
↑往年の人気俳優である石原裕次郎が子ども時代を過ごした街でもある小樽であるため、駅のホームに石原裕次郎の写真パネル―人気俳優として活躍していた頃に小樽を訪ねた時の画と見受けられる―が据えられ、4番線を示す「4」を彼が愛したというヨットのような形にデザインしたモノが掲出されている。そして、やや古風な「おたる 小樽 OTARU」という看板が見える。
↓趣在る様子を眺めながらエスカレータで下りて、改札を潜ると正面の様子が面白い。

↑硝子細工の工房が起こって人気が高い小樽ということで、硝子のランプを多数据えている。
↓振り返れば改札口の上側にも硝子のランプが多数据えられている。

↓駅舎の前に出てみる。街の交通結節点にもなっている広場に面している感じだが、「往年の駅」のままという外観を維持しているのが好いと思う。

↓街を歩こうと、駅の前の道路を渡って、何となく振り返った。気に入っている眺めだ。

小樽駅は、臨時列車を除けば特急等の優等列車は停車せず、札幌と札幌以遠の一部とを結ぶ普通列車や快速列車、余市方面の各駅とを結ぶ普通列車が発着していて、「大きな街の近郊に在る中規模の街を代表する駅」という感じなのだと思う。が、何か凄く「旅情溢れる」という設えの駅だと思う。立寄る都度に少し嬉しい感じもする駅だ。今般、思い付いて足を延ばしてみて善かったと思う。