今季の、稚内地方気象台による「桜の開花」は「5月3日」であるそうだ。標本木を気象台職員が観察して、5輪以上の花が認められると「開花」ということになるのだという。
↓辺りを歩いて、花に気付いた。

↓エゾヤマザクラの木が少し高く伸びているのを何となく見上げた。

↓正直、辺りの架線がやや鬱陶しいが、花が咲く木は好い感じだ。

↓道路からも視えるエゾヤマザクラの木だが、建物脇、塀の内側に立っている。

↓何やら「古い旅館か何か?」という感じもしないではない。これは底曳船による漁業を手掛ける会社を経営していた瀬戸常蔵(1909-1987)の住宅であった建物だ。1952(昭和27)年に建てられたという。

↑「旧瀬戸家住宅主屋」という名称で2013(平成25)年に国の登録有形文化財に登録されている。地元では「旧瀬戸邸」で通っている。
こういう文化財建築を眺めながら辺りを歩くのも少し愉しい。殊に春季は道路から花が咲く木が視えているのは一寸嬉しい。