札幌時計台…(2024.12.07)

札幌都心を歩き廻っていると、何やら雪が交って来た。雪を身体に被りながら歩くと意外にエネルギーを使う。

札幌都心部では、或る程度知られた会社が入っているビルが、何時の間にか「移転」で「あのビルは如何なる?」という様子も見受けられた。

↓そういう中でこの時計台に出くわした。
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↓時計台は街中に密かに佇むような感じだ。
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時計台は「札幌農学校」の施設だった。若い人達が心身を鍛えながら新しい知識を学ぶという学校であったらしい。そういう学校を起したというような、「時代を拓こう」という気概と共に街の歴史が始まり、そういう経過が伝えられる建物だ。周辺に埋もれるかのように佇む時計台は「がっかり」とも言われるが、それでも「札幌の歴史を伝える」という大きな意味が在ると思う。

↓時計台の正面の通、デッキのようになった場所が在って、時計台を眺めるには好適だ。その場所に入って、一寸建物を眺めた。
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↓この時計台の眺めが素敵だ。
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↓デッキから下りて時計台を改めて眺めた。
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時に眺めてみると、意外に味わいが在る。

未だ工事中…:<北海道庁旧本庁舎>(赤レンガ)(2024.12.07)

札幌駅から、少し南側へゆっくりと歩いてみた。

↓「赤レンガ」という愛称で知られる北海道庁の旧本庁舎は、長く多いが被されて工事中だったが、何やら姿が見えていた。
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↓もう直ぐ、建物が以前のような感じになりそうだと思った。
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↓7月25日には工事が終わって見学も出来るようになるらしい。そういう掲示が敷地の入口辺りに在った。
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↓よく見ると、関係者以外は出入し悪いような様子にはなっている。が、覆いが外されて「らしい」という感じの外観が見えるのは好い。
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こうした、大きな存在感を放つ古い建築というのは好いと、この建物を眺める都度に思う。

雪の朝…:旭川(2024.12.07)

旭川で所用を足し、所用と無関係な時間も愉しく過ごすことが叶った。そこで満足して引揚げるということにもならない。更に別な所用で移動するという計画だ。

↓旭川で朝の戸外に出た。勝手に「別宅」と呼ぶ馴染んだ宿は駅から近いのだが、少し強めに降っていた雪で何やら歩く際に苦戦を強いられた。
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↑愛層の好いおっちゃんが居る場面が多く、何となく気に入っていて利用する機会が多いコンビニの向こうに、10階建て以上の建物が林立しているのだが、降る雪でその大きな姿が霞んでしまっている。

こういう様子を見ると、「これが地球の雪というモノだ!」とでも言い放ってみたい気分になる。往年のアニメの『ガンダム』で、地球の自然現象を知らない部下達が雷鳴に怯える時、広い見聞を有する老練なランバ・ラル隊長は「これが地球の雷というモノだ!」と豪放に言い放つ。そんな様子が頭を過る。

往年のアニメの件は如何でも構わないが、10階建て以上の建物が見え悪い程度に、少し派手に降る雪には慣れているつもりでも驚かされる。

夕べに見上げた…(2024.12.06)

早朝に稚内駅を発ち、列車で南下して旭川駅に至り、所用を無事に足し、昼食を愉しみ、一息入れてから街を彩るイルミネーションも愉しみ、やがて夕食も愉しみ、勝手に「別宅」と呼んでいる宿を仰ぎ見るような辺りに佇んだ。「実に充実しているではないか…」と、何程の製菓を上げているのでもないとも思われる中で勝手に強い満足感を得て、何かそういう感じに気分が包まれた中、凍った足元に意を配りながら歩いていた。

↓旭川駅の東側の建築群をぼんやりと見上げた。
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何かの折りに初めて辺りの宿泊施設を利用したような頃には、辺りにコンビニの1軒も見当たらないような様子であったと何となく憶えている。が、最近はそういうような様子でもない。旭川駅の整備に合わせて、或る程度開発が進んだ感じの場所になっている。旭川駅からも遠くないので、色々と居心地は好い辺りだ。

そういう個人的な思い入れこそ無いでもないが、何か画になるので、カメラを提げていると写真を撮ってみたくなる。

♡と翼と…:平和通買物公園:旭川(2024.12.06)

↓こういうのを「撮影スポット」と呼ぶのだろうか。この旭川のイルミネーションに何時の頃からか登場した。
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↑幻想的なイルミネーションの中で過ごすと、心に翼でも着いて辺りを飛ぶのかもしれない。これを観てそんなことを思った。

雪や氷で足元が悪い場合も在るが、旭川の夕べに輝くイルミネーションはなかなかに好いかもしれない。

光降る…:平和通買物公園:旭川(2024.12.06)

↓屋根が設えられた通路は、少し降っている雪から免れて歩くことが出来るので好い。
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↑が、現在は“光”が降っている。

↓こういうような感じだ。
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↓ロードヒーティングによる融雪水で濡れた路面に、“降る”ような光が跳ね返っていた。
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こういう「光降る」という中での夕べも好いかもしれない。

ロードヒーティング稼動中…:平和通買物公園:旭川(2024.12.06)

↓雪が交る夕べに何気なく足を停め、提げていたカメラを使った。
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↑恒久的な「歩行者天国」という設えになっている通で、左右の端はロードヒーティングが施されて雪が積もり悪い。そして融雪水で湿る。そこに街の灯りが映り込む。

「週末の夕べ」という少し華やいだ空気も感じられるような中だった。

<サキソフォン吹きと猫>…:夕べ(2024.12.06)

暗くなる前に宿に入り、早朝から動いていたので一息入れた。

夕べに至り、戸外へ出ると湿った雪が交っていた。

↓雪交りでも“セッション”が続いていた。
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↓「週末の夕べ」ということで、少し華やいだ気分が溢れていたかもしれない。
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↓「彼ら」が居る平和通買物公園は、左右の端がロードヒーティング化されているようで、雪が積もり悪いようになっている。が、冬の間を通じて融雪水で濡れている場合も多い。
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↓時にはこういうような様子にもなる訳だ。
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見慣れたような様子とは異なる様子を眺めるのも一興だ。

<サキソフォン吹きと猫>…:午後(2024.12.06)

↓これを見掛けると、「旭川に立寄っている」ということを強く実感する。
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↓冬季には、何方かがマフラーなどを「彼ら」に贈るようだ。
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↓音が聞こえそうな気がする。
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↓こういう角度で観るのも好い。
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↓像と同じような体格の人が実際に在りそうな感じもする。そういう大きさだ。
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↓ここの像は「演奏を聴いているらしい猫」という感じの像が添えられているのが秀逸なのだ。
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旭川の街を少々歩き、こうした気に入っているモノを眺めるのは嬉しい。

早朝の稚内駅を発つ…(2024.12.06)

「6時36分」は「早朝」の範疇ということになるのであろう。個人的には「普通に“朝”」なのだが、一般的な理解に即して「早朝の稚内駅を発つ」というように考えてみる。

この列車に乗り遅れたくはないと、やや早目に起き出して支度を整え、気忙しく駅へ向かう。稚内駅から旭川駅へ南下しようとする場合、この列車を逃すと「次」が酷く後の時間帯になる。列車運行本数が非常に少ない地域なので、そういうことになってしまう。何も考えずに駅へ向かって、現れた列車に何となく乗込む大都市圏の様子が羨ましいと思う場合も在る。

入線の様子を眺めていた列車が乗客を迎え始めたのでホームに出た。
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↑「より」ではない!「へ」なのだ!!旭川駅は259kmも向こうである。

↓キハ261系ディーゼルカーが待機している。
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↑北海道内各地で活躍するこの型の最初期型だ。この型は宗谷線で初めて登場した型ということになる。そういうことなので、稚内では「我が街の特急列車」という存在感、親近感が在る車輛だ。と言って、都市間の移動では、都市間バス、自家用車、更に飛行機ということを考える人達が多数派で、他所へ出掛けることになって、張り切って駅へ券を買いに行くというのは少数派だ。自身は胸を張って、その少数派であると強く主張するのだが。

↓乗務員が乗り込んで前照灯も点いた。
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↓確保した指定席の据えられている車輛に入り込んだ。
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↓身軽に動ける範囲の荷物で移動する。
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↓暫し御世話になる座席だ。
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↓出掛けない日でも朝食に摘まむようなおにぎりを駅ビルのコンビニで求めた。
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↓茶のボトルでも開けようとしていれば「発車します。閉まる扉に御注意ください」で列車が動き始めた。
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何度となくこの列車で他地域に出ている。が、何度乗っても、何か心弾む。所用に出るのだが、出る場面では、大変に気に入っている列車の旅を愉しみたい。