低温と、身体に刺さるような冷たい風という状況下、歩き廻ることがキツいと感じたのでバスに乗車することにした朝である。
↓雪が少し積もっていても、市内線の路線バスは定時運行だ。

↓稚内駅前でバスに乗り、街の南側へ進む。

↓朝は存外に座席が埋まるバス車内である。「空席?」と見回し、見付けた席は前方展望を愉しむことも可能な場所だった。

↓“バス通”と呼び習わされる、道道(北海道が管理している道路)をゆっくりとバスは進む。

↓「閉まっている」という状況が然程多くもない踏切を越える。

↓降雪が気になる場面と、その限りでもない場面とが細かい間隔で切り替わるような中でバスは進んだ。

↓こういう「冬季の街を車輌で移動中に視えるような様子」というのが、国内外の様子が異なる街に在るような場面で「不意に思い出す“地元”」という風情なのかもしれない。

↓そんなことを思っていると、下車する予定だった停留所に到った。下車して、乗車していたバスを見送った。

時にはこういうような様子を眺めながらの移動も好いように思う。