「日本・莫斯科・羅馬・伯林・倫敦・巴里間聯絡」:敦賀鉄道資料館(2023.12.28)

敦賀という場所は、ウラジオストクとの間を船で結び、シベリア鉄道を経て欧州との連絡が行われる場所であった経過が在る。

↓その「欧州へ向かう」という経路に関する時刻表が伝えられ、展示されていた。少し見入ってしまった。
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↑「日本・莫斯科・羅馬・伯林・倫敦・巴里間聯絡」という往時の書き方であるが、「日本・モスクワ・ローマ・ベルリン・ロンドン・パリ間連絡」ということである。

「浦鹽経由」と在る―「鹽」は「塩」である―のは「ウラジオストク経由」のことで、これに敦賀が関連する。他に「朝鮮経由」というのが在って、これは下関から海を渡る。

金曜日に東京を発って、土曜日に米原を経て敦賀港に至る。そして船に乗ると月曜日にはウラジオストクに至る。

火曜日にウラジオストクを発つと、水曜日にハバロフスクに至り、金曜日にチタである。チタを土曜日に発つと、モスクワは金曜日だ。ここまでで2週間要している。年代が明確に解り悪いが、なかなかの長い旅だ。それでも日本から欧州へ船を使うよりも速い訳だ。

モスクワを金曜日に発てば、ワルシャワが翌日の土曜日で、ベルリンはその後の日曜日だ。日曜日にベルリンを発つと、翌日の月曜日にパリである。

昭和の初め頃、外交等で欧州諸国を訪ねている事例が在るが、そういうのはこの「ウラジオストクに渡って列車」という経路も使っていたようだ。何か物凄く興味深い。

旧 敦賀港駅舎:敦賀鉄道資料館(2023.12.28)

↓何か味わい深い建物だと思う。
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↑シベリア鉄道を介して欧州とを結ぶ列車が発着したという頃に使われたという、1913年竣工の建物を再現したという建物である。

↓鉄道関係のことを軸に、地域の歴史に纏わる話題提供となる展示が行われている施設だ。
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↑1935(昭和10)年頃の様子として制作した模型が展示されていた。

↓記憶に残る場所である。
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posted by Charlie at 05:37Comment(0)福井県

旧 大和田銀行本店:敦賀市立博物館(2023.12.28)

↓敦賀の街で、大変に目立つ建物を眼に留めた。
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↓直ぐに「昔の銀行の建物?」と思い浮かぶような感じだ。
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↓嘗ては大和田銀行という銀行の本店であった建物だ。1927(昭和2)年に竣工している。現在は敦賀市立博物館となっている。
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↓こういう建物は中を確り見学したいので、博物館の入館券を求めて中に入った。ケースに入った展示物でもない、建物の写真撮影は可能ということだった。
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↑方々で見たような設えだが、こういう感じが好い。

↓この時代の建物の、何か名状し難い独特な雰囲気に溢れていた。
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大和田銀行は1892(明治25)年に、敦賀の有力な商人であった大和田荘七が個人経営の形式で設立した。支店網を拡げる等して積極的に活動を続けていて、県内の銀行としては福井銀行と並び称されていたそうだ。事業も拡大はしていたが、福井銀行には及ばず、次第に差が開いたという。やがて戦時下に「一県に銀行は一行」ということを目指すようになった際、合併の方式で福井銀行との話し合いが纏まらなかったようである。やがて1945(昭和20)年10月に三和銀行による吸収ということになり、大和田銀行の歴史は幕を閉じた。大和田銀行は53年間の経過だった。

大和田銀行の福井県内や石川県内の支店は福井銀行に営業譲渡となった。本店は三和銀行敦賀支店として暫く続いたが、やがて廃止に伴い、福井銀行へ営業譲渡となった。大阪市内に在った支店は、現在では三菱UFJ銀行の支店になっているという。(序でに言えば、三和銀行は合併でUFJ銀行となり、更に合併で三菱UFJ銀行となっている。)

↓貴賓室と呼ばれている部屋だが、何か応接室と会議室を兼ねたような設えだった。
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↓「本店」なので、頭取以下の最高幹部がここに集った場面も在ったのだろう。
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こういうような「建物そのものが展示品」という風情の博物館だった。やや慌ただしく建物を見学したという側面も在ったが。なかなかに面白かった。
posted by Charlie at 00:53Comment(0)福井県

朝に…(2024.01.06)

↓他地域を巡る等していて御無沙汰になったが「何時もの…」という感じで稚内駅前に足を運んだ。
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↓冷たい風が少し身体に刺さるような感じで、示されている気温以上に寒く感じた。これもまた当地らしい…
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↓こういう、当地の冬らしい感じが未だ続きそうだ。
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肉汁焼餃子&獺祭焼酎ハイボール…:川越(2023.12.25)

冬の好天に誘われ、朝から随分と歩いた。思い付いて訪ねてみた川越は、古い建物等が多く残る興味深い街並みが在り、社寺も色々と在り、この日は休みという場所も多かったが興味深い展示施設mの色々と在る。「随分と歩いた」としたが、「歩かざるを得なくなる」という感で、歩くことが愉しい場所だ。長くこの川越とは縁薄く、初めて訪ねたのだったが、出逢えて善かった。

そういうように気を好くして歩き廻ったが、多少の空腹を禁じ得ない、ほんの少し遅めな昼食時間帯ということになった。街の中から観てやや端側のJR川越駅への道すがら、何かを頂こうと辺りをキョロキョロと観ていた。

↓こういう場所に出くわした。
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↑食事を摂ることが叶い、酒類も供しているようだった。

↓少し御得なランチというのもやっているようだ。御邪魔した。
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↓こういうメニュー表が在った。これは焼餃子のランチで、焼餃子の追加を御願いし、米飯はやや少な目にして頂こう等と思った。
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↓そしてこれに大注目してしまった。酒粕を蒸留して造る酒粕焼酎を供している。それもかの<獺祭>のモノだ。
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女性の店員さんに料理や飲物を御願いした。「焼餃子のランチで、焼餃子の追加…」、「はい。畏まりました」である。続けて「そして是非飲ませて下さい。<獺祭ハイボール>を…」という言い出せば、店員さんは微笑んで大きく頷いた。

↓錫のタンブラーが使われていた。強めな炭酸に、吟醸香が少し感じられる酒粕焼酎で、凄く美味い。
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↓卓上のおしぼりに面白いフレーズが在った。好みの酒と併せて好みの料理を摘まむというのは、正しく「文化」だ。
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↓「肉汁餃子」は「そのままお試し頂けるモノ」ということだった。
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↓調味料は用意されているが、とりあえずこれらを使わずに「肉汁餃子」を試すことにした。
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↓こんな具合に供されたのだが、とりあえず調味料を使わずに「肉汁餃子」を試して好かった。肉汁とやや厚い皮が絡み合って凄く美味い。
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↑辛いモノが一寸好きなので、少し調味料無しで頂いた後に辣油は点けた。

この御店は「川越が気に入った理由」の1つということにもなったかもしれない。凄く好い想い出となった。
posted by Charlie at 00:08Comment(0)埼玉県

秘伝かわ串&水炊き…:大宮(2023.12.24)

稚内から夜行バスで早朝の札幌駅へ出るという大変な回り道をしながら旭川空港へ至り、無事に羽田空港へ飛んだ。そして大宮駅に至って宿に入った。前夜に既に始まってしまった長い一日「プラスアルファ」が暮れようとしている中、街へ出てみた。

↓こんな看板を眼に留めた。
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↓鶏肉関係の料理を売りにする居酒屋のようだ。「手頃な価格で美味い街角の入り易い御店」という風情なので御邪魔した。
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↓何となく思ったとおりの感じだった。
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↓飲物の選択肢も豊富そうだ。
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↓レモンサワーを御願いし、これを頂きながら料理の登場を待った。
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↓「秘伝かわ串」だ。鳥皮の串焼きだが、“秘伝”を謳う甘辛いタレで味を付けていて、これがかなり美味かった。
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↑1本から御願い出来るようだが、とりあえずメニュー表に「10本」と在った。「多いかな…5本!」と御願いした。が、10本でも平らげてしまうことが出来たと思う。

↓そして「水炊き」である。
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↓「御一人様」には十分過ぎるボリュームの鍋物である。工夫が重ねられたスープで野菜や鶏肉を煮て頂くことになる。
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↓「御馳走様でした…」という感だ。
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出先でのこういう感じの食事も好い感じだと思う。
posted by Charlie at 00:05Comment(0)埼玉県

郵太郎…:金沢駅(2023.12.27)

↓金沢駅で眼に留めた。
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↓「人形は何なんだ?」と思ったが、何やら郵便ポストの上に載っている。
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1954(昭和29)年に当時の金沢駅舎が竣工して開業した際、金沢郵政局ではそれを記念して加賀人形を作成して金沢駅東口のポストに設置したのだという。それが駅の改修という中で現在の状態に受継がれているのだという。

↓人形には「郵太郎」という愛称も冠せられているようだ。
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実際、このポストに葉書を投函している方を見掛けた。大理石等を混ぜたセメントで造って、表面を丁寧に磨き込んで石のように見えるポストで、加賀人形も載っているが、「普通の郵便ポスト」なのである。ポストにも色々と変わったモノが在るのかもしれない。
posted by Charlie at 00:02Comment(0)石川県