公衆電話ボックス…(2023.11.22)

↓公衆電話ボックスの傍に残っていた雪が融けていた。
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↓雪が無ければ利用し易いのだが、だからと言ってこの公衆電話ボックスが利用されている様子を見掛けた記憶も無い。
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↓通り掛れば何気なく眺める公衆電話ボックスだ。そして気が向けばカメラを一寸使う。
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黙って街に佇み、辺りの様子を見守るかのような公衆電話ボックスは、何処となく独特な存在感を放つと思う。

<大阪近鉄バファローズ>のマークを使ったキャップ…(2023.11.19)

戸外に出る場面では、キャップ等を着用することを好む。キャップの類は沢山持っているが、自ずと「出番が多目」というモノが出て来るような気がする。

↓その「出番が多目」という気がするキャップだ。
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↑<大阪近鉄バファローズ>のマークを使ったモノである。

「マークを使った」という面倒な言い方をしたのは、嘗て在った野球チームの選手や監督・コーチがグランドで着用していたモデルとは色違いであるからだ。

<大阪近鉄バファローズ>は1949年に起こっている。1959年から<近鉄バファロー>、1962年から<近鉄バファローズ>と号し、1999年からは<大阪近鉄バファローズ>である。2004年に球団の合併で姿を消した。

↓このキャップに使われている通称「猛牛マーク」は<近鉄バファロー>を名乗る前年、1958年に画家の岡本太郎(1911-1996)に依頼してデザインされたと伝わる。
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この<大阪近鉄バファローズ>のマークのデザインが凄く気に入っている。それが入ったキャップは大切に使い続けている。

昼に…(2023.11.23)

祝日で休業日だった。映画を観て、好い作品だったと余韻に浸りながら外に出た。

↓何やら雲が多いが、空気は少しだけ温かった。
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↓戸外でのこういう次元の気温は、これからの時季には少し珍しくなるかもしれない。
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↓少しばかり雨も交じる場面も在った日であった。
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週の半ばに、不意に祝日で休業というのも悪くないが、そういう日に佳い映画に出会うというのも嬉しいものだ。天候が今一つ冴えない感であったにしてもである。

『カムイのうた』…(2023.11.23)

↓稚内駅のビルに入っている映画館で上映される作品のポスターが掲出される場所だ。このポスターに少し注目していた。
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↓休業日であったのだが、12時上映の回が寄り易いと考え、訪ねてみることにした。
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↓時には映画を観に出るのも好い。
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↓予告篇だ。北海道の歴史に纏わる映画で、他地域よりも少し先行してこの祝日に北海道内で公開することになったそうだ。


本作は実話に依拠してストーリーが創られている。『アイヌ神謡集』という、“ユーカラ”の内容を紹介する本が在る。それの著者で、19歳の若さで心臓の病気によって他界してしまった女性が在った。その事に着想を得たのが本作の物語である。

差別やいじめに哀しく辛い思いを重ねながら生きて来たヒロインは、彼らが受継いだ“ユーカラ”に途轍もない価値が在るとし、研究して広く紹介したいとする研究者と出会って変わって行く。幼馴染の急死、同時に将来を誓うというような事も在った中、出逢った研究者の薦めで東京に出て『アイヌ神謡集』の執筆を手掛けるようになる。

↓観た記念にパンフレットも入手してしまった。観ていて何度か涙ぐむような感の作品だ。受継がれたモノを何とか伝えようと命を燃やすヒロインが熱い。そして作中の北海道のイメージの画が素晴らしく美しい。御薦め!!
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佳い映画に出会ったという日は、何か嬉しいものだ。