「花尻ジンギスカンミックス」:<元祖滝川花尻ジンギスカン>…:札幌・<狸COMICHI>(たぬきこみち)(2022.12.28)

↓少し前に「札幌の新しいスポット」として随分と話題になっていた記憶が在る場所に至った。
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↓建物内が文字どおりに“小路”というような、街の小さな一画を思わせるような具合の設えで、色々な飲食店が入っている。
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↓2階建てで、階段で2階に上がっても、1階のような設えで別な店が色々と入っている。
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↓ランチタイムの営業が始まってそれ程経たない静かな頃に、気になった店に立寄ることが叶った。
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↓テーブルの席も設えられている。
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「ジンギスカン」は「羊肉を焼くモノ」だが、「肉を焼き、調味料を点けて頂く」というやり方に対し、「予め肉をタレに漬け込み、それを焼いて頂く」というやり方が在る。後者を「味付ジンギスカン」と呼び習わす。

滝川では、その「味付ジンギスカン」というやり方が起こった、或いは普及の契機となった人気店が起こったとされている。「花尻ジンギスカン」はその人気店の1つで、滝川で「味付ジンギスカン」の製造販売を手掛けていた店である。滝川の店は閉店してしまうことになったが、そのノウハウを受継ぐ運営会社がここに店を開いたのである。

↓「花尻ジンギスカンミックス」というモノを御願いした。右側が普通のジンギスカンで、左側が「厚切り」と呼ばれているモノである。2つのタイプが盛り合わせになっているので「ミックス」なのである。
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↑何れも「花尻ジンギスカン」のオリジナルのタレに確り漬け込んで在る羊肉である。

↓適当に「ジンギスカン鍋」にこれらの肉を載せ、ゆっくりと焼く。
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↓適当に肉を裏返すようなこともしながら、焼きあがる様子を見守る…「この時間!」がジンギスカンの醍醐味という感がしないでもない…
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↓そして焼き上がりだ!「これだ!この味…」という、北海道の流儀の「味付ジンギスカン」を愉しむことが叶った。
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↑「気軽に頂く昼食」という感で、美味い「味付ジンギスカン」というのは「細やかな贅沢」という気もする。

今般、気になるので一寸試したいとこれを頂いたが、何れまた立寄り、他のモノも愉しみたい感だ。好い場所を知った…

>><狸COMICHI>(たぬきこみち)のウェブサイト

10階から…:札幌・ススキノ(2022.12.28)

滞在した宿の居室は、背が高めなビルの10階だった。

↓窓から外を覗くと、こういうように見える。
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↓真直ぐ視るとこういう具合だ…
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↓少し視悪いが、角度を変えると大通公園の方向も見えていた。テレビ塔が覗いている…
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↓街へ一寸出ようとエレベーター脇へ歩を進めると、辺りが硝子張りで外が見えた。
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↓積雪は少ない感じだ…
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こういう「高層階から眺める」という感じも、時には新鮮だ。

「札幌らしい」感じの景観?:“ローリー卿”のNIKKA看板:札幌・ススキノ(2022.12.28)

テレビドラマ等で、「劇中人物が札幌へ移動」というような展開が在る場合…

↓とりあえずこんな画が使われる場合が多いような気がする…
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↑札幌駅の前の通を南下し、ススキノのエリアに差し掛かる交差点に、ウイスキーのニッカの大きな看板が在る。「誰でも!」と言い切っても間違いとは思い悪い程度に、多くの人に知られた眺めだと思う。

↓寒気が入っている様子で、何やら雪が交っている…
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この大きな看板は何時頃から在るのか判らないが、少なくとも自身の少年時代にも視ているように記憶している。こういうモノ…非常に好いと思う。

ウイスキーを嗜んだ夕べ…:<THE NIKKA BAR>:札幌・ススキノ(2022.12.28)

↓2階の電飾看板に注目した…
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「ニッカ」と言えば、北海道の余市で起こったウイスキーの製造販売を行っている会社だ。1933年に蒸留所が開かれている。

このニッカが関連していて、ニッカの各種ウイスキーを始めとする酒類を嗜むことが叶うバーが札幌に在ると聞いていた。興味が在ったのだが、なかなか訪ねる機会を設けられずに居た。それが…滞在する宿の真正面、通を横断した辺りの建物にその御店が在ったのだ。これは「御招き頂いた!」と勝手に解釈し、開店する午後6時を目掛けて訪ねてみた。

様々なウイスキーが在る店で、何を如何いうように御願いすべきか迷う場所だった。

↓この御店が初めてとなれば、とりあえずこれが好いと思った。「テイスティングセット ニッカモルト・ウイスキーセット」だ。
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↑言わば「ウイスキーの利き酒」というようなことで、幾つかのセットが供されている中の基本的なモノである。

↓グラスに注がれた3種類のウイスキーの「見た目」に差異等は余り無い。が、各々の味は確かに違う!順次、違うウイスキーに移る場面で水を飲みながら、ゆったりと頂いた。
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↑<竹鶴>は「バランスの好さ」を求めている感じだ。<宮城峡>は「フルーティー」で柔らかい感じだ。<余市>は「“ウイスキー”というのはこういうモノ」という「スモーキー」な感じだ。

ニッカは、スコットランドに渡って製法を学んで研究した竹鶴翁が情熱を傾けたウイスキーを現在も受継ぎ続けている。<余市>の蒸留所、<宮城峡>の蒸留所、各々に物語が在る。そんなことに想いを巡らせる。

↓3種類を愉しんだ後、もう1杯…<宮城峡>の蒸留所ではブレンドに供するグレーンウイスキーを手掛けている。それも腰来な蒸留機である「カフェ式」という装置を使っている。
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↑ブレンドされたウイスキーを口にした時の味わいを醸し出す大切な要素であるグレーンウイスキーを、生で愉しむというのも好いものだ。

↓何やら「ウイスキーの“聖地”を巡礼」というような気分にもなる。実に落ち着いた感じで凄く好かった!
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↑伝説的なウイスキーのブレンドの名人であるという「ローリー卿」が1965年発売のウイスキーのラベルに採用され、このイラストが「ニッカのシンボル」のようになっている。<THE NIKKA BAR>でも随所に飾られ、更に御店の方のユニフォームにさり気なく入っている、或いは精算時のレシートにまで入っている。

何か「素敵な場所」に巡り合った感である。こういう場所に出会えたことに感謝したい…