<旧 越中屋ホテル>(2024.10.06)

↓この建物は1931(昭和6)年に竣工でホテルであったという。往時は、国外でも「日本の北海道の小樽という場所に在る宿」として紹介もされていたのだそうだ。もっと時代が下った頃の建物であるようにも見えるデザインだと思う。
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↑ホテルから、軍の将校クラブとなり、占領期に米軍に接収される等の色々な経過を辿った建物であるという。「小樽市指定歴史的建造物」でもある建物が、数年を費やしてリニューアルされ、現在はホテルとして営業中であるという。

以前にも眼に留めていた建物ではある。何時か中で愉しい一時を過ごしたいというようなことを思うのだが、なかなか実現出来ずに居る。それはそれとして、竣工時は相当に斬新であったと見受けられる建物のデザインは魅力的だ。

<旧 三井銀行小樽支店>(2024.10.06)

少し早めに札幌駅を発ち、自ずと少し早めに小樽駅に着き、小樽の街を歩いた。堺町通の側を目指した。<北一硝子>に立寄ってみるということが念頭に在ったが、それはそれとして、興味深い建物が色々と見受けられる辺りを歩き廻るのは興味深い。

↓嘗ての三井銀行の小樽支店だ。1927(昭和2)年に竣工したという。金融業界の再編成が繰り返された中、この建物を建てた時の三井銀行は現在の「三井住友銀行」の前身の一つということになっている。その「三井住友銀行」が登場して日が浅かった頃迄、この建物は銀行として営業していたという。
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↑朝早くなので、建物前で外観を眺めたというだけのことである。内部を見学した経過も在るので、中の様子を思い出しながら辺りを通り過ぎた。

こういう重厚な建物が伝わる地区というのは好い感じだ。この景観が永く受継がれて欲しいと強く思う。小樽に寄る機会がまた在って、個々の見学が可能な状態であれば、再訪したいと思う。

稚内港北防波堤ドーム…(2024.10.10)

このところ「早朝…暗い?」という程度に思う場合が多かった。そう思っているのは午前4時台の話しだ。少し前までは明るくなり始めるような様子が判り易かったが、最近はその限りでもなく、そういう様子が判り易くなるのは午前5時前という感じになった。一応、確かめた。最近の日出時刻は午前5時42分というような次元だ。となれば、午前4時台は寧ろ暗い筈だ。

↓そういう程度の事柄に思い至った中、午前5時頃に戸外へ出てみた。
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↑若干ながら風浪が強めな気がした。

↓暗い感じもしないが、雲が少し多い。日出前の微妙な劇的な光というようなモノは感じ悪い。殊に朝陽の通り道のようになると見受けられる辺りに、厚めの雲が多い感じだ。
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↓天の様々な高度の辺りで、多種多様の雲が各々に強めな風に流されて行くような様子が判った。
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↓面白い様子だと思いながら眺めていた。
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↓雲が多目で、日出時刻を過ぎたであろう頃になっても然程様子は変わらない。
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風浪がやや強めで、身体に当たる風が少し冷たい感じだった。長めに佇むのがキツいようにも感じられ、早めに引揚げた。こういう辺りに移ろう季節を強く感じる。

<小樽商工會議所>=旧 小樽商工会議所:(2024.10.06)

↓何度も前を通り掛かっているが、その都度に眼が向く建物だ。
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↑1933(昭和8)年竣工の小樽商工会議所の建物なのだが、当時は「鉄筋コンクリートのビル」を設えること自体が「凄く特別」で、特別に石材も取り寄せて装飾を施したのであろう。

↓この建物と隣の新しい建物を組合わせて宿泊施設ということになっている。嘗ての小樽商工会議所の建物にも客室が設えられていて滞在可能なので1泊してみたことも在った。
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↑嘗ての小樽商工会議所の建物だが、屋内の天井が最近の建物よりも高い設えで、室内が少し広く感じる様子だった。そして建物の中は何か重厚な感じがした。

朝、辺りを歩いて通り過ぎたというだけなのだが、それだけでも建物の色々な様子を思い出す。1泊してみた経過の故に「小樽の好きな場所の一つ」に挙げられる場所となった。

旧 塚本商店=現 後藤商店:小樽(2024.10.06)

↓小樽駅前から運河の側へ進み、右側の通へ入り込んだ。朝の光の感じが好かった。
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↓重厚な建物だ。未だ朝が早く、非常に静かな様子ではある。
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↑昔ながらの店舗兼住宅の大きなモノという感の形だが、往時の少し新しい工夫であったコンクリートで塗り固める壁を採用していた訳だ。 入ってみた経過はないが、飲食店が入居しているようだ。なかなかに存在感が大きな建物だ。

趣の在る建物が集まる辺りへの導入口というような場所にこの建物が在り、気に入っている。

夕べに…(2024.10.09)

↓出先から戻った翌日となる。未だ夕刻には眠気が強まってしまう感だ。そういう中、眠ってしまうと後から空腹に苛まれてしまうので、夕食を摂ろうと御近所に出た。
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↓出先へ向かう前に立寄って以来の馴染んだ御店に入ってみた。
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↓「何時もの感じで…」ということでハイボールを供して頂いた。着席して寛ぐ。
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↓シーザーサラダを頂いた。
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↓「例のアレとアレ…」というような御気に入りの組合せだ。
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↓多目なイカの塩辛を摘まむ。
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↓タコめしは外せない。
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↓行者ニンニク醤油漬けを載せた冷奴も好い感じだ。
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居合わせた方との話も弾むような感じで「何時もの」を愉しんだ。こういうことを繰り返すと、少し位は幸せになれるであろうか。そういうようなことも思ったが、休む前に愉しい一時を過ごすことが叶ったのは非常に善い。そしてそういう感じで過ごす場所が「極近所」というのは有難い。

朝に…(2024.10.09)

↓出先から戻って最初の朝となった。ゆったりと歩いて稚内駅辺りに至った。
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↓「俄かに寒くなった」というのが最近の当地の話題らしい。この気温は酷く寒いということもないが、多少空気が冷たい気もした。戸外を動き回う場合、風除けに上着を引っ掛ける方が好ましいと思う場合が増えている昨今だ。
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↓風が身体に当たると少し冷たい。が、天と光が美しいと思った。
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着実に進む季節の中に日々が在るという感じだ。

<上川倉庫> 事務所棟等…(2024.10.05)

宮下通を歩いた。旭川駅の北側で東西に延びる通が宮下通ということになる。

↓特徴的な建物を眼に留めた。
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↑旭川市内に現存する木造建築としては最古と目される<上川倉庫>の事務所棟である。

農業、醸造業、建築業、木材業等の産業関係、旭川に立地した軍の師団に関連する事柄等、貨物の輸送需要が高まり、それに応えた<上川倉庫>が手掛けた倉庫事業は大変に栄えたそうだ。

↓そうした<上川倉庫>の建物が残され、利用されている一画である。
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↑今般は特徴的な建物や、敢えて凝った形になっている街灯の影が面白い感じだった。

街にこういうような「画になる建物」が在り続けるというのは好ましいと思う。この建物の辺りを通り掛かると、何時も建物に眼が向く。

<第一市場>:旭川銀座商店街(2024.10.05)

↓独特な存在感が放たれているように思った。
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↓古色蒼然という様子に少し驚かされる。
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↓横に回るとこういう感じだ。<第一市場>という場所だ。1918(大正7)年に<第一市場>という場所が出来たという。その流れを汲む市場ということになるが、市場としては旭川市内で最古と目されるようだ。
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↑辺りは「銀映座」という映画館に由来するらしいが「銀座」と呼び習わされ、「旭川銀座商店街」となっている。

購入品を持ち帰る等の場合に不便なので、結局中に入って買物はしていない。「市場」ということで、家庭で食べるモノが扱われている例が多いらしい。

何か「その辺に何となく」という雰囲気で「市内最古と目される」というような「地域の歴史」が何気なく横たわっているというような感じもする場所だ。

<開運七福神>:旭川銀座商店街(2024.10.05)

(実は朝食を兼ねた)ランチを愉しもうと、目指す御店へ向けた歩いていた。

↓こういうモノを眼に留めた。「旭川銀座商店街」の南側辺りである。
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↓「七福神」ということなのだが、何か独特なアレンジの像で面白い。
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↓「七福神」が全員集合で、商店街に入る人達を出迎え、出る人達を見送っているような感になっているかもしれない。
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時にはこういうモノと出会うのも愉しいかもしれない。

夕べに…(2024.10.08)

所謂「物見遊山」に出て戻ったというのでもなく、所用の故に他地域へ出ていて、そこから戻ったという状態である。それでも余裕の大きな日程を組んで時間を設け、「多少勝手知った(つもりになっている)他所」という感覚の場所ながら、「物見遊山」的なこともして来たかもしれない。気持ちの充足や昂揚は感じられるが、他方では歩き廻った、やや長い列車での異動ということで身体は消耗したかもしれないと自覚もする。

↓「とりあえず…夕食を愉しんで休もう…」と御近所に出て、馴染んだ御店の一軒に立寄った。
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↓大きなグラスのハイボールを頂いて寛ぐ。
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↓クロガレイの煮魚を頂いた。
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↓「ガヤ」と呼ばれるエゾメバルの煮魚も頂いた。
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↑「がやがやと賑わしい程の漁獲が見受けられる」ということで「ガヤ」という通称になったそうだ。

程好く生姜味も加えた煮魚が非常に好い感じだった。

↓レバー…
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↓せせり…
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↓モモ…
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↓つくね…
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各種の焼鳥が好い感じだ。

立寄った御店に関しては、「煮魚等を頂き、焼鳥を摘む」というような場所と勝手に認識している。動き回った後に些かの栄養補給で、直ぐに引揚げてゆっくりと休んだのであった。