夕べに…(2023.10.11)

10月7・8・9日の3連休の後、稚内で見掛る来訪者は少し少なくなったという感も否定出来ないが、それでも未だ存外に多いのかもしれない。そんなことを考えたのも、夕食を摂ろうかと何軒かの御近所の御店を眺めた際、何となく満席になっている様子に出くわしたからに他ならない。

↓それでも空いている席も在る場所に無事に入ることが叶った。
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↑<白霧島>を頂きながら御通しを摘み、料理の登場を待つ。

↓御通しは鶏手羽先を煮たモノで、これが凄く美味い。
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↓「本日の煮魚を所望致す」と言えば、こういう魚が登場した。
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↓縞ソイである。メバル属の魚で、程好い弾力も在る身の質が佳く、旨味も濃い。
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↓「在る時だけ在る」というのがこういう魚だ。それを煮魚で頂くのも「小さな贅沢」かもしれない。
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↓更にこういうモノも頂いた。
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↓鯛のアラ煮である。非常い濃い旨味で、或いは「魚の最も美味いかもしれない部分」をゆっくり煮た一皿で、これは素晴らしかった。
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↓結局、2種類の煮魚を愉しみ、頂いていた<白霧島>がやや多く残った。そこで肴を…マグロザンギこと唐揚である。
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↑道内で獲れたマグロが入荷したことが契機で登場した。マグロの赤身は味を付けて揚げるというような食べ方が似合いだ。

↓御蔭様で愉しい夕べを過ごすことが叶ったのだった。
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こういうような日常が凄く有難い。

稚内港北防波堤ドーム…(2023.10.12)

東寄りな天が明るめな朝と気付き、「極々短い散策」と称して戸外に出た。

↓流れ散る雲はかなり少なく、日出時刻前の朝陽の光が干渉し、辺りが仄かに色付いているような感だ。
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↓高目な天に下弦の月が未だ見えていた。
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↓少し前に「涼む…」という意図で同じ辺りに出ていたが、現在では少し温かい上着が欲しいという程度になっている。他方で酷い寒さは免れている。穏やかな様子とは言えると思う。
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↓雲に遮られるようなことも無く、朝陽の一部が静かに姿を見せた。
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↓次第に朝陽の光が解き放たれて行く。
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↓海面に“光の路”が現れ、天に海鳥が滑空している。
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新たな朝がやって来る場面に出会えたというような感で心地好い。こんな朝が好い…

「ソ連国歌」のTシャツ…(2023.10.09)

↓背中に何やら沢山の文字がプリントされたTシャツだ…
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↑1922年にソ連が成立した後、『インターナショナル』の歌が国歌として扱われた。1944年に国家が制定された。そして1955年、1977年と改訂が行われている。このTシャツにプリントされているのは、1977年以降の歌詞だと見受けられる。

因みに「ロシア連邦」の時代になって、新たな国歌が定まらなかった中、2000年にこの「ソ連国歌」のメロディーに新たな歌詞を付けた新しい「ロシア国歌」が制定されて現在に至っている。

↓正面はこういう感じである。
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↑ソ連の紋章が大きくプリントされている。そして「Союз Советских Социалистических Республик」(サユース ソヴェツキフ ソツィアリスチーチェスキフ リェスプーブリク)の略である<СССР>(エス エス エス エル)だ。<СССР>(エス エス エス エル)は所謂「USSR」のことである。

何時だったかサハリンのユジノサハリンスクで仕入れたモノであったと記憶する。「普段着の赤系のTシャツ」として愛用している。それにしても<СССР>(エス エス エス エル)というのは、今や「歴史用語」だと思う。

<旧久保商店>…:小樽・堺町通(2023.10.01)

↓堺町通を通り抜ける都度、眼が向く、または歩も停まる場所だ。大きな存在感を放っている建物だと何時も思う。
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↑1907(明治40)年の建物であるという。和風の商家という造りだと思うが、小間物、雑貨を商う商店であったという建物だ。

内部がカフェになっていると聞く。「立寄りたい」という思いは頭の隅に在るのだが、何時も通り過ぎてしまってから「そう言えば寄らなかった…」と悔いてみるか、早朝の営業時間外に漫然と歩くという展開が多い。何時かは…