朝に…(2022.12.16)

↓「何時もの数分間の徒歩移動」が「大変な探検…」というように感じられてしまうというのが、風雪が些か強い感じの朝だ…
16-12-2022 morning X100F (2)

↓氷点下7℃と冷えていて、雪が降り、加えて風に積雪が舞う感じだ…
16-12-2022 morning X100F (3)

↓駅の建物脇も「冬らしさ」が「急速に増量」というような感じだ…
16-12-2022 X100F (2)

↓灰皿が雪に埋まっている…
16-12-2022 X100F (3)

↓拙宅から稚内駅の数分間がキツかった…そこで路線バスを利用することとした…
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何か「何時もの朝…」という程度のことが、酷く辛い場合も在るというようになってしまった。これが「本格化する冬」ということか…

<211>…:電車事業所前停留所…:札幌の路面電車(2022.12.10)

↓「内回り」の軌道を走っていた<1106>の陰になって視え悪かった「外回り」を走っている車輌の姿が視えた。
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↓「ラッピング」の車輌は<211>だ。1958年に登場の210形の1輌だ。
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↑6輌が製造され、3輌が退いている。3輌が現在も運行中で、<211>はその1輌である。

例えば2021年2月2019年8月等に写真に収めてブログに掲載している。それらは「ラッピング」ではなかった。2017年12月には「ラッピング」が施されていた。この「ラッピング」を見掛た時期と見掛けていない時期との間の詳細な経過は判らないが、「<211>はラッピングされているイメージが薄い…」と勝手に思っていた。それに「ラッピング」なので、何となく見入ってしまった。

↓「内回り」の停留所に歩を進め、「外回り」の停留所に停まる<211>を眺めた。
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↓発車して北上する軌道に入った…
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札幌の路面電車の中では「200番台」の昔からのデザインが、非常に美しいと何時も思う。

<1106>…:電車事業所前停留所…:札幌の路面電車(2022.12.10)

札幌の路面電車は「循環」と称し、「内回り」と「外回り」でやや複雑な形の環を描く軌道を巡っている。それ故、或る場所を走っている車輌を見掛て、少し経って沿線に居れば、同じ車輛が何度も現れる様子に出くわすことになる。観ている限り、各車輌の運用時間が割り当てられていて、一定の時間を「内回り」か「外回り」かの何れかで運行し続けるようになっていて、乗務員は電車事業所前停留所で定期的に交替を行っている。

↓この日、何度か見掛けた車輌である。
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↑2018年から登場の1100形の1輌である<1106>だ。

↓信号が変わって動き始めるとカーブに進入する…
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聞けば、A1200形の増備を目論んだが、全国各地の事業者による車輌新造が集中してしまっていて、加えて連接構造のA1200形の製造に時間を要してしまうことから、この1100形の計画が浮上したのだという。1100形は松山の路面電車で活躍しているモハ5000形と同一な基礎なのだという。両者ともに「連接方式ではない形状で低床型を目指した」というデザインで、構造は同じで、内装は酷似している。

↓そして<1106>は、カーブを曲がって東側へ延びる軌道に入って行く。
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「白いブラック」?:<3303>…:電車事業所前停留所…:札幌の路面電車(2022.12.10)

電車事業所前停留所の直ぐ脇にコンビニが在る。路面電車の沿線を散策しようというような場合、そのコンビニ辺りで一息入れながら、停留所に出入りする車輌を眺めるようなことをする。

↓所謂「ラッピング」で様々な広告という車輌が多くなっている。様々なデザインが在って、各々になかなか愉しいと思う。
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↑この<3303>は、1998年に初登場の3300形の1輌である。旧い車輌を大胆に更新したもので、<3303>自体は1999年から運行が始まっている。

この車輛の「ラッピング」だが、「白いブラック」という文字が眼に留まり、少し考え込んだ。

“白”(ホワイト)と“ブラック”(黒)とは各々が「対極」な色である筈だ。「“白”でも“黒”と言う」というようなことは、無理筋な話しの譬えに用いられる事柄のような気もする。

「白いブラック」に驚いたのだったが、実は「ブラックサンダー」という固有名詞に「白い」という形容詞を冠しているというのが正しいようだ。「白いブラック」というよく解らない謂いではなく「白い<ブラックサンダー>」である訳だ。<ブラックサンダー>というチョコレートバーにホワイトチョコレートを使った限定品が在るということで、その広告が路面電車の<3303>に在ったということになる。そしてこの「白い<ブラックサンダー>」は、札幌市内の工場で製造しているそうだ。

こういう具合に話題が拡がるラッピングも愉しい…

<244>…:幌南小学校前停留所周辺…:札幌の路面電車(2022.12.10)

↓「札幌の路面電車」とでも言えば思い浮かべるのはこういうような形かもしれない。
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↓<244>は1960年に登場した240形の1輌である。
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↑240形は、廃車ということになった旧い車輌の機器を流用する等しながら、札幌市内で製造されたという。

↓乗降が済んで、<244>は北上する軌道の上を進み始めた。
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↑既に60年間以上も稼働している車輌だ…

路面電車に関しては、比較的近年に登場している最新型、少し前に登場の標準的な型、更にやや旧い型と「時間を超えて、各車輌が同じ軌道を行き交う」という感じが、時々眺めて酷く愉しい…

<A1202>…:幌南小学校前停留所周辺…:札幌の路面電車(2022.12.10)

↓自身も乗車していたのと同じ経路で、少し目立つ車輌が幌南小学校前停留所に接近している…
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↓現れたのは<A1202>だ。
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↑低床型の実現に向けて連接方式を採り入れているのがA1200形だ。札幌の路面電車に初めて登場した低床型の車輌だ。

↓停留所に停まり、乗降が行われる。
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札幌で路面電車を眺めるような機会が在ると、このA1200は「出来れば視たい!」という感じの存在だ。非常に美しい外観で、好い形状なのだ…

<1106>…:幌南小学校前停留所周辺…:札幌の路面電車(2022.12.10)

急な事案で札幌へ出たが、土曜日は様々な用事が足し悪いような状態になってしまう。そこで街へ出て過ごした。昼食を愉しんだ後、すすきの停留所で路面電車に乗って、少し散策を愉しんだ。

幌南小学校前停留所で下車し、歩道橋に上って様子を伺った。新しい低床型の車輌が停留所に近付いている様子が視えた。
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↓1100形…新しい車輌だ…
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↓静かに停車し、乗降が行われる…
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↓やがて去って行った…
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札幌で低床型の路面電車を見掛ると、少し斬新なデザインで、何か酷く目立つ…それを少々眺めるようなことが気に入っている。

<FIGHTERS>…(2022.12.13)

↓「おっ?」という感じだ。「“F”、“I”…」と1文字ずつが大きな窓一面で示され、ファイターズの選手達の写真も組み合わせられている。
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↓逆側からも観た。
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↓真中辺りの“H”の箇所に新庄監督の姿が在った。
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↑「SHINJO」という登録名を使った選手時代の新庄は、北海道を本拠地として活動を始めたファイターズを盛り立てた功労者だった。主将の稲葉に対して副将という存在感で、メジャーリーグでプレイした経過も含む豊富な経験から、若い選手達の好き兄貴分だった。そして色々と愉快なパフォーマンスを仕掛けても居た。彼の写真が入った大きな看板を視ると、何となく頬が緩む…

札幌都心、大通のビルで見掛けた様子だ。大胆で美しく、また愉しいディスプレイだと思った。

で…ファイターズの来季の躍進は成るか?見守りたい感である。

<大通ビッセ>…(2022.12.13)

札幌都心部の「地下歩行空間」を歩き、札幌駅辺りから大通辺りに至った。

↓こういう様子を眼に留めた。
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↑建物が銀行の本店ビルとして建ち、建替えて現状に至った歴史を伝える“大金庫”である。現在もビルには銀行が入っているが、この“大金庫”は実際に金庫として使われているのでもないオブジェである。

↓吹き抜けになっていて、地上が少し見える。
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ほんの何日か前に地上側から見ていたということを思い出した。地下側から、地上側からと視る方向が変わると、雰囲気が意外に大きく変わるものだ。

そんなことを思いながら、画の場所の脇に在るエスカレータで地上に出たのだった。