放牧?!(2024.07.28)

自衛隊の「稚内分屯基地」の公開に足を運び、装備品を見学した後にノシャップ辺りで散策した。

↓辺りの様子である。思わず足を停めて眺め入った。
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↓「戦国武将の兜に在るような?」という立派な角が在る個体から、未だ仔鹿という感の個体まで、エゾシカの御一行様が緑地で草を食んでいる。
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放牧地ではない。ノシャップの緑地だ。少し苦笑いが漏れる。

16式機動戦闘車…:「稚内分屯基地開庁70周年記念行事」(2024.07.28)

↓今般、稚内分屯基地―稚内では航空、陸上、海上と各自衛隊が活動している…―を開放する催事で展示すべく、名寄から一般道路を走ってやって来たそうだ。16式機動戦闘車である。
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↑この車輛は、完全装備の時で約26トンになるそうだ。普通に道路を走る車輛として最大級という感じだと思う。「16式」の名が示すように、2016年から配備されているという新型車である。

↓なかなかに迫力が在る。
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↓獰猛な狼を思わせる画のエンブレムだ。「第3即応機動連隊」という、名寄に在る部隊のエンブレムである。
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↑2022年から「第3即応機動連隊」という形に再編成されたのだそうだ。

↓こういうエンブレムも描き込まれている。これは連隊の中の「機動中隊」を示すエンブレムらしい。
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↓車輛は砲塔を載せているのだが、この砲もなかなかの迫力だ。
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この種の車輛を間近で観るのは興味深い。

オートバイ(偵察用):KLX250:「稚内分屯基地開庁70周年記念行事」(2024.07.28)

↓渋いと思って眺めた。「オートバイ(偵察用)」というのが陸上自衛隊装備品としての正式な呼称なのだと聞く。偵察隊の装備ということで、隊員はオートバイの扱いに習熟すべく訓練をしているのだそうだ。
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↑自衛隊車輛の「OD色」と呼ばれるような独特の単色塗装が施されているが、カワサキの一般のオフロード車と性能が変わるのでもない。通信機等のモノを取り付けるフレームや、前照灯の辺りにフレームを配置して防護用の金網を着けるというような小改造は見受けられる。

↓一般道では、普通のオートバイ用のヘルメットに準じるモノを被って乗るようだ。
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↑普通のオートバイ用のヘルメットは防弾性能が在るのでもないので、戦闘を想定した訓練に際しては「鉄帽」と呼び習わされる戦闘用ヘルメットを着用するのだという。

余計な話しだが、演習場で「鉄帽」と呼び習わされる戦闘用ヘルメットを着用という状態でオートバイに乗っていて、そのまま一般道に出ると「乗車用ヘルメット着用義務違反」という話しになるそうだ。

少し興味深く、この車輛を拝見した。「名寄の自衛隊車輛がやって来る」という話しになると、見掛ける機会も多く、何となく親しんでいるのがこのオートバイだ。

ペイトリオット…:「稚内分屯基地開庁70周年記念行事」(2024.07.28)

↓天に向って撃ち出すようになっている発射筒が大迫力だ。
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↓襲い掛かる弾道ミサイルを目掛けて多数の誘導弾を撃って、それらを撃墜することを目指す「ペイトリオット」である。
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↓こういうレーダー装置と発射筒とが連動する仕組みになっている。
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↑膨大な情報量を処理して、発射筒から誘導弾を如何に撃つのかをコントロールする訳で、凄い機械である筈だ。

↓発射筒やレーダー装置の脇に、こういう大きなトラックが据えられる。
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↑大きな発電機で、ペイトリオットのシステムを構成する機器に電気を供給する専用電源車だ。一般家庭であれば、50戸程度の使用電力を賄える程度の発電能力が在るのだという。

普通に道路を走る車輛として最大級の20トン前後の車輛が車列を組んで必要とされる場所へ移動し、移動した場所で展開して弾道弾等による攻撃のダメージを減少させるという訳である。所謂「防空兵器」だが、何やら凄い。

稚内分屯基地―稚内では航空、陸上、海上と各自衛隊が活動している…―を開放する催事で装備品の展示を行う。その一環としてこの「ペイトリオット」がやって来ると聞き、見学に足を運んだ。「防空」は軍事行動の必然性が生じた場合にはかなり重要な事柄で、この種の装備の役目も重要な筈だ。

以前にも見学機会が在ったかもしれないが、今般、改めてゆっくり見学した。