旭川駅を発つ…(2023.10.03)

勝手に「朝の特急列車」または「昼に着く特急列車」と呼び習わしている<宗谷>は、札幌を発ってから、旭川を出る9時の少し前になって旭川駅に姿を現す。余り早く駅に行っても時間を持て余すが、と言って駆け込むように乗るというのも、広い旭川駅では難しい。程々な時間に駅に入って、ホームで何分か待つような具合が好い。また、車中で飲むモノ等を駅構内の御店や近隣で求め置く必要も在ると思う。列車には車内販売は入っておらず、飲料の自販機が据えられているのでもないのだ。

↓改札口で上の掲示を見上げる。「9:00 WAKKANAI 6」と英語版で表示されているが、稚内へ向かう列車は9時に6番線だ。
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↑宿を出た後、通り道のコンビニで車中で飲むモノを求めて駅に入った訳だ。

↓このエスカレータを上る。
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↓ホームに入ると、特急列車に関しては「X号車 乗車口X番」という案内が掲出される。それを参照し、辺りに陣取って列車を待つ。
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↑稚内到着が昼という特急<宗谷>は相対的に人気が高い。乗車時には指定席を取っておく方が善いと思われる。何時も、指定席の「X号車」を確かめ、掲出された案内の乗車位置周辺に佇んで列車を待つようにしている。

↓到着する列車への注意を喚起する案内放送が流れ、列車が姿を見せた。
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↑右側に、上川行の1輌運行の列車が待機中だ。

↓停車に向けて減速している。
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↓このキハ261系ディーゼルカーが現れると、「これに乗ってしまえば、とりあえず稚内へ連れて行ってくれる」という安堵感が湧く。
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↓今般は3号車の席となった。
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↓棚にモノを置いて席に着く。
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↓旭川駅への道すがらの御店で求めていた飲物を引っ張り出す。所用と「序で…」と強弁で稚内から離れて数日過ごし、無事に復路である。充実した、同時に寛いだ時間に、無事に過ごしたことに感謝し、「盃を傾けたい」という気分にもなる。
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旭川駅でこの<宗谷>に乗込めば、後は眠っていても稚内には着ける…安堵感が湧く訳だ。

<齋田産業株式会社 小樽縫製工場>…(2023.10.01)

↓南小樽駅に近い辺りに在る、少し目立つ古い建物である。
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↑辺りは繊維関係の産業で栄えた経過が在り、画の建物は1932(昭和7)年に<神野兄弟合名会社>という会社が建てたそうだ。鉄筋コンクリート3階建て、地階も在るそうだ。

↓角が丸くなっている美しい建物である。現在も利用されている。
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↑<齋田産業株式会社>という、建物の上階に備え、火災の場面で使う救助袋を製造、販売している会社の工場と営業所であるそうだ。

こういう目立つ建物は、「この先が南小樽駅…」、「この先が堺町通等に続く路…」というような、頭の中の“目印”になる。