所用で出掛けるということになった期間の初日である。動き回る場合に、旭川の宿を「前線本部」のようにして、夕方は何となく旭川で過ごす。そういう中、何度も御邪魔している“御気に入り”という場所も無いでもない。そういう事情から、旭川に関しては「少しばかり勝手知った(つもりになっている)他所」という程度に呼んでいる。
↓昭和通のビルで、通りの歩道に面した辺りの階段から下った辺りの御店が気に入っている。

↑実は去る7月に旭川に寄った折り、何かの都合で休業の日になっていて寄っていなかった。
5月に立寄って以来となったが、嬉しかった。
↓<赤霧島>を御湯割りで頂きながら、料理の登場を待つ。

↓御通しのキュウリとゴボウも好い。

↓「手羽大根」が素晴らしい。

↑出汁で煮る大根と、簡単に肉が崩れる程度に柔らかく煮込んだ鶏の手羽先の組合せだ。
↓長野の老舗に発注しているという七味唐辛子を振るのが、この種の料理に合う…

「焼鳥コース」を3本で御願いした。「本日のベスト3」を御願いするような感じである。
↓丁寧に焼き上げた鶏精肉である。素材の佳さが活きる頂き方だと思う。

↓「漬けササミ」である。

↑生姜醤油に鶏ササミ肉を漬け込んで焼くのだが、ふっくらとして、何か「美味い魚?」という感じもしないではない。ササミ肉が「化けた」という具合だ。
↓「焼鳥コース」から一寸離れ、名付けて「まじめなまぜごはん」である。

↑鶏肉を使った炊き込みご飯で、ファミリーで御店に立寄るような人達―子ども達が含まれる場合も在る老若男女―にも好評であるというのだが、これは凄く気に入っている。
↓添えられた海苔に一寸巻いてみる…

↓海苔を千切って散らしてみる…

色々な食べ方が在るが、それはそれとして、「美味い炊き込みご飯!」と確りと素早く平らげてしまう…
↓少し不思議な容器が現れた。

↓冷静茶碗蒸しである。色々な味、味が濃いモノも出る中での「口直し」でサッパリしている。豆腐のような食感だ。

写真を撮りながら食事を愉しみ、事後に写真を見て「夢中で頂いて撮り忘れた…」が生じていたことに気付いた。「焼鳥コース」に「月見つくね」が在った。これはつくねにタレを塗し、そして卵黄を添えて、混ぜながら頂く。卵黄の供し方に少し工夫も在って、「濃厚な卵黄」という具合になっている。
↓最後に、御店のロゴを入れて特注した小さな最中を使ったアイスクリームがデザートである。

何か慣例で食事の際に写真も撮るが、それを失念する程度に夢中になっていた場面さえ在った。上機嫌で、馴染んだ宿へゆっくりと引揚げた。
↓記憶に留めたい看板だ。旭川で時間が在れば「要チェック」の場所である…
