天と雲と:朝の稚内駅…(2023.09.29)

<サロベツ2号>という列車愛称は在って、それも承知しているのだが、何となく「朝の特急列車」と呼んでいる。稚内駅から旭川駅へ向かう特急列車は朝と昼で、夕方には旭川駅を経て札幌駅へ向かう列車になる。所用で出掛ける場合、これらの中の「朝の特急列車」と呼んでいる<サロベツ2号>を使う場合が多い。6時36分に稚内駅を出て、(定時運行であれば)10時19分に旭川駅へ着く。旭川で所用を足すにしても、旭川以遠に色々と動くにしても動き易いと考えるのである。

その列車だが、「南下に備えて見参!」と稚内駅に現れ、改札が始まるのは6時20分頃である。乗車する場合、その頃を目掛けて駅へ向かえば事足りるのだが、自身の場合は「遅れるよりもボンヤリと待つ程度が好い」と少し早めに稚内駅に向かってしまう。

↓駅の辺りで天を見上げた。
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↓提げていたX100Fを使ってみたくなるような感じだった。
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↓高度を上げ続けている朝陽と、流れ散って拡がる雲との「競り合い?」というような様子だ。
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「X時X分に向かってY時Y分に動けば善い」と時刻ギリギリに動きたがる人も見受けられると思うが、自身は出くわすと酷く苛立つ。ボンヤリと天を見上げる数瞬というようなモノを抱えながら動き回れば十分だ。世界はドタドタと奔り回るべきものでもなく、悠然と歩き廻るものなのだと勝手に思っている。

宵に…:<サキソフォン吹きと猫>…(2023.09.29)

旭川で所用を足し、昼食後に神社を訪ね、そこから旭川駅界隈に戻って馴染んでいる宿に入った。気に入っている御店を訪ねて夕食を愉しもうと思い立ち、何時の間にか日没が早まり、やや暗くなった街へ出た。

何度となく眺めて写真も撮っている像だ。
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↓「宵の一寸した賑わい」という程度のモノも感じられた中、「サキソフォン吹き」は愛猫を相手に熱心に音を出している風情だ。
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↓視る都度に、「少し“意味深長”かもしれない…」と思う場合も在る。
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何度となく眺めて写真も撮っている像に出会うと、例えば「何時も心に音楽…」、「愛猫だけかもしれないが、心の叫びに耳を傾けてくれる存在は大事にしたい…」、「音楽が象徴する何かを道行く人達に問い掛けたい…」というようなことを想う。それはそれとして、或る友人が言っていた。「音楽を演奏する場が在って、音楽を聴く人達が居て、後は何処から来て、何処へ行こうとそれは重要でもない」とである。「世界はそこに在って、人々もそこに居て、音楽を演奏するか、または聴くかに過ぎない」というようにも言い換えられるであろうか?随意に音楽を演奏出来る、足を停めて随意に聴くことも出来るというのも尊い。実は友人の言を聞いてから、この何度となく眺めて写真も撮っている像に出会う都度に色々と想うようになったかもしれない。

雨上がりに…:<サキソフォン吹きと猫>…(2023.09.29)

札幌での所用に先駆け、旭川でも所用を足すこととした。所用を足したい曜日の関係で、多少ゆとりの在る日程を組むような具合になった。

旭川に着いて、直ぐに所用を足していれば、その間にやや強い雨が降った。列車での道中、士別以南で少し雨が交じっている様子も視えていたが、旭川駅到着時には然程気にならなかった。それが存外に強めな降り方になって来た。

所用を足している中でも、「先程、不意に窓の辺りが暗くなって、何事かと見れば雨が降り始めた」という話しを聞いた。「流石に、その辺の店で安価な傘でも仕入れて使用?」という程度に思った。が…所用が段落し、昼食でも愉しむべく、街中の何処かへ向かおうかと思った時…晴れた!

何度となく眺めて写真も撮っている像だ。
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↓濡れた路面に陽射しが跳ね返るような中で「何時ものセッション」という雰囲気だ。
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↓雨の雫が残る像の身体だが、何やら「汗が噴き出す熱い演奏」に視えなくもない。
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↓この何度となく眺めて写真も撮っている像を観ると「旭川へ無事にやって来た」という安堵感も湧く。
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結局、旭川の街中の凄く気に入っている場所である…

夕べに…:<旭川やきとりism>(2023.09.29)

所用で出掛けるということになった期間の初日である。動き回る場合に、旭川の宿を「前線本部」のようにして、夕方は何となく旭川で過ごす。そういう中、何度も御邪魔している“御気に入り”という場所も無いでもない。そういう事情から、旭川に関しては「少しばかり勝手知った(つもりになっている)他所」という程度に呼んでいる。

↓昭和通のビルで、通りの歩道に面した辺りの階段から下った辺りの御店が気に入っている。
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↑実は去る7月に旭川に寄った折り、何かの都合で休業の日になっていて寄っていなかった。5月に立寄って以来となったが、嬉しかった。

↓<赤霧島>を御湯割りで頂きながら、料理の登場を待つ。
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↓御通しのキュウリとゴボウも好い。
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↓「手羽大根」が素晴らしい。
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↑出汁で煮る大根と、簡単に肉が崩れる程度に柔らかく煮込んだ鶏の手羽先の組合せだ。

↓長野の老舗に発注しているという七味唐辛子を振るのが、この種の料理に合う…
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「焼鳥コース」を3本で御願いした。「本日のベスト3」を御願いするような感じである。

↓丁寧に焼き上げた鶏精肉である。素材の佳さが活きる頂き方だと思う。
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↓「漬けササミ」である。
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↑生姜醤油に鶏ササミ肉を漬け込んで焼くのだが、ふっくらとして、何か「美味い魚?」という感じもしないではない。ササミ肉が「化けた」という具合だ。

↓「焼鳥コース」から一寸離れ、名付けて「まじめなまぜごはん」である。
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↑鶏肉を使った炊き込みご飯で、ファミリーで御店に立寄るような人達―子ども達が含まれる場合も在る老若男女―にも好評であるというのだが、これは凄く気に入っている。

↓添えられた海苔に一寸巻いてみる…
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↓海苔を千切って散らしてみる…
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色々な食べ方が在るが、それはそれとして、「美味い炊き込みご飯!」と確りと素早く平らげてしまう…

↓少し不思議な容器が現れた。
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↓冷静茶碗蒸しである。色々な味、味が濃いモノも出る中での「口直し」でサッパリしている。豆腐のような食感だ。
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写真を撮りながら食事を愉しみ、事後に写真を見て「夢中で頂いて撮り忘れた…」が生じていたことに気付いた。「焼鳥コース」に「月見つくね」が在った。これはつくねにタレを塗し、そして卵黄を添えて、混ぜながら頂く。卵黄の供し方に少し工夫も在って、「濃厚な卵黄」という具合になっている。

↓最後に、御店のロゴを入れて特注した小さな最中を使ったアイスクリームがデザートである。
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何か慣例で食事の際に写真も撮るが、それを失念する程度に夢中になっていた場面さえ在った。上機嫌で、馴染んだ宿へゆっくりと引揚げた。

↓記憶に留めたい看板だ。旭川で時間が在れば「要チェック」の場所である…
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稚内港北防波堤ドーム…(2023.09.28)

前夜も遅くならない間に寝入ってしまい、何か深く眠ったような気がして眼を開けると未だ深夜帯だった。そこから再度眠ろうとしたが、何か眠りが浅いのか、眼を閉じたままに意識が覚醒し続けているのかが曖昧とした状態で、やや「不満気…」な早朝を迎えて何となく起き出した。

ゴロゴロとしていても無益であると思い、動いてみることにした。着ていた半袖Tシャツの上に、その辺に放り出して在った生地が厚い長袖シャツを引っ掛け、「極々短い散策」と称して戸外に出た。

↓艶やかな夜の残滓というような時間が、少し以前より遅くまで続くようになっているような気がしていた。
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↓やや厚めな雲が、日出を控える朝陽の光の干渉で滲んだような感じになっていた。
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↓天の一部で、雲の奥に光が滲んでいるのだが、全般的には薄曇りで、天の蒼が目立たない感じだった。
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↓天の広めな部分が光の干渉で色が濃くなり、日出への期待が高まるような感じになった。
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↓雲の奥で光が干渉する感で、何か天の見え方が面白かった。
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↓眺めていた間に日出時刻を過ぎたようではあったが、朝陽の姿は視えなかった。
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少し不思議な感じもした早朝の様子だった。

「ワイン お弁当 たばこ」:<Seicomart>…(2023.09.24)

参加しようとしていた催事の会場へ向かって歩を進めていた。

↓「佇むコンビニ」という有触れた光景なのだが、何か気になって足を停めた。
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↓この看板?「ワイン お弁当 たばこ」となっている…
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こういうコンビニというタイプの御店で「酒 たばこ」という程度の看板を見掛る場合は多いような気がする。「ワイン」となっているのは、視た記憶が無い。

コンビニというタイプの御店による場合、酒類も含む飲物を求めるか、煙草を求めるということが多いように思う。大概のコンビニでは両者が扱われていると思うが、時には「直ぐ傍に古くからの煙草店が在って煙草を売る許可が得られなかった」というようなことになっている御店にも出くわす。考えてみると、酒類や煙草は販売する場合に許可が要る規則になっていたのだった。

↓それにしても「ワイン お弁当 たばこ」という看板は不思議だと思いながら歩を進めた。
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↑思い出したのは、このチェーン店で「ボージョレ・ヌーヴォー」の販促キャンペーンを毎年展開していたことだった。アレはアレとして、安価で美味いワインも色々と売られていたが…

街角で見掛る看板には、こういう「一寸だけ不思議?」が時々在ると思う。そういうモノに気付くのが少し面白い…

夕べに…(2023.09.27)

↓手羽先揚げを摘む…
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↓そしてボンゴレビアンコ…
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期せずして少し間隔が開いたのだが、夕食の定番という感じのモノを頂くのは好い。

“O”マーク=「大阪タイガース」のキャップ…(2023.09.24)

↓気に入っているキャップだ。
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プロ野球では、何時の頃からか、通常とは違うユニフォームを着用する試合を催しているようだ。日本国内でプロ野球が起こった1930年代からの歴史を誇るタイガースとジャイアンツの試合は「伝統の一戦」というような呼ばれ方もしている。そのタイガースとジャイアンツの試合で、「伝統」ということで往年風なユニフォームを用意する例が在る。

↓“O”マークは現在の阪神タイガースが「大阪タイガース」と称した時代をイメージしているのだという。
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タイガースは1935年に創設されてから1940年迄「大阪タイガース」と称した。1940年から1944年は「阪神軍」と称した。戦禍でプロ野球の活動が停まった時期を経て、1946年からは再び「大阪タイガース」である。1961年に「阪神タイガース」となって現在に至るのだ。1946年以降、「大阪タイガース」ながら「阪神」が通称として定着していて、それを踏まえて「阪神タイガース」ということにしたらしい。

↓こういうモノも好い…
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