特急列車の到着…:稚内駅(2022.12.06)

旭川駅で、札幌駅が始発となっている朝の特急列車に乗車し、稚内駅へ引揚げた。朝の特急列車は<宗谷>という愛称を冠している。

乗車して「えっ?」と軽く驚いた。「団体旅行?」と見受けられる皆さんが多く乗っていて、車内が何となく混み合ったように見えた。と言って、1人で動いている乗客が指定席で相席になっているという様子は免れていたが。

途中は天候が好い箇所、雲が多目で陽射しが覗く箇所、雪が降っていた箇所と色々な様子だった。そして、行き違いの列車が遅れて少し長く待機するような場面も在り、稚内駅到着が若干遅れた。

↓混んでいた感じで、下車するのに些か時間を要したが、乗場でも通路でも何となく人が多く、少しだけ動き悪い感じになった。そこから改札を通って漸く出て、一息入れながら振り返った様子だ。
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↑光の加減が好いと思い、少し眺めた。

今般、予め決めていた予定に基づいて動いたが、出発前日のアクシデントで十全な調子でもなかった。それでも、十全な調子でもない中で無事に所用を足し、一定程度愉しく過ごしたと言い得るような気はしている。

↓今般、車中では少々「居眠り」も多かったかもしれない…「ここまで運んでくれて有難う」という気分で車輛を眺めた。
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733系電車…:札幌駅(2022.12.04)

↓新札幌駅へ移動しようと札幌駅に入ってホームに出ると、<快速エアポート>が現れて、乗客を迎え始めて待機しているところだった。
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↑時々、札幌駅に出ている時に見掛ける様子だが、意外に美しいと思う。

↓こんな車輛がホームに停車中という様子だが、何時の間にか「札幌駅らしい…」という程度に感じるようになった。
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少し前まで「ディーゼル機関車が牽引する客車の列車」も在ったが、それらは姿を消し、ディーゼルカーと電車の列車ばかりになった。そして札幌駅では、電化された辺りを往来する電車の列車が発着する場面を見掛けることが圧倒的に多くなったというように思う。そういう意味で、この733系電車が待機しているような様子は「札幌駅らしい」と思う訳だ…

黄昏に…:旭川駅東口周辺(2022.12.05)

↓未だ午後4時台だったが、何かもっと遅めな時間帯のような気がしないでもない。そういう「時季」というものだ…
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↑店舗から漏れる灯りや看板の灯りが酷く目立つ。そして画の左側では月も輝いている。

旭川駅に列車で着いてから、東口へ出て歩いていた。御願いしている宿を目指していた。

↓道草をすることにしたが、ふと月が輝く天を見上げた。
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こういうような「一寸した隙間」というような時間が酷く愛おしいような気がする場合も在る。

789系電車…:旭川駅(2022.12.05)

嘗て、土曜日と日曜日が休業で、月曜日に時間を設けて札幌へ所用に出た際、月曜日の所用後に旭川駅を午後8時頃に出る列車で稚内に引揚げることを定番としていたことも在った。或る時、火曜日が祝日で休業であったことから、月曜日の夕刻迄に旭川へ到り、泊って翌朝の列車で稚内へ引揚げるということをした。

このやり方は、身体も気持ちも楽で、凄く気に入ってしまった。爾来、所用で札幌に出る場合には、状況が許す限りは時間を設け、「旭川に泊って、翌朝に引揚げる」というやり方をするようになった。特急列車を利用しないで、夜までに旭川に入って、早朝の普通列車で北上という形も在るのだが。今般は特急列車を利用するようにしている。

↓札幌駅で乗車した特急<ライラック>は、旭川駅の4番ホームに到着した。画の左側だ。
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↑札幌発の列車の後尾側、6号車の自由席に陣取った。勝手に「シャア・アズナブルの“ザク”の機番」と呼んでいる「12A」の席に陣取り、悠然と途中で居眠りもしながら旭川に到り、列車後尾側から「ここまで運んでくれて有難う…」と眺めたが、画の右側、3番ホームに少ししようが違う789系電車が停まっていた。特急<カムイ>だ。

↓左側の<ライラック>は、折り返し運転で次の列車の乗客を迎える準備を始めていた。右側の<カムイ>は「間もなく発車」という様相だった。
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↓<カムイ>は札幌へ向けて出発した…
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789系電車は北海道の電化区間で活躍している特急列車用車輛だ。現在は札幌・旭川間の<ライラック>となっている仕様が函館・青森間に最初に登場し、その後に札幌・旭川間の<カムイ>となっている仕様が登場した。後者は最近、札幌・室蘭間の<すずらん>でも運用されるようになっている。北海道の限られた電化区間で活躍する特急用電車の代表格、というより785系が少なくなっているので、実質的に「これだけ!」という感じもする。

旭川駅では、方々との間を往来する各種のディーゼルカーの他、721系電車が見受けられる。そしてこの789系電車である。<ライラック>と<カムイ>とが並ぶ感じは、或いは凄く「旭川駅らしい」という眺めかもしれない。

<IWOR-UN-PASE-KAMUY>(イウォルン パセ カムイ)=「その場所を見守る尊い神様」:札幌駅前通地下歩行空間(2022.12.05)

↓このシマフクロウを題材にした彫刻は気に入っていて、据えられた辺りを通ると、足を停めて眺める場合が在る。
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↓シマフクロウは主に夜間に活動する鳥で、樹上から川や池に降下して魚を器用に捉えて食するらしい…そんな鳥なのだが、暗い夜に一定の場所に在り続けて「辺りを見守っているかのような?」という様子に、アイヌは“聖性”のようなモノを感じたのか?「その場所を見守る尊い神様」という意味の「イウォルン パセ カムイ」と呼び、「村の守護神」のように考えていたようだ。
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↓この「地下歩行空間」にも「その場所を見守る尊い神様」という感じでシマフクロウが据えられたか?
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↓一寸近付いて眺めてみた…
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こういうような「街のアート」に出くわして、気に入って、通る都度に少し愉しく眺めるというのは好い…