↓何気なく着席し、眼前に在ったコレを眼に留めてぼんやりと眺めた。

街の路線バスを利用する場合も在るようになった小学生時代以降、バスは「ワンマン運行」が専らで、下車したい停留所が近付くと「とまります」のボタンを押す方式だった。
小学校の低学年位の頃、未だ「車掌が乗務する街の路線バス」に出くわす場面が在ったような気がする。「気がする」という程度に稀な出来事だった。小学4年生かそれ位になっても、極々稀に出くわしたかもしれない。中学生以降は完全に記憶が無い。或いは、街の路線バスを利用する場合も在るようになった小学生時代の少し前というような時期が、交通の歴史では「ワンマン化」という動きが推し進められていた時期に相当するのかもしれない。路線バスや路面電車のような街中の交通で「ワンマン化」ということになって、車輌に些かの改装も施された経過が在ったようだ。
↓多分、単純に製造時期による差異ということなのだと思うが、「とまります」のボタンにも色々な型が在って、1台のバスの中に異なる形式が併存している場合も少なくない。この型は、古くから在るモノのように見える。

時にはこういう「だから?」というようなモノに、何となく眼が向くことも在る。
↓「とまります」を押して、停留所で下車し、乗っていたバスを見送った…
