↓「堺町通の御店」とでも聞くと思い浮かべる、カフェや菓子類等の売場が合わさったような場所だが、何か「新しいような?古いような?」と感じられる建物だった。

↓よく見れば辺りに「指定歴史的建造物」の看板が在った。

↑<中越銀行>の支店として1924(大正13)年に建てられた建物であるという。<中越銀行>は1943(昭和18)年に他行と合併して<北陸銀行>となって行く。そうなるとこの建物は「北陸銀行 南小樽支店」ということになったそうだ。その後、様々な経過で現在のように利用されているということなのであろう。
中へ入ってみると、↓広めな吹き抜けの空間が在って、デッキのような2階が設えられているようだ。

↓階段を上がってみると、1階が菓子類等の売場で、2階がカフェという様子が判り易い。

↓小樽駅に着いてから、昼食も摂ったが、少し精力的に歩いたので珈琲を1杯頂いて一息入れることにした。

↓珈琲を頂いた後、脇の水道でカップを濯いで、小箱に入れて記念品として持ち帰ることが出来るという売り方をしていた。運河のイラストが入った小さめなカップは、珈琲を頂いた後に持ち帰った…

何となく「大勢の来訪者で賑わう堺町通の御店」という風情が「往年の銀行の設えの建築」に入り込んでいる様子が凄く面白いと思った。
小樽に関しては、立寄ってみる都度に「一寸面白い…」という箇所が増えるような気もする。