こんにちは…(2023.06.29)

↓図書館の傍なのだが、実にさり気無く歩き廻っている…
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↓各々にロープを跳び越す、潜るというようにして、ロープに囲われて草が伸びている側に入り込む。
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↑何やら「動物園か何かのような…」と思いながら眺めれば、眺められている側は「何を観とるのや?」とばかりにこちらを一瞥し、また黙々と草を食む。

↓兄弟か、親子か、その他何か知らないが、彼らは「この辺りに棲んでいる」というように見える。或る程度の頻度で見掛けるが、恐らく同じ個体だ…
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「今更、当地では珍しくもない…」という程度に思いながら、つい見入ってしまう…

入港する船上から望む稚内港北防波堤ドーム…(2023.06.25)

<サイプリア宗谷>の航海は快適で、座席で深く眠ることも出来た。

眼を開けてからは、船上から望む景色を愉しんでいた。あっという間に稚内港は近付いた。

↓「間もなく到着」というような案内が聞こえるような頃には、稚内港北防波堤ドームが視える。
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↓コンクリートでアーチ型橋梁を造る技術を応用し、「桟橋に屋根を架ける」という課題を解決してしまったという稚内港北防波堤ドームだ。延長427mという屋蓋を支える70本の柱が列を成している。屋蓋の下で旅客や荷物が動き、柱の列の前辺りに鉄路が敷かれていたのだ。何か独特な景観だ。辺りは樺太との間を結ぶ船が発着する場所だったのだ。
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↓日頃は陸側から眺めているモノなので、こうした海側からの眺めが凄く新鮮だ。
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こうやって、船上から港を眺める機会ももう少し多く設けてみたい感だ…

案内板…:香深にて(2023.06.25)

↓香深の街で歩を進めてみれば、程無くこういう案内板に出くわした。
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「あつもん」というキャラクターがワンポイントで入り、礼文島全般の大まかな案内と香深や船泊の街の眼に留まるような施設や御店を挙げた地図が入った看板だ。

正しく歩道を歩いていて眼に留めた案内板なのだが、「完全に歩行者目線」で造られているのが好いと思った。そしてゴチャゴチャと文字が多過ぎないのも好い。

礼文町というのは「訪れた人達が、文字どおりに歩く」というように考えているような気がする。2021年も今般も、礼文島上陸後は随分と歩いた。2021年には路線バスに1回乗車したが、今般は乗車しなかった…また、彼の地に足跡を記しに出掛けたいと、早くも考えている。

第一副港辺りの眺め…:稚内港(2023.06.28)

↓水面に手が届くのなら、天が掴めそうな感じがするという程度に、綺麗に雲が映り込む水面を見入った。雲ばかりではなく、繋留中の船や沿岸の構造物等も、綺麗に水面に映り込んでいる。
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↓稚内港の繋留濠である第一副港の辺りに歩を進めた朝である。様子を眺めながら辺りを少し歩いたのだった。
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↓こういう感じも、少し不思議な眺めであるような気がする。
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↓頻繁に眺めている様子ながら、見る都度に様子が違うのが興味深い。
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↓多少湿度が高いような気がした朝、こういうような様子の辺りをゆったりと歩いてみるのも心地好いと思った。
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夕べに…(2023.06.27)

↓なかなか暗くならない感じな中、御馴染な御店の一軒に一寸寄ってみる。
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↓多少混み合うような中ながら、何とか席に着いた。アスパラを御通しに<白霧島>をロックで頂く。
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↓久し振りに入荷したというフグの唐揚を頂いた。
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↓そして煮魚!!ヤナギノマイという魚である。
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↑最近は「煮魚を所望致す…」とこちらに立寄る場合が多いかもしれない。

こういう夕べの過ごし方が非常に好い…

おはようございます…(2023.06.28)

↓稚内駅の直ぐ傍、振り返れば駅ビルの建物が見えるような場所だ。
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↑辺りに居合わせた人達が何となくエゾシカを眺め、何やら「“動物園”のような?」という不思議な様子だった。

多分、エゾシカの一部は「街中で育っている」という感じで、街の一部を「自分達の領域」のように感じているのかもしれないと思う…

当地では、最早エゾシカは「珍しくもない」のだが、カメラを何気なく提げている時に見掛けると、写真も撮ってみたくなる。

朝に…(2023.06.28)

↓朝の時点で20℃を少し超えている様子だ。何か「温い空気…」という程度に感じる場面が増えたかもしれない。
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↓何やら空気が湿り、着衣が変に身体に貼り付くというような気もした。
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何か「蒸し暑いような感じ」という言葉も聞こえる感じになって来た。この程度に気温が上ると、湿度上昇も変に気になるというものだ…

利尻富士を望む…:香深港からの航海(2023.06.25)

礼文島周辺を船で行けば、「洋上に浮かぶ利尻富士そのもの」というような隣りの島である利尻島が視える。と言って、天や海の状態で見え悪い場合も存外に多いのかもしれない。

2021年に礼文島を訪ねた折りには、礼文島に在った時には利尻富士の姿が余り視えず、往路と復路の船上で少し見えたという感じだった。対して、今般は船上でも、礼文島に在った時でも、「見え得る場所」では殆ど観られたというような様子だった。これに関しては“礼文島鎮守”たる<厳島神社>に立寄り、感謝の意を表すべく参拝した…

↓稚内へ引揚げようと乗船した<サイプリア宗谷>の船上でも、利尻富士は綺麗に見えていた…
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↓遠ざかる利尻富士を眺め、「再会を期したい…」と強く思った。
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思うと午前3時台に起き出していて、戸外で好天である様子を眺めたことが契機で「船!礼文島!!」と出掛けて、それなりに歩き廻った。そしてサウナも備えた温泉施設を利用し、美味しかった昼食も摂っていた。眠気を覚える条件が揃っている。

↓居心地が好い座席に陣取り、小一時間も居眠りしてしまった…
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数日を経たに過ぎないのだが、今般の礼文島が酷く愉しかったので、早くも「そのうち、また…」と思っている。思い切って行く迄に間隙も開くかもしれないが…

大阪市大正区の地図が入ったTシャツ…(2023.06.26)

↓地図が柄としてプリントされたTシャツが在る。見付けて、嬉々として入手して愛用し始めたのは、大阪市大正区の地図が入ったモノだ。
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「大阪の大正」と聞けば、滞在して沖縄そばを頂いて泡盛を呑んだという経過を思い出し、何やら愉しい気分になる。

こういうような方々の地図を入れたグッズを扱う通販が在ることを偶々知り、「大阪の大正!」と嬉しくなって入手したのだった。

↓このTシャツは酷く気に入ってしまった…少しゆったりした造りのTシャツであるのも好い。
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路上の「→」…(2023.06.25)

香深港に上陸後、島の西岸迄歩き、引き返して厳島神社を参拝してフェリーターミナル周辺を目指した。

↓こういう具合に「→」が掲出されていた。
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↑自身は元地の、加えて桃岩を望めるような側からこの地点に至った。目指しているのは画の右側、フェリーターミナルだ。

こういうような感じの看板を頼りに、出先の街をふらりと歩き廻るという感じが気に入っている。

朝に…(2023.06.27)

「多少、湿度が上って、気温も低くはない?」という程度に思いながら戸外へ出た。

↓20℃を超える気温だった…
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↓時折、身体に風が触れると、何か爽やかな感じもした。
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↓今季は「6月末近く」という時季で、早くも「“当地なりの”夏のような感じ」が見受けられるかもしれない。
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移ろう季節を少しばかり体感しながら「何時もの朝」を迎えているような感だ。

Tigersの長袖Tシャツ…(2023.06.26)

思い付いてフェリーに乗った際、長袖Tシャツを着ていた。フェリーが到着して上陸した後、陽射しも多少強かった中で歩き廻り、「絞ると水分??」という程度に酷く汗をかいた。Tシャツを現地で求めて、さり気なく着替えて引揚げたのだったが、持ち帰った長袖Tシャツが乾かないので、洗濯して乾燥機を使って乾かすことにした。

↓こういうような長袖Tシャツである。汗で濡れたモノを確り洗って、乾燥機も使って乾かした。こういうように仕上がると、何やら酷く嬉しい感じになる…
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↓背中側にはこういうプリントが在る。
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個人的には長袖Tシャツは比較的多用すると思う。こういう感じのモノも好い…

「礼文島」のTシャツ…(2023.06.25)

長袖Tシャツを着て、ワークパンツを穿いて、陽射し除けにキャップを被ったという様子で礼文島に上陸した。上陸後は、島の東側から西側へ向かって、同じ経路を引き返した。

香深に至って、温泉施設で汗を流し、食事を摂って、午後のフェリーで引揚げるというような感じが好いと考えて動いていた。酷く汗をかいた。こうなると、土産店でTシャツでも求めて、温泉施設でさり気なく換えるというのが好いと思った。

↓求めてしまったTシャツは…背中に大きく礼文島の略地図が入ったモノだ。
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↓胸には「REBUN」とアルファベットだ。
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何か酷く気に入った。礼文島を歩き廻った想い出と共に、大切に使いたい感じのTシャツだ。

波止場横丁の夕べ…(2023.06.26)

前日は思い付いて礼文島へ出掛けるということをしてしまった。2021年7月以来で少し愉しかった。その「余燼の中」という気分の日であったが、朝からコインランドリーを利用し、午後にはサウナというような「正しい休業日」と些かの戯れを込めて呼ぶ過ごし方の一日となった。

↓サウナを利用した後の道草も、何時の間にか「正しい休業日」の一部に組み込まれた感だ。
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↓馴染んだ暖簾を潜る。当地としては陽射しが強く、締め切った部屋は気温が上がってしまうので扉を開放する。程好い風が屋内を吹き抜け、なかなかに快適であった。
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↓ハイボールを頂いて寛ぐのが定番だ。
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↓御通しは宗谷の蛸だ。さっと茹でている実に美味いモノだった。何か「細やかな贅沢」という気分にもなる。
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↓手羽先焼は大変に気に入っている…
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↓そして「時には欲しいモノ」として俄かに台頭した感の冷やしラーメンをゆっくりと愉しむ。
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↓餃子も御願いした。
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↓焼き上がった餃子を摘まむ…
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こういう休業日の夕べが止められない…

Tigersのキャップ…(2023.06.26)

2日間続く休業日の初日は「思い付き…」で礼文島へ出掛けてしまったが、第2日は「正しい過ごし方」と勝手に呼んでいる流儀に従ってコインランドリーへ足を運んだ。

洗濯物を大きなバッグに押し込んで、それを担いでゆったりと歩いてコインランドリーへ足を運べば、何やら酷く「働いた…」という気がする。が、考えてみれば、洗濯物を機会に押し込んでコインを投入し、出来上がりをほんやりと待つばかりなのである。

↓ぼんやりしていた間隙に、コインランドリー迄、被って出たキャップを何となく眺めた。
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↑後ろ側がメッシュで通気性がよく、これからの時季には好適なキャップだ。シンプルにペンで書いた書体を思わせるアルファベットの文字が刺繍されている。

↓実にさり気無く、少し知られているプロ野球の阪神タイガースのマークが後側に入っている。
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最近使い始めたキャップだが、なかなかに気に入っている。前日に礼文島を訪れた場面でも被っていたキャップだ。大切に使いたい…

<香深港フェリーターミナル>にて…(2023.06.25)

乗船した<サイプリア宗谷>が礼文島の香深港に到着した。ターミナル内を少し歩いた。

↓何やら酷く目立っていた…
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「あつもん」という礼文町のキャラクターの大きな人形が立っていて、何やら情報の掲出が在る。ウニ漁が行われたので、ウニ丼を供する御店で頂くことが叶う可能性が在るというようなことであろう。他にも何やら在るが、眼に留まったのは「あつもん」とウニだった…

「あつもん」というのは「レブンアツモリソウの妖精」であるのだそうだ。礼文島では方々にイラストが使われていた。

ところで…レブンアツモリソウの実物は視たことが無い…希少種であるようで、数が限られ、花の期間にタイミングが合わなければ、観ることはなかなか叶わないのだと思う。

さり気なく望む…(2023.06.25)

厳島神社に立寄った後、フェリーターミナル周辺へ向かおうとした。

↓やや急峻な坂道の辺りに住宅等が建ち並ぶのだが、そこから利尻富士の姿が覗いた。
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「景色が好い場所」というのは、こういうような「さり気なく望む」という様子が酷く好いと感じられる場合が在るのだと思う。

そして<X100F>提げていたのだが、このカメラは「出先で提げて歩き廻り、気が向けば直ぐに写真を撮る」という使い方が過ぎる程に似合うと思う。

礼文島の厳島神社…(2023.06.25)

「神社の鳥居」というモノは、街を歩く場合に「目印」というような感じになると思っている。他所に出て、神社の鳥居にでも出くわすと「あの鳥居の辺りは…」と記憶に残り易いように個人的には思う。

実は礼文島の香深港から然程遠くない辺りにも少し立派な神社が在って、記憶に残る。「港側から神社の辺りを過ぎて…」という具合、逆に「あの神社の辺りに出て、更に進んで…」という具合に記憶する訳だ。

↓往路では「港側から神社の辺りを過ぎて…」と目印にした。復路は「あの神社の辺りに出て、更に進んで…」と目印にした。
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↑港の辺りに出る前に、この厳島神社に立寄ることとした。

↓境内へ上る階段脇に神社の由緒を紹介する看板が掲出されている。
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江戸時代のこの周辺では、現在の稚内市内に在った「宗谷場所」を結節点に近隣を結んで色々な仕事をするようになっていたようだ。1808年、この近隣で仕事をしていた人達が、礼文島にも祠を設けて豊漁や安全を祈願するようにしたというのだが、それを起源とするのが厳島神社である。

「1808年」と言えば?かの間宮林蔵が樺太探検を始めた時期であり、ロシア船との悶着を受けて「北方警固」と称して宗谷に武士達が乗込んでいた時期でもある。1808年には、会津松平家が総力を挙げて武士達を派遣し、宗谷を起点に利尻島や樺太にも上陸したという出来事が在った。

そんな昔からの伝統を受け継いでいると考えられる厳島神社は、“礼文島鎮守”ということで大切にされている。近代以降は漁業や海運業が盛んになって行ったが、その種の仕事に携わる人達が、立派な絵馬を奉納していたような経過も在るという。

↓階段を上がって社殿を目指す。
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↓素晴らしい天候に恵まれ、愉しく礼文で過ごすことが叶ったことに感謝の意を表したいと考え、参拝した。
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↓高台になっている境内の一部から、木々の葉が少し視界を遮ってしまうものの、遠くの利尻富士の山頂が視える。
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↓社務所に立寄って、御朱印も頂いた。
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実は2021年7月に礼文島へ上陸した際もこの厳島神社に寄っている。その時以来の礼文島再訪で、今般も愉しかったので、“礼文島鎮守”に感謝の意を表すべく参拝も出来たということは幸いであった。

香深へ…:<新桃岩トンネル>(北海道道765号元地香深線)(2023.06.25)

<地蔵岩>が在る様子を観たいと、1.5km弱のトンネルを歩いて抜けて元地へ向かった。<地蔵岩>の後は<桃台猫台>という展望台に寄った。そして島の西岸では、両地点よりも北や南に車輌や徒歩で進むことが出来ないとハッキリ判った。そうなれば、元地を目指して進んだ道を引き返す以外に無い…

↓<新桃岩トンネル>の元地側の入口だ。香深側を目指して進むことになる。
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↓往路よりも、この復路の方が少しだけ車輌の通行量が増えたような気がした。と言って、賑やかということにもなり悪い程度ではあったが。
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↓「500M」と距離の目安が壁面にステンシル塗装で書き込まれていた。そして標識も、停車可能な場所の辺りに掲出されていた。
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↓各々の方向の出口への距離を示す看板も在った。
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↓事故等の非常時に連絡するための電話が据えられた箇所が見受けられる。
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↓電話を使う人が現在位置を伝えるための情報も掲示されている。(ハッキリ言えば、こういう掲示でも無ければ「〇〇の所のあのトンネル…トンネル内の何処か?だからトンネルの中だ!」という位の話しになって大変だと想像する…)
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↓出口が見えて来た…
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↓出口で歩いて来た側を振り返った。
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程々に長いような感じのトンネル内を歩いて往復した形になった。時にはこういうのも面白い。

<桃台猫台>:展望台…(2023.06.25)

<新桃岩トンネル>の元地の側から出た辺りには、礼文島の西岸を南北に延びる道路が在る。が、北側は<地蔵岩>近く迄、南側は<桃台猫台>という展望台辺り迄の道路で、道路は島を一周しない。

以前から近くで眺めてみたかった<地蔵岩>を訪ねた後、一本道をトンネル出口辺りへ引揚げ、そこを通り越して更に進んでみた。

↓海岸部に道路が延びている。ここを歩いた。
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↓余り顧みられていないかもしれないような道案内の看板が在った。画の左も元地から右の<桃台猫台>を目指す。
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↓辿り着いた…
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↑階段が設えられ、そこを通って高目になっている展望台へ上る。

↓画の中央奥側の<地蔵岩>が視えているような辺りから、周辺を一望出来る高台となっている辺り迄、ゆっくり歩いた。
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↓やや遠い<地蔵岩>を注視してみた。背後の崖では、高い辺りに雲が見受けられる。
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↓そして<猫岩>だ。画の中央辺り、崖のようになっている箇所の下辺りだが「足元で蹲っている猫」というような感じになっている岩だ。
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↓更に<桃岩>だ。西海岸側から見ると、「桃を思わせる形状」というのが判り易いかもしええない
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↓「展望台」と中央に在るが、<地蔵岩>、<猫岩>、<桃岩>は概ね、看板の〇(まる)で囲うような画の方角に視える。
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この展望台の辺りは、大型バスが入って駐車可能な場所も設えられている。静かにこの場所で景色を眺めて引揚げようとしていた頃、バスが現れて大勢の来訪者が展望台に上っていた。

展望台より南側は進めない…そこで辿った道を引き返して歩いたのだった。

<地蔵岩>:礼文島(2023.06.25)

「礼文島の風景」とでも言うと、古くから「海岸に大きな岩が聳え立っている」という画が頻出していたようなイメージが在る。その大きな岩の形状は「御地蔵様が合掌」というような様子を想起させるということで、<地蔵岩>と呼ばれるそうだ。

その<地蔵岩>が、フェリーで上陸後に坂道を上った先に在るトンネルを通り抜けた辺り、元地に近いと聞き及び、眺めに行ってみた。

↓「静かな漁村」という雰囲気な場所で海を見ながら歩を進めると、本当に「合掌」というような形の大きな岩が聳え立っていた。<地蔵岩>だ。
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↓<地蔵岩>の背後の岩山は島の北西側ということになる。道は無く、また「落石危険」ということで進入は出来ないらしい。
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↓より近くで眺めようと、少し歩を進めた。
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↓暫しこの不思議な形の岩を眺めていた。
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↓近付いた後には、時々振り返りながら遠ざかった。
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礼文島の特徴的な景観として知られる<地蔵岩>ではある。嘗てはトレッキングコースのゴールに設定されていたということも在ったらしいが、コースが変更となって立寄る人は少なくなった。加えて「花を愉しむ」という観点で、辺りには好いモノは少ないので、訪れる人は相対的に非常に少ないかもしれない場所だ。

個人的には、「如何いう具合に形成されたのか?」という、不思議な大きな岩が佇む海岸というような景色は好きなので、これに出遭えたことは大変に幸いだった。

元地へ…:<新桃岩トンネル>(北海道道765号元地香深線)(2023.06.25)

香深港にフェリーで到着し、ふらりと歩き始めた。

香深港周辺の沿岸部、平坦な辺りから少し内陸側に入り込んでみると、少し急な傾斜の坂道になる。島の陸地は丘陵状に隆起していて、丘陵が沿岸の平地に迫るような感じになっているといことがよく判る。

↓少し急な坂を上がり切ったような辺りにこういう標識が在る。
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↑右側の矢印の側へ向かうと、よく知られたトレッキングコースへ向かうことが出来る。左側はトンネルが在って、島の西側の海岸部に通じる道だ。

↓未だ通ったことが無かったトンネルに何やら惹かれた。
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↓2015年末に竣工し、2016年から供用されたと聞く<新桃岩トンネル>だ。1489mの長さであるという。幅6.5mというのは、片側1車線で相互に走る、普通な計2車線の道路の標準的な幅と聞いた。
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↑「1489m」は「1.5㎞弱ということになる。勾配がキツいということでもなければ、20分前後で歩くことが可能と見受けられる距離だ。

↓歩道が設えられている。歩いてみることについて、特段に支障は無い。
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↓カーブを描く道路がトンネル内に収まっているというような様相だ。遠くから通行中の車輌の灯りが視えているのでもない。音はよく反響していたが。
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↑小さな町の一般的な道路で、車輌通行量は然程多くは無い。反響する走行音が聞こえない場面も存外に多く在った。

↓途中に車輌を停められるような場所が見受けられ、何やら標識も在った。
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↓円筒の一部のようなトンネルのコンクリート壁はしっとりと湿っている感じだった。
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↓何か、少し前に観た映画『シン・仮面ライダー』で、バイクで戦うアクションの場面が在ったことを思い出した。そんな映画の場面に出て来る場所のような感じだと思いながら―あの映画のトンネルの場面はCGを多用していた。この場所で撮った訳ではない…―歩いた。カーブの先にトンネルの出口が見え始めた。
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↓出口だ!到達すると、何か変に強い“達成感”が沸き起こる。
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↓出口を出て一息入れていて見付けた。トンネルの出口は、島の西側の「元地」という地区の傍だ。右に行けば「地蔵岩」が在って、左に行けば「猫台桃台」という眺めの佳い場所が在る。
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特段に細々したことを考えるのでもなく、何となくこのトンネルを歩いて潜り抜けてしまった…

香深港到着…(2023.06.25)

「船で移動」ということになると「酷く揺れる…」と忌避しようという方も見受けられる。勿論、海象条件で揺れる場合は在ろうが、穏やかな日には非常に快適だ。一部の道路を車輌で移動する場合の方が「余程揺れる?」という場合も珍しくないと思う。自身は船での移動が意外に好きだ。

今般は「天候が素晴らしい!」と思い付いて礼文島を目指した。<サイプリア宗谷>は、本当に海上を滑るように進んでいたと思う。殆ど「揺れ」は感じず、甲板上に出て、稚内の様子や洋上に聳え立つ利尻富士の様子を眺めながら、悠然と寛いでいた。

↓「間もなく到着」ということになり、フェリーターミナルが見え始めた。
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↓「下船口は左側」と案内が在った。船首を写真の右側に、船尾を写真の左側に向けるような感じでゆっくりと<サイプリア宗谷>はターミナルに近付いた。
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↓ボーディングブリッジが視える。この橋が船の舷に設けられた出入口に架けられる。
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↓ドンドン近付く…こういう様子は、個人的には頻繁に視るのでもないので、少し面白い。
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↓下船すると通路に入る。色々と「歓迎」の看板が掲げられている。
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↓「ここまで運んでくれてありがとう!」と、戸外に出て<サイプリア宗谷>を眺めた。
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時には船での移動も好いものだと思いながら、上陸した礼文島で歩き始めた。

ノシャップ岬:船上から望む…(2023.06.25)

稚内港から礼文島の香深港へは2時間弱の航海である。この間、天候が好いと景色を眺めるのが愉しい。

稚内の街の様子は、或る程度見慣れてはいる。が、それは「地上に在って周囲を見る」という感じである。対して船上に在る場合には「日頃は視ない側=海上から眺める」ので、街の様子等が非常に興味深いのだ。

稚内港を出た船は、ノシャップ岬へ向かう道筋を沖から眺めるような具合に進む。そしてノシャップ岬の沖から、日本海に浮かぶ利尻島や礼文島の港を目指す。

↓そのノシャップ岬を、「概ね“地図の上側”=北から観る」という感じで眺めた。何か、ノシャップ岬周辺が「半ば海上に浮かんでいる?」というようにも見え、通過する間はずっと眺めていた。
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↑中心よりやや左の地上、海際に灯台が建っている。左側は稚内駅周辺からノシャップ岬へ至る道筋の様々な建物が建っているのが判る。左に大きく寄った辺りには、稚内駅周辺の背が高い建物も判る。丘陵状に隆起した辺りには、自衛隊関係の施設が散見し、奥側の左に少し寄った辺りには記念塔が建っているのも判る。

多少の薄い雲が蒼天に流れていた中、穏やかな海の上を滑るように進んでいた。そんな中で出くわした光景が凄く好かった。こんな様子に出遭えたことに感謝したい感だ。

稚内港から沖へ…:船上から望む…(2023.06.25)

海岸部の街に在れば、海や船を眺める機会は少なくはない。と言って、船で移動する機会が多いというのでもない。そういうことなので、船で移動するとなると、何か気持ちが弾む。

↓乗船した<サイプリア宗谷>は、蒼天から降り注ぐ光を浴びて、輝く海を進み始めた。
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↓海側へ延びる防波堤の端部に標識灯が据えられている。その標識灯の向こうの街という様子が、日頃は視られない様子なので面白い。
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↓思い付いて船に乗ってみることにして非常に好かったと早くも思いながら景色を愉しんだ。
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↓右端側に稚内港北防波堤ドームの屋蓋が視えている。日頃は逆側=陸から眺めているモノである。
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↓稚内の街並みは「沿岸に貼り付けた」かのように拡がっている…
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↓光が溢れ、本当に気持ちが好い様子だった。長袖Tシャツを着ていたが、特段に上着が無い状態で甲板に在って、特段に寒いとも思わなかった。
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↓ノシャップ岬の沖から船は進む方向を少し換える。この辺りに来ると「目指す島へ!」という雰囲気が強まるような気もする。
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時にはこんな景色を愉しむべく、船に乗ってみるのも悪くはない。

<サイプリア宗谷>:礼文 香深港(2023.06.25)

礼文島のフェリーターミナルは香深に設けられている。島の東岸である。

↓ターミナルの辺りに佇むと利尻富士がよく視える。隣の島だ…それを背景にフェリーが姿を現す。
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↓ゆっくりと船体の向きを変えながら接岸する。
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現れた船は<サイプリア宗谷>だ。2008(平成20)年に登場している。長さ95.7m、幅15m、深さ5.4mで3555トンの船で、最大即は19ノットであるそうだ。

「サイプリア?」という感じだが、これは礼文島のレブンアツモリソウに因んでいるのだそうだ。アツモリソウの学名「CYPRIPEDIUM(サイプリペディウム)」に、国・地域名「IA」を合わせた造語で「サイプリア」としたそうだ。個人的な感じ方だが「『ガンダム』に出て来るメカの名前?」という程度に思わないでもない。

<サイプリア宗谷>を運行している<ハートランドフェリー>社は2008(平成20)年から現社名に改名している。それを踏まえて、コーポレートカラーの濃藍色と茜色を配した船体色だ。会社の看板に使っている色である。

↓今般、稚内・香深間の往復でこの船に乗船した。天候も好く、景色も愉しめた好い航海だった。
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洗濯を終えた愛用のラガーシャツ…(2023.06.18)

↓こういうような感じのシャツは意外に着心地が好い…随分以前に使っていた記憶が在るのだが、不意に眼に留まって、最近入手したモノだ。
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↑往年のラグビーのユニフォームを模したようなモノで、「ラガーシャツ」というように呼ばれているようだ。

↓こういうシャツは、洗って多少褪色した感じのモノにより深い愛着が生れるような気がしないでもない。
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少し大事に使いたい感じのシャツだ…

<ほっけ開焼き定食>…(2023.06.25)

思い付いてフェリーターミナルで券を求めて船に乗り、礼文島に渡った。礼文島内を歩き廻り、酷く汗ばんだが、温泉浴場で汗を流し、稚内へ引揚げる船を待つ間に昼食(個人的には“兼朝食”…)を頂こうと辺りを歩き廻った。

↓立ち寄った御店で「“御薦め”は<ほっけ開焼き定食>」と聞き、「然らば所望致す!」と御願いした。
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↓礼文の地元の流儀で用意された細かいおかずが添えられ、地元の皆さんが愉しむような仕様のホッケである。
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↑昆布やフキが添えられていたのだが、それらが意外に美味かった…

↓出先ではこういうような「普通な定食」が酷く美味いというものだ…
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ホッケは北海道では非常にポピュラーな魚だ。稚内でも愉しむが、礼文でもそこは変わらない…

↓香深港のフェリーターミナルから然程遠くない辺りだ。船を待つ間にランチという場合には立寄り易いかもしれない。
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何か、酷く嬉しいランチとなり、礼文への親しみが増した…

礼文沖で望む利尻富士…(2023.06.25)

正しく「思い付き」という様子で、稚内・香深(礼文島)間をフェリーで往復し、その間に礼文島内を歩き廻り、温泉施設で汗を流すというようなことを思い付いた。

↓船で稚内港を発てば、何か「視える可能性が在る場所では悉く視えた」という程度に、好天で穏やかな海の彼方に、目指す礼文島の隣に在る利尻島の利尻富士の姿が視えた。
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↓未だ、山頂に近いような辺り、多分“谷”のような地形の箇所には雪が残っているようだが、低い辺りは緑に覆われた感の利尻富士が視える様は、眺めて飽きない…
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↓本当に、日本海の洋上に大きな独立峰が突然現れるというような感じであるのが、この利尻富士だ…
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↓礼文島の香深港が近付く辺りで、何やら雲が少し多くなる場面が在った。
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↓それでも、雲は滞留せずに素早く流れた。
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↓何か面白い様子だった。
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X100FとX-Pro2、加えて交換レンズを何本か持参したが、景色が素晴らしかった船上で、思い付きでドンドンとレンズを好感して写真を撮ることを愉しんでいた。

本当に「思い付き」で船に乗ったが、こういうような様子を手軽日眺められるのは面白い…