小樽運河…:浅草橋から中央橋(2024.10.06)

何か光が強烈だった。暑いという程でもないが、陽射しで多少気温は上がっていたようだ。半袖Tシャツの上に長袖シャツを半ば上着のような感覚で引っ掛けていたが、やや汗はかいた。

↓小樽運河の浅草橋に到った。
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↑嘗ての日銀が在る場所として知られる浅草通を海側へ進んだ辺りだ。通りの名は、遠いを進んで街の後背の丘陵を上った辺りに在る「浅草観音寺」に由来するそうだ。

↓運河に沿って散策し、蔦が絡まる旧い倉庫の建物を眺めた。
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↓運河の水面は静かな場合が多いが、鏡面のようになっていた。
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↓中央橋の方向へ歩を進める。
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↓何か好い風情だ。
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↓中央橋の辺りから運河を眺めた。
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↓天の様が水面にも在るかのような様相だった。
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何度も辺りを散策している小樽運河であるが、素晴らしく明るい秋の陽射しの下で歩いたのは愉しかった。

灯油ランプ…:<北一ホール>:北一硝子 三号館:小樽・堺町通(2024.10.06)

早目な時間帯に札幌駅を発ち、当然ながら早目な時間帯に小樽駅に到着した。朝の未だ静かな街を歩き廻った。

↓堺町通の北一硝子に到った。幾つもの建物が在るのだが、訪ねたのは三号館である。
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こちらの<北一ホール>を観たかった。開店時に、ホール内に据えられた夥しい数の灯油ランプを灯す作業が行われるという。先着順で、その様子が見学出来ると聞いていたのだった。

↓訪ねてみれば少し並んでいたが、余裕を持って入り込むことが叶った。作業開始時、壁の辺りの照明の薄暗い灯りを頼りに関係者の皆さんが動き始める。
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↓灯油ランプに一つずつ着火して灯す。そして硝子の覆いを被せて行く。
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↓夥しい数の灯油ランプを順次灯す。オイルの仄かな香りが感じられるようになる。
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↓これは天井に吊り上げられ「シャンデリア」になるというモノである。
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↓準備が粗方整ったようだ。
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↓「シャンデリア」はゆっくりと吊り上げられる。
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↓今度は卓上が順次整えられる。
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↓壁面の照明を落とし、夥しい数の灯油ランプの灯りのみということになった。
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↓店頭の様子を見学して立ち去っても差支えは無いのだが、準備が整ったホールで飲物等も愉しめる。順番を待って御案内して頂き、珈琲と<小樽ビール>のドンケルを頂いた。
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↓ランプの灯りは好い感じだ。
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北一硝子は九州から北海道へ移住した創業者が1901(明治34)年に起した工房を前身としていて、灯油ランプの製造で業績が大きく伸び、更に1910(明治43)年頃には漁業用のガラスの浮き球の製造も手掛けるようになったのだという。本拠地の小樽の他に室蘭、旭川、釧路、更に樺太にも製造拠点を設け、400名もの従業員を擁する北海道内屈指の企業になって行ったそうだ。

そういう伝統を有する北一硝子だが、第2次大戦後に北海道の経済活動の中心が札幌となって行った中、小樽で独自の道を拓いて現在に至っている。<北一ホール>も色々と展開している取組の一環と見受けられるが、ここまで多量の灯油ランプ、北一硝子の代表的な商品を前面に押し出した「ショールーム」は圧巻だ。

オイルの芳香が仄かに漂うような中、珈琲やビールを愉しみながら、小樽の街や北海道の来し方に何となく想いを巡らせた。それはそれとして、これだけの膨大な灯油ランプが「実際に点火、点灯」という様子は余り観られないと思う。朝早くから動いて小樽を訪ね、この<北一ホール>に出会うことが叶って本当に善かった。自身としても再訪したいと思うが、誰かを同伴して見せてあげたいとも思う。素晴らしい場所だ。

小樽駅到着…(2024.10.06)

札幌駅を発った列車は順調に進み、間もなく小樽駅である。

↓列車の先頭側に乗っていた。間も無く到着なので立ち上がって身体を伸ばした。そして前方を眺めた。
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↑2番線に入るとのことだ。普通列車はその辺りになる場合が多い。H100形が待機しているのが右側に見えた。

↓減速していて、間も無く停車するのが判る。
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↓小樽駅に列車は到着した。
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↑所謂“札幌圏”では733系電車が目立つ。

↓小樽駅では随所にランプが在る。
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↑小樽では硝子工芸を盛んに行っているということで、寄贈を受けて駅に飾るようにしているようだ。

↓北海道の流儀でビールの広告も入った駅名標が好い感じだ。
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↓改札を出て振り返ると、こういうような感じになっている。
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↓朝の小樽駅に着いた。凄く天候が好かった。
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札幌駅を発つ…(2024.10.06)

「月曜日に札幌で所用」ということになれば、日曜日の夕方迄に札幌に到って、月曜日に所用を足せば善い筈だ。が、敢えて時間を設けて少しばかり好きな事に興じてみる。土曜日に札幌へ到り、すすきの地区で泊り、日曜日は札幌駅周辺で泊るということにした。

↓日曜日の朝、既に午前7時には札幌駅に在って列車に乗った。小樽を目指した。
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↑早朝のすすきの辺りを歩き始めると、何となく空車のタクシーを見掛けた。手を挙げると、運転手氏が停まってくれて、載せて頂いた。最近、夜から早朝のすすきの周辺はタクシーが少しは忙しいそうだ。夜には多少気温が下がって、短めな距離でもタクシーに乗る人達が見受けられるらしい。運転手氏は出番を終えて会社に戻ろうかというようなことを考えていたそうだが、札幌駅辺り迄というのは程好い寄道になったようだ。そんな話しをしながら、少し朝が早い札幌駅に乗り込んだのだった。すすきの・札幌駅でタクシーを利用というのは、自身としては少し珍しかったかもしれない。

↓列車が現れた。
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↓小樽行の普通列車だ。
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↓次第に減速する。
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↓間もなく停車だ。
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↓多分、岩見沢辺りから来た列車なのだと思う。既に乗客も幾分在った中、札幌駅から小樽方面へ向かう乗客が乗り込んだ。
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日曜日のやや早い時間帯の列車である。然程混んではいなかった。ゆったりと、好天の中で小樽を目指した。

夕べに…:<AVANTI 1923>(アバンティ 1923)(2024.10.05)

ハンバーガーを愉しんだ後、辺りを歩いた。

↓直ぐ傍にここが在った。
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↓秋の様相というように感じた。
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↓ウイスキーを始めとした種々の酒類が棚に在る。
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↓角ハイボールをゆったりと頂いた。
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↓燻製セットを摘まむ。何れもなかなかに好い。
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↓久々にジントニックを頂いてみた。好い感じだ。
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↓更に角ハイボールを愉しんだ。こちらの御店では、大き目な氷を手作業で、アイスピックで削った氷を飲物に使う。「細かいこだわり」が好い。
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出先の札幌に、手軽に立寄る感じの場所が在って、好い雰囲気の中で美味い酒を頂くというのが、何か凄く好い。

ダブルチーズバーガー…:<SHOGUN BURGER SUSUKINO>(2024.10.05)

↓辺りに牛肉を焼く芳香が漏れている。9月に開店したハンバーガーの御店だ。
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↓焼肉店を営む会社が起したチェーン店と聞く。上質な肉を使ったハンバーグが佳いという。
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実は、先月に札幌に立寄った際に「明日開店」と聞いたが、その「明日」には札幌を離れるということになっていたので、「こういう御店が開く」と知っただけで寄ることが叶わなかった。そこで立寄ってみたのだ。

↓少し待つことになったが、無事に入口辺りの端末でハンバーガーと飲物―レモンサワー―を御願いして着席した。
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↓卓上には色々と調味料も置かれていた。
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↓「ダブルチーズバーガー」が出来上がった。
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↓ハラペーニョのトッピングを御願いした。これは凄く好かった。何か「ハンバーガーを頂いている」というより「肉を頂いている」というような感でもあった。
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なかなかに素晴らしいと思った。実を言えば、この種のハンバーガーはかなり好きなのだ。好い場所が出来た。

ランチ…(兼朝食):<ramo けいなのおばんざい>:旭川銀座商店街(2024.10.05)

到着した旭川は好天に恵まれていた。旭川駅周辺で理髪店を利用し、好天に誘われるかのように歩き始めた。

昼食を摂るのに程好いような時間帯だった。5月に訪ね、6月にも立寄った御店を想い出した。やや間隔が開いたような気もするのだが、この間に旭川に寄った際には御店が御休みの日であったか、時間帯が好くなかったかのなのだと思う。

朝の列車に乗る際、飲物は入手したのだったが、何か食べるモノを入手したのでもなかった。そういうことで昼食は朝食を兼用するような形になる。

↓旭川駅から北東に進んだ辺りになるのだと思う。暑いとは思わなかったが、陽射しを受けて、多少揺らぐような気分で歩を進め、見覚えが在る御店に辿り着いた。
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↓営業中だ。
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↓朗らかな店主氏の声が聞こえそうな感じの掲示も在った。
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↑入ってみて「暫く…」ということになったが、店主氏はこちらを覚えていて下さった。店主氏も朗らかな感じで、こちらが記憶しているとおりの様子だった。

着席した辺りの卓上にブザーが在って「御用の御客様を押しボタンを」という方式になっている。迎えて頂いた際、店主氏が「御注文が御決まりになりましたらこちらを」とブザーの件を仰った。が、「ブザーで御呼び立てする迄も無い」と「即決!!」で料理を所望した。

↓カレーライスだ。
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↓鶏肉やタマネギを煮込んだというような感じだ。丁寧に作り上げた「鶏肉のカレー」というような感じで凄く好かった。かなり美味いと思った。
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↑聞けば、店主氏の御母様によるレシピで、店主氏の御家庭での味を再現しているのだという。御母様は調理に纏わる御仕事にも携わっておられたという「料理自慢」で、想い出の味が色々と在るようだ。店主氏はそれらのレシピの伝授を受けようとしていて、その一環らしい。カレーライスは何か「元気が出る一皿」という感も在る。この一皿も、笑顔溢れる食卓で頂くことの出来る「元気が出る一皿」という感じであると思った。

↓ひじきと白菜、味噌汁が添えられるセットを御願いした。添えられるモノも好かった。
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こちらの御店では、直ぐ傍の鮮魚店で仕入れる時季の魚を使う定食も在って、辿り着く迄はそういうモノを思い描き、結局はカレーライスに強く惹かれて頂いた。そういう誘惑に屈するのも悪くはないであろう。

↓食後の珈琲も好い。旭川辺りでは評価が高い御店のブレンド豆を使っている。
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↓店主氏の身近な人達に支えられているような、和やかな感じの忘れ難い御店だ。旭川に在って、時間が在れば寄ってみたい場所だ。
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「きっとまた寄ろう」と思いながら、ゆっくりと辞去したのだった。

車窓…:南稚内・抜海間(2024.10.05)

前日夜に雨が交じるような様子も見受けられたが、朝は天候が少し好転していた。そういう朝、稚内駅から列車で出発した。

↓稚内・旭川を往復する列車の指定席券を求めようとした時、「海が見える側」を所望した。南稚内駅を発って少し経つと、こういう様子が見える。
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↓天という画用紙に山を描き込んだかのようにも見えた。
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↓見惚れてしまった。
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あっという間にこの景色が観られる辺りは通り過ぎた。列車は順調に軌道上を南下し続けた。