晃 ベース教室|京都の音楽スタジオ|スタジオラグ
>>Van Baron Music

「素敵な時間」に纏わる事を、少し真摯に綴っておきたかった…
posted by Charlie at 22:07Comment(0)京都府

高野山東京別院…(2022.08.06)

慶長年間(1596-1615)というのは、江戸を本拠地とした徳川家がその基盤を強め、幕府を開いてその体制を固めて行こうとしていた時期に相当する。色々なモノが江戸に入り込んで、場合によってはその後の時代まで受継がれたという例も多く在ったと考えられる。

真言宗の高野山には、高野三方(こうやさんかた)というモノが在った。「学侶方」(がくりょかた)は密教の研究を専らとし、祈祷を行う等した。「行人方」(ぎょうにんがた)は寺院管理、法会という実務に携わり、所謂“僧兵”を輩出した。「聖方」(ひじりかた)は全国を行脚し、高野山信仰を説き、勧進を行い、高野山への納骨や納髪を進めており、全国の“空海伝説”の切っ掛けを作ったという。

その高野山の学侶方が「江戸在番所」を慶長年間に設けたのだという。やがて高野寺となって、火災による焼失や復興というような経過で幕末期まで続く。

明治期には高野三方というようなモノも無くなり、在番所も廃止されてしまった。しかし高野寺の流れは残った。そして1927(昭和2)年には「高野山東京別院」を号し、現在に至っているのだという。

↓再訪する機会に備えて、道順を覚えておきたいという意図で、唐突に妙な写真を出した…
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↑都営地下鉄、または京急の泉岳寺駅で、駅名の由来になっている泉岳寺に近い「A2」という出口から出る。直ぐに泉岳寺の敷地に入る辺りに至る。そこを左に進むと、都市緑地が在る。近隣の児童が遊ぶような場所だが、そこに公衆トイレが据えられていて、これが目印になる。

↓公衆トイレの周辺から住宅等が視えている側へ踏み込み、少し進めば急な坂道だ。坂の上から振り返った。
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↓坂を上がって平坦な道路になった辺りに高野山東京別院は在る。
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↓境内に在った駐車場等の案内図だが、図の右上の側の路に坂を上って至り、引揚げた時はそこから坂を下ったのだった。
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↓荘厳な本堂である。1988(昭和63)年に建立されたそうだ。
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↓本堂は「遍照殿」と名付けられている。空海の別名が遍照金剛であることに因む訳で、弘法大師を祀っている。
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↓足を踏み入れれば、厳かな空間である。
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↓蝋燭も備え、真摯に祈った…
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↓退出する際、何となく見上げてしまったが、広壮な空間に多くの人達が集まることも可能なような設えの場所だった。
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江戸の街が栄えて行った経過と共に受継がれた、この地域での弘法大師の興した真言宗への信仰の拠点である。何か酷く興味深かった。
posted by Charlie at 19:59Comment(0)東京都

稚内港北防波堤ドーム…(2022.08.14)

↓早朝の戸外はやや暗い気がしたが、低めな天に随分と雲が多めであるという様子で、高い天は明るい感じであることが判った。
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↓流れるようで、余り流れないような、複雑な雲が蠢き、その様子が海面に映り込むような不思議な様子だった。
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↓連なる巌のような様相を呈した雲に阻まれて朝陽の様子は観えなかったが、それでも雲の向こうでの光の変化が感じられるような様相を呈した。
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↓何やら不思議な様子の早朝だった。
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この後、朝陽が高くなり、雲は流れ去り、何やら陽射しが強い日中になって行った…

宵…:桜木町駅(2022.08.05)

やや早目に夕食を済ませ、少し辺りを歩き廻った…

↓「大都市圏の駅」とでも聞けば思い起こすような風情だと思った。
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↑桜木町駅辺りは、色々なオフィスが在って通勤する人達が多いと見受けられるが、宿泊施設も多く立地しているので旅行者も多いようだ。加えて買物や色々なことで出入りする市内や近隣の人達も在ろうし、然程遠くない辺りに住宅も在るかもしれない。色々な人達が交錯している場所だ。

こういう様子を暫し眺め、宿に引揚げて寛いだ…

「@NAGOYA」…(2022.08.03)

↓記念写真の背景にでもするのか?こういうような「地名の看板」というような感じのモノが方々に見受けられるようになったと思う。
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↓地下鉄市役所駅の直ぐ傍、名古屋城の近くにこの「@NAGOYA」は在る。
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今般、名古屋城を見学するにはやや遅い、または時間が足りないような按配で名古屋に到着したが、市庁舎を眺めるというようなことをしようと辺りに足を運んだのだった。

名古屋に関しては、立ち寄る都度に「機会が在れば、もう少しゆっくり…」というようなことを散々繰り返している感もする…
posted by Charlie at 00:11Comment(0)愛知県